気多神社(富山県高岡市伏木一宮)
気多神社社号標に「越中国一宮」。越中国一宮を称する神社は他に「射水・高瀬・雄山」神社がある。本殿が重文に指定されていることを知り訪れた。階段の昇降が苦になる年齢になってきているが、先が見えない参道を歩くのは好きだ。鳥居わら製ではない注連縄に違和感がある。さらに参道が続く神馬木々に囲まれて薄暗くなった参道の先に拝殿が見えてくる。拝殿扁額に社号の「氣多神社」能登国が越中国に合併されていた時代、国司が着任もしくは定期的に参詣しなければならない国内随一の大社は、羽咋郡の気多大社であったが、国府から遠すぎるため国府近くに遥拝所が設けられ、能登国分立後に独立の神社になったのではないか。拝殿内の様子本殿(重要文化財)養老2年(718年)に僧行基が創建したと伝えられている。天文年間(1532~1554年)に上杉謙信の兵火にかか...気多神社(富山県高岡市伏木一宮)
2019/02/28 10:35