大河・かこがわ(107) 平安時代(18) 薬師堂(播磨町古宮)の薬師如来
薬師堂(播磨町古宮)の薬師如来今、私たちが、奈良時代の人間で、釈迦像と薬師像二体の仏像が、運ばれたとします。おそらく、釈迦像か薬師像か区別がつかないと思われます。奈良時代までは、薬師像は釈迦像と何らの区別ありませでした。共に形は如来形でした。平安時代、播磨町に大寺が?播磨町古宮の薬師堂には、像高、140センチ、幅110センチ、奥行き90センチの堂々とした「木造寄木造り」のは仏様です。薬師如来像です。衣を表すひだの流れが美しく、平安時代の末(12世紀頃)の特徴を表しています。そして、よく見ると、左手の上に小さな壷があります。間違いなく薬師如来です。壷には、どんな病気にもよくきく薬が入っています。このように壺を持った姿で薬師如来が造られるようになったのは、平安時代以降のことです。当時、病気でたくさんの人々は悩んだこ...大河・かこがわ(107)平安時代(18)薬師堂(播磨町古宮)の薬師如来
2019/11/30 08:50