「シャッターを切ればいいのではなく、シャッターを切る前の時間をどう過ごすか。シャッターを切る前に、人の心に耳を傾けることが大切」 これは、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんの言葉です。ある講演(2017年頃だったかな?)で聞いたのですが、僕の心の中にずっと残っています。 「シャッターを切る前の時間をどう過ごすか」すべての仕事に当てはめる表現に置き換えてみると、本番を迎える前の準備、関わる人との事前のコミュニケーションをどのくらい大事にできるか? と、僕はそのとき解釈しました。「今の自分はどうだろう?」と、自問自答したのを覚えています。 たとえば、昨年度の実績で全国に13人の伝統工芸の後継者が…
「忙しい…、本当に忙しくて、やってられない…」と泣きそうになっている人をよく見かけます。少しでも気晴らしになるならと、どのくらい大変なのかをじっくり聞いてみると、厳しいようですが、「ん? それって忙しいんじゃなくて、ただ仕事が遅いだけじゃない?」と思ってしまうことが少なくありません。 そしてそれは「スキルが足りない」という要因はあるものの、どちらかというと、無駄が多かったり、工夫がなかったりする場合が多い。 僕の考えを書いておくと、10時間かかってしまう仕事を短縮させようとしたとき、スキルで短縮できるのはせいぜい2割(2時間)くらいで、3割(3時間)は無駄を見極めて削ったり、仕事の進め方、周囲…
ビジネスパートナーに会いに行くとき、どんな“手土産”を持っていきますか?
皆さんもきっと、日々仕事でたくさんの方に会っていると思います。そのとき、どんな“手土産”を持っていくでしょうか? ここで皆さんと考えたいのは、「老舗の〜」というような物品としてのお土産の話ではありません。 もう7年も前になるのですが、こんな記事を書いて、そこそこの反響をいただきました。 そう、僕は必ず誰かと会うとき、「情報」という手土産を持っていきます。7年前の記事では「喜ばれるお土産は異なるので、たくさん準備しておく」と書いていますが、それだと7年前の記事とほぼ同じになってしまうので、今日はもう少しだけ具体的な「お土産」について書いていきます。 僕が最近よく持っていくお土産は、その人のビジネ…
僕は「ライターになりたい! 文章を書く仕事がしたい! 文章で世の中の人に有益な情報を届けていきたい!」と、そんな野心を抱いて社会人になりました。でも今は『ニッポン手仕事図鑑』という動画メディアの編集長をやっていて、企画書は書くものの、原稿を書いてお金をもらう仕事をするのは年に1〜2度。27〜8歳の頃に、物書きで生きていくことに見切りをつけました。 もちろん、見切りをつけるとは、「文章を書く仕事をやめる」ということではありません。この秋には子ども向けの職人本を出版させていただきますし、いつかはビジネス本や小説も書いてみたい。見切りをつけるとは、「文章を書く力“だけ”で勝負しない」という意味です。…
チャンスが巡ってくる人と、巡ってこない人の“思考”の違い(だと、僕が思っていること)
チャンスが巡ってくる人、巡ってこない人とでは、思考にどんな違いがあるのか?社内外を問わず、「なぜ、あの人だけにいろいろなチャンスが巡ってくるのか? 自分とあの人とでは、そんなに実力も変わらない気がするのに、何が違うのか?」と、考えたことはないでしょうか。 もちろん、そこにはさまざまな理由があるわけですが、僕は“あるポイント”についての思考の違いが、チャンスが巡ってくる人、巡ってこない人を分けると考えています。 そのポイントとは、「覚えてもらおうとするか?」と「忘れられないようにするか?」です。 わかりづらいので、解説していきます。チャンスとは当然、誰かからやってくるものですが、チャンスが巡って…
ライバルよりも一歩先を行く思考 〜改めて書いておきたい、計画的偶発性理論の話〜
僕は周囲の人から、計画的にキャリアを描いてきたように見られることがあります。でも実際は真逆で、先日も数年ぶりに師匠と会い、飲みながら熱く語り合ったのですが、自分の過去を振り返りながら改めて思ったのは、無計画とまでは言わないまでも、思っていた以上に行き当りばったりに進んできたよなぁ…ということ。 でもそれは、結果的によかったと思っています。クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」という有名な理論に当てはめて、僕のキャリアを分析してくれた方がいたのですが、まさに「8割以上は確かに予測していなかった出来事や偶然の出会いがつくってくれた人生(偶然を計画的に設計したキャリア形成)」と言えます。 では、偶然…
僕は日々の仕事の中で「課題」と呼べるものが見えてきたら、まあまあしつこく、諦めも悪く、意地でも解決してやるぞ! と考え、動き続けます。だからこそ、5万円という「中学校の文化祭の予算か?」と聞きたくなるような新規事業の予算で立ち上げた『ニッポン手仕事図鑑』も、7年半続いているのだと思います。改めて書くまでもなく、7年半の間には、さまざまな課題が出てきました。余談ですが、先日べっ甲職人さんとお話をしたときも、「ニッポン手仕事図鑑に期待はしていたけど、正直、続かないだろうなぁとも思っていたよ」と言われたくらいで…。 さて、本題。見えてくる課題を、ひとつひとつ執念深く解決してきた結果として、「今」があ…
父親の命を決める決断をしたことが、今の僕の決断力になっているかもしれない
僕が25歳のとき、父親がくも膜下出血になりました。「ちょっと風邪を引いたみたいだから、病院に行ってくる」と出ていった数時間後に翌日の手術が決まり、医師からは「健常者でいられる可能性は40%。何かしらの障がいが残る可能性は30%で、亡くなる可能性も30%。手術のやり方は、2種類あります。どちらが正解ということはなく、どちらにもメリットとデメリットがあります。どちらの方法を選ぶか、早めに決めてください。できる限り、早いほうがいいです」と、母親と僕は言われました。 母親がかなり動揺していて何かを判断するのが難しかったので、僕はそれぞれのメリット、デメリットを根掘り葉掘り聞き、今後の父親の人生を考えた…
パソコンを再起動するように、自分の頭もしっかりと再起動すること
パソコンの電源をつけっぱなしにしたまま使い続けると、さまざまなデータが蓄積されるので、メモリがいっぱいになって遅く(=パフォーマンスが悪く)なります。それだけでなく、パソコンのパーツの寿命も短くなり、発火する可能性すらある。だから、しっかりと電源を落とし、再起動することが大事になります。 察しのいい方はすぐに続きがわかったと思いますが、そう、人間も同じ…という話。電源をつけっぱなしにしておくと、いろいろな不具合が出てくるものです。 皆さんはどんなふうにして、自分自身の電源を落とす=リセットしているでしょうか?睡眠が大事だという話は書くまでもないので割愛させていただき、今日は僕のリセット方法を書…
頼み方にも「スキル」があり、頼み方次第で、頼んだ相手のアウトプットは変わる
たとえば、企業がデザイナーさんに、ポスターやWebサイトのデザインを発注する。そのときに良く聞こえてくるのが、発注した企業の担当者の「何か、良くないんだよなぁ…イメージどおりに仕上げてくれない。ま、デザイナーのスキルが足りないからしかたないね…次は別のデザイナーに発注をしよう」というような愚痴です。 確かにスキルが足りないのかもしれないけど、僕の意見を書くと、半分は依頼者側のスキル不足だと思っています。そう、抽象的な依頼になっていて、頼み方が悪い。そりゃ、デザイナーもどんなものをつくればいいかわからず、困るだろう…って話(以前、発注する側の企業にいたので、自信を持って言えます)。 ひとつ、たと…
将来は教育の道へ…という目標を掲げる僕に、大学講師の道を切り拓いてくれた恩人は、今も現役バリバリの大学教授。年齢は50代前半から半ばくらいだと思っていたら、なんと先日、60歳を超えていたことが判明。やっぱり日々大学生と向き合っていると、見た目も感性も衰えないということでしょうか。 さて、本題に入りますが、そのベテラン教授から先日、とても面白く、参考になるアドバイスをいただいたので、今日は皆さんと共有したいと思います。それは、「学生を飽きさせないためには、“3つの話し方”を組み合わせるといい」という話。日々のビジネスで、人前でお話をする人にも役立つと思います。 その3つの話し方とはシンプルで、「…
投稿が面白いか? 共感してもらえるか? そんな難しいことは、後回しでいい
来週23日の木曜日、職人さん向けのトークイベント(ミニ講座)を依頼され、富山県へお伺いすることになりました。せっかく富山に行くのだから…と、井波彫刻や五箇山和紙の産地として知られる南砺市へ行き、いろいろとお話を聞いてみよう! と思い立ち、イベントの前日に南砺市役所の職員の方とお会いすることになりました。 そんなスケジュールを組んでいたからこそ驚いたのですが、昨日突然、ツイッターのタイムラインに南砺市長のツイートが流れてきました。「職員がアイデアマンで私が大変なんです」と市長が投稿していたので、僕は勢いに任せて「22日にお伺いするので、職員の方とお話をさせていただけるのが楽しみです!」と、ツイッ…
勝負所。勝敗が決まる大事な局面。誰にでも日々の仕事の中で、「勝負所」と呼べるシーンは何度もやってきます。そう、会社にとっての勝負所もあれば、自分自身にとっての勝負所も、ある日突然やってきたりする。ちなみに勝負所を、勝負所だと気付けない人もいますが、その話はまた別の機会に書いてみたいと思います。 では、「この仕事を(他人ではなく自分に)任せてもらえたら、自分の未来は大きく変わる」「ここで他社よりも結果を出せれば、自分たちのビジネスはさらに飛躍する」という勝負所がやってきたとき、どうやってチャンスを掴むか? どうやって強力なライバルたち以上の結果を出すか? ほとんどの人が技術やスキル、経験や知識を…
昨年あたりから、新卒採用で「動画エントリー」を導入する企業が増えています。「動画エントリー」とは、従来の履歴書やエントリーシートではなく、自分自身で動画を撮影し、自己PRや志望動機を伝えていくというものです。 そんな中で比例して増えていると聞くのが、動画エントリーはまだお手本となる事例が少ないため、どのような動画を撮影すればいいかわからず、戸惑う学生。そうなると当然、動画エントリーのつくり方を指南する人たちが出てくる(それをビジネスにしようとする…)。そして、似たような動画エントリーが量産され、企業に送られていく。 僕が担当者なら、ちまたに溢れる攻略法、対策法を参考にしている人は、どんなに映像…
「企画書」とひと言で言っても、出てくるものは「麺」と同じくらいに大きく異なります。ラーメン、そば、うどん、そうめんもあれば、パスタもあるし、フォーもある。同じラーメンでも日本全国で味は全然違うし、そばもトッピングの種類は数多く、冷と温もある。そのくらい、企画書もさまざまです。 どうでもいい例えはこのくらいにしておいて…。 と言いつつ、少しだけ麺の話を続けますが。麺には水が不可欠なように、僕は企画書にも“不可欠な成分”があると考えています(練り水を一切使わず、卵とバターで小麦粉を練り上げた麺もある! という話はしないでください…)。 それが、「企画によって、その人(または企業や地域)がどう変わる…
大きな仕事が、ひと段落しました。公にできるのは少し先の話になりますが、ホッとしています。まだ一文字も書いていませんが、秋には本も出版させていただくし、新しいプロジェクトも立ち上げたいのでまだまだやりたいことが増え続けていますが、ちょっと一息つきたくなるような達成感があります。 で、ちょっとだけ気が抜けてしまったところで、運命のようにYouTubeのオススメ動画として流れてきた1本の動画。それは、あの宮崎駿さんの人生を年表としてまとめたものでした。ジブリが好きで、宮崎駿さんが好き(ビジネス的な視点では、鈴木敏夫さんのほうが好き)なのですが、まったく知らなかったのは宮崎駿さんが「スタジオジブリ」を…
あなたは「考えている」のか? ただ「迷っているだけ」なのか?
皆さんは「考える」ということを、どのように定義しているでしょうか? 意外に曖昧ではないでしょうか?「あれ、これって考えているの? ただ迷っているだけ?」と、わからなくなってしまっている人も多いと思います。 僕は「考える」ということを、「結論に向かっていること」であり、「結論を出すこと」と定義しています。そう、結論がわからずに進み、いつまでも結論を出さないのは、考えているとは言わず、ただ迷っているだけだと思うのです。 では、迷わないためには、どうすればいいのか?さらに僕の考えを書くと、「何のためにやっているのか?」を、いつもハッキリと見据えることだと思っています。 「何のためにやっているのか?」…
成し遂げたい目標、実現したい未来があっても、自分ひとりで実現するには限界があるので、仲間を増やしていきたい。それが僕の考え方です。改めて書くまでもなく、僕がひとりで「ニッポン手仕事図鑑」を運用していても、産地の職人さんのためにやれることなんて、たかが知れています。だからこそ社内にメンバーを増やし、外部にもパートナーを増やしているのです。そう、人を巻き込み、動いていかないと、どんなに素晴らしいアイデアも宝の持ち腐れになってしまう。アイデアは実行してこそ、はじめて価値が生まれるのです。 とはいえ、周囲の人たちを巻き込んでいくのは簡単ではありません。では、どうすればいいのか? 僕はひとつ、そのために…
『マーケティングは「売れる仕組み」のことで、ブランディングは「売れ続ける仕組み」のこと。そう考えると、「マーケティングは強いけど、ブランディングは苦手」という理論は成立するけど、「ブランディングは強いけど、マーケティングができない」は成立しない』 ツイッターでどなたかがつぶやいていたことのうろ覚えなのですが、その投稿を見たとき、たしかにそうだよなぁと関心しました。 僕は、応援する産地や職人さんにおいても、自分たちのビジネスにおいても、「売れ続ける」を常に意識しているので、そう考えると「マーケティングができない」とは言えないし、「ブランディングができない」とも言えないわけです。なかなか難しい…。…
僕の仕事の「基本」であり、何よりも「結果につながる一番の近道」でもあること
10日ほど前に僕がつぶやいた“あるツイート”に対して、職人さんがこんなふうに反応をしてくれました。「伝統工芸、産業を支援したいと考えている人たちに、大切な覚書として書き留めておいて貰いたいです」 そして、その僕の“あるツイート”というのが、これです。『現地に足を運び、学んだ上で自分たちの考えを伝えられること。中途半端に関わらないという覚悟を持つこと。まずは自分たちが自費でやってみること。わからないことがあったとき、産地、職人さんに対して話が聞ける関係性にあること。最低限これができないと、職人さんたちを消耗させる』 少々キツめの話から入ると…。伝統工芸に関わる仕事をしていると、伝統工芸のことをよ…
「支持率」と書くと、総理大臣の顔を思い浮かべる人が多いと思います。歴代の総理大臣の中に、支持率100%だった総理大臣はいるか? もちろん、存在しません。 当たり前のことを書きますが、誰かを助けようとすれば、誰かを助けることができなくなり、誰かのための政策を実行すれば、誰かが犠牲にもなったりする。そう、誰かに目を向けるということは、誰かから目を背けることになるのです。つまり、政治において、支持率100%はありえない。 これはビジネスも同じです。僕は伝統工芸に関わるビジネスをやっていますが、1度にすべての産地、職人に目を向けることができない。ある産地に目を向けていたとしても、まだ別の産地に目を向け…
みんな、SNSに逃げすぎ! 結果を出したい人の多くは、「地道なこと」を避けるから結果が出ない
少し前に、うちの母親は「応援消費」をしました。消費先は、北海道の魚屋さん。祖父と祖母が健在だったときに連れて行ってあげたお店で、その魚屋さんから突然、数年ぶり(いや、十数年ぶり?)に電話がかかってきたそうです。 用件はとてもシンプルで、「観光客が激減し、魚が売れないので、買ってもらえないでしょうか? 本当に新鮮で美味しいものを、信じられないくらいの価格で出します!」というもの。電話をかけてきたのは、若い女性のスタッフさん。過去にご来店いただいたお客さまひとりひとり電話をしているとのことで、一生懸命さも伝わってきたし、代金引換でいいとのことだったので、何も届かないということもない。気に入らなかっ…
いきなりですが、先日つぶやいたツイートを紹介します。 現地に足を運び、学んだ上で自分たちの考えを伝えられること。中途半端に関わらないという覚悟を持つこと。まずは自分たちが自費でやってみること。わからないことがあったとき、産地、職人さんに対して話が聞ける関係性にあること。最低限これができないと、職人さんたちを消耗させる。 — 大牧圭吾|ニッポン手仕事図鑑 編集長 (@by_waterman) 2022年6月1日 今日はこの中から「まずは自分たちが自費でやってみること」を取り上げ、“もうひとつの理由”について、お話をしてみたいと思います。 ひとつ目の理由は、職人さんたちを消耗させることなく、伝統工…
僕がプライベート、仕事を問わず、自分の人生において“できる限り”排除したほうがいいと思っているもの。それが、「中途半端(=〘名〙(形動)物事の完成にまで達しないこと。また、どっちつかずで徹底しないさま)」です。 結局「中途半端」であると、何もかもがマイナスの方向に進んでいきます。やるなら、やる。やらないなら、やらない。これが本当に大事。 僕は年末になると、世の中の多くの人と同様に、1年間を振り返ります。そのときに自分自身に対して問いかける一番大事な質問があります。 「成長を実感できた1年だったか?」ほぼ例外なく「成長を実感できた1年=結果が出せた1年」が当てはまりますし、次に進んでいくために、…
自己流とは好き勝手やることではなく、相手のことを思いやった結果である
先日、母親と食事をしながら雑談していたときのこと。ここ最近の僕の近況報告、そして仕事のスタンスについてあれこれと話をしていたのですが、そのときに僕が「自己流」という単語を何度か使っていたのが気になったのか、母親はふと、僕にこんなことを言ってきたのです。 「自己流とは好き勝手やることではなく、相手のことを思いやった結果だよ」 ちなみに母親は、僕が生まれるまでは幼稚園の先生をやっていて、子育て中はケーキ屋さんや保育園などで働いたりしていたのですが、キャリアの最後は化粧品メーカーのファンケルの店舗でパートとして働きはじめ、そこから正社員になり、人事部門でそこそこのポジションまでのし上がっていった強者…
「斬新さ」を優先して、結果を出すことを置き去りにしていないか?
「『企画力』をどのように解釈していますか? あなたの辞書には、どんな解説が書いてありますか?」と聞かれたら、皆さんはどう答えるでしょうか?何となくですが、ざっくりと「新しいアイデアを出すこと」と答える人が多いような気がします。 僕なりの解釈をシンプルに書くと、「“世の中の課題を解決する”アイデアを、実現可能なプランにまで練り上げ、結果を出せる具体的な行動に移せるところまで持っていくこと」です。そう、それは決して新しくなくてもいい。大事なのは、世の中の課題を解決することであり、世の中の役に立つことなのです。 余談ですが、そのプランをしっかりと熱量と説得力を持って提案し、実行するためのあらゆるリソ…
「ブログを書き続けている理由って、なんですか?」ブログを7年半も毎日更新していると、たびたび聞かれる質問です。 ひとつの大きな理由を挙げると、「新しい出会いやチャンスが巡ってくる」ということです。事実、僕はブログを続けていなければ出会えなかった人と出会えて、ブログを続けていなければ巡って来なかったであろうチャンスが自分のもとへやって来てくれました。 でも、もうひとつの大きな理由があります。もしかすると、これが一番と言っていいかもしれません。それは、「脳を活性化するため」です。 受け売りですが、少し専門的な話をしてみます。脳は「書く」という行為をすることで、「脳幹網様体賦活系」が刺激されます。「…
深く考えられない人にオススメしたい「要約する」というトレーニング
はてなブックマークで拡散され、NewsPicksでも少し話題になり、賛成意見、反対意見を問わず(批判的な意見もそこそこありました…)、僕のブログで“バズった記事 ベスト3”に入る記事『深く考えられない人は、圧倒的に文章を書く量が不足している』。詳しくは記事を読んでいただくとして、簡単に書くと、自社の従業員に対して「もう少し考えて仕事をしてほしい」と嘆く経営者に向けて、文章量を増やす機会を与えてあげることが一番の近道では? と提案した記事です。 2015年の古い記事ですが、今日はそこにひとつ、追加で提案してみたいと思います。それが、「つくってもらった原稿、資料、企画書を、SNSで誰かに届けるくら…
なぜあなたの上司や先輩は、仕事を任せるときに「答えを出してくれない」のか?
上司や先輩から仕事を任されたとき、「答えを教えてもらえるとき」と、「答えを教えて“もらえない”とき」があります。何が違うのでしょうか? 世の中にはさまざまなタイプの上司や先輩がいて、この問いに対する答えはひとりひとり違うので、どれもがひとつの正解だと思いますし、僕が書くことがすべてでもなく、僕の考えを押し付けるわけではありません…という前置きをさせていただいたうえで、話を続けていきたいと思います。 さっそくですが、僕の答えは「自らで答えを出せるときは、教えない」です。 パッと答えが出せる簡単な仕事はもちろん、考えた結果、たとえ答えを間違う可能性がある仕事でも、“考えて考えて考え抜いて、正しい答…
以前、こんな記事を書いたことがあります。当時は結構読まれた記事で、昨日の夜にふと、この記事のことを思い出しました。 なぜ思い出したのかというと…。昨日は雑誌『TURNS』と『ニッポン手仕事図鑑』の両メディアの懇親会がありました。それぞれのメディアから5名ずつ参加して、総勢10名で美味しい料理やワインに舌鼓を打ちながら、今後のことについてあれこれと語り合いました。僕と同じテーブルには昨年TURNSに入社した新卒2年目のゆうたくん、今年4月にニッポン手仕事図鑑に入社してくれた新卒社員のYさんがいたのですが、新卒2ヶ月でこういう場を経験できるのは、本当にうらやましいな、と。 で、本題。僕が冒頭の記事…
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