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怖話ノ館(こわばなのやかた) http://kowabananoyakata.main.jp/

怖い話や怪談が読みやすいブログです。他にも意味怖、謎怖、シリーズもの、都市伝説、画像や動画など多数。

たくさんの怖い話や怪談を読みやすいように掲載しています。画像や動画なども扱っています。怖い世界をどうぞごゆっくり・・・

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2014/12/01

1件〜100件

  • この場所ではそういう約束だから

    これは、釣りにまつわる奇妙な体験話。釣り仲間の桜井(仮名)と二人で、近場の山にある溜め池へバス釣りに出かけた。先に釣り上げたのは桜井の方だった。中々の大きさだ。しかし、桜井はそれをリリースすることなく、後ろの繁みの中へ放り投げた。「バスをリリースするの、嫌うタイプだったっけ?」そう問い掛けると…

  • そいつの背中には魚のような黒いウロコ

    これは、山仲間が体験した怪異話。山中の寂れたキャンプ場に、一人で宿泊した時のこと。夜中、テントの周りでゴソゴソと動く音がする。猿でも来たか?と、外に出てライトで照らしてみた。黒光りするモノが、夕食後のゴミを漁っていた。彼曰く、「一瞬、巨大な鯉が歩いているのかと思った」という。そいつの背中には…

  • その存在を目視・無視・挑発してはならない

    これは、祖父が体験した怪異話。山で仕事をしていると、何処からともなくカラスの鳴き声を極端に低くしたような鳴き声で近付いて来る存在がいたそうで。鳴く、数歩近付いて来る、鳴く、数歩近付いて来る…という感じで、ゆっくりと目の前までソレは来る。地元では、『その存在を目視、無視、挑発するような行為はしない…

  • 夜の山で聞こえてきた奇妙な2つの音

    これは、友人の話。一人で夏山を縦走していた時のこと。真夜中、何かの物音に目を覚まされた。ぽちゃん、ぽちゃん。水音のようだ。深そうな水溜りに、小石が落ちているような、そんな音。「水場はかなり離れてるのに、ここまで音が聞こえるものか?」。寝惚けながら考えていると、音はいきなりガサッという乾いたものに…

  • 知らないうちに出来ていた青アザの正体

    これは、僕の爺ちゃんがその爺ちゃん(高祖父)から聞いた話。その時、高祖父はキツネを一匹仕留めて帰る途中だった。すると、木の近くにオロオロとした男性がいた。若くて登山者のような格好をしている。何をしているのか聞くと、道に迷ったという。出口まで案内しようと思ったが、時間が遅かったこともあって山小屋に…

  • わざわざウチに死にに来る

    これは、知り合いの話。彼女の家は街外れにある。山からはかなり離れているのに、何故か山の動物がよく現れるのだという。それも、決まって『死体』で。状況からするとどう考えても、動物が庭に自分から入り込み、そしてそこで息絶えたとしか思えないのだそうだ。彼女は一度だけ、その現場を直接見たことがあるという…

  • 白い家とピアノの音とお姉さん

    これは、僕が小学生だった頃の話。当時、通学路の途中に『白い家』があった。木で作られたログハウス風の建物を、白く塗装したような家だったのを覚えている。僕の家はかなりの田舎にあり、朝は家の近い子供たちで集団登校をしていたが、帰りはそれぞれバラバラに帰っていた。僕の家は同じ方向の子供たちの中でも最も遠い…

  • 真偽不明な噂が多い府営団地にて

    これは、地元の友人から聞いた話。友人の実家はあまり裕福ではなく、子供の頃はボロボロの府営団地に住んでいた。その友人宅には何度も遊びに行っていたが、まあ家賃相応の酷さだった。3階建ての建物は満遍なく蜘蛛の巣が張っており、日の光は全然入らなく、階段の電灯はいつ行ってもチカチカしている。帰りが…

  • はっきりと見えてしまうのも困りものだな

    これは、"藁人形を使った呪い"にまつわる話。私は、あるお寺で僧侶をしている。うちは大きなお寺で敷地の中にお堂がいくつもあり、毎朝早くに全てのお堂を回ってお勤めをする。一堂一堂がそれなりに離れており、限られた時間のうちに全てを回りきらないといけないので結構忙しい。おまけに、毎回一人一人交代で行うので…

  • 中古の一軒家を買って1年が過ぎた頃

    これは、中古の一軒家を買ってからの話。住み始めて1年くらいが経った頃、間取り的に『家の中が1畳分くらい狭い』ことに気がついた。とは言っても、住んでいたので壁を壊して確かめようとはならなかった。それまで1年くらい普通に住んでいて気づいただけなので、おかしなことが起きるわけでもない。ビルみたいに配管を…

  • 何かが普通の山とは違った場所にて

    これは、弟と山へ虫取りに行った時の話。僕が小学5年生の夏のこと。その山は、そこそこカブトムシやクワガタが取れる山だった。でもいつものポイントで取り尽くしてしまったのか、その日はコガネムシやカナブン、ハチしかいなかった。僕は弟に「今日は違うところに行こう」と言って、その場所を出た。そしてその山の普段…

  • 小鳥に鳴き方を教える師匠

    これは、知り合いの体験話。子供の頃、学校の裏山で一人遊んでいると、"ウグイスの声"が聞こえてきた。おそらくは巣立ちしたばかりなのだろう。まださえずりが下手で、最後まで上手く通して鳴けていない。「ふむ、まだまだ下手っぴいだな」。生意気にもそんなことを考えていると、一際大きな鳴き声が林に響き渡った…

  • トノサマバッタを追いかけた先に

    これは、友人の翔太(仮名)が小学3年生の時の話。当時、山で遊ぶことが日課になっていた翔太。いつものように駄菓子屋で買ったお菓子を持って、山へ向かう道をぶらぶらと一人で歩いていた。すると、目の前に『大きなトノサマバッタ』が。昆虫が大好きだった翔太は夢中で追いかけて行ったそうだが、細い獣道を駆け上がる…

  • 水面に映る満月に誘われて

    これは、知り合いの話。山奥の集落に停泊していたある夜のこと。尿意で目が覚めた彼は、屋外の厠に行って用を済ませた。庭に置いてある手水鉢で手を洗おうと、中を覗き込んだ時だった。水面に白い大きな円盤が映っていた。満月だ。あまりの美しさに、思わず手を伸ばしたという。次の瞬間、水の中から細い物が二本伸び出し…

  • 3歳になる娘の横に立っていたのはキツネ

    これは去年、東北の方へキャンプに行った時の話です。そこは山の奥地にあり、自然たっぷりのキャンプ場。首都圏から遠いせいか混んでいることがなくて、いつも利用しています。日が暮れて晩飯が終わり、早起きだった為にテントで少しウトウトしていたところ、外から聞こえる3歳になる娘の笑い声で目が覚めました。女房と…

  • 頑張るさんと呼ばれる便所の神様

    これは、先輩の話。彼は卒業後も度々、部活の指導や手伝いをしに来てくれていた。その都度、各地の興味深い山話を聞かせてくれた。「ある小さなキャンプ場なんだけどさ、一応トイレがあるんだ。汲み取りだけど。でも一番奥まった大用の個室は誰も使う奴がいない。そこで用を足しているとね、覗かれるっていうんだ…

  • 部屋に上がって振り返るといるよ

    学校から1駅の距離で、狭苦しい学生アパートと変わらない家賃とくれば、お察しいただける通りの事が起こるわけで…。親友は、それを承知でそのアパートに決めた。これは、そのアパートで起きていた心霊話。アパートに到着して部屋に上がると、日当たりも良く、手入れも行き届いていて、おかしなところは全くない。私自身…

  • 子供の頃に行った夏祭りでの怪異体験

    これは、子供の頃に行った夏祭りでの怪異な体験話。親戚や祖父母と5人ほどで花火を見に行ったのだが、その時の状況が"何か変"だった。お祭りでは御神輿の周りを囲むようにして、お面を被った人々が盆踊りをしていた。僕たちは事前に、一番良い場所にシートを敷いて確保しておいた。そこで弁当を食べながら、花火の始ま…

  • 後ろからケンケンと飛び跳ねる音

    これは、知り合いの話。彼の地元の山では、夕暮れ時になると"不気味なもの"が現れるのだという。薄暗い山道を歩いていると、後ろからケンケンと飛び跳ねる音が近づいて来る。振り向くと、一本足の真っ黒い影がこちらの後を追って来ている。影は人の形をしてはいるが、酷く頭でっかちで、両手がやけにひょろ長い。地元で…

  • 森で出会った一つ目の女の子

    これは、じいちゃんが住んでいる田舎の森で迷子になった時の話。森といってもそんなに広くはなく、幼いの頃からずっと探検していたので、何処がどういう道に出るかはほぼ把握しているつもりだった。けれど、その日は違った。30分くらいで帰るつもりだったのに、さあ出口という所まで来たはずなのに出られなかった…

  • 求人広告を見た者ですが 2/2

    やがて、電車が轟音を立ててホームに滑り込んで来て、ドアが開いた。乗り降りする人々を見ながら、私はようやく腰を上げた。腰痛が酷い。ふらふらと乗降口に向かう。体中が痛む。(あの電車に乗れば…)そして乗降口に手を掛けた時、車中から鬼のような顔をした老婆が突進してきた。どしん!私は吹っ飛ばされ、ホームに…

  • 求人広告を見た者ですが 1/2

    ちょうど2年くらい前のこと。これは、旅行に行きたくてバイトを探していた時の話。暑い日が続いており、汗をかきながら求人雑誌のページをめくっては電話をしていた。ところが、なぜかどこもかしこもダメという答えばかり。擦り切れた畳の上に大の字に寝転がり、適当に集めた求人雑誌をペラペラと悪態をつきながらめくっ…

  • 吹雪の山中で目にした有り得ないもの

    これは、知り合いの話。ある時、地元の山で遭難者が出た。単独で山に入っていて、突然の大吹雪で山を下りられなくなったものらしい。天候等の状況からして生存は厳しいと思われたが、二日後に無事保護された。どうやって寒さを凌いだのか尋ねると、顔をしかめて答えたくない様子を見せる。しつこく問い質したところ…

  • ひとつだけ真っ赤な石コロ

    これは、俺が中学一年生だった時の話。ある日、友人らと三人で、自転車で少し遠出をして隣町の山へ遊びに行った。そして俺たちは、川の下流の方で水切りをして遊ぶことにした。少し離れた場所で石コロを物色していた友人の一人に呼ばれて行くと、そこには沢山の石コロの中に『一つだけ真っ赤な石コロ』があった。見た感じ…

  • やっぱり一番怖いのは人間ですね

    怖い話でよく、"2階以上の高さの窓を外からコンコンと叩かれる"というものがある。これは、某オフ会で初対面の女性が話していた内容。昔、どうしても好きな同人さんの家まで行ったことがあるんですよね。夜になると、なんだかウワーッときちゃうんです。会いたい会いたい会いたい会いたいって、もうエンドレスで…

  • 通い慣れた山道を歩いていたはずが

    これは、奇妙で不思議な体験話。高校生の時、県の登山大会が母校で実施された。そして山岳部だった私は、何校かの生徒を引率することになった。近場の山を二つほど経由して、最終的に母校のグラウンドへ誘導するのが任務だ。部員たちだけで予行演習も行い、準備は万端だった。当日、通い慣れた山道を先頭に立って歩いて…

  • 祠を別の土地へ移して間もなく

    これは、知り合いが体験した不思議な話。家の敷地の外れに、いつ造られたのかもわからない『小さな祠』があったという。その一角にアパートを建てることにしたので、祠を移動させることに。取り立てて信心深いわけではなかったが、潰してしまうのも躊躇われたので、祠は近所に住む親戚の土地へ移された。祠を移して…

  • 行水女房を目撃するのは男に限る

    これは、友人の話。彼は幼年期を山中の実家で過ごしたのだが、時々不思議な体験をしたのだという。小学校に上がったばかりの真冬日、とある一軒家の傍らを通り過ぎようとした。その時、板塀の向こうから「ザパァッ」と水の流れる音がした。背伸びをすれば届く位置に、いい感じに節穴が空いてある。「何してるんだろう?」…

  • 過去に時間が戻った経験をした時の話

    これは、タイムリープにまつわる話。私は一度だけ、"過去に時間が戻った経験"をしたことがある。ある月曜日のこと、会社で凡ミスをして、それが想像以上に大事になってしまった。数日の間は後処理に終われ、あちこちに頭を下げ、夜遅くに半泣きで家に帰る日々が続いた。そんなある時、途中で霧雨が降り出して、服や髪が…

  • 幼い頃によく現れた隙間おばさん

    これは、僕が2~3歳の頃の話。夜に寝ていると、いつも隙間におばさんが現れていた。壁に寄せ付けているベッドと壁の間に、真ん中分けをした黒髪と鼻から上だけを覗かせて、ベッドの縁に両手をかける感じで。それも、まあまあの頻度で現れていた。怖いという概念がなかったのか、それとも怖くなかったのかはわからない…

  • 父が亡くなってから初めての外食

    これは、ちょっとした心霊体験をした時の話。父が亡くなって10日が過ぎた。少し落ち着いたので、亡くなってから初めての外食。母と姉と3人で、回転寿司に行った。食べ始めてから少し経った頃、「もうすぐご注文の品が到着します」と案内の後に、頼んだ覚えのない『つぶ貝』が流れてきた。注文履歴を見ると、確かに履歴…

  • 上へ行かれます?やめたほうがいいですよ

    これは、青梅市の『御岳山』に二人で登った時の話。新緑の季節だったので、6月頃だと思う。あと少しで見晴台と頂上方面への分かれ道に差し掛かる一本道で、下山して来る男性と遭遇した。その男性は傍目にもわかるほど真っ青な顔をしていて、ひどく落ち着かない様子だった。「上へ行かれます?」。そう訊く口調に否定的な…

  • 日が暮れるとアブリコが出るぞ

    これは、友人の怪異体験談。夕暮れ時に、「出る」と噂される峠道を一人で歩いていた。気がつくと、ズズッズズッと後をつけてくる音がある。背後を見ると、足を引きずって歩いてくる小さな影が一つ。ただ、そんなに暗くなってはいないのに、顔や服がどうにも見て取れない。墨を流し込んだように、上から下まで真っ黒…

  • 犬隠しと呼ばれていた谷地

    これは、知り合いの話。彼は昔、犬を連れて猟をしていたという。「気持ち悪い山があったんよ。山というか谷地なんだけど、"そこへは絶対に犬を連れて行ってはいけない"と言われていたんだ。近寄っただけでも、犬は尻尾を足の間に入れて怖気づいてしまうらしい。うっかり足を踏み入れようものなら、いつの間にか連れて…

  • 猟猫を連れて山に入る爺ちゃんの話

    これは、猟師の爺ちゃんから聞いた怪異話。爺ちゃんは3匹の大きな秋田犬を飼っていた。そして爺ちゃんの最も不思議なところは、『猟猫』を1匹連れていること。猟師仲間は皆、「猫は言うことを聞かない」、「猫は猟には使えない」という理由で飼わないのに、爺ちゃんは朱色の虎毛の猫を1匹、必ず犬と一緒に連れて行った…

  • もうすぐ死んじゃうよ

    れは、死に関する『予知夢』の話。知り合いの彼は、久しぶりに山奥の実家に寄ったのだという。実家にはまだ幼い姪がいて、彼によく懐いていた。一泊した次の朝方、その姪が不気味なことを言う。「安西さんちのおじさん、もうすぐ死んじゃうよ」。安西家というのは、近所に住んでいる親戚だ。何でそんな気味の悪いことを…

  • 通学路にだけ現れていた不気味なバス

    これは、私が中学と高校の時に体験した不気味な話。ある日の中学校からの帰りのこと。電車通学だったけれど、学校から駅に行くまでは8分くらい歩かなければいけなかった。仲の良い友達といつものように歩いていると、"1台のバス"が前方からやって来た。そのバスは見た目がかなりのオンボロで、「廃車みたいだなぁ」と…

  • あの曲が流れる度に

    私は"嫌いな曲"がある。『おとぎ話のような~子供の世界~素敵な世界~』という歌詞のアレ。27歳か28歳の頃、当時働いていた職場の近くに、そこそこ広い公園があった。仕事終わり、薄暗い中で公園の横の道を歩いていた。公園を左側にして歩いていると、突如頭の中であの曲が流れた。いきなりだったけれど気にしない…

  • もしかしたらまだ乗っていたりして

    これは、『幽霊』と思しき人と遭遇した時の話。その昔、電車に乗ってくる幽霊のような人を見たことがある。電車が駅に到着して扉が開くと、おばさんが乗ってきた。目が一瞬合ったので、私は「こっちに来たから隣に座るかな?」と思い、自分のスカートが座席に広がっていないかチラッと確認して、顔を上げた。すると…

  • 塩まじないをやっていた私

    私は昔、『塩まじない』をやっていたことがある。付き合っていた人と別れたいけれど別れてくれなくて、憎くて、ツラくて、毎日のように願い事をトイレに流していた。けれど一向に効果がなく、根負けして復縁することになった。しかし彼氏はクズなことに実は偽名を使っていて、それも彼の"弟の名前を名乗っていた"ことも…

  • 早く寝ないと山から彼奴らがくるよ

    これは、友人の話。子供の頃に夜更かしをしていると、よくこう言って叱られたという。「早く寝ないと山からモッコとムッコが下りてくるよ。彼奴ら怖いからね。捕まったら皮剥かれて食べられちゃうよ」。子供心に恐ろしいモノだと認識していたのだが、どんな姿をしているのだろうと、長いあいだ疑問に思っていた。先日…

  • しばらくは夢を見るのが怖かったワケ

    幼い頃に"不気味な夢"を見たことがある、と言う彼。内容はこう。いつも通り友達らと遊んでいると、遊び場の裏手の山から女が下りてきた。女は友達らの内二人の手を掴むと、そのまま山へ連れ去ってしまう。何故か皆逆らわず、黙って静かにそれを見送った。しばらくすると、シャツを血で染めた友達が一人だけ帰ってきた…

  • 顔にびっしりのカエルの群れ

    これは私が中学生だった頃、恩師より聞いた不思議な話。ある時のこと、何かの調査で恩師は数人と連れ立ち、奥羽山脈の中でキャンプを張った。一夜明けてみると、隣で寝ていた仲間が「なんだか顔がムズムズする」と言い出した。蟻にでもたかられたかと見ると、確かに仲間の顔に何やらびっしりとくっ付いている…

  • 神様に舐められた女性が授かるもの

    これは、友人の話。バイクで一人旅をしている途中、ある峠道でビバークすることにした彼女。ぐっすり眠っていた真夜中、不躾な邪魔者に目を覚まされた。何かが彼女の顔を、温かく濡れた舌でベロベロ舐め回したのだ。不快な感触に飛び起きたが、自分以外の姿は何も見えない。それなのに、何かが彼女をしつこく舐め回し続け…

  • 犬に霊が取り憑き命を奪おうとしている

    これは、『除霊』にまつわる話。たまに他の寺院から助っ人を頼まれる事がある。大抵は大きな法要の準備や出仕なのだが、その時はいつもと違っていた。法要を終えてそこの副住職と一息ついていると、住職がやってきて「急にすまないが祈祷を行うから出てくれないか?」と頼まれた。別に断る理由もないので引き受け…

  • 時の狭間に迷い込んでしまう

    これは、2ヶ月ぐらい前に体験した話。もしかしたら夢だったのかもしれないが。その日の朝、起きたのが10時だった。「もう10時か・・・」。大学は9時30分から始まるのだが、いつも少し遅刻して行く俺は焦ることはなかった。ちなみに、家から大学までは3分ぐらいで着く距離にある。前日の残り物の朝食を食べ、ダラダラと支度をしていた…

  • 頑丈過ぎた爺さんの不思議な話

    これは、十数年前に死んだ爺さんの話。母方の爺さんは山の中に住んでいた。道はあったけれど、隣の家まで1キロ以上。電気は通っていたけれどガスはなく、平成の世で竃と薪のお風呂。爺さんは元は東京生まれの結構なボンボン。けれど、戦争で親をなくして、親戚を頼って東北の山奥に移り住んだとのこと。そんな爺さんは…

  • 偶然が重なった不幸中の幸いと思っていたが

    これは、家系の因縁かもしれないと思った体験話。私は今まで車にはねられたことが2回ある。1回目は、前方不注意の車が横から突っ込んできた。ブレーキとアクセルを踏み間違えたらしく、ぶつかった時に車のフェンダーは歪み、ナンバープレートが外れて飛んでいく程の衝撃だった。2回目は、自転車に乗っている時に後ろ…

  • 猫舌の神様ってのもいるんかの

    これは、田舎の知り合いから聞いた話。彼の家は山を持っており、毎年の年末には祠の大掃除と御鏡をお供えに行くそうで。その時期は雪が積っていることが多く、山の頂上近くにある祠からの眺めも綺麗なので、彼はコッヘルとコンロを持って行き、大掃除後に景色を眺めながら一服入れようと考えた。大掃除を終え、古い御鏡も…

  • 自殺した社長の話になると

    これは、ある土建屋の事務長と話し中でのこと。寺から法事を頼まれて行った時、たまたまその法事に参列していた土建屋の社長と仲良くなった。きっかけは土建屋の仏教に関する質問に、私の回答が気に入ってもらえたらしい。その後も何度か土建屋の近くに寄ることがあったが、社長に挨拶をしていこうと立ち寄っても…

  • ある人面犬との不思議な出会い

    これは、友人が体験した不思議な話。渓流で一人釣りをしていると、背後から声をかけられた。「何しとるのかね?」。鮎を釣ってるんだ、そう答えながら振り向くと、そこには"異様なモノ"がいた。身体は赤犬だったが、首から上の顔は老爺のものだった。毛並みは綺麗にしてあり、きちんとお座りをしている。驚いてポカンと…

  • 古めかしい提灯を手にした人影

    これは、仕事仲間が体験した不思議な話。遠い山間での住宅改装を請け負った彼は、毎日のように山中の峠道を越えていた。きちんと整備された道路も造られているのだが、回り道の上に信号が多く、また渋滞に巻き込まれる率が高いので、舗装もされていない寂しい峠を通っていたそうだ。ある日、仕事が押してすっかり遅くなっ…

  • お前、何かに釣られかけたんじゃないか?

    これは、友人の怪異体験話。釣り仲間と二人で、沢釣りに出かけた。いつもとは違う場所で釣ってみようと散策しているうち、良い感じの淵が見つかった。あまり人の来ない場所なのか、入れ食いのように釣れたそうだ。夢中になって竿を振っていると、急に手応えが重くなった。根掛りでもしたかと思ったが、力を入れると…

  • その笑い声の主は落ち葉

    これは、田舎で同級生から聞いた話。彼は中学の時、自転車で通学をしていたという。ある晩秋の朝、いつも通っている道に落ち葉が降り積もっていた。朝露で濡れていた為に滑りやすく、少しでも下手にハンドルを切るとズルっと滑り、何度かコケそうになったそうで。しかし、その感覚が楽しく、彼は何度もスピードに乗った…

  • 遅刻した言い訳にオカルトを

    これは、山仲間の体験話。彼がサークルのキャンプに参加した時のこと。一人だけ遅れて来ることになり、初日の夜に宿営地で合流することになった。しかし、いつまで経ってもそいつが来ない。山慣れた奴だし、あまり心配はしていなかったのだが、そろそろ日付が変わる刻限になると、さすがに何かあったかと皆が不安になった…

  • 死に近づいている人が肉を恋しがったら

    これは、死の直前にまつわる少し怖い話。その場では決して口には出来ないが、私は『肉』がお迎えのサインだと思っている。なぜなら入院していた時に仲良くなった数人の亡き患者さん達には、ある共通した出来事があったからだ。それは、病状悪化して衰弱し食欲もない日々が続く中、突然「とんかつ食べたい。持ってきて」…

  • 治安がよろしくない場所にて

    これは8年くらい前、横浜に住んでいた時の話。日本大通りに職場があったので、バイクで通える距離の阪東橋近くのボロアパートに住んでいたのだが、とにかく治安がよろしくなかった。夜に出歩けばアジア系の立ちんぼやらキャバのキャッチやら、見るからにカタギではないおっさんやらがわんさかいる。昼間でも道端で泥酔し…

  • ヤカンさんの屋敷に入ってしまったせいで

    これは、仕事仲間の奇妙な体験話。業務で山奥に入っていると、『大きな邸宅』に出くわした。今風のデザインが、場所も相まってひどく違和感を感じさせたという。門を開けて中を覗いたが、誰も居る気配がない。インターホンを押しても反応がなく、かと言って押し入るのも躊躇われ、塀伝いにぐるり一周してみると、綺麗に…

  • 墓に呼ばれてやって来た婆さん

    これは、『ご縁』にまつわる不思議な体験談。うちの爺さんの実家はちょっと離れた村にあり、そこの共同墓地には先に亡くなった婆さんが祀られている。その場所が少し珍しい。県道から私道のような砂利道を通り、両サイドには畑が広がっているので、知らない人にとっては他人の敷地を通るような印象だと思う。そこを抜ける…

  • おま、しゅーくりーむ持っとらんかの?

    これは、友人から聞いた不思議な体験談。彼は時々、地元の登山会の世話で山道の整備をしている。その日もノコギリを片手に倒木を片していたのだが、いきなり背中がグッと重くなった。後ろに手をやったが何も触れず、しかし荷重は耐えきれないほどで、たまらず膝を付く。四つん這いになった頭の後ろで、問いかける掠れた声…

  • 人を化かす狸のマミ

    これは、私が体験した奇妙な話。青年部で委員会を開くことになった。運悪く商工会の会議室が利用できず、メンバーの家に集まることに。そこは山中に新しく造られた、小さな団地の中の一軒家だった。部の事業についての論議が白熱し、討論が終わったのは丑三つ時を過ぎていた。コーヒーを飲みながら雑談していると、二階の…

  • その洞穴の中では時間の進み方がまちまちに

    これは、不思議な体験をした友人の話。里帰りした折に、甥っ子を連れて裏山で遊んでいたという。時はまだ"朝方"、霧雨がかかって少しばかり肌寒い。地山が剥き出しになった崖に、立って入れるほどの『洞穴』が開いていた。何気なく入ってみると、五~六メートルも進んだ所で行き止まりとなっている。別に変わったことも…

  • 地の底に引き摺り込まれていたかもな

    これは、不可解な体験をした同級生の話。一人で夏山を縦走していた時のこと。小さなテントでぐっすり眠っていた深夜、どこか遠くから声が聞こえてきた。「おーい」と、くぐもったような声が耳に届く。寝惚け眼を擦りながら「何だよ?」と呟いた次の瞬間、グラッと地面が揺れた。パッと目が覚め、慌てて辺りを調べたが…

  • びっしりと生い茂るキノコの山での怪異

    これは、東北辺りの山の中にある集落であった話。その集落から山中に入り、2つ3つ越えた所に『不思議な場所』がある。そこは一見、何処にでもあるような木などが生い茂っている普通の山林だが、夏の終わり頃からその場所は異常な程にキノコ類が生い茂る。地面や朽木、生きている木にまでびっしりという感じに。しかも…

  • 山に居る変なモンの話

    これは、田舎の友人に聞いた話。彼の家では、山で椎茸を栽培している。時々、木に悪戯されたり盗られたりするので、山に見回りに行くそうで。ある時、山をいつものように見回っていると、木々の向こう側に『動く影』を見つけた。迷彩服でも着ているのか、どうにもハッキリと判らないので、彼は「ははあ、サバゲーでもしに…

  • 双子で生まれた私と兄の不思議な世界

    これは、『双子』にまつわる少し不思議な体験話。私と兄は二卵性の双子で生まれた。環境的に近所に同年代の友達がいなくて、兄としか遊び相手がいなかったこともあると思うけれど、私の思ったことがそのまま兄も頭に浮かぶし、私も兄の思考が頭に入ってくる感じで、それが当たり前だと思っていた。母が後年、二人が遊んで…

  • 体からクネクネしたものが生えた男

    これは、"得体の知れないモノ"と遭遇した時の話。先日、出張で東京の武蔵野市という場所へ行った。ただ相手方にトラブルがあり、出張が1日延びた。その日自体は休みになったが、夜は上司とご飯を食べに行く約束をしたので、それまで観光でもしようかとウロウロすることに。東京に来るのは初めてというか、こういう都会…

  • 産婦人科ってやっぱり出やすいのかな

    これは、産婦人科に入院していた時の話。退院する前日の夜のこと。消灯の時間になり、寝ようと思ってベッドでゴロゴロしていると、廊下を誰かが歩いている音がして、私がいる個室のドアが「コンコン」と鳴った。看護師さんはノックと共にドカドカと入ってくるので「看護師さんではない・・・」と思い、ましてや来客なんて…

  • 仕舞い忘れたボールが独りでに

    これは、同業者から聞いた話。道路工事をしていた時のこと。土場として借りていた空き地のすぐ横に、小さなゲートボール場があった。休日には老人たちで賑わうらしいが、平日は誰もおらず、静かなものだった。そんなある日の夕暮れ、土場にいると隣からボールを打つ音が聞こえてくる。目をやったが、競技場には誰の姿も…

  • お寺に泊まった時の怪異体験談

    これは、お寺に泊まった時の怪異体験談。ある大きなお寺から、法要と片付けの仕事の依頼を受けた。法要も無事に終わり、夕方頃には片付けも終わってそろそろ帰ろうかと思った時だった。友人でもあり、このお寺の副住職から「少し話をしないか?」ということで、お寺に残ることに。本来ならここで怪奇現象についての相談か…

  • 山での昼寝中に起こされたものの

    これは、山仲間から聞いた奇妙な体験話。彼は登山だけでなく、渓流釣りも趣味としている。山に登る時には釣り道具も持ち、ポイントを見つけると釣りをする。ある時、何度か入った山で、とても綺麗な渓流を見つけた。「これだけ水が綺麗なら大物がいるかもな」。そう思った彼は、さっそく釣り糸を垂らすと、面白いように釣…

  • 傘がないの?家まで送ってあげるよ

    これは、同級生の不思議な体験話。彼がまだ小学生だった頃、帰り道でにわか雨に祟られた。傘を持っていなかったので、途中にあったバス停の屋根の下へ逃げ込んだ。濡れた身体を払いながら困った顔をしていると、スッと何かが後ろから頭の上に差し出される。見上げると赤い傘があった。驚いて振り向くと、優しそうな女性が…

  • 山小屋に足止めをくらっていた夜のこと

    これは、山仲間の心霊体験談。雪で山小屋に足止めをくらっていた夜のこと。寝ていたところ、人の話し声で目を覚まされた。小屋の隅の方で五~六人が車座になって、何やらガヤガヤと話し込んでいる。結構大きな声だった。常識がないなとムッとし、「少し静かに話してくれませんか」と注意した。すると、話し声がピタリ…

  • よくわからないものほど怖いものはない

    これは、非現実的な体験をした時の話。高校卒業後、特技といえば目が良いことくらいだった僕は、めでたく不動産会社に就職し、不動産業の仕組みから民法の勉強、資格受験と慌しい生活を送っていた。初めての社会に心が折れそうなことが何度もあり、また当時お付き合いをしていた女性との破局や父の急死もあって、なかなか…

  • ある日を境に頻繁に見かけるようになった

    これは、3年ほど前の心霊体験談。山奥のゴミ処理施設でバイトをしていた時に、私も含めて施設内で働くほとんどの人が目撃した奇妙な出来事があった。その施設は人里離れた山奥にあり、施設から近くの町までは5kmと少し、家屋や店屋はもちろん、街灯すらあまり無い場所だった。ただ、施設から100mほど離れた所に…

  • 寝る直前に耳元で男の声が・・・

    これは、何者かに呼ばれて行ってみた時の話。ある晩のこと、美帆さんは寝ようと支度をしていると、「大赤山に行け」と耳元で声がしたという。大赤山?と言われてはっとしたら、もう一度「大赤山に行け」と声がした。それからは毎日、寝る直前に「大赤山に行け」と声がするようになった。大赤山とは、美帆さんの実家近くに…

  • 事故と処理された鉄砲撃ち仲間の怪死

    これは、知り合いから聞いた話。彼の祖父は、かつて猟師をしていたという。遊びに行った折に、色々と興味深い話を聞かせてくれた。「昔、時々つるんでた鉄砲撃ち仲間がいたんだけどな、だいぶ前に死んじまった。山に入っている時、誰かに鉄砲で撃たれてな。ああ、当然警察沙汰になった。あの時そこらの山に入っていた者が…

  • 追いつかれる前に逃げ続ける一家

    これは、知り合いの話。彼がまだ幼い頃、隣の借家に移ってきた家族があった。同い年の気のいい男の子がいて、あっという間に仲良くなったという。親しくなった後に教えてもらったのだが、隣家はやたらと引っ越しをしていたらしい。他所に移る予定など何もない彼が羨ましがると、悲しそうな顔でこう言われた。「あんまり…

  • 誕生日が同じ人を引き寄せる

    これは、誕生日にまつわる不思議な体験をした話。その日、電車で座っている私の前に、二人組のサラリーマンが立っていた。そして若い方が、「俺、同じ誕生日の人がなぜか周りに多いんですよ」と話し始めた。「イトコや親戚に5人、幼稚園の頃から新しく友達になる奴の中に必ずいたし、今も隣の課の〇〇さん、同期の××…

  • 買ってくれと薬屋に持ち込まれた骨

    これは、知り合いの話。彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。「石も生薬の材料に使います。竜の骨とか呼んでいて、まぁそのほとんどが化石なんですけどね。こんなことがありました。ある時、知り合いの薬屋に御邪魔していると…

  • 合宿の肝試し中に起こった怪奇体験

    これは、近くの大学の少年サッカー倶楽部に所属していた時の話。小学校低学年の頃だったと思う。ちなみに、サッカーは今も昔もへたっぴである。夏の合宿で、山奥にある宿舎に行った。よく覚えていないが、緑の多い場所だった。大学の施設だったのだろうか、割合にしっかりした建物だった。僕は父と一緒に行った。自然芝の…

  • 不思議な運命を感じる指輪

    これは、宝飾の卸をやっていた頃の不思議な話。デザインも輝きも、一目でビビッときた『指輪』があった。結果的に自分のものになったけれど、手に入れるまでの経緯が運命的だった。その指輪は、展示会などに出してはすぐに売れ、でも数日後に返品を何度も繰り返していた。皆で「なんでこの子ばかり戻って来るんだろう?…

  • 地下鉄の車内でウトウトしていたら

    これは、もう20年近く前に家族が体験した話。ある日、地下鉄の車内でウトウトしていたら、目の前を通り過ぎていく『男性の足元』が見えた。その時は気にも留めないで、そのまま寝ていた。しばらくして同じ方向からまた人がやって来たので、ふとその足元を見たら、さっき目の前を通り過ぎていった男性と同じ格好だった…

  • しほさんと約束したんですけど

    これは、去年の暮れに帰省した時にあった不可解な体験談。帰省する少し前の日のこと、お向かいの家の人から「不審者がいる」との注意を促されたという。なんでも、夜中の1時過ぎにチャイムを鳴らされたらしい。詳しい話を聞くと、そこの家の人はみんなもうベッドに入っていて、時間も遅かったので最初は無視していた…

  • 退院前に行方不明になった患者さん

    これは、病院での心霊体験談。私は病棟看護師だけれど、霊感の類はあまりない。それでも視界の隅に何かが見えることはよくあるし、たまに堪らなく怖いと感じる日がある。前に勤めていた病院は、病室が縦並びに2列のコの字型になっていて、突き当たりが窓という作りだった。夜中の巡回中に背後にゾワっと感じたら、眼前の…

  • 他では見られない姨捨の跡

    これは、郷土史家から聞いた話。長野県の東信地域に『姨捨伝承』がある。楢山節考のモデルになった姨捨山伝承ではなく、全く別の口減らしの話。明治時代の道路拡張で、姨捨遺跡が発見された。深山の特定域に置き去りされるわけではなく、村の神社裏ともいえる裏山的地域で。遺体は土中に立つか座った状態。他の姨捨遺跡で…

  • テントの間を縫うように歩く足音

    これは、親父から聞いた話。親父は若い頃に本格的な登山をやっていて、冬に上高地へ行った時のこと。行程の関係で、釜トンネル内で一泊したという。トンネル内にテントを張り、食事を済ますとみんなさっさと寝てしまった。どれくらいした頃だろうか、親父は足音で目を覚ました。ザクザクと、表面の凍った雪を踏みしだく…

  • その山では水筒を空にしてはいけない

    山仲間いわく、水筒を空にしてはいけない山があるのだという。そこには『カサフカシ』と呼ばれる物の怪がいて、空の水入れを見つけると、その中身を濁った泥水で満たしてしまうからだと。水が少しでも残ってさえいれば、カサフカシは何も悪さをしないのだそうだ。彼はそこに登っている時、うっかりと水筒を空にしてしまっ…

  • 境内の隅を這っている肉の塊

    これは、友人から聞いた話。彼のツレに、いわゆる『みえる人』がいるのだという。二人で山奥の神社へ出掛けた折に、そのツレが境内の一角をじっと見つめたまま動かなくなった。「何か見えるか?」。そう尋ねたところ、ツレは短く答えた。「肉がいる」。何だそれはと問うてみたが、「肉は肉だ」と、それしか答えない…

  • 山道で感じた気配と傷口の治り

    これは、友人が体験した不思議な話。夜中に一人、家へと続く山道を歩いていた。その時、彼の左腕には包帯が巻かれていた。数日前に出張先で火傷を負ったのだ。気分は冴えなかったが、それは必ずしも怪我のせいだけではなかった。「その夜は、道の雰囲気自体が奇妙だったんです」。そう彼は言う。何かに見つめられている…

  • 絶対に食っちゃならねえ山芋

    これは、ある山芋の奇妙な話。彼の祖父は、かつて猟師をしていた。遊びに行った折に、色々と興味深い話を聞かせてくれたという。「山に入ってると、色々と自給自足しなきゃならない時もある。でもな、何が食えて何が食えないかってのは、しっかと押さえとかなきゃいけねえ。ずいぶんと奥の山なんだけどな、そこで採れる…

  • 化かされていたのはどっちだったんだろうな

    これは、深夜の峠道での奇妙な体験話。彼の友人はクロカンの先駆けとなった車を所有していた。バンパーはプラスティックメッキでなく、本物のステンレスの板金物。裏には50Aもあろうかという立派なパイプで補強されていたという話だから、だいぶ昔の話だ。毎週末は連日、悪友共が集まり、その車で当て所もなく走り回っ…

  • 猿を獲って滋養にする椎茸

    これは、ある椎茸の話。持ち山の手入れをしていると、不気味なものを見つけた。太い椚の幹、その下の方に座椅子のようなものがあり、茶色の人形が腰掛けている。近寄ってよく見ることにした。座椅子ではなくて、大きな平べったい茸のようだ。そしてそれに腰掛けていたのは、ミイラのように干涸らびた小さな猿の骸だった…

  • 何とも言い難い奇妙な違和感

    これは、私が山で体験した不思議な話。去年の夏、大白川添いの細い道を車で登ってダムに行った。大学のサークルで行ったもんだから皆テンションが上がりっぱなしで、しまいには手近に落ちている流木や大きな石を湖面に向かってやたらめったら投げたりしていた。そんな中、私だけは山深くて湖面が真っ青な湖という日本離れ…

  • 同じ名前の男の子たちとの奇妙な縁

    これは、名前にまつわる奇妙な体験話。うちの父は転勤族だった。私が物心ついた頃から中学生になるまで、2~3年おきに全国を転勤していた。そして、転校する度に『同じ名前の男の子』がいた。顔も性格も全然違うけれど、伊藤明くん(仮名)みたいな、名字も名前も普通の組み合わせだから最初は気づかなかった。小4で…

  • 私、人間だったんだ!?

    これは、私が4歳くらいの頃の不思議な体験話。その時、椅子に座って何かの本を読んでいた。ふと自分の手を見て、突然「ガーン・・・」とショックを受けた。まじまじと左手を見つめて、「5本指?これ私の手?私、人間だったんだ!?」と。私はもっと高等な生き物だったのに人間に生まれ変わってしまったと、意味不明な…

  • 扉が開くとそこは真っ黒の世界だった

    これは、仕事で北海道に行った時の奇妙な体験話。頃は7月。ホテルに到着し、部屋へ行くために一人でエレベーターに乗り、部屋がある4階のボタンを押した。エレベーターが動いて止まり、扉が開いた。すると、そこは真っ暗というより"真っ黒"なフロアだった。この階は使ってないから電気を消してるのかな?そう思った…

  • 駅のホームで見かけた幼い二人

    これは、私が学生時代の話。その日、家の用事で学校を早退し、駅に着くとちょうど電車が行ってしまった。でもすぐに次が来るので並ぼうと思ったら、ホームに小学1年生くらいの男の子と女の子が手を繋いで立っていた。お揃いの制服と帽子、ランドセルを背負っていたので私立の子かな?と思いつつ、何気なくその子たちの…

  • 林道で見かけた女の人とプレハブ小屋

    これは、僕が小学生の時の話。友達と自転車で、山の中の細い林道を遊びで走っていた時のこと。しばらく走っていると、先の方に女の人が歩いているのが見えた。その女の人は登山やハイキングをしているようではなく、スカートを履いたごく普通の恰好で、片手には買い物カゴのようなものを持っているだけだった。まさか…

  • 山奥で出くわした大きな屋敷

    これは、知り合いの奇妙な体験話。山奥で測量をしていると、『大きな屋敷』に出くわした。何でこんな場所にこんな建物があるんだ?不思議に思って見ているうちに、何故か無性に中に入りたくなった。「御免下さい」と声をかけたが、誰も居る気配は感じられない。よく見ると、其処彼処が少し傷んでいるようだ。廃屋なのかな…

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