窪田正孝主演×三池崇史監督作品『初恋』特報 恒例の手短な感想から ついに”完成”した三池映画 といったところでしょうか。 ネットでは、大して作品を見てもいないくせに、知ったかぶりたがるネット民から叩かれがちな三池崇史監督ですが、無限の住人といい、本作といい、本気を出した時は毎回毎回バッチリ面白いことが多いです。 そして、予告編の時点で「あーこれ、本気出してないやつだわ」「あーこれは本気出してるやつだわ」という判別が付きやすいのも三池崇史の特徴かもしれません。ともかくとして、本作は久々の三池監督の本気がにじみ出ている一作となっておりました。 本作がいかに見事なのか、ということに関しては枚挙に暇が…
【公式】『ジュディ 虹の彼方に』3.6公開/本予告 恒例の手短な感想から 誠実な、あくまで誠実な といったところでしょうか。 伝記映画というのは、極めて難しいジャンルだと常々思っています。何が難しいのかというと「人の一生をたかだか二時間に収めるのは無理がある」ということです。 当たり前ですが、人間の経験した時間は、二時間なんかでは替えの効かないものです。 中には、無為に過ごした時間も多くあることだと思います。他人が大スクリーンでポップコーン片手に鑑賞できるレベルではない、くだらない些末な出来事さえ起きます。 しかし、そういう無為な出来事と時間があるからこそ、人生の急転直下は「より急転直下として…
サム・メンデス監督作!映画『1917 命をかけた伝令』予告 恒例の手短な感想から やはり、力業の見事な一作! といったところでしょうか。 全編ワンカットという、映画好きとしてはとても興味をそそられる宣伝文句が踊っていた本作でしたが、実際の中身はその期待に応えるであったかというと……映画の内容のうち8割は期待に応える出来足り得ていました。 逆に言うと2割ほど「え、この映画でそれをやったら興ざめじゃないの?」という箇所も存在しているのですが……。 ともかくとして、本作「1917」は間違いなく戦争映画として、いえ、映画として斬新な出来であることは間違いないでしょう。 やはり、なんと言っても白眉なのは…
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』 予告編 恒例の手短な感想から 見事なアガサパスティーシュ映画 といったところでしょうか。 パスティーシュというのは、既存の探偵小説やミステリー小説などを模倣して作り上げる二次創作のことを指すのですが、まさに本作「ナイヴスアウト」は、そのパスティーシュ映画にあたる作品だと言えるでしょう。 実にアガサ・クリスティらしい、要素が多く散りばめられた作品であり、彼女が確立させたいわゆる「探偵もの」のフォーマットを上手いこと踏襲しながら、「探偵もの以外のアガサクリスティ作品」で描かれた要素を混ぜ、実に器用な手腕で一つの斬新なミステリー映画を作り上げています。…
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