交錯する日米金利水準の動き:結果は?
EUの中央銀行ECBが政策金利を0.25%引き下げました。EUの消費者物価指数の上昇率はまだ2.7%ほどでアメリカのPCE(個人消費物価指数)の2.5%より高いですが踏み切りました。アメリカは昨日と今日FOMC(金融決定会合)ですが、パウエル議長は利下げには言及するのですが、なかなか踏み切らない状態が続いています。日本はと言いますと、これまで政策金利という基本政策には踏み切る様子はなく国債の買い入れ額を減らし長期金利の0.1%近傍の微調整で、極めてきめの細かい政策です。ご承知のように、EUやアメリカの金利政策はインフレ退治のために高く引き上げた金利を、いつ引き下げるかという問題であるのに対し、日本の場合はアベノミクス以来のゼロ金利をいかに引き上げるかという問題で、方向は正反対です。EUは経済情勢に素直に金...交錯する日米金利水準の動き:結果は?
2024/07/31 13:45