加古川町平野・美乃利探検(21) 間形の力石(ちからいし)
間形の力石(ちからいし)間形(まがた・美乃利)に、どこにでもあるような四角い石が灯篭の前に置かれています。前回のブログで紹介した「大和大明神の碑」の横の灯籠の前に置かれた四角い石です。この石には銘もなく、ただの石のようで、地元でもその存在を知る人は多くないようです。古老によれば、この石は「力石(ちからいし)」です。「力石」とは、字のごとく、力だめしをする時に使った石のことです。農作業の合間に、若者が集まった。そして、力自慢をしました。この石を持ち上げることができると一人前の若者として認められたのです。何回も使われたのでしょう。両手で持ち上げる部分はつるつるしています。間形の力石にはないのですが、娯楽から始まった力石には、重い石を持ち上げた人が、年号や自分の名前を石に刻んで、神社に奉納する行事へと発展したものです...加古川町平野・美乃利探検(21)間形の力石(ちからいし)
2021/05/31 07:54