11の“中国企業”がサモアなど「外国籍企業」になりすまし、台湾各地で奇妙な「営業」を展開していた(宮崎正弘国際情勢)
台湾の捜査当局は、11の“中国企業”がサモアなど「外国籍企業」になりすまして、台湾に進出し、有能なエンジニアを引き抜き、技術情報を中国に提供したとして手入れを行った。中国企業が台湾で不法に人材を引き抜いて事業を拡大する巧妙な手口が用いられた。米国の「エンティティリスト」(=ブラックリスト)に掲載されたSMICは、『サモア企業』になりすまして、台湾に支店を設立し、台湾のハイテク人材をスカウトした。半導体開発に従事させていた。台湾当局は内偵を続け、過去五年間で中国のなりすまし企業100社を捜索してきた。台北、新北、士林、桃園、新竹、台南の6つの地方検察庁に事件を報告し、地方事務所に3月18日から27日までの間に台湾における中国企業による違法な人材引き抜き事件11件を同時捜査するよう指示した。台湾全島で34か所...11の“中国企業”がサモアなど「外国籍企業」になりすまし、台湾各地で奇妙な「営業」を展開していた(宮崎正弘国際情勢)
2025/03/31 16:06