川連 江戸の絵師 1 続 「源尚元」
江戸後期の絵師、源尚元の生没年は今までほとんどわからないできた。前回の「川連江戸の絵師1源尚元」の後、「ニザエモン」宅から新しい掛軸「十三仏」に「源尚元行歳六十一画」とあった。絵師が描いた絵に年齢を記しているのは少ない。この「十三仏」は私が拝見できた源尚元の絵の中で特筆すべき輝きに見えた。さらに自家から一点、発見できたので前回の「川連江戸の絵師1源尚元」、「続源尚元」として紹介してみる。十三仏の軸の裏側に明治34年7月吉日とあった。換算してみると明治34年(1901)61歳の生年月日は天保11年(1840)であることが分かった。前回のブログで「後藤逸女」と「源尚元」の軸に逸女62歳とあり、逸女の62歳は明治8年、源尚元36歳となる。十三仏源尚元行歳61画明治34年7月吉日十三仏(じゅうさんぶつ)は、十王をもとに...川連江戸の絵師1続「源尚元」
2020/02/11 18:44