「わたしにつまずく」とはどういう意味か?
前回の記事で「つまずいた」という言葉を使ったけれど、ぼくとしては聖書を意識したものであり、とりわけ上に掲げたマタイ福音書26章31節に基づくバッハのマタイ受難曲が念頭にあった。この後、一番弟子のペテロが逮捕されたイエスを否認し、すべてがイエスの言ったとおりに事が進んで、深い悔悟の涙にくれる場面は感動的だ。でも、石につまずいたり、計算問題につまずいたりすることはあっても、イエスにつまずくとはどういう意味なのか、ずっと違和感と意義深さを感じていた。例えば男の子から「君につまずいちゃったよ」と言われた女の子は「あたしは石ころじゃないよ。国語の勉強したら?」って言うんじゃないだろうか。ネットをいくつか見たけれど、ぼくの疑問に答えてくれるものはなかった。2つほど例を挙げよう。山下正雄「つまずく」と言う言葉は、文字通りには...「わたしにつまずく」とはどういう意味か?
2017/08/16 19:38