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  • 検討は進んでいる?

    「どうしている?」2月21日『トランス競技者の排除多様な性認めるルールを』と題された社説が掲載されました。『トランプ米大統領が、トランスジェンダー女性の女子競技への参加を禁止する大統領令に署名し(略)IOCに対しても、2028年ロサンゼルス五輪で同様の措置をとるように求めた』ことに危機感を覚え、『スポーツをする権利はあらゆる人に認められている。性自認だけで競技への参加機会が制限されることは避けなければならない』と訴える内容です。同感です。国際的な競技連盟等の対応も大事ですが、私は、我が国における中高の体育や運動系部活動における対応が気になります。今は、大きな問題となってはいないように思えます。しかし、人権意識がさらい高まり、トランスジェンダーの生徒が世間の目を気にせずに、自身の性自認を表明出来るようになり...検討は進んでいる?

  • 実現不可能なないものねだり

    「どこ?」2月20日専門記者田原和宏氏が、『ラブ・ミー症候群』という表題でコラムを書かれていました。田原氏は、ドジャースの大谷選手について同じような報道ばかりが垂れ流される状況について友人から不満を言われた経験を述べた上で、関西大名誉教授黒田勇氏が『報道が大谷選手に集中する背景を「ラブ・ミー症候群との造語で形容』していることを紹介しています。ちなみに、ラブ・ミー症候群とは、『日本は経済の衰退で自信を失い、内向き志向が強まった。だからこそ「日本スゴイ」と認められたい。そんな複雑な心の動きを表す』言葉だそうです。納得させられる解説です。田原氏も書かれていますが、近年目立った「日本はすごい」を強調する書籍も、このラブ・ミー症候群の事例と言えそうです。個人的な感想ですが、正直、醜いと思います。人間関係でもそうです...実現不可能なないものねだり

  • 受験教科に

    「受験教科に」2月20日全日本ろうあ連盟事務局長久松三二氏が、『手話言語の世界を広げる年に』という表題でコラムを書かれていました。デフリンピックの東京開催を控え、『その祭典を前に、ぜひ訴えたいことがある。ろう者が使う手話言語について、いっそう関心を高め「言語」つぃての認識を共有してもらいたい』という思いを綴られたものです。その中に、『今、通常国会で、「手話施策推進法」の議員立法による制定が大きく動き出している。手話を「言語」として位置付け、手話を必要とするこどもの習得への支援、学校における教育、手話文化の保存、継承、発展を図る内容だ』という記述がありました。お恥ずかしい限りですが、不勉強のためまったく知りませんでした。特に、「学校における教育」について、どのような取り組みがイメージされているのか、理解でき...受験教科に

  • のんびり出社は健康にもいいのでは

    「おかしなことを言う?」2月19日『八王子市、予算案に計上始業前の児童見守り16校へ』という見出しの記事が掲載されました。『八王子市は2025年度、始業前の朝の時間に児童を受け入れる市立小学校を9校から16校に広げる』ことを報じる記事です。『小学校の開門は午前8時以降が一般的。未就学児の時は午前7時ごろから保育園に預けられたのに、小学生になると預け先に困るという家庭は多い』という『小1の壁』問題への対応策です。予め断っておきますが、私は、八王子市の対応に異議があるわけではありません。ただ、我ながら少し非現実的かもと思うことを考えてしまっただけです。こうした問題を抱える家庭は多いはずです。しかもこれからますます増えていくと思われます。そうだとすれば、国の政策として、企業や官庁の遅らせて、8時に我が子を送り出...のんびり出社は健康にもいいのでは

  • 読む

    「教員にも」2月18日精神科医香山リカ氏が、『たまには「心の栄養」を』という表題でコラムを書かれていました。その中で香山氏は、研修医が診療の合間にも熱心に医学書などを見ている姿に感心すると述べた上で、『若い時は仕事以外のこともした方がいい(略)医師の場合、患者さんの命や人生そのものに向き合うことも少なくない。そんな時に役に立つのは、医学の知識ではなくて、映画やドラマ、小説で描かれている内容だったりするのではないか』と書かれていました。分かります。そして、それは人と接する仕事に携わる人全てに言えることではないかと思います。もちろん、教員にもです。教員になろうとする若者はどれくらい小説を読み、映画やドラマを見ているのでしょうか。多くの若者がスマホから目を離さず、動画らしきものを見ている姿を見かけます。その画面...読む

  • 学校に通って勉強している下層階級

    「何を評価対象とするか」2月18日『不登校でも学び継続』という見出しの記事が掲載されました。『不登校の子どもが増え続ける中、高校でもその対策の一つとして、インターネットで教室と自宅などをつなぐ「遠隔教育」の活用が始まっている』という現状と課題を報じる記事です。その中に気になる記述がありました。教育経済学を専門とされる慶応大教授中室牧子氏の言葉です。『日本は授業を受けたかどうかによって単位を認める履修主義だが、海外ではどれくらい内容を理解して試験で点数を取れるかという習得主義の国も増えている。遠隔教育の導入を機に、教育のあり方も見直すべきではないか』。私はこのブログで、何回か履修主義から習得主義への転換について述べてきました。今から13年ほど前、当時大阪市長だった橋下徹氏が、義務教育留年制を提唱されたときに...学校に通って勉強している下層階級

  • キャッチーな言葉

    「新語」2月17日『「自己差別」から逃れる闘い上野千鶴子さん、金満里さんが対談』という見出しの記事が掲載されました。『人間の「自立」とは何を意味するのだろうか。そして、身体は我々にとってどんな存在なのだろうか』をテーマに行われたトークイベントについて報じる記事です。その中に、私が今まで訴えてきたことをぴったりと表してくれる「新語」がありました。『老いるとは、中途障害者になること。中途障害者は昔の自分を覚えているから、「ふがいない」「情けない」と、自分で自分を差別してしまう』に登場する「中途障害者」という言葉です。私はこのブログで人権学習について再三取り上げてきました。人権学習の大きな課題は、権利の問題であるにもかかわらず、「目の不自由な方が困っていたら、何かお役に立てますか、と声を変えてあげましょう」とい...キャッチーな言葉

  • 本当は復帰させたかった

    「教員の場合」2月16日『佐賀県「能力不足」職員免職「公務員は安泰」変化の波』という見出しの記事が掲載されました。『佐賀県が2024年に、50代の男性職員2人を「能力不足」を理由に民間の「解雇」に相当する分限免職処分としていた』ことについて報じる記事です。記事では、『改正地方公務員法が16年に施行され(略)昭和、平成の時代は「公務員の身分は保障される」という意識が強かった。人事評価制度で良くも悪くも数字で出るようになり、処分がより公正にできるようになった』という背景を説明しています。そして今後こうした事例が全国的に増えてくる可能性があることを指摘しています。このブログで何回も書いたことですが、私は教委勤務時に、実質的に全国で初となる「指導力不足教員研修」を担当しました。教員にとっての「指導力」とは、即ち一...本当は復帰させたかった

  • 悪影響しかない

    「よくぞ言ってくれました」2月15日メディア文化評論家碓井広義氏が、『「学園ドラマ批判」の学園ドラマ「自分で考える」を促す御上先生』という表題でコラムを書かれていました。その中で碓井氏は、1月期のドラマ、『日曜劇場「御上先生」(TBS系)』を取り上げ、『ユニークで刺激的』と評価なさっていました。私も毎週見ています。面白いドラマだと思っています。それはともかく、とても印象に残って記述がありました。『「教師像」についての言及もあった。ある学園ドラマが、生徒のために奔走するスーパー熱血教師以外は教師にあらずという空気を作ってしまった。保護者達の教師に対する要求はエスカレートし、教育の理想を描いた学園ドラマがモンスターペアレンツ製造マシンとなった』という記述です。碓井氏も指摘なさっていますが、これは「3年B組金八...悪影響しかない

  • 身内の視点と外部の視点

    「鈍磨」2月13日田中博子記者が、『「夢の世界」の裏側は』という表題でコラムを書かれていました。その中で田中氏は、ご自身が宝塚歌劇のファンであることを記し、さらに宝塚の担当記者であったことも述べられています。そして、昨年表面化したパワハラ事件に関し、『絶対的な上下関係も、彼女たちが髪飾りなどの小道具作りに休日返上で励んでいることも担当記者には周知の事実だったが、「宝塚の伝統」として問題とも思わず聞き流していた』と吐露なさっていました。田中氏の慙愧の思いが伝わってくる一文でした。ある業界についてよく知っている、知っていいるからこそ、そこで発生している「悪」を、伝統や文化、歴史などの「綺麗事」で容認してしまうというのは、よくあることだと思います。だからこそ、外部の冷静な第三者の目による点検と勧告が必要となるの...身内の視点と外部の視点

  • 好きこそものの上手なれ

    「教員の才能」2月13日囲碁棋士平田智也氏が、『かなわないなと思った人』という表題でコラムを書かれていました。その中で平田氏は、「才能」について考察しています。印象に残ったのは次の記述です。『かなわないなと思った人が浮かびました。それはいつも楽しそうに囲碁をずっとしている、訓練を訓練と思っていない人。上野愛咲美さんです。研究会などで一緒になることが多いのですが、彼女はいつも笑顔で楽しそうに囲碁をしています』。囲碁の才能と言えば、大局観が優れ手が読めることでしょう。しかし、そもそもプロ棋士になるような人は皆とてつもない読みの力と大局観をもつ天才ばかりです。その中でさらに群を抜くには、努力を続けるという別の才能が必要です。平田氏もそうした努力を重ね八段の高段者となったのでしょう。そんな天賦の才と努力の才を併せ...好きこそものの上手なれ

  • 半分お世辞と分っていても

    「褒めて伸ばす、は×」2月13日『ほめる=自他を見つめること』という見出しの記事が掲載されました。『ほめる達人からほめ方を学ぶセミナーがある』ということで、記者がセミナーの参加してみた、という記事です。その中にとても考えさせられる記述がありました。『「最も重要です」と示されたスライドには<ほめるを……相手のコントロールに使わない>と記されていた。「ほめたら動いてくれるんでしょ、と少しでも思った瞬間、それは相手に伝わってしまいます。人を変えることはできません。ほめるというのはすべて自己完結で、自分の心が整うんです」』という記述です。言わんとすることは分かるような気もします。しかし、これを言葉通りに受け止めると、学校教育において、褒めて伸ばす、という考え方は成り立たないということになります。なぜなら、学校教育...半分お世辞と分っていても

  • けがらわしい、ではすまない

    「繰り返しになるけれど」2月12日オピニオン編集部吉井理記氏が、『「机上の空論」とは』という表題でコラムを書かれていました。その中に、私がこのブログで繰り返し書いてきたことが端的に書かれていて思わず、その通りとニンマリしてしまいました。それは、『僕は憲法9条改正に反対だ。つまり護憲派だが、護憲派こそは自衛隊や軍事に精通しなければならないと考えてきた』という一文です。私は、戦争の悲惨さを強調するあまり、情緒に流れ過ぎる我が国の平和教育に疑念を呈し、真の平和教育は、戦争阻止教育でなければならないと主張してきました。そして、戦争を阻止するためには、戦争そのものを知らなければならないと考えるのです。敵を知り己を知れば百戦危うからず。戦争を知ること、戦争が起きる状況、戦争を是とする社会を支配する心理、戦争を可能にす...けがらわしい、ではすまない

  • パンとサーカスの時代

    「今さえ良ければ」2月12日『「手取り増」最重要課題』という見出しの記事が掲載されました。『国民民主党は11日、定期党大会を東京都内で開き、2025年度の活動方針を採択した。「手取りを増やす」ことを最重要の政治課題に位置づけ~』ことを報じる記事です。手取りを増やすとは具体的は、『(年収103万円の)「壁」の引き下げたガソリン、電気代値下げ』といった政策を指すようです。この方針は、「主権者教育」的にはどうなのでしょうか。多くの識者が、主権者教育においては、生徒に身近な問題を取り上げ、自分事として考えさせることが大切だと主張しています。身近なことでいえば、手取りが増えることは歓迎すべきことに違いありません。家計の収入が増えれば、生徒の小遣いも増え、学品面から大学の選択肢も増え、やりたくても我慢していた習い事が...パンとサーカスの時代

  • 幼小中高特に次ぐ第6の免許を

    「校長は?教員は?」2月11日『「多様化学校」新設へ世田谷区不登校中学生対象』という見出しの記事が掲載されました。『不登校の中学生が増えていることを受け、せたがや区は、不登校の生徒に合わせたカリキュラムが組める「学びの多様化学校」を新設すると発表した』ことについて報じる記事です。記事によると、『すでに世田谷中学の分教室として「学びの多様化学校」があるが、学校を新設すれば校長など管理職を配置でき、きめ細やかな運営が可能になる』とのことでした。短い記事で、詳細はよく分かりません。ただ気になるのは、新しい「学びの多様化学校」の校長に求められる知識や経験、能力とはどのようなものなのか、ということです。普通の中学校の校長と同じなのでしょうか。異なる理念が求められるはずですし、その理念に沿ったカリキュラムの編成をリー...幼小中高特に次ぐ第6の免許を

  • 達人の境地

    「それほどでは」2月9日心療内科医海原純子氏が、『不完全であること』という表題でコラムを書かれていました。その中で海原氏は、イチロー氏が米野球殿堂入りしたことを取り上げ、『満票に1票足りない投票は、「ギネス登録された通産安打4367、通算打率3割2分2厘(略)ベストナイン7回、ゴールデングラブ賞7回も選手にも投票しない人がいるのだ」という意味で、「人はすべての人に認められることはない」ということをしめしている』と書かれていました。当たり前のことではありますが、改めて言われてみると、なるほどと思います。私はこれほどのことをしたのだから認められ褒められるのが当然、と考えがちなのが人間というものですが、人は十人十色、価値観も評価基準も人それぞれなのです。それなのに人は、自分の期待通りの評価が得られないと、評価し...達人の境地

  • 今が大事、の意味

    「今を大切に」2月8日書評欄に、東京科学大教授中島岳志氏による、『「手段からの解放シリーズ哲学講話」國分功一郎著(新潮新書)』についての書評が掲載されました。その書き出しは、『現代社会は、「いま」を失っている。子供の時には受験のために「いま」を犠牲にし、若者は、就職後もキャリアアップのために「いま」を酷使する。中年になれば老後のために資産運用をしろと言われ、老齢になると死に備えた終活が重要だと言われる。「いま」という時間は、目的のための手段となり、その時々の楽しさが収奪される』でした。嚙み締めたい言葉です。人は誰も幸せな一生を送る権利をもっているはずです。赤ん坊も子供も大人も。それにもかかわらず、我が国は国民の中で「幸せ」を感じている人の割合が低いことが指摘されています。その原因のひとつが、ここに挙げられ...今が大事、の意味

  • 小さな幸せ

    「教育環境改善」2月8日川柳欄に、福岡のA氏の『幸せな人は他人の句を誉める』という句が掲載されていました。その通りです。別に川柳や俳句に限らず、人を誉めるためにはある条件が必要です。それが「幸せ」なのです。愛する人が亡くなった、長年心血を注いできた仕事が失敗に終わった、不治の病を宣告されたなど、とてつもない悲運の最中にいる人に、他人を誉めなさいといっても、それは無理でしょう。大声を上げ号泣をしたい心理状況で、他人に「いつも仕上げが丁寧ね。簡単なようでなかなかできないことよ。ありがとう」などという言葉が出てくる人はいません。穏やかな笑顔を作ることもできないでしょうこれは教員にも当てはまります。教員が「幸せ」でなければ、子供の良さに目を向け、褒める、認めるなどということは難しくなってしまうのです。今、教員の働...小さな幸せ

  • キーセンパーティー

    「伝統」2月5日オピニオン編集部吉井理記氏が、『礼儀正しい日本人?』という表題でコラムを書かれていました。その中で吉井氏は、『宝石や時計など高価なものを買いあさる……ホテルの廊下を下着姿で歩く』『列車の中でインスタントラーメンを作り……食卓で大声で談笑』『(ホテルの)じゅうたんにツバをしたり、たばこを捨てて焦がしたり』といった観光客のマナーを列挙し、これらが全て60年から50年ほど昔の日本人について新聞記事に書かれたものであることを暴露しています。つまり、吉井氏は、「礼儀正しい日本人」は、近年漸く実現しただけで、かつては日本人のマナーの悪さは世界で顰蹙をかっていたということを指摘したのです。私も、日本人の「とんでも行動」については記憶にあります。小松左京氏の小説では、外国のホテルでトイレの使い方が分からず...キーセンパーティー

  • 競い合う相手は誰?

    「有効?」2月5日『テレビ業界の常識って?』という見出しの記事が掲載されました。タレント中居正広氏の問題について、二人の識者が語る特集記事です。その中で、元TBSアナウンサー・エッセイスト小島慶子氏が語られた言葉が印象に残りました。『国際競争にさらされる他の業界では、自らのビジネスに関わるすべての人の人権を守る姿勢が求められ、これを軽んじる企業は厳しく批判される(略)でも、テレビ局に国際競争はありません。コンプライアンスなんて言っていたら、番組がつまらなくなる、という勝手な理屈で、体質改善を怠ってきたのです』という言葉です。競争のないところでは改善機能が働かない、という論理です。確かにそうした側面はあるでしょう。しかし私は、競争原理を過剰に高く評価する考え方には疑問を感じてしまいます。20年以上昔のことに...競い合う相手は誰?

  • 攻撃か、協調か

    「方針です」2月2日心療内科医海原純子氏が、『三つのルール』という表題でコラムを書かれていました。その中で海原氏は、トランプ米大統領の『若い日を描いた映画「アプレンティスドナルド・トランプの創り方」』を取り上げ、そこで紹介されている『勝つための三つのルール』について述べられています。三つのルールとは、『最初のひとつが、「攻撃・攻撃・攻撃」というもの。暴言も脅迫も何でもありという教えである。ルールその2は、「非を認めるな、全否定せよ」。事実などは無視するように、というものだ。ルールその3は「どれだけ劣勢でも勝利を主張せよ」というものだ』です。すごいですね。まさにトランプ氏そのものという感じです。現在のトランプ氏を見て、後からもっともらしい話を捏造したという気さえします。それはともかく、この三つのルール、どう...攻撃か、協調か

  • たくさん質問できた

    「満載」2月1日書評欄に、大阪大特任教授大竹文雄氏による『「科学的根拠(エビデンス)で子育て」中室牧子著(ダイヤモンド社)』についての書評が掲載されました。テレビのコメンテーターとしても活躍される中室氏ですが、書かれている内容はさらに突っ込んで訊きたくなる興味深いものばかりです。まず、『将来の収入を高めるために、子どもたちがすべきことは(略)「スポーツをする」「リーダーになる」「非認知能力を高める」という三つ』という記述です。最初に浮かんだのは、非認知能力が目的で、スポーツとリーダーはそのための手段なのではないか、三つを並列に並べるのはおかしいのではないか、という疑問でした。さらに、スポーツをするというのはどういうイメージなのか、ということも気になりました。私は中高と卓球部に所属していました。週に3回ほど...たくさん質問できた

  • 「高邁」の意味、変わった?

    「今は昔」2月1日『「ドラゴン桜」無理じゃない』という見出しの記事が掲載されました。『地方の非進学校から東大を目指せ(略)地方の高校生が東大を目指すのは「どうせ無理」なのか。「リアルドラゴン桜」の育成に取り組む東北の高校を取材した』という記事です。その中に次のような記述がありました。『23年度の東大受験者は3人。いずれも合格には至らなかったが、「自分の人生を変えようと挑戦することに意義がある」』『東大に合格するという結果が一番大切なのではなく、合格を目指すプロセスに最も価値がある。可能性が低くても、高い目標と高邁な志を持ち励むことには大きな価値があり、尊いものであるはず』です。私は、時代は変わったという感慨を抱きました。かつて、受験戦争という言葉がありました。東大を頂点とする難関大を目指し、家族との生活や...「高邁」の意味、変わった?

  • 緩い感じが好き

    「辛い」1月30日『人前で歌う愛情が乗る』という見出しの記事が掲載されました。『名バラード「メリー・ジェーン」のソウルフルな歌声で知られる、つのだ☆ひろ』氏へのインタビュー記事です。その中で、つのだ氏は、『「元々、音痴な人なんかいない」というのが持論だそうですね』と訊かれ、、『ちゃんと先生について、音楽的なレッスンを受ければ、うまく歌えるようになります』と答えていらっしゃいました。音痴の皆さん、この言葉、どう思われるでしょうか。「そうか、頑張って練習すればうまくなれるんだ」と元気づけられる人がいるはずです。また、「そうか、自分が音痴なのは、音楽の先生がきちんと教えてくれなかったからなんだ」と恨みを抱く人もいるかもしれません。あるいは、「音楽の授業を真面目に受けてきたけど音痴。自分は努力が足りなかったのかな...緩い感じが好き

  • 追い出し作戦

    「今は無理だけど」1月29日『トランプ政権、職員200万人退職勧奨』という見出しの記事が掲載されました。『トランプ米政権は28日、連邦政府の大半の職員を対象に退職を勧奨した(略)2月6日までに退職に応じれば、9月30日までの給与が支払われる(略)対象は約200万人で、政権高官はそのうち「5~10%が退職に応じる」と見込んでいる』ということを報じる記事です。とんでもない暴挙だと思います。トランプ氏に不満をもつ職員を追い出し、イエスマンで固め、独裁的な権力を振るおうとする行為です。トランプ氏に対しては、不満と不安を抱く職員は少なくないと思われます。それだけに、予想外に多くの職員が職場を去る決意をするのではないかとも思います。トランプ氏の思う壺ですね。そうした思いとは別に、もしこうした策を我が国で用いたらどうか...追い出し作戦

  • しっかりやっています

    「私以下」1月29日『怒号飛び交う10時間23分』という見出しの記事が掲載されました。『中居正広さん(52)による女性とのトラブルを巡り、フジテレビの港浩一社長らが27日にやり直した記者会見』について報じる記事です。とてもおかしな記者会見でした。多くの人が『フジは「女性のプライバシー保護」を理由に明確な説明を避け』たことを問題視していたようですが、私は質問する側に疑問を抱きました。それは、事実を明らかにすることで問題点を浮かび上がらせるという追及するものの基本姿勢に欠けていると思ったからです。私は教委の指導室長時代、様々な問題を起こしてしまった教職員に対する聴取を行いました。私も人間ですから、「この野郎、覗きなんかして捕まりやがって。とんだ恥さらしだ。お陰で議会では吊し上げられることになるし、毎日市民から...しっかりやっています

  • 幻想は捨てる?

    「私だけの」1月28日精神科医香山リカ氏が、『私だけの楽しさ』という表題でコラムを書かれていました。その中で香山氏は、石破首相の施政方針演説の『「一人一人が自己実現できる(楽しい日本)」を目指す』という言葉について触れられています。そして、『一人一人が「楽しい日本」を目指す、というプランには私も大賛成』と述べつつ、そのためには『人と違っていてもこれが私の楽しさ』という考え方がきちんと理解され浸透していくことが重要であると指摘なさっています。その通りだと思います。そしてそれゆえに、石破氏が施政方針演説において「楽しい日本」という表現を使ったのは失敗だと考えます。行政は大きな枠を決めて、最大多数を想定して行われるものです。今では古臭く実態に合わないとされる、男女の夫婦に子供が2人という「標準世帯」ですが、これ...幻想は捨てる?

  • このままでいい?このままがいい?

    「幸せの形」1月27日『ロシアと国境接するフィンランドシェルター5万カ所訓練も人気幸福裏に国防意識』という見出しの記事が掲載されました。『世界幸福度ランキングで7年連続トップの北欧フィンランド(略)ロシアと約1300㌔もの長い国境を接し、ウクライナ後の「標的」にされるのではという懸念もくすぶる。現地で有事への備えを探ると、幸福感の裏にある市民らの緊迫感と、強固な国防意識がうかがえた』ことを報じる記事です。書かれている内容は、長年平和ボケでいられるという幸福をじっくりと味わっている私には考えられないものでした。『国防大学への応募者はウクライナ侵攻の開始以降、毎年増加し、24年は前年より114人多い730人だった』『今のうちに自分も戦えるよう強くなりたいという人が増えた』『市街戦などに備える訓練に参加する市民...このままでいい?このままがいい?

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