2025年6月号特集:母系供養の大切さ
軽視されがちな母方ご先祖家系というと、概して一家の主である夫の家系ばかりを重んじてしまいがちです。日本の古い時代は、男尊女卑の社会であったため、夫方の先祖は貴重視しますが、妻方の先祖は極端に軽視されていました。現在も少なからずその傾向が残っています。しかし、それはとんでもないことで、子の立場から見ると両家ともに間違いなく血を分けた先祖です。ちょうど車の両輪のようなもので、夫方と同等に妻の家系も大切です。幸せを呼ぶ母系供養のすすめ佐藤玄明氏の『幸せを呼ぶ母系供養のすすめ』(現代書林)という本に母系供養の重要性について書かれています。仏教ではよく障り(さわり・霊障)という言葉を耳にします。障りとは、一般的に支障、妨げを意味しますが、怪我や事故、あるいは思わしくない出来事に対して、先祖との間に因果関係を持たせた...2025年6月号特集:母系供養の大切さ
2025/05/31 08:24