政治・時事問題からサブカルまで様々に扱うブログです。
サブカルから政治問題までいろんな話題に興味を持つ20代です!
ディズレーリの『Vindication of the English Constitution』の貴族院擁護の部分の抄訳(翻訳)
タイトルに悩みましたが、ディズレーリのそれを中川八洋氏は『保守主義の哲学』で、『英国国体の擁護』とし、約七百ページにものぼる大著、『ヂスレリー』上下巻を記した政治家でもあった鶴見祐輔氏は、『英国憲法擁護論』と訳しました。一通り、訳し終えたので、先行アップロードすることとします。ちなみに、私の英語力は中卒レベルなので、それなりに間違いがあるかもしれません。大方としては外していないと思いますが、「こうしたほうがよいのでは?」というアドバイスがあったら遠慮なくコメントしていただけると有難いです。Internet ArchiveよりFull textを参考にしました(https://archive.o…
「反ルソー」のサミュエル・テイラー・コールリッジとその憲法観(1)
(ネット上に本当に情報がないので、今回は『フランス革命と近代政治思想の転回』に収録されている、柏経学氏の「イギリス・ロマン主義の政治思想 : W.ワーヅワスおよびS.T.コールリッジ」を参考に進めていきます。なお、この記事はコールリッジ研究の上級編にあたるので、初めての方は拙稿、https://blogs.yahoo.co.jp/hatenoyozora/41513798.htmlと、https://blogs.yahoo.co.jp/hatenoyozora/41522579.htmlを読んでから一読されるとよいかと思います。) ・反ルソーの言説 すなわちルソーの一般意思は、人民の個々人の声…
新説 ジョン・タイター 2020年日本地図 No.2「2020年に起こる第2の出来事」
前回のNo.1では第1の出来事として、2020年に財政破綻が起きるという非常にショッキングなことを書きましたが、これはあくまで自国内です。自国内だけでも大変なのに、日本の命運は尽きたのかと錯覚せざるを得ない「2020年の第2の出来事」が発生します。最悪の出来事が連鎖するから2020年なのかもしれません。その第2の出来事についても中川氏は、別の著でこのように主張されています。 実際に中共では、(ソ連製)六万トン空母「旧ワリヤーグ」が改修をほぼ終えて就役直前だし、これに加えて二隻の五~六万トンの空母を国産で二〇一六年までに建造することになった。台湾の命運は、これらの空母の運用が開始される二〇二〇年…
民主政治を人体でいう「血液」と表現した、英国保守主義思想界No.2のサミュエル・テイラー・コールリッジ(2)
唯物論をモーゼの『創世記』を持ち出して、「亡霊」と批判したり、マルクス主義を、「とてつもない実際的な詭弁」とし、英国の指導者たちを占有してしまっているのに嫌悪感を覚えるなどプラスの面もある反面、似通った思想をもつ哲学者、同業者をやたらけなすという人格上の欠陥がありました。 エドマンド・バークに対しては、 バークの「崇高で美しいもの」に関する論文を私は貧弱であると思います。そして、彼が趣味について述べていることは深遠でもなければ、正確でもありません バーク氏は実に偉大な人物でした。彼が読んだと思われる程までに歴史を哲学的に読んだ人は今まで一人もいません。しかし、彼が自らの一般原理をさもしい利害関…
民主政治を人体でいう「血液」と表現した、英国保守主義思想界No.2のサミュエル・テイラー・コールリッジ(1)
サミュエル・テイラー・コールリッジとは、『英国社会思想史研究』を記した、石上良平・元成蹊大学政経学部教授によれば、エドマンド・バークに次ぐNo.2であり、それを米国で広めたラッセル・カークが『保守主義の精神』で言及しているくらいです。カークはベンサムの功利主義に批判した功績を評価しています(https://kimugoq.blog.so-net.ne.jp/2018-06-26)。その他の関連する哲学者を挙げると、エリオットは「英国で最も偉大で最後の批評家」としていて(https://www.socialmatter.net/2016/08/06/poets-s-t-coleridge/)、デ…
ジョン・タイター 2020年 日本地図 考察④皇籍を剝奪された皇族方が新国家を樹立?
今上陛下から皇太子殿下に位が渡るのを正確には「譲位」なのに「退位」と悪意あからさまな表現に辟易していて、皇室の将来に不安を抱いている方はさぞ多いでしょう。そんな昨今、事あるごとに警鐘を鳴らしているある方の記事が気になりました。 http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/entry/2018/09/03/153850 その中で、秋篠宮殿下に関する次の記述を見た途端、ジョン・タイターの未来地図、「新大和皇国」が脳裏をよぎりました。 しかも、この皇太子の禁止と不在を制度化すべく、実際にも宮内庁法を改悪し、「東宮職」を全廃した。秋篠宮殿下は「東宮」でないと、宮内庁…
ロシア圏のメディア(sakhalinmedia)が報じた、千島列島でのロシア軍の動向に関する、ツイート集
※2014年10月時点の記事です。 ロシアは、ウクライナに対する侵略願望を隠しておらず、最近は、ロシアが2008年にウクライナ割譲を提案=ポーランド元外相(https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-poland-sikorski-idJPKCN0IA08420141021)というニュースが報じられているようです。ところかわって、日本の北方領土方面のニュースもまったく報じられないわけではありませんが、どうも意図的なものが感じられます。 というのも、たいてい大きな話題くらいしか取り上げず、日々着々と進行しつつある千島列島でのインフラ整備や、軍事的な…
「異才発掘プロジェクト」と松村暢隆『アメリカの才能教育』の抜粋
(注)2014年8月時点の記事です。 来たれ、未来のエジソン=異才の不登校児、発掘へ―東大先端研などサポート 突出した才能を持ちながら、学校生活になじめず不登校になっている子どもを選抜し、日本をリードする人材に育てる「異才発掘プロジェクト」に東京大先端科学技術研究センターと日本財団が乗り出す。目標は、小学校を中退した後、母親が寄り添って勉学を支え、才能を開花させた発明王エジソンの再来という。 飛び抜けた才能の持ち主は、コミュニケーションが苦手だったり、興味が偏ったりして授業に興味を失い、不登校になるケースがある。こうした子どもの探求心に応え、長所を伸ばすのがプロジェクトの狙いだ。 小学3年~中…
ベルジャーエフにチェスタトン、チャーチルだけじゃない、『もしドラ』のドラッカーの本当の偉大さ
※一応、過去記事です。 http://kenpoukaisei.jugem.jp/?eid=290 という興味深い記事を読んだ経緯があって、「えっ?よくは知らないけど、萌えキャラ等で一時期それなりのブームになってたドラッカーって英米の保守主義思想と関係あるのね」と驚きに満ち溢れた新鮮さからの反動で、海外サイトを調べたら、いろいろすごい事実が判明しましたとさ。 価値や偉大さは分かる方には分かるでしょうが、手っ取り早く人物名だけ挙げていくと、日本でもそれ相応に関係が知られてるエドマンド・バークやウィンストン・チャーチルを始め(アレグザンダー・ハミルトンもそうかな?)、ニコライ・ベルジャーエフやG.…
だいぶ前に中川八洋氏の『保守主義の哲学』を一読していて、久々に見たら次の点が気になりました。 「このベンサムの哲学とは、……政治は国家権力が全国民すべての個人個人を監視し(幸福)を強制するという、実に奇妙キテレツな全体主義体制の構想であった」 「北朝鮮人民が地獄の日々で(将軍様)に感謝を捧げる、あの全体主義の(幸福)である」 どちらも一〇四項の記述ですが、次に拙稿でまとめたマコーレー評(https://blogs.yahoo.co.jp/hatenoyozora/41499940.html)をご覧ください。 「さらに、(ベンサム氏自身も、自己の幸福が一般的幸福と一致しない人々を説得して、彼の原…
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