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きみ、あなと同じ時を生きているから。 https://blog.goo.ne.jp/89383goo

あなたにとって犬や猫って何ですか?私は自分の心を見せてくれる鏡だとノラ猫に教えてもらいました。

きみとあな
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2015/02/22

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  • コート横の「まるがおちゃん」 別名「ドラム」

    「まるがおちゃん」は私がこの公園に行きはじめて最初のころに出会った仔でした。薄さびのお母さん猫とある日どこからか突然現れて、お母さん猫は「薄さびちゃん」と名付け、顔がまん丸だった生後半年位だった子供の猫に「まるがおちゃん」と名付けました。三回くらい一緒に来ましたが、その後はお母さん猫の「薄さびちゃん」は来ずに「まるがおちゃん」一匹だけが来るようになりました。お母さん猫はここに来ればご飯があるよと教えて自分は元の場所に帰ったのかもしれません。野良ネコちゃんのお母さん猫は生後四か月くらいたつとご飯のもらえる所に子猫を連れて行き、仔猫をそこに置いて自分は元の場所に帰ります。その行為は次の子供を産むためなので、決して冷たいわけではありません、種の保存のためそうなっていると思われます。仔猫に自立を促しているのでしょ...コート横の「まるがおちゃん」別名「ドラム」

  • コート横の「茶トラちゃん」 別名「春馬」 別名「マイケル」

    とても性格の良い仔でした。ご飯を持っていつもの場所に歩いて行くと、必ず迎えに来てくれて、やはり迎えに来てくれた他の猫たちとクンクンスリスリ挨拶をしながら私の前や横を歩いていました。今はもうあの姿を見られません。四年位前にたまたま口の周りを触ったときに右上の牙が横になっているのに気づきました、何があったのか分かりませんが、野良猫として生きていく厳しさを知った出来事でした。けれども明るくてカリカリも猫缶もパウチも好き嫌いなく食べてくれるいい仔で、コートの利用者の人たちにも愛されて「春馬」と言う名前が付けられていました。その名前を知ったのは私がご飯をもって行くようになって一年以上たった頃だったので私は「茶トラちゃん」と呼んでいましたのでそのまま「茶トラちゃん」と呼び続けました。私が行けない土日にご飯を上げてくだ...コート横の「茶トラちゃん」別名「春馬」別名「マイケル」

  • コート横の「クネちゃん」

    コート横の「クネちゃん」は黒猫でシッポの先がくねっと曲がっているので「クネちゃん」と呼んでいました。野良ネコちゃんですが、人にとても慣れていてどこでも触らせてくれます。ある日横腹を触っていて肋骨が折れていることに気づきました、多分仔猫の時に交通事故にあったのでしょう、運よく折れた肋骨は内臓を傷つけることもなく、皮膚を突き破ることも無かったので死ぬことはなかったのだと思われます、以前にもそう言う仔をみたことがあります。初めて見た時からガリガリに痩せていて一度も太ることはありませんでした、食欲は旺盛で最初から最後までずーとカリカリもパウチも食べていましたがどちらかと言うとパウチや猫缶の方が好きなようでした。検査はしていませんが猫エイズをもっていたのではと思われます。それから去勢手術はしてありませんでした、片金...コート横の「クネちゃん」

  • ごめんね 「デモリン」

    さび猫の「デモリン」は我が家の近くの大きな神社に捨てられた四匹の仔猫の一匹で、一匹はカラスに横腹を攻撃されて穴が開いて亡くなり私が保護しに行ったときは三匹しかいませんでした。一匹は白猫でもう一匹は三毛猫だったのですぐに譲渡ができましたが、「デモリン」は私の姪が『あのボロ雑巾の模様の仔』と言うような毛色ですのでなかなか譲渡出来ませんでした。それから色々と事情があって我が家の仔にする事にしました。「デモリン」はなかなか頭の良い仔でドアがきちっと閉まってないと頭で押したり前足で開けたりしました。ある日家族が二階で横になっていると、突然二階の窓の網戸がするすると開き「デモリン」が外から入って来たそうです、家族は二階の網戸がするすると開いたとき心臓が止まるくらいビックリしたそうです、外から入って来た「デモリン」の姿...ごめんね「デモリン」

  • ありがとう 「キイーちゃん」 2

    「キイーちゃん」はその後一度も動物病院にいくような病気も怪我もすることなく、我が家の可愛い家族の一員としてみんなに愛されて過ごしました。次から次へと来る見知らぬ猫たちとも争いごとは起こさず不思議なくらいそこにいるのが当たり前でした。だからついついおろそかになり後回しになることもありました、そんな時「キイーちゃん」は抱っこを要求してきました。ただとっても太っていましたので、抱き上げると私が体を持っていかれよろめきました。「キイーちゃん」自身も高いところに飛び上がる事は無理で窓辺にもソファーにも階段を作りました。思い出せば、あーだったこーだったと涙が出てきます。長い時間一緒に過ごしました。仔猫の時は一緒に寝ました。あっという間に時間は流れ「キイーちゃん」は私よりも早く年をとりました。けれども病気は持っていませ...ありがとう「キイーちゃん」2

  • ありがとう「キイーちゃん」 1

    「キイーちゃん」は私の大切なそして子供のような存在でした。どの仔も大切な子供ような存在ですが、「キイーちゃん」が我が家を選んでくれたから少しだけ他の仔と違うのですです。「キイーちゃん」は若くて細いお母さん猫が我が家の物置に七匹の子猫を連れてきた事で出会いました。「キイーちゃん」以外はすばしっこく顔も見れなかったのですが、「キイーちゃん」はおっとりしていたのかなんと簡単に手で捕まえられたのです、「キイーちゃん」とそっくりな「ジジちゃん」も何とか捕まえ、毛並みがきじに見えたので「キイーちゃん」と「ジジちゃん」と名付けました。「キイーちゃん」と「ジジちゃん」は家の中で世話をしていましたが、他の五匹の仔は私が物置に行くとブロックの間や隙間に逃げ込み姿さえ見せません、それなのにお腹が空くと『ニャーニャー』と鳴きます...ありがとう「キイーちゃん」1

  • 「ぶっちゃん」 ⑤

    「ぶっちゃん」の痩せ方は腎臓も病気なのが分かります。それでトイレがちかいのか寝たまま猫のベッドでオシッコをします、一回ではなく三回くらいしますので猫のベッドにペットシーツを敷きました。痩せているので寒いらしく我が家の「キイーちゃん」が寝ているところに、先ずは頭を少し付けて様子をみます「キイーちゃん」が何も言わないと五センチ位体をずらし様子をみます、何も言われないとまた五センチ位体をずらし様子を見て次はそのまますんなりと「キイーちゃん」と身体をくっつけて寝ます。「キイーちゃん」はなにも言いません、とても性格の良い仔ですからどんな仔も受け入れてくれるのです。我が家に帰って来てから二週間位過ぎた日、いよいよだなと思いました。ベッドで寝ている「ぶっちゃん」の様子が違います、寒いかもと思い毛布を掛けようと近づいても...「ぶっちゃん」⑤

  • 「ぶっちゃん」 ④

    どこで何があったのか分かりませんがその姿は古い木造の物置か古い家の床下に長い時間閉じ込められ、わずかな隙間から必死に逃げ出してきたのではとしか考えられないくらい体中に傷があります、両耳の先は血がにじみ前足のひじの部分や後ろ足には皮がむけたところも横っ腹は毛が抜けています、せっかく良くなっていた首の後ろはカビのような色の何かがついています。シッポも傷があり見えない部分にも傷がありそうです、体中の毛も全体的に少なくなっていて、骨に皮がついているそれくらい痩せています。やせ細った「ぶっちゃん」を見た時に『あ~この仔は我が家で死ぬために戻って来たのだ』と確信しました。だから、好きなようにさせることにしました。そしてその日から「ぶっちゃん」は自分から進んで飼い猫としての生活を始めました。今まで我が家の中に入った姿は...「ぶっちゃん」④

  • 「ぶっちゃん」 ③

    「ぶっちゃん」が来なくなって約一か月くらいしてからでした、突然現れました、傷は良くなったはずだからそれ程心配はしていませんでしたが、来てくれたことが嬉しかったです。傷は綺麗に完治していました。それで十分でした。多分良くなった傷を見せに来たのだと思っていましたが、またどこかへ行ってしまいました。元気にしているものと思っていました。八か月前はあんなに元気で綺麗になっていたのに、いったいどこで何があったらこんな姿になるの、ショックでした。ガリガリに瘦せ体中傷だらけです。「ぶっちゃん」③

  • 「ぶっちゃん」 ②

    「ぶっちゃん」に薬を飲ませなければならないので夜中にずーと待ってます、二時頃から三時頃に来ます。来たら薬の準備をして飲んでくれたら『これで今日も一日が終わる』そんな日々を過ごしていました。二か月くらいたったころ傷が少し小さくなっているのに気づきました、良くなった所には毛も生えています、ただ痒いらしく後ろ足で引っ搔くようで血が出て傷の周りにこびりついています。やがて昼間も来るようになりました。近づくと逃げます、写真撮影は相変わらずガラス越しでなかなか信用してもらえません。歩く後ろ姿を見て何か歩く姿がおかしいことに気づきました、前足と後ろ足のバランスが取れていないのです、前足が短いのか後ろ足が長すぎるのかひょこひょこと歩きます。生まれつきなのだろうと思いますがこれでは喧嘩は勿論逃げるのもかなり不利な状態で随分...「ぶっちゃん」②

  • ぶっちゃん ➀

    「ぶっちゃん」を初めて見たのは「チャチャチャ」が我が家の庭に後ろ足を腫らして表れた頃の事です。それからしばらくは見かけることはありませんでした。ところが突然夜中に現れました、大きな傷があります、多分他の猫と喧嘩になって嚙みつかれ皮膚を嚙みちぎられたのだろうと思いました。とりあえずご飯をあげて翌日動物病院へ予約をいれました、しかし夜中にしか来ません、その上写真を撮るのにもガラス越しでしか撮れないありさまで何度か捕獲を試みましたが諦めました。自分でなめることも出来ないところですので考えた末これ以上傷が広がらないように、悪化しないように抗生剤を飲ませることにしました。薬が入っていると食べませんので、とろとろのパウチを器の底にいれ2滴の水で溶いた薬をとろとろのパウチと混ぜその上に入れその上に又とろとろのパウチを多...ぶっちゃん➀

  • 南家の「黒父さん」 ⑤

    翌日「黒父さん」をキャリーバッグに入れ広い公園に向かいました。本当は帰したくはなかった、けれども我が家の「黒父さん」を置いていた部屋は我が家に隣接する会社の駐車場があり車がバックしてくると我が家にぶつかるのではと思える音がします、隣と我が家の間には雨が降った時だけ水の流れる二メートル幅の溝がありますし、敷地の高さが我が家の方が一メートル程高いしどちらもフェンスがありますので絶対に車が突っ込んでくることは無いのですが、車の近づいてくる音は「黒父さん」にとっては恐怖だったのでしょう。一度だけ怖がっている姿を見ましたから。車のほとんど通らない広い公園で生活していたのですから無理はありません。その上我が家の家の中にも外にも知らない猫の声や気配がしたはずですから怖かったのでしょう。広い公園が近づいて来たとき「黒父さ...南家の「黒父さん」⑤

  • 南家の「黒父さん」 ④

    「黒父さん」を保護しました。たくさんのご飯を食べ、たくさんの水を飲み、たくさんのおしっこをしました。水を飲む量は【え~】と驚くくらい、おしっこの量は飲んだ量と同じくらい間違いなく腎臓に異変がおきています。「ミケちゃん」や「カギちゃん」と同じです。「黒父さん」を保護して一緒に寝ていました、野良ちゃんですから掛ふとんの上に寝ますのでフワッと掛ふとんを掛けると、体をくるまれる気持ち良さが分かったのか『ゴロゴロ』が始まりました。ところが数日後「黒父さん」が布団の上にオシッコをしました、それに気づいた私はコインランドリーに布団を持って行って洗わなければ今夜寝る布団がありません、焦った私はバタバタと掛ふとんと敷布団それに枕まで濡れていたのでまとめました。そのとき動かしてはいけない窓をふさいでいた物を動かしてしまいまし...南家の「黒父さん」④

  • 南家の「黒父さん」 ③

    ある日「黒父さん」の背中を触ると【えっ、背骨ごつごついつの間に】。「南家の仔達」「コートの仔達」「我が家の仔達」「我が家に来る仔達」それぞれにいろんな事があり怪我も病気も争いごとも同時に進行していきます。一匹一匹に気配りや心配りをしているつもりですが、なかなか難しく、家族の事はほったらかしでして、一応家事はしているのですがときどき家族に申し訳なく思うこともあります。が、猫ちゃん優先で毎日が過ぎていきます。そんなとき「黒父さん」はとてもお利口さんなので安心していたのですが、気づくのが遅すぎました。猫特有の腎臓が悪くなっているのです。【どうしよう?】悩んでいるとき「南家」に一歳になるかならないか位の黒猫ちゃんが捨てられました、オスで身体は大きく去勢手術はしてありません、飼い猫ではなく誰かが可愛がっていた野良ネ...南家の「黒父さん」③

  • 南家の「黒父さん」 ②

    私が勝手に「黒父さん」に嫌われていると思っていたのですが、そうではなかったようでお腹がいっぱいになると私の靴の上に乗ってくつろぐのです。私がしゃがんでいると私の体にぴったりとくっついて、それはそれは可愛い事をしてくれます。【誤解をしていました。ごめんなさい。】それからは何かと気になり来ないと探しに行くようになりました。このあたりにいると分かっているので、【「黒父さん」来たよいるの、「黒父さん・黒父さん」】と呼ぶと藪の中から出て来てくれます本当に可愛い仔です。他の中猫が段々とおとなの猫の大きさになってくると、体の大きさでは区別がつかなくなってきました。そして「黒父さん」はなんだか細く感じられるようになりました。南家の「黒父さん」②

  • 南家の黒父さん ①

    今だに心がつぶれそうになる思い出のある黒父さん。南家に通い始めた時、成猫は三匹しかいませんでした、「黒父さん」と「ミケちゃん」と「天ちゃん」です。「黒父さん」の印象は南家に通い始めた頃の事で雨の降っていた日の出来事でした、知らない人がご飯をくれる『自分もお腹が空いているのでください』そんな感じの出会いでした。でもあげようとすると逃げます屋根のあるあずま屋の中であげたいのですが、近づくと逃げますので雨のかからない所に置いて他の仔たちにとられないように無事に食べられたらいいなと思いながら帰りました。後日他の人から【足を怪我した仔がいるでしょう】と言われそれが「黒父さん」のことだと分かりました。怪我は良くなりましたが、かなり広い範囲の怪我だったらしく右後ろ脚に怪我の痕跡が見られます、新しい毛が生えてきていますが...南家の黒父さん①

  • 南家の「シッポちゃん」

    南家の「シッポちゃん」は極端にしっぽが短いのが特徴の黒猫です。性格は南家では一番に人懐っこく甘えん坊でかなり太目な男の子でした。猫缶が大好きでその時だけは私の傍を陣取って「ちょうだいちょうだい」と離れませんでした。他の仔にあげようとすると前足で横取りするくらい好きでした。それが2021年の夏頃から欲しがらなくなったのです、私は訳が分かりませんでした、あれほど欲しがっていたのに、私何か言ったかな?怒ったかな?思い出せません。でもそれは前兆だったのでしょう。カリカリはいつものようにたくさん食べていました。私にしてみれば何か物足りないような、でもとても気になることでした。2022年2月25日「シッポちゃん」が来ません、二日前には来てカリカリを食べていました、半年くらい前から、来ない仔がいると私が来ていることに気づかな...南家の「シッポちゃん」

  • 南家の「フワキジちゃん」

    南家の「フワキジちゃん」はキジ模様で長毛のとても人懐っこい可愛い仔でした。「ライオンちゃん」と呼ばれたり、「モフモフ」と呼ばれたり、スリスリしますのでたくさんの人に可愛がられていました。ノラちゃんなのにその見た目からか仔猫の時から可愛がられていたのでしょうね。そのうえ性格が良いので人間を信じ切っている様子も見られました、でもそれはノラ猫にとっては危険と隣り合わせのことなのです。私がご飯の場所に行くと、いつも待っててすぐに飛び出して来てくれてました、記憶によるとこの二年五カ月の間に来なかった事は一度もなかったと思います。2021年11月26日(金曜日)「フワキジちゃん」が来ませんでした、あの仔が来ないなんてどうしたんだろうとても心配でした。私は週三回しか行けません。次の週月曜日来ました、でも何も食べずにみんなから...南家の「フワキジちゃん」

  • 南家の「カギちゃん」

    「南家」に行くときに車から降りて歩き始めるとまず「シロちゃん」が迎えに来てくれます、次に「しらがちゃん」が迎えてくれて「カギちゃん」と決まっていました。三匹と私はいつも一緒にご飯の場所に歩いて行ったのです。「カギちゃん」は黒猫でしっぽがかぎ型に曲がっているので「カギちゃん」と呼んでいました。私が行きはじめた頃、「カギちゃん」は中猫でいつも公園の東屋の一つでギターを弾いていた男性の方の所に居て、やがて私が定期的に行くようになって私の所に来るようになりました、それまではきっとその方が時々ご飯をあげて下さっていたのでしょうね。いつの間にかその方の姿も見なくなりました。2021年6月4日の雨の日でした。「カギちゃん」はいつものように来ましたがちょっと離れた所に座っていました。身体を触ってみると、とても痩せていました。そ...南家の「カギちゃん」

  • 「オーブ」が。

    この写真は2019年10月16日のものです。この公園に通い始めて約四か月経った頃の一枚の写真です。いつものようにご飯をあげて必ず写真を撮るのですが、その中の一枚に写っていました。この時も『アッ何か写った』と思いました。とても明るい光なのでシャッターを押した瞬間に見えるのです。良いお天気の日でただ少し暗くなっていた時のことです。前に通っていた大きな公園でもよく写っていましたが、この公園でも写ります、誰か来たのでしょうねお腹を空かせたまま亡くなった仔でしょうか、一つではなく幾つか見えます。この写真は2022年1月7日のものです。「コート」の仔たちにご飯をあげてシャッターを押した瞬間白く明るく大きな光が見えました、すぐに又シャッターを押しました二枚とも写っていました。私の方へ向かって来ているのか、またはあちらの方へ行...「オーブ」が。

  • 南家の「チビ黒ちゃん」

    2022年2月16日四日前の事です。いつものようにご飯をあげていると、食べに来てくれない仔が数匹いて呼びながら来てくれるのを待っていました。声が届かない位の所に黒猫の姿が見えます、こちらに気がついていないみたいなので大きな声で呼びました、気がついて何故か用心しながら来ます。「チビ黒ちゃん」でしたが、その姿を見た私はショックでした。足は勿論しっぽも腰もお腹まで水で濡れています。この二月の寒い日にです、前々日から寒い雨の日が二日間続き池の水かさも増えていました。この公園へ通い始めてすぐに、不思議に思っていることがありました。集まって来る猫ちゃん達の生後半年くらいの中猫達の足が濡れているのです、夏だったので喉が渇いて水を飲むために近くにある池に入っているのだろうか?位に軽く考えていました、大人の猫達は足は濡れていませ...南家の「チビ黒ちゃん」

  • コートの「みけちゃん」

    この仔はコートの「みけちゃん」です。コートの「みけちゃん」はコートのグループの仔でいつもいつもご飯を一緒に食べていました。いつもこの公園に居るものと考えていましたが、ある日公園の入口の方から歩いて来るのを見かけました、なぜこんな場所に?公園の入口の横はとても交通量の多いしかも皆スピードを出す片道二車線のとても危険な通りなのです。初めて見た時はたまたまそこに居ただけだと思いました。しかし二回目三回目となると『えっまさか道路を渡って来ているの』それしか考えられません、ひょっとして道路の向こう側から来ていたの、いいえ、それはないと思います。私と出会ってから一年三カ月の間は公園の入口の方から歩いて来るのを見たことはないですし、何か道路を渡る出来事があったのでしょう、そう言えば一回目をみたひと月くらい前から初めて見るノラ...コートの「みけちゃん」

  • 南家の「ミケちゃん」

    2020年5月15日の事でした。南家の「ミケちゃん」は初めて見た時からガリガリに痩せていて、よく食べるのですが少しも太りません。猫缶が大好きでちょうだいちょうだいとねだりますが、一定の距離を保ち近寄らない仔でした。他の仔達が丸丸と太っていくのに、いつまでたっても痩せたまま。腎臓がわるいのだろうと推察してました、年齢は分かりませんが女の子だからここで何度か子供を産み育てているはずです。猫が大好きでお家でも五匹の猫を飼っていると言う男性の方が、お仕事帰りに時々立ち寄られるのですが、やはり南家の「ミケちゃん」が一番心配だと言われてました。けれども私はどうすることも出来ませんでした。2020年5月13日いつものように行きますと、南家の「ミケちゃん」は少し離れたところから見ているだけでご飯を食べようとしません『エッどうし...南家の「ミケちゃん」

  • 「夢ちゃん」 ②

    K様に貰われて半年くらいしてからでしょうか、「夢ちゃん」はまたも脱走しました。マンションの4階のベランダからです、しかも下はコンクリート。K様からの電話で(4階から飛び降りたら死ぬか足を骨折してるはず、すぐ見に行って)とお互いに電話で話しながら気が気ではありませんでした。『いない、痕跡も無い』(そんな馬鹿な、ベランダをもう一度調べて)K様はベランダから身を乗り出して『2階の人のベランダに屋根がついている、かすかに猫の鳴き声もする、行ってみる』K様は見ず知らずの2階の方を訪ねて事情を話しベランダを見せていただくと居たそうです。2階のベランダに屋根がついていて良かった、それともその屋根をねらって飛び降りたのか、ベランダで足を滑らして落ちたのかそれは分かりません。ただそれからベランダに出ることは嫌がり、出てもすぐに部...「夢ちゃん」②

  • 夢ちゃん ①

    「夢ちゃん」は二年前まで通っていた大きな公園に仔猫のときに捨てられた元飼い猫です。この大きな公園にはノラ猫ちゃんや捨てられた元飼い猫ちゃんの黒猫が多く黒1.黒2~黒9まで現れました、「夢ちゃん」は黒6でしたのでいつも「6ちゃん」と呼び、仔猫だったので保護して、ある愛護団体の施設に置かせてもらっていました。「6ちゃん」はなぜかお腹に親指くらいの穴が開いていて動物病院で脱腸になるといけないとのことで手術をして塞いでもらいました。元気のよい仔で、ある日施設から脱走しました、他の仔達は気づきもしなかった天井近くのわずかな隙間から庭へ飛び降り何処かへ行ってしまいました。近所を探し回りましたがいません、取りあえずお腹が空けば帰ってくるかもと美味しい匂いの猫缶を出て行った場所の近くに置き様子をみました。その日施設の猫のお世話...夢ちゃん①

  • 不思議な話

    ねむの木の花が咲きました。真っ白で繊細でフワフワとしてとても綺麗で、夕方から夜にかけて花開き甘い香りのとても上品な佇まいの花です。木の葉は夜なので閉じて寝ているようです。このねむの木は『野良犬「シロ」の物語」』で大変お世話になったお二人T様とH様のH様が地植えにすると大木になるから植木鉢がいいよと下さったものです。H様が当時犬の「シロ」のお世話をして下さりながら井戸の掃除をされた時のこと。長い間物置状態になっていた井戸の片付けをされたそうです。井戸に蓋をしてその上に雑多な物が置いてあり、それらを全て取り除き蓋を開けてみると汚れた水がかなり上の所まで溜まっていて棒を入れてみると1メートルくらいの所で堆積物にぶつかりそれ以上深くは入らなかったそうです。生活には水道水を使われているので何十年もその状態だったと思われま...不思議な話

  • 南家の「シロちゃん」

    元飼い猫の南家の「シロちゃん」の後ろ足が赤くなっているのに気がついたのが2020年4月29日ですぐに良くなるだろうと思っていました。薬をつけたかったのですが、舐めることは分かっていたので様子をみました。歩くことは出来て痛そうにもしてません、以前足に腫瘍ができてやはり真っ赤な色をしていた仔を見たことがあるのでとても心配になり病院へ連れて行こうと思いましたが、キャリーバッグに入りません、写真を獣医さんに見せますと多分ケガだろうから抗生剤を飲ませて様子をみなさいとの事でした。2020年5月21日だんだんひどくなり本当に心配しました。勿論薬は飲ませていました。2020年5月25日赤い色が薄くなってきました。2020年6月22日毛が生えてきて治りました、良かった。心配が絶えません。何だったでしょうか?南家の「シロちゃん」

  • 「チャチャチャ」の足のケガ

    「チャチャチャ」は勝手に我が家を自分の家だと思っているので、自分が育った、ご飯を貰っていた、迷惑がられている人のグループの所には帰らず我が家のベランダに住み付きました。我が家も困りましたが、取りあえずダンボールで寝場所をつくるとちゃかっり寝ていたので、これで何とかしのいでもらうしかないと思っていました。2020年4月のある夜、夜中に「ギャーギャーウギャー」大きな猫の喧嘩の声がし外に出てみると猫の姿はありません、次の日の夜中にまた「ギャーウギャーギャー」喧嘩の声、今度は見えました。「チャチャチャ」と見たことのない去勢をしていないとみられるノラ猫ちゃんが取っ組み合いをしています、どう見ても「チャチャチャ」は不利でなぜなら相手は去勢手術をしていないので闘争心があり若く素早い動き、それに比べて去勢手術をしているので闘争...「チャチャチャ」の足のケガ

  • 「コート」の猫達

    「コート」の仔達は最初に聞いた話は四匹でしたが私が出会った仔達は九匹位でした。耳折れシロちゃん少しわがままです、元飼い猫と思われます。茶トラちゃん元飼い猫と思われます。スリスリスリスリしてくれます。ふわふわクロちゃん長毛の黒毛で元飼い猫と思われます、スリスリスリスリ大好きです。ミケちゃん用心深く触らせてくれません。丸顔ちゃん初めて見た時顔が丸いと思い名づけました。うすさびちゃん丸顔ちゃんと一緒に現れた仔で多分丸顔ちゃんのお母さんと思われますが、ある日二匹一緒に現れ今はもう姿を見せません、うすいさび色でした何処へ行ったのでしょう心配です。くねくねクロちゃんしっぽがくねくね曲がっています、第二に来たこともあり近所の飼い猫かな?黒ちゃん最初は「南家」の仔がついて来たのかと思っていましたが別の黒ちゃんでした。二匹の兄弟...「コート」の猫達

  • 南家の猫達

    南家の猫達は何匹いるのかさえ分かりませんでしたが通っているうちに十四匹がいつも来るようになりました。黒猫クロ父さん体が一番大きく四匹の黒猫のお父さんと思われます。元飼い猫かも?シッポちゃんしっぽがとても短い。一番人懐っこい。チビ黒ちゃん体が一番小さくしっぽが細い。白髪ちゃんしっぽの先の方に白髪みたいに白い毛が混ざっている。カギシッポちゃんしっぽの先がカギ型に曲がっている。黒ちゃん他の黒猫ちゃんのように特徴が見つけられないのでスタンダードに黒ちゃんと呼んでいます。キジ猫曲がりちゃんしっぽが途中から曲がっている。猫缶大好き。みじかちゃんしっぽが他の猫より少し短い。フワキジちゃん毛がふわふわの長毛。撫でて~と甘えます、カリカリしか食べません。赤キジちゃん赤目の強いキジ色で後ろからしっぽを上げているとき綺麗な赤い色がみ...南家の猫達

  • 「ビクちゃん」 ④

    「ビクちゃん」に猫部屋で暮らして貰っている間に本当にいろんなことがありました。猫ちゃん達のことは勿論、私事も沢山沢山ありました。猫部屋から庭も見えますし他の猫ちゃんたちから危害を加えられることはないので安心していました。しかしその間に時は流れ「ビクちゃん」も年を取っていたのです、何歳なのかは分かりませんが猫エイズももっています、猫部屋に来てからは一切文句も言わない優しいおとなしい仔でした。『ごめんね、長い間一人ぼっちにして寂しかったよね、今日からは又私と寝ようね』と私の部屋へ連れてきました。散々迷いましたが、今までいろんな仔を見てきて、「ビクちゃん」の性格も考えて自然に任せることにしました。猫部屋でご飯を食べなくなって三日、それから私の部屋へ来てからは猫缶を二日くらい、チュールを二日くらいその後は水しか飲まなく...「ビクちゃん」④

  • 「ビクちゃん」 ③

    「ビクちゃん」と同じ部屋での生活が一年経つか経たないくらいでしょうか、立て続けに仔猫や成猫を保護しなければならなくなりました。置いておく部屋がなくやむなく「ビクちゃん」を猫部屋に移すことにしました。他の猫と同じ部屋には出来ません、どうしても一匹でなければ足のことが心配でならなかったのです。猫部屋に移動したその夜『ニャオーニャオー』と何度も私を呼んだ声を今も覚えています。猫部屋と言ってますが広さ二畳の猫小屋なのでエアコンがありません。それでも「ビクちゃん」は猫部屋での生活に慣れてくれました、夏の暑さは風通しを良くし横にある大きな木のお陰で何とかしのぎ、冬はオイルヒーターとテント型の猫のベッドに沢山のホッカイロでしのいでもらいました。ただ一人ぼっちは寂しいらしく私がお世話に行くと、風のない夏の日に汗がしたたり落ちる...「ビクちゃん」③

  • 「ビクちゃん」 ②

    「ビクちゃん」の前足の状態は右前脚は脱臼していて、しかもかなり前にしたようで元に戻すことはできない、立つことはできるので、このままにしておくことしかない。左前脚も最近脱臼しているが、脱臼してから時間がたちすぎているので元に戻すことは無理だったと言われました。しかも左前脚は脱臼したところから前後が反対向きになっていたそうです、それで段差はどうやっても上がることは出来なかったはずだと分かりました。左前脚の前後の向きを正しい向きにかえてギブスをして退院となりましたが、一カ月はケージに入れて出さないように言われました。H様は自分は引き取れないと言われ、かと言って元の場所ノラ猫の生活に放す事は出来ず私が引き取ることになりました。「ビクちゃん」の顔をみると左の眼球の真ん中辺りに白く濁った部分があり、目の上にも怪我の傷痕があ...「ビクちゃん」②

  • 「ビクちゃん」 ①

    「ビクちゃん」は二年前まで行っていたある大きな公園にいたノラ猫ちゃんなのですが、私がご飯をあげていたわけではなく私は知らないグループにいた仔でした。何年前になるでしょうか?五年前くらいでしょうか?大きな公園の近くに住んでいらしゃるK様より電話があり『Hさんが可愛がっているノラ猫が階段を登れなく前足が折れているのではないかと思う、何とかしてもらえないか』と言われました。正直な話、私はどんな猫なのか見たこともないし、いやいやご飯をあげて世話をしている方にお願いしてほしいと思いました。けれども結局のところ私に連絡がきたという事はご飯をあげているその人は何もしないという事だと思い預かり病院へ連れて行きました。「ビクちゃん」①

  • 薄キジちゃん

    第二駐車場に来る「薄キジちゃん」は私の車を覚えていてどこからか見ているのでしょう、広い駐車場のどこに止めても必ず駆け寄って来ました。触らせてもくれないし、一定の距離をとっていますが、それはそれで可愛いものでした。雨が降っても、風の強い日も待っててくれると思うと『遅くなってごめんね』『待っててくれてありがとうね』声をかけながら見てたものでした。そんな「薄キジちゃん」に何があったのでしょう、2020年1月31日この写真が最後に見た姿でした。この公園で工事が始まったので、トラックに撥ねられたのか、工事で出た土砂に巻き込まれたのかと思いながら一年間待ちましたが現れませんでした。寂しいです。薄キジちゃん

  • クロちゃん

    他人の家の敷地内でご飯をあげる、何度も張り紙をされてる人のグループから来た猫です。こんなに次から次に来られても本当に困ってしまいます。どうしよう・・・でもお腹を空かせています、「チャチャチャちゃん」は自分のご飯を食べられても『ハイハイどうぞ』って感じで親分肌の所をみせています。ただこの「クロちゃん」は面白いと言えば面白い仔でお腹が空いてご飯が無いと、我が家の猫の出入り口の扉をチョンチョンと叩きます、私が気がつかないと入って来ますが、私が『あら』と言うと急いで出ていきます。この「クロちゃん」と「三角ちゃん」はご飯ご飯と請求するくせに近づくと逃げます。困った、何なのよ~、どうしよう~、ため息が出ます。クロちゃん

  • しろおおちゃん

    2020年2月7日また、張り紙をされるほど迷惑がられている人のグループから来た猫です。「チャチャチャちゃん」は『おー来たか、ご飯を食べなさい。』って感じで自分のご飯を食べられても見ているだけです。フーもハーもありません。白黒の模様ですが白い部分が多いので「しろおおちゃん」と呼ぶことにしました。困った。しろおおちゃん

  • 長方ちゃん

    何度も迷惑張り紙をされている人のグループから来た猫です。2020年2月5日また突然一匹の猫が現れました、見るからに「三角ちゃん」の兄弟だとわかります。「三角ちゃん」より臆病で逃げよう逃げようとしていますが、空腹には耐えられないのでしょう。様子を見ていると「三角ちゃん」が現れた頃から我が家に来ていたのではないかと思います、何となく勝手知ってる他人の家と言う感じなのです、勿論「チャチャチャちゃん」も「三角ちゃん」も『フー』とも『シャー』とも言いません、参ります。鼻の白い模様が細長いので「長方ちゃん」と呼ぶことにしました。長方ちゃん

  • 三角ちゃん

    2020年1月24日あの他人の家の敷地内でご飯をやり迷惑がられている人のグループから来た猫ちゃんです。ちゃんとご飯をあげないので次々と我が家に現れます。知人曰く「猫のネットワークがあるんじゃない」それでも困ります。ちょっとビビりでちょっと甘えたい感じの仔で「チャチャチャちゃん」と『よく知ってま~す、仲良しで~す。』と匂いを嗅ぎあってスリスリしてます。鼻が白く三角形に見えるので「三角ちゃん」と呼ぶことにしました。三角ちゃん

  • 南家の天ちゃん ②

    2020年1月1日「天ちゃん」の顔は薬も何もしてないのですが少しづつ良くなってきました、皮膚病きっと真菌だったのでしょう、それほど環境や栄養が悪かったのだと思います。ある日ご飯をあげていた時『こんにちは』と声を掛けられました、ここではいろんな方に声を掛けられたりこちらから掛けたりする事があるのですが、30代~40代の男性の方とそのお母さまと思われる方でした。八年前に「天ちゃん」がまだ生後半年くらいの頃にここで見かけて時々ご飯をあげに来ているとの事、人に慣れていたので捨てられたのだろうとの事でした。2019年の春に黒い仔猫を三匹連れていたので「天ちゃん」が産んだ仔だと思うと言われてました。この方たちは「天ちゃん」にとても思い入れがあるのを感じ、「天ちゃん」もこの方たちの方に行って私の方には見向きもしませんでした。...南家の天ちゃん②

  • 南家の天ちゃん ①

    南家の14匹の猫ちゃん達の一匹に「天ちゃん」がいます。とてもおっとりした性格で「ミケちゃん」と同じく猫缶が大好きなのに、ほとんど食べられない、いつも黒猫ちゃん達に食べられてしまうそう言う仔です。2019年12月11日やっと近くで写真を撮れました。顔に何かが出来ています、少し前から出来ていてだんだんひどくなってきたのですが近くで写真が撮れないうえこんな症状の仔は初めてでしたので悩みました。病名が分かれば薬は何とかしますがまだ私に心を許してくれていないので塗薬は無理だろうと思っていました。南家の天ちゃん①

  • 我が家を死に場所として来た猫 ③

    姿を見なくなって三日目の夜『あ~やっぱり何処かで死んだのだろうな~』と思っていた時、夜中の二時頃チラッと目の片隅に入った、我が家の猫のベッドになっているソファーに違和感が『ん、いつからそこに』。ガリガリに痩せて目に力もなく口に血の気も無くやっと息をしているだけですが、リラックスした姿でぬくぬくと寝ている「シグレちゃん」、そう言えば2~3日前から寒いのに我が家の猫がソファーに寝ていなかった事を思い出し、ひょっとしたら2~3日前から家の中に居たのかな~と思いました。それでは外で姿を見ることはないはずです、ソファーの下に隠れていたら誰にも見つかりませんから。白地にグレイ色の模様の仔ですから「シグレちゃん」と呼ぶことにしました。次の日ソファーに「シグレちゃん」がいません、隠れているのかなと思いソファーの下を覗くとそこに...我が家を死に場所として来た猫③

  • 我が家を死に場所として来た猫 ②

    余りの痩せ方にすぐにどこかへ行って亡くなるだろうと思いましたが、「チャチャチャ」の寝床がなくなるので、この仔の寝床をつくりました。気にいったらしく入っていましたが、何をあげても食べません、歩き方はとてもゆっくりでした。ただ時々どこかに行きます、夜は寒いので心配でしたが一日中見ていることは出来ません。12月14日までは姿を見かけましたがその後姿を見ることはありませんでした。我が家を死に場所として来た猫②

  • 我が家を死に場所として来た猫 ①

    何度も「ここで猫にエサをやらないでください」と張り紙をされている、他人の敷地内でエサをやっている人のグループから来た猫ちゃんです。車に撥ねられて亡くなった「ノラ猫ミィちゃん」の兄弟で一度か二度見たことのある仔です。2019年12月6日突然「チャチャチャ」の寝床のダンボール箱の中にいました。それはそれはガリガリに痩せて、もう長くないことはすぐに分かりました、けれども何か食べたそうなのでカリカリを置くと三粒位、猫缶は匂いを嗅ぐ程度、チュールは一本なめました。「チャチャチャ」は見ています、怒ることも追い払うこともしません、知り合い猫ですから。我が家を死に場所として来た猫①

  • 南家のミケちゃん

    「南家」のミケちゃんは「南家」のガリガリの仔たちの中でも特に痩せていて、歩く速度も遅く毛並みもパサパサしていてとても気になる存在でした。しかも人間をあまり信用していないことはすぐに分かりました。必ず一定の距離を保ちなかなか一匹では写真も撮れませんでした。2019年9月18日に写した写真ですが、私が通い始めて約3カ月、他の仔たちは見る見る太ってきましたがミケちゃんはなかなか太りません、初めて見た時から多分腎臓が悪いのだろうと思っていました。カリカリは量は少ないけど食べてくれるし、猫缶は大好きで『ちょうだい、ちょうだい』とねだりますその目を見ていると必死なのが分かります、でも沢山の猫たちにあげるので力関係や素早い仔達に負けてしまいます、いつも何とか沢山あげようと工夫しますが近づけば逃げるし「あ~今日も沢山あげられな...南家のミケちゃん

  • 黒キジちゃん

    2019年9月2日の事です、「コート」の仔達にご飯をあげて帰ろうと駐車場に行きますと、一歳になるかならない位のノラ猫が『ニャ~ニャ~、ニャ~ニャ~』と鳴いて私を呼びます「コート」の仔達にご飯をあげてるのを何処かで見ていたのでしょう、だけどもう何もありませんカリカリも猫缶も、しかもその日に限って車にも何もありませんでした。何か猫の食べられるもの何か猫の食べられるものと頭の中を考えが必死で駆け巡ります、そして「あった」私の晩ご飯にとスーパーで買ったサンマの焼き物です、サンマをぱきっと半分に折りあげました残りの半分は私の晩ご飯のおかずにしました。それから「黒キジちゃん」は必ず私を待っているようになりました。なにしろサンマを分け合って食べた仲ですからちょっとだけ気になる存在になりました。黒キジちゃん

  • 薄キジちゃん

    公園に行くには車をとばして片道35分はかかります、駐車場から歩いて二か所の仔達にご飯をあげると二時間~二時間半はかかります、これは毎日は無理だと判断しました。週三日で我慢してと通い始めましたが、いつも車の生活なので歩くことに慣れてなく一か所がすむと汗びっしょりで息が上がり腰が痛みます、車を移動して冷房で涼んでいた時猫の声が、初めて見る猫でした。薄い色のキジ猫で耳カットがありました、「薄キジちゃん」と名づけこの場所にも来ることにしました。この公園で知り合ったご夫婦が、猫たちのグループを「北家」「南家」「中家」と呼ばれていて「北家」と「中家」はご飯をあげる人がいて丸々としている、「南家」はガリガリに痩せていたと言われ、私が通う所が「南家」だと分かりました。私は「南家」と「コート」と「第二」の三か所に行くことに決めま...薄キジちゃん

  • 行ってみました。

    2019年6月26日教えてもらった所に行きましたが「うじゃうじゃ」とはいませんでした。黒の成猫が一匹、黒の仔猫が五匹、キジの仔猫が五匹、キジ✖シロ(サバトラ)の成猫が一匹、三毛の成猫が一匹、白の成猫が一匹(捨てられた元飼い猫)でした。ここには長毛の黒猫やキジ猫や仔猫の長毛などたくさんいたのに今はいません、亡くなったのか移動したのか分かりませんが四カ月前まで「うじゃうじゃ」いたことは間違いありません。そして、白猫以外は確かにガリガリに痩せていました。白猫は捨てられて半年たっていないくらいで連れて帰ってと何度も何度も足元でゴロンとお腹を見せます、とても可哀想ですがどうしてあげることも出来ません。こことは別の場所も聞いていたので行きました、その場所には黒の長毛の成猫が一匹、三毛の成猫が一匹、茶トラの成猫が一匹、シロの...行ってみました。

  • 大きな公園を卒業してから

    大きな公園の『クロ2』に何かがあって姿を消してから3カ月待ちましたが現れません、それで卒業を決心したのですが、これで自分の時間ができると思ってました。しかし、寂しくてそのうえ何か忘れ物をしたような、落ち着かない日々を過ごしていた時に、ある知人から電話がきました。あるスポーツ関係の大きな公園のノラ猫を「広島のNPO団体のみなしごさん」で不妊手術をしたとき、麻酔から覚めた時に吐き戻した物が、黄色い胃液と木の枝と木の葉っぱしか出てこなかったと。それも何匹もです。ショックでした、木の枝や木の葉では猫は生きていけません。しかもそこにはガリガリに痩せた猫が「うじゃうじゃ」いるとのこと、不妊手術を手伝った3人の方が3人とも言われました。その話を聞いた夜は眠れませんでした。不妊手術さえして増えなければいいと言う話ではないと思い...大きな公園を卒業してから

  • アメリカンショートヘアーのチャチャチャ

    我が家の近くでノラ猫を呼び集めて張り紙を何度もされてる困った人のグループから来た猫です。2019年7月5日に突然我が家の庭に現れました。左後ろ足が倍くらいに腫れ上がっていて痛そうでした。初めて見る猫でどうしたものかと迷いながらもこのままにしてはおけない、結局のところ動物病院に予約を入れ捕まり次第連れて行くとお願いしました。次の日、お腹は空いているし足は痛いしだったのでしょう、捕獲器で簡単に捕まりました。動物病院へ行きましたが何しろ初めて見るノラ猫で性格は分かりません、スタッフが咬みつかれたら困るので麻酔をかけて治療をお願いしました。他のノラ猫に咬みつかれたのだろうと言うことで、まだ化膿してないので良かったと獣医さんに言われました。アメショーは身体が大きく見た目の顔も強そうにしていますから他のノラちゃんが怖がって...アメリカンショートヘアーのチャチャチャ

  • クロ2ちゃん その後

    捨てられる仔は黒猫は多くその後クロ4~クロ9までの数がいました。成猫のクロ1はある日亡くなっているのが見つかりました、その首に紐が巻き付けてあったと言う人とそんな事はなかったと言う人がいて真意のほどはわからないままでした。クロ4は私の見間違えで黒の多い黒白で、その時クロ4と名づけたのですが、その後出会わなかったのでクロ4の名は使わないことにしました。クロ5は元飼い猫で人にとても慣れていましたのでゴーちゃんゴーちゃんと呼んでいました、まだ1歳になったかならない位でスリスリゴロゴロの甘えん坊でしたが春が来たある日いなくなりました。クロ6は飼い猫の仔猫で捨てられたのでしょう、保護したところお腹に穴が開いていて手術をして譲渡出来ました。夢ちゃんと名づけられました。クロ7は代々ノラ猫の仔だと思われました、人間を信用できず...クロ2ちゃんその後

  • クロ2ちゃん

    大きな公園に通い始めた時に出会った最初の仔です。まだ仔猫で、ノラ猫の仔か捨てられた仔か分かりませんでした、あの頃は数十匹の猫たちがいました、黒猫は成猫が一匹仔猫が二匹いてクロ1、クロ2、クロ3、と呼んでいました。クロ1は成猫で不妊手術済み、クロ2とクロ3は仔猫だったので時期をみて避妊手術をしました。どちらも女の子でしたので見分けがつきにくく、見分けられるようになるのに時間がかかりました。毎日見比べてやっとのことで違いを見つけました、それは瞳の色でした、クロ2は黄色でクロ3はオレンジ色がかっていました、同じ仔を捕まえるわけにはいかないので違いが分かるまで避妊手術が出来なかったのです。性格はクロ2はおとなしく飼い猫の仔で捨てられたのでしょう、クロ3は用心深く完全にノラ猫ちゃんの仔だと分かりました。悲しいことにクロ3...クロ2ちゃん

  • ノラ猫ミィーちゃん

    「ノラ猫ミィちゃん」は我が家の近くでノラ猫ちゃん達を呼び集めている困った人の猫のグループから来た仔です。なぜそのグループか分かるかと言うと何度もそのグループいる方向から来て、ご飯を食べ終わるとその方向に帰っていく姿を見ているからです。我が家ではそのグループの猫ちゃん達が次から次に留守の間に我が家の猫の出入り口から入り込み我が家の猫のご飯を食べ、我が家の猫を脅し、我が家の家の中にノミを落としスプレーをして出ていきます。外出先から帰るとスプレーの臭いが部屋中に漂いそれはもう臭いので猫の出入り口を閉めました。すると私が外出先から帰ると、どこかで見ているらしく現れるようになりました。「ノラ猫ミィちゃん」は最初は『ニャ~二ャ~』と小さな声で、人懐っこいかわいい成猫でしたやがてご飯をもらえることを知っていて毎日来るようにな...ノラ猫ミィーちゃん

  • しっぽ曲がりキジちゃん

    大きな公園に捨てられたとても人に慣れた飼い猫です、捨てられた時点で元飼い猫のノラ猫と呼ばれるようになります。シッポの曲がり方が特徴のある仔で、シッポの真ん中辺りで上に曲がっているのです。捨てられた日の夜はよほど怖かったようで私が行った時には木に登っていて、鳴き声がしなければ気づかなかったでしょう。捨てられた猫は、ある日突然住み慣れた家から見たことも無い場所に置いて行かれ、どんなにか不安で恐ろしくて心細いことだと思います。「しっぽ曲がりキジちゃん」は怖がりで優しくてスリスリにゃ~にゃ~甘えます、このままここで暮らすのは無理かもと思い、新しい飼い主さんを探しました。幸運なことに貰って下さる方が見つかりお願いしました。ところが先住猫ちゃん達と合わなかったのか逃げ出してしまいました。新しい飼い主さんは近所は勿論チラシを...しっぽ曲がりキジちゃん

  • 公園のチャーちゃん その後

    2018年7月その日私がご飯をあげに行きました、そこにはいつものように最初から面倒を見てきた「クロ2ちゃん」と、捨てられてまだ日の浅い元飼い猫の「キジちゃん」がいました。そして、にゃ~にゃ~鳴きながら異臭を放って現れたのが「公園のチャーちゃん」でした。その姿はあまりにも悲惨な姿でした。右の首元が毛も皮膚も剥がれて筋肉が見えその下の喉の骨がわかります、カリカリを食べると喉を通っていくのが見ていてわかります。多分、他のノラ猫とケンカになり首元を咬みちぎられたのでしょう、茶トラの猫は性格が良いのでケンカには弱いのです。しかも咬みちぎられた部分が悪かった、手や足なら自分で舐めて細菌が感染しないようにすることも出来たのでしょうが、首元は舐めることも出来ません。痛かったでしょうに、どんなに痛かったかと思うと涙が止まりません...公園のチャーちゃんその後

  • 公園のチャーちゃん

    大きな公園に初めてあらわれた「公園のチャーちゃん」2014年11月の事でした。茶とらの模様の仔はほとんどの子が性格が良く「公園のチャーちゃん」もそんな感じの仔でした。ノラ猫なのか捨てられた飼い猫なのか分かりません、しっぽがとても短い特徴のある仔です。初めて会ったのに逃げませんが、警戒しているので誰かがご飯をあげていたノラ猫かも知れません。毎日大きな公園にいて移動しないのでここに捨てられた仔と思われました。飼い猫でもノラ猫でも捨てられた仔達はすぐには移動しません、捨てた人が迎えに来てくれると思っているのか、その捨てられた場所で生きていく努力をします、ご飯になる物があればよいのですが無ければ本当に哀れです。「公園のチャーちゃん」も少しづつ行動範囲を広げ私を待っているようになりました。前からいる他の仔が嫌がらないので...公園のチャーちゃん

  • うちの二代目 クロちゃん

    我が家の近所でノラ猫にご飯をあげてる人がいますが、自分からノラ猫を見つけて歩いて、自分の家の近くに呼び集めて、夜中に他人の家の敷地内でご飯をあげるのでその家の人は、スプレーの臭いに閉口して「ここで猫にエサをやらないで下さい。」と四軒から張り紙をされています。しかも毎日ご飯をやるわけでもないので、お腹を空かせたノラ猫が我が家に次から次へとやってきます。「うちの庭に住み付いたチヤーちゃん」もその一匹でほかのノラ猫たちに力負けする性格のやさしい猫が我が家に来るようです。「うちの二代目クロちゃん」は隣の家の庭の片隅で雨よけのある高い場所に置いてある古い籠の中に隠れていました、いつからそこに居たのか分かりません、とてもガリガリに痩せていて具合が悪いのはすぐ分かりました、多分我が家に来る途中に車に撥ねられ、そこで痛みが引く...うちの二代目クロちゃん

  • わたくし事

    お花はどの花も綺麗で好きなのですが、とても気になる花が幾つかあります。スミレの花が道端に咲いているのを見るととても嬉しくなります、ああ冬が終わる、春が来る、毎年同じことを思います。ノラ猫ちゃんにご飯をあげるのに、寒風吹きすさぶ夜にあげるしかなかった約17年間寒かろう辛かろうと思い続けて来ました。だから春が来ることが嬉しくてうれしくて。こぶしの花はあの純白さがとても好きです、つい見とれてしまうほど、そして春を告げてくれるから。桜の花、私にとって桜は山桜が桜ですそれも夜桜、いつも夜桜の下でノラ猫ちゃんや「シロ」にご飯をあげていたから、桜の花が散りその花びらがあたり一面落ちている光景はそれはそれでとても美しいです。私は約3年半前年齢的なものもあると思いますが、疲れと免疫力が落ちていたのでしょう帯状疱疹が出てしまいまし...わたくし事

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 42

    「シロ」今も走っていますか、お花畑を。今年も桜が咲きました。けれども「シロ」はもういない。苦しまずに眠るように逝った(きみ)私に出会ってくれてありがとう。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語42

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 41

    「シロ」のいなくなったベッドには祭壇が設けられていました。「シロ」がいる頃は「シロ」にばかり目がいき窓ガラスに何かが貼ってあるのは気づいていましたが、こんなにも愛されていたことを「シロ」が亡くなって気がつきました。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語41

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 40

    「シロ」が亡くなった翌日T様のお宅の台所で早朝に猫が亡くなっていました。T様は見たことのない猫でH様がご飯をあげていたノラ猫「フチャ」でした。きっと(その時が来ていた)「フチャ」に「シロ」が一緒に行こうと言ったのかもしれません、「シロ」はノラ猫たちと仲良しでしたから。H様が丹精込めてつくられたお花たちに囲まれて二匹は旅立って行きました。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語40

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 39

    その時が来ました。平成29年11月26日10時虹の橋を渡りました。倒れているのを保護してから、二年一カ月十四日の闘病生活でした。「シロ」が今日か明日には危ないと判断したT様とH様は「シロ」を車に乗せ、「シロ」が15年暮らしてきた大きな公園やお花畑そして信号待ちをしていた交差点、それからお世話になった「シロ」を愛して下さった方々の家を一軒一軒回り最後の挨拶に連れて行って下さいました。『ほら公園よ』と声をかけると必ず目を開けたそうです、「シロ」は匂いで分かっていたはずですが目で確認をしたと思います。どこかの誰かに捨てられ、兄弟は保健所から帰って来ることはなく、たった一人で生きてきた「シロ」飼いたいと言った人に声帯を切られ牙を削られ人間不信になったから決して誰にも身体を触らせなかったのでしょう。『世界で一番不幸な犬』...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語39

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 38

    11月になりました。出来る限り外の空気に触れさせたいと日向ぼっこをさせます。大きな公園やお花畑に近いのでその匂いが「シロ」の心を落ち着かせてくれたらいいなとの思いです。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語38

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 37

    もうそんなに長くない誰の眼にも明らかでした、けれども何かできることがあるかも知れない、そんな思いで別の動物病院へ連れて行きました、色々と調べて下さり老衰を避けることは出来ないと、分かっていたことですが辛いです。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語37

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 36

    秋が来ました。「シロ」を保護してから丸二年たちました、寝たきりなので床ずれは出来ますがすぐ良くなります。人間を信頼してくれたのか、安心してよく寝てくれます。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語36

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 35

    「シロ」が交通事故にあった時に目撃されていた方が作って下さった「若き日のシロ」です。二度目の夏が来ました。食べる量が少なくなり、ますます痩せています。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語35

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 34

    二度目の春が来ました。「シロ」が毎日過ごしていた公園は桜が咲き誇っています。「シロ」は交通事故にあった2~3年前頃から公園に大きな犬が来ると、自分には吠えて威嚇する事も、喧嘩になった場合相手に咬みつく事も出来ない事が分かっていたようで、サーと山の中に姿を消していたと聞きました。「シロ」は寝ている時間が多くなり「ハッハ・ハッハ」も随分と少なくなりました。食事の量や水分量が足りているか知るために、毎日日向ぼっこの後に体重をはかります。脂肪や筋肉が落ち骨に皮膚がついている状態なのですぐに床ずれができ、痛いのではと心配になります。それでも大きく重いので二人いなくては運べません、H様とH様のご主人が担当して下さいました。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語34

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 33

    「シロ」が倒れて保護されてから二度目の冬が来ました。手編みのマフラーを貰って首元の寒さを防いでいます、随分と痩せてきたので寒いだろうとストーブは勿論、ブルーシートですきま風を防ぎます。そして、「シロ」のベッドのすぐ近くにT様のベッドが作られています。「シロ」は本当に利口で良い子で人間の言葉が理解できてるとしか思えないことが何度もありました。例えば「ハッハ・ハッハ」と要求した時に、「この洗濯物を干したらしてあげるから待っててね」と声をかけると「ハッハ・ハッハ」をやめて待っていました。「シロ」の事を話しているととてもいいタイミングでため息をついたり、動いたり、それも一度や二度ではありません。自分のことを話していると分かっているとしか思えないほどです。誰か遊びに来てますね、オーブが幾つか見えます。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語33

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 32

    暑い夏が来ました。屋根に寒冷紗を掛け、窓とドアを開け放し、扇風機を二台回し、頭にはアイスノンを敷き、時々アイスクリームをなめさせます。倒れていた「シロ」を保護して十カ月たっていました。寝たきりになった「シロ」は随分と筋肉が落ち顔も痩せてきました、ウンチもなかなか自分で出せずH様がお腹をさすったり、手足を動かして排せつしやすいように手伝います。食事も誤嚥を防ぐためつるっと食べられるものを小さくして食べさせます。「シロ」は熟睡しているときに手足を一生懸命に動かしています、きっとお花畑や公園を走り回っている夢を見ているのでしょう。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語32

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 31

    人間に決して身体を触らせなかった「シロ」が今ではこんなにも信頼しています。T様宅に来てから、夕方から8時頃までは一人ぼっちなので寂しいだろうとラジオをつけてもらったり、毎日のご飯の準備だけでも大変なのに手間ひまかけて作って下さり、「ハッハ・ハッハ」一つで体位交換、オムツ交換、ご飯の要求、でも誰も嫌がりません「ハイハイ」としてあげます、それが楽しいのです。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語31

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 30

    ある日の「シロ」のご飯です。倒れている「シロ」を保護した時からお肉をあげました、もう長くは生きられないとしか見えない状態でしたから、好きなものをお腹いっぱい食べさせたい、又「シロ」の口の中を見た時に、牙は無いし残っている歯も少ない、15歳を過ぎていれば当たり前ならばお肉と柔らかく煮た野菜をあげたい皆の気持ちでした。カリカリなんてあげられない、ましてカリカリを水やお湯で溶かしたと言うか、見るからにまずそうな物はあげられない。「シロ」は大型犬ですのでとても身体が大きくて痩せていても体重が重く一人ではとても抱えることは出来ません、寝てる状態で食べさせます。寝たままでも上手に食べてくれます、欲しがれば何度でも食べさせます、お腹いっぱいの時はいらないとちゃんと顔を反らせて教えてくれます、頭の良い利口な犬です。K様が時々卵...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語30

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 29

    「シロ」の腫瘍がポロッと落ちてからも、T様とH様は必ず夜は今までどおりに付き添って下さいました。写真は夏バージョンですが、T様は実際夏の夜は暑いのに蚊が刺すので頭までタオルケットをかぶって寝られてました。モデルはH様です、私が「シロ」に会いに行くのが夜なので丁度H様が付き添っている時間帯でその日の「シロ」の様子や色々なお話をたくさんしました。T様が早く見えた時などは三人でお茶を頂きながらお話をしたものです、「シロ」が繋いでくれた縁ですから大切にしたいと思っています。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語29

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 28

    「シロ」の腫瘍は獣医さんに血管を縫ってもらってから三日前後でポッロと落ちました。みんなビックリです、傷口はすぐにふさがり傷痕は薄いピンク色で小さなものでした。血管を縫ったことで血液が通らず栄養が運べず腫瘍は死んだのだと思います。『大事に至らず良かった』気がつけば3月も半ばを過ぎていました、「シロ」が倒れてから寝たきりで5カ月たち歩行訓練は諦めました。『うちの犬が15歳で死んでから二年過ぎたけど、うちの犬を飼う前から見ていたから「シロ」は15歳以上のはず』と言われる方がいらして、それでは今17歳てことになりますので高齢も高齢なので無理はさせずに見守ろうと考えました。「シロ」自身も上半身を起こすことも出来なくなっていました。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語28

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 27

    腫瘍は日に日に大きくなり時々小さな出血をします。誰もいない時にこの間のように大出血をしたら逝ってしまう、その事態を心配したT様とH様は夜8時頃から11時頃までH様が付き添い、11時頃から朝までT様が横に付き添って寝ると決められたのです。そんな迷惑をかけてよいものだろうかと悩みましたが、お二人はごく自然に当たり前のことのように振るまわれたので、その状態が続くことになりました。ご自分たちが飼っていた犬ではありません、毎日ご飯をやって面倒をみていた犬でもありません、それなのにそこまでして下さいました。『可愛くて心配で仕方ない』そんな感じでした。以前「シロ」がこの15年の間に楽しそうにしていたのは、子犬の時に捨てられて大きくなった犬と二頭でご飯を貰いに全力疾走で来た時と、野生のキツネとまるで踊っているか話しているかのよ...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語27

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 26

    動物病院の獣医さんに見てもらうと、腫瘍だという事でした。手術のことを考えましたが、皮膚の上だけなのか見えない内部にどれだけの大きさの腫瘍があるか、年齢が高齢なので手術に耐えられるか、腫瘍の場所が場所なので最悪のことを考えた場合手術をしないことがベストなのだと話し合って結論をだしました、不幸中の幸いなことに「シロ」に痛みは無いようでした。しかし腫瘍は大きくなり、ある日突然大出血をしました、H様がたまたま居た時なので大事には至りませんでした。動物病院の獣医さんのお話しでは腫瘍は自分の細胞なので自分が生きるために血管を自分で造り栄養を取るのだそうです。取りあえず腫瘍につながっている血管を縫って下さいました。この突然の大出血がT様とH様が如何に「シロ」を大切な吾子のように思って下さっていたかが分かりました。写真は大出血...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語26

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 25

    「シロ」にお水を飲ませる時はボトルかトレイで飲ませていました、「シロ」はどちらも器用に飲んでいました。毎日リハビリをして早く歩行訓練を始めたいと思っていた矢先の事です、「シロ」の下腹部に虫に刺されたような赤い点が現れました、赤い点が少し大きくなり膨らんできました。日に日に少しずつですが大きくなりました。そうしてあっという間に親指ほどの大きさになってしまいました。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語25

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 24

    N様から「シロ」へのクリスマスプレゼントです。「シロ」は顔を横向きで寝ていますので「ハッハ・ハッハ」と鳴くとよだれが枕につきます、それでタオルを枕に敷いてありますが、濡れたタオルは「シロ」も嫌がりますし衛生上も良くないので一日に何枚も替えます、タオルや毛布を毎日洗濯して下さるのがT様とH様で本当にありがたいこと事です。「シロ」の歩行訓練の前に二カ月も寝たきりだったので、まず前足と後足の関節を柔らかくする必要があると思いリハビリをすることになりました。H様が毎日リハビリをして下さり、それがまた上手なんです。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語24

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 23

    12月になり寒くなりましたので「シロ」のベッドは冬仕様になりました。「シロ」は声帯が切ってあるので吠えても犬の声は聞こえませんが、「ハッハ・ハッハ」と息の大きな音は聞こえます。お腹が空きました、水が飲みたいです、オシッコしました、ウンチが出ました、体の向きを変えて下さい、いろいろな要望を「ハッハ・ハッハ」と知らせます。昼は昼で「シロ」に会いに来た方が世話をし、夜は夜で会いに来た方が世話をします、もちろんT様とH様が一番お世話をして下さいます、H様はT様と隣家なので、すぐに「シロ」の所に行けるように境界の塀の乗り越え用にブロックが階段状に積んであるくらいです。私は毎日ノラ猫ちゃん達にご飯をあげた後に夜9時から10時の間に行きました。「ハッハ・ハッハ」と呼んでいる「シロ」のオムツを見ようと思いましたが、なかなか「シ...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語23

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 22

    「シロ」に新しい大きな床ずれが見つかりました。ベッドには人間用の床ずれ防止用のマットを動物用に改良したマットをネットで購入し使っていましたが、「シロ」はガリガリに痩せていましたので骨の出ている肩が床ずれになっていたのです。かなり大きく奥に見えている白いものは骨なのではないかと心配になり獣医さんをお願いしました。身体の中から出てくる体液に傷を修復する物質があるので、それを取り除かないようにすることが大事だと分かり、ネットで調べラップ療法をすることになりました、偶然にも獣医さんも同じのを見ていたらしく工夫して下さいました。すると日に日に良くなっていき、薬は使わずに二週間位で完治しました。倒れているのを見つけた時の床ずれは良い薬だったので深い床ずれも1~2日で治りました、今度の床ずれは広く深かったので薬では難しいと思...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語22

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 21

    T様のお宅に引き取られた「シロ」は人間に触られる事を嫌がらなくなりました。「シロ」がT様のお宅にいることはごく一部の人以外には口外しないことにしました。個人のお宅ですので、T様が知らない人が勝手に敷地内に入ってこられても、不用心で不安と迷惑以外の何ものでもないからです。「シロ」は最初の頃は上半身を持ち上げられたので、H様が外の空気も吸いたいだろうし、外の景色も見たいだろうと、日光浴を兼ねてお庭の散歩に連れて行って下さいました。「シロ」の介護日誌は続けていて、昼間どなたが見えて夜は夜でどなたが見えたか分かります。小さな犬を飼っていらっしゃるⅯ様は以前「シロ」が元気だった頃夜に偶然お会いして『大きな鎖に繋がれていない犬がいます、大丈夫ですか?』と聞きますと、『大丈夫ですその子とは仲良しです』と言われ本当にそうでした...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語21

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 20

    「シロ」と出会って2週間前後の間に「シロ」は「シロ」の兄弟と一緒に保健所に捕まっていました。どこかの誰かに捨てられて、それでも健気に生きている二頭の犬、交差点で信号待ちをするくらいの利口な犬ですから、「シロ」を飼ってやりたいと思った人がいても不思議ではありません。多分推測ですが、その人が保健所に頼んで二頭を捕獲してもらったのでしょう。そして、「シロ」は引き取られ動物病院で、去勢手術をされ、声帯を切られ、牙を削られました。しかし「シロ」は鎖に繋がれた生活は望まなかったのでしょう、そこを逃げ出して公園に帰って来ました。そして私と再会しました。首輪をしてあの大きな鳴き声も失っていました。やがて首輪は自分で外したようです。一度「シロ」を引き取られた人は又保健所に捕獲を頼まれたようですが二度と捕まることはありませんでした...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語20

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 19

    その日「シロ」はお腹が空いていたのでしょう、ちょっと離れた所から見ていました、私はどこかの飼い犬が鎖が離れて来たのだと思い「帰りなさい」と言いました。首輪はしていませんでした。我が家の犬も古くなった首輪が外れて脱走したことが何度かあり不思議にも思いませんでした。「シロ」はご飯がもらえないので『ウオオオ~~ン~』と大型犬特有の大きな声で吠えます、そしてまた『ウオオオ~~ン~』、これはまずいと思いました。夜とは言え公園ですから人がいます、この大きな吠え声は公園に来ている人や下の住宅街に聞こえるかも、誰かが保健所に言ったら捕まるかも、そう思うと猫のカリカリをやっていました。1~2日後にまた来ました、そして『ウオオオ~~ン~』分かった分かったカリカリをあげました、この犬の飼い主は何をしているのだろう、こんな大きな犬が吠...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語19

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 18

    「シロ」と出会った公園はとても広いので私が知っているのは南側です。「シロ」は公園の東側で公園と田圃の境目にある道路の交差点で信号待ちをしている姿をよく目撃されていたようです。その頃は「シロ」は一頭ではなく兄弟がいて二頭だったそうです。信号待ちの時「シロ」はおとなしく座って待っていましたが、兄弟の犬は落ちつきがなく「シロ」とは性格が違うようでした。夕方になると「シロ」と兄弟は信号をわたり、写真の田圃の中の大きな石が置いてあり駐車場となっている場所へ行くのです、そこでご飯を下さる方がいたそうです。多分車を止めている方だったのではないでしょうか、しかしお仕事で来てその場所に車を止めているのですからお仕事が休みの時は「シロ」達はご飯はもらえません。ましてお盆休みや年末年始は長い休みが続きます、待っても待ってもその方は現...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語18

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 17

    やっと落ち着く場所が決まりました、ベッドも高くなり、こちらも椅子に座って介護が出来るようになりました。倒れていた「シロ」を見つけて、早一カ月たっていました。T様は「シロ」を預かるについて一晩悩みに悩んで決断をされたのでした。それは「シロ」がまだ咬みつく動作をする事やどうにも体格が大きくて一人では抱えられない事もありますが、それより何よりも「シロ」が『ピット・ブル』と言う犬種だったからです。私も知りませんでした。『ピット・ブル』とはアメリカが西部開拓時代に労働者の楽しみの一つに賭け事として『闘犬』をしていて、そのとき『闘犬』用につくられた犬種なのです。当時『闘犬』で負けて死んだ犬はそのまま打ち捨てられ、勝った犬も満身創痍なのに治療どころか何の手当てもして貰えなかったそうです。そんな悲惨な歴史を知ると迷って悩むのは...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語17

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 16

    15年前から「シロ」を見ていたN様からの応援メッセージです、そして、なぜ「シロ」が骨折したのかが分かりました。その日いつものようにお花畑で過ごしていた「シロ」は通り過ぎた一台の車を追いかけようとして、お花畑を飛び出しました、そこに下ってきていた車とぶつかってしまったそうです。車はすぐに止まったそうですが、「シロ」は鳴きながらお花畑の奥に逃げていきどうすることも出来なかったそうです。たまたまN様が見ていて詳しい事実が判明しました。なぜ「シロ」は飛び出したのか?お腹が空いていてエサやりさんの車の音を聞いて飛び出したのではないか?そのエサやりさんは私でしょうか?滅多に昼間はその道を通りませんが、その日通ったのでしょうか?わかりませんが、私かも知れないと思うと申し訳なく心が痛みます。この場所は屋根はありますが風が吹き通...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語16

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 15

    「シロ」にたくさんのハエがたかっていた理由が分かりました。倒れてから右側を下にしていたので複数の床ずれが出来化膿していたのです。親指の半分が入ってしまう位深いキズもありました。その傷口ひとつひとつを水で洗い薬を塗りこんでいきました、「シロ」は痛いのか咬みつこうとします、顔にタオルをかけてみんなで手早くします、T様、H様、E様、K様、傷口の洗い方や薬を持ってきて下さいました。ありがとうございました。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語15

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 14

    この場所にいつまでも置いてはおけません、預かってくださる方を探しましたが難しく、取りあえず軒下を貸して下さる方がありました。以前「シロ」の写真を撮っているときに「保健所に言わないで下さい」と言われた方でした。いつの間にか身体を伸ばしていた「シロ」を移動しましたが、お互いにビクビクしながらの移動です。「シロ」は何かされるのではないかと言う疑心暗鬼で、こちらは咬まれるのではないかと恐る恐るの状態でした。「シロ」のベッドをT様のご主人が作って下さり介護しやすくなり、動物病院の先生をお願いすることにしました。ベッドの写真を直接撮る事が出来ず、写真の写真です。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語14

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 13

    「シロ」が倒れていると聞いた方々が次々と見に来られます、私は初めてお会いする方々ばかりでいかに「シロ」がこの住宅街の方々に愛されていたかを知ることになりました。ある方は「ルンルン」と呼びまた「ジョセフ」とかいろいろその方々名前を付けて呼ばれていましたが、「シロ」の姿をここ数年滅多に見ていないようでした。取りあえずここ数日はお天気が良いようなのでこのままで様子を見ることにしました、両親を介護された方が、介護日誌を作ってくださり、水やご飯の内容や量や状態を記録しました、しかし一番困ったのはハエの多さでした。ウンチやオシッコは気がついた人が始末をするのでほとんど臭いません。ハエ取りリボンをたくさんつるしましたが次から次へとハエがきます。やがてなぜハエが次から次へと来るのかが分かりました。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語13

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 12

    犬をよく保護する人に見てもらうと、一目みるなり一カ月は持たないと言われました。確かに一見すると元気もなく疲れているのでしょう見た目は酷い状態です、でもよく食べます。痛々しい姿を見て「痛いのではないか、苦しくて辛いのではないか」と案じて「安楽死か、自然に枯れていくように食事を減らしたら」と言う意見を言う方もいました、けれども「そのどちらも反対」でした。「世界で一番不幸な犬」だとず~と思っていましたので、このままでは余りにも哀れでなりませんでした。一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語12

  • 「アシちゃん」

    15歳から17歳位になったアシちゃんは、この2~3年体調があまり良くないようで冬になると鼻水がひどくなり見ているほうが辛い状態でした。去年の冬はとても寒く鼻水とよだれも出ています、せめて薬だけでもと思い飲ませようとしますがうまくいきません。「どうしよう、どうしよう」と悩んでいましたら、「その年齢でそんな状態なら病院代を負担してくれるなら引き取ってもいいよ」と言ってくれる方が現れました。「そんな仔の世話をするのが好きなの」とてもありがたいことで、嬉しくてすぐにお願いすることにしました。「アシちゃん」は「ニャ~ニャ~、スリスリ」の仔なのですぐに捕まると思っていました、次の日キャリーバッグを持って行きますと、キャリーバッグを見た「アシちゃん」は近寄って来ません、なぜ?一定の距離を置いて見ているだけなのです。そう言えば...「アシちゃん」

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 11

    「シロ」はこんなにも身体を曲げて骨折した自分の足をなめて、なめて、なめて、なめて治したのでしょう、初めてよく見ました。だから身体がこんなにも曲がるのだと思うと哀れでなりませんでした。動けなくなっている「シロ」は何をされるのだろうと逃げることも出来ないことが分かっているのか恐怖と不安で人間の手がちょっとでも触れると咬む動作をします、決して自分の身体に触らせなかった犬ですから、こちらもビクビクしながら、まず水をボールに入れ口のところに持っていき飲ませました、お腹が空いていると思い猫缶をボールにいれ食べさせました。どちらも上手に食べてくれましたが、曲がったままの姿勢は変わりません。そうこうしている間に噂を聞いた近所の方々が見に来られました。「シロ」をどこに保護するか、今から一番に考えなければならないことでしたが、もう...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語11

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 10

    それは「シロ」を二日間見ないと『今日見ましたか』とお互いに連絡を取り合っている下の住宅街のKさんからの電話でした。『今日で三日間見ていません』私も気になってお聞きしようと思っていたところでした。一年前の交通事故のこともあり心配でしたし、「シロ」は声帯がないので何かあっても吠えて知らせることができず、何処にいるのかを声を頼りに探すことさえできません。平成27年10月9日・10日・11日誰にも目撃されていません。『山に入って探してみましょうか?』平成27年10月12日Kさんから電話がきました、『いました動けなくなっています』すぐに向かいました、体を丸く曲げ動けなくなっていました。この場所は大きな公園に向かう一本道のすぐそばで、スピードを出した車にはねられて亡くなった猫たちやタヌキたちを何十匹も埋めた場所でした。ここ...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語10

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 9

    一キロの長い登り坂をのぼってくる「シロ」は老齢になったせいか足がふらつき私のいる所へ着いたときは立っていることも出来ません。息は上がり足はよれよれ腰をつかなければならないほどです。遠くから「ハアハア」という声が聞こえやがて姿が見えてきますその姿を見るたびに私の方が辛くなるほどでした。すぐにはご飯も食べることができないほど疲れていますので「帰りにあげるから下で待ってて」と毎日声をかけますが上がって来ました。それで下で夕方に一度あげることにして夕方に行きました、しかし車が多すぎてかえって危険にさらすことになり、又事故に遭う恐れが考えられるので下の住宅街にお住みのkさんと相談し「シロ」が来た時にだけでいいのでkさんからご飯をあげてもらうことにしました。「シロ」は自分でも坂を登るのは身体がきつかったのでしょうやがて下で...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語9

  • チヤーミーと東京から来た黒ちゃんのお墓参りに行って来ました。

    「チヤーミー」が亡くなったと聞いたときにSさんがあまりに落ち込んでいられたので励ますつもりで、今度「チヤーミー」に会いに行きますねと言いますと慟哭されました、立ち直られるかととても心配でしたので、気持ちが少し落ち着かれた頃にと約束をしてお別れしたのですが、3月18日にお招きがありお墓参りに行ってきました。「チヤーミー」と「東京から来たクロちゃん」のお墓はSさんのお部屋からよく見えるお花畑の中に並んでにありました。お墓に供える花束を持って行ったのですが必要ないくらいお花が咲いていました、「チヤーミー」が最後に眺めていた風景を私も見てきました、そして「チヤーミー」は幸せだったのだと納得しました。お家の中には「チヤーミー」の写真「みい」ちゃんと寄り添った写真などたくさん飾ってありました、その中に「東京から来た黒ちゃん...チヤーミーと東京から来た黒ちゃんのお墓参りに行って来ました。

  • 誰か遊びに来てくれたようです。

    (平成28年12月13日撮影)我が家にある昭和の一枚板の古いタンスを売ろうと思い知人が写真を見せてと言ったので写したところ、そこに誰か居たみたいです。「タイガー」か「チッチ」か「黒雪」か「ビーちゃん」か誰でもいいんです、来てくれれば嬉しいのです。そう言えば「みなしご救援隊」さんのバスの写真にも、(平成29年2月1日撮影)どこかの誰かが写っています。数年前大阪市で動物の会議がありました、その時も室内ですがたくさんの仔達が写っていました。動物を深く愛し心から思いやる方々が大勢集まっての会議でしたので、たくさんの仔達が見にきたのでしょう。どこのどの仔か私には分かりません、眼で見ることも出来ません、だけど写真に写るという事は虹の橋はあり、魂はあるのだと信じます。誰か遊びに来てくれたようです。

  • 犬猫みなしご救援隊のお手伝いをしました。

    平成29年2月2日私の住んでいる県のある愛護団体が広島県の「犬猫みなしご救援隊」をよんで下さいました。「犬猫みなしご救援隊」とは数人の獣医さんで一日でおよそ100匹ものノラ猫ちゃん達の避妊・去勢手術をして下さる、ノラ猫や保護犬を世話している私達にとってはとてもありがたい存在の動物病院の先生方です。もちろん無料ではありませんが破格の手術料でノミ駆除など他にもいろいろとして下さいます、ただ条件として耳を桜の花びらのようにカットします、私達は桜耳と言っています、これはノラ猫ちゃん達にとってとても大事なことで、お腹を二度も切らずにすむように目印になります。当日のための打ち合わせは2回あり、準備する物の分担や誰がどの部署を担当するか皆で集まって話し合いをしました。前日の夜10時、貸していただいた建物の部屋割りをして「みな...犬猫みなしご救援隊のお手伝いをしました。

  • うちの庭に住み付いたチヤーちゃん

    我が家には猫がいるので、猫の匂いやカリカリなどのご飯の匂いがするらしくノラ猫ちゃん達がよく現れます。チヤーちゃんもご飯が目当てで来始めたのですが、我が家が気に入ったらしく先住ノラ猫のうちの庭に住み付いていた黒ちゃんを追い出そうと毎晩いじめていました。この黒ちゃんは見かねて我が家に入れましたので、チヤーちゃんは庭を独り占めしていました。時々どこからかノラ猫ちゃんが来ると、それは勇ましく唸り戦いを挑んでいました、体毛が茶トラですので性格は優しいはずなのですが、長い公園でのノラ猫生活が生き抜くために性格を変えてしまったのかもしれません。住み付いてから初めのころは、猫缶をあげるときは手の届かない所から鳴いてねだっていましたが、じきに慣れてすぐ近くで食べるようになり、ノミ駆除の薬も簡単にできるようになりました。猫缶をあげ...うちの庭に住み付いたチヤーちゃん

  • お手紙をいただきました。

    10年前に保護した仔猫をもらって下さった(S)さんからでした。〇〇様H18年7月24日△△さんからの紹介で〇〇さんから、ちゃーみぃを頂きました。見た瞬間、かわいいチャーミングと思いちゃーみぃになりました。それから10年と半年。夢のような毎日でした。一時も離れることが出来ず、年2回の2泊3日の出張の時は母に娘に来てもらい留守をお願いする程でした。ちゃーみぃの彼女は年上のお腹の大きいおばさん(みい)でした。みいは2匹男の子を産みちゃーみぃとその親子はとても仲がよく3年くらい一緒に暮らしました。みいだけが残り、ちゃーみぃのいいお母さんで去年まで生きていました。その間いろんなねこが出入りしていましたが、ちゃーみぃはどんな猫とも仲良くしていました。H28年1月19日別れの日晴天。朝8:00その日は花畑に霜が降りてました。...お手紙をいただきました。

  • 一人ぼっちで15年 野良犬「シロ」の物語 8

    「シロ」と出会ってからここ数年は暑い夏がくれば『この夏は乗り切れるだろうか』と心配し寒い冬がくれば『この冬はもう無理かも』と心配し『シロちゃんお互い年取ったね』と声をかけていました。しかし一番心配していたことは、誰も人間を信用していないのに自動車は信用しているのか道路に寝そべっていることでした。大きな公園は観光地なので自家用車やバスが毎日来ます、公園への道路は一本道でその道路に寝そべっているのです時々車やバスまで止めてしまっていましたので『あの仔はいつか轢かれるだろうと』噂されていました、しかし幸運なことに10年以上何事もなく無事に過ごしてきていました。ところが2014年8月いつもシロにご飯をあげて下さる方から一本の電話がきました、『シロのことなのですが、車にはねられたらしく左後ろ脚を怪我していますこの一週間山...一人ぼっちで15年野良犬「シロ」の物語8

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