大河・かこがわ(59) 古墳時代(26) 地蔵寺古墳(加古川市・平荘町池尻)
地蔵寺古墳(加古川市・平荘町池尻)地蔵寺古墳は、平荘湖の東端の山の麓にある地蔵寺の建物の下に開口しています。群れをなさずに、単独で造られている終末期(7世紀)の古墳です。切石に近い横穴式石室で玄室長3.6m、幅1.7m、船頭1.7m以上の古墳で、墳丘は地蔵寺の建立に伴い削られたようで、旧状をとどめていません。もともとは円墳であったと考えられ、石室内から遺物は採取されていません。石室に入るとまず感じることは、石が見事に組み合わされ、精巧に造られていることです。奥壁、天井には巨石を使用し、側壁は石材を巧みに組み合わせて、表面をノミで平らに削っています。奥隅には、L字に加工した石材を一部コーナーに使用しています。お訪ねください。地蔵寺は、見つけにくい場所です。お寺さんにお尋ねください。平荘地区は石棺仏(石仏)の宝庫な...大河・かこがわ(59)古墳時代(26)地蔵寺古墳(加古川市・平荘町池尻)
2019/09/30 10:32