トランプ旋風、つぎの衝撃は暗号通貨の国家備蓄構想 ドル基軸通貨体制との兼ね合いをどうするのか(宮崎正弘国際情勢)
SEC(米国証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー委員長が1月に退任する。これによって米国の暗号通貨規制の状況が一変する可能性がある。トランプがビットコイン対策を変更、大きく変節した。トランプはビットコインを金備蓄と同様な国家準備金に加えるとし、SECと対照的な見解を持つに至った。SECはゲンスラー委員長のもとで、仮想通貨業界をむしろネズミ講の一種として取り締まってきた。またテロリスト、過激派の資金移動、犯罪集団のマネロン、中国の大金持ちたちはビットコインで海外へ資産を移動させるなど、暗号通貨の裏側世界が警戒されてきた。ということはドル基軸体制を代替する通貨などは思考の範疇になかった。2023年にニューヨーク市で開かれたパイパー・サンドラー・グローバル取引所・フィンテック会議で、「暗号通貨ブームはペテン師...トランプ旋風、つぎの衝撃は暗号通貨の国家備蓄構想ドル基軸通貨体制との兼ね合いをどうするのか(宮崎正弘国際情勢)
2024/11/30 15:16