田の草の矜持 2015
草でも根無し草ではない。よく国会議員が選挙区を田や畑にたとえて、゛草刈゛だの、゛耕す゛と、あの世界の隠語のように交わせているが、さしずめ民草と呼ぶ選挙有権者の確保、あるいは後援会のてなづけと見るべきだろう。盆踊り、縁日、結婚式や葬儀には必ずといってよいほど顔を出す、つまり顔役である。この時期になると米搗きバッタの競いだが、逆もある。ある東北の退任された知事だが、結婚式に呼ぶと最低数百万を車代、あるいは謝礼として知事に差し出すという。誕生日には各市町村の主だった有力者が知事の誕生日の宴を各所で開き、ここでも数百万。しかも公共工事を振り分ける際も協力金の提示額次第で、選挙となるとその地方の名を冠して○○選挙として勝ち負けの排他が烈しい選挙が繰り広げられ、負ければ任期中は完全に干されるか、もしくは勝ち組の下請け...田の草の矜持2015
2023/07/29 14:45