香月泰男展 7月3日〜9月5日 宮城県美術館

香月泰男展 7月3日〜9月5日 宮城県美術館

久しぶりに訪れた宮城県美術館。マスクに検温、ソーシャルデスタンスを促す放送と、絵をじっくり見る気を削がれること著しいが、コロナパニックの最中仕方がない。しかし、そのせいかどうかは分からないが期待したような感興が起こらない。香月のシベリアシリーズは6年前に同美術館の展示で見ている。針生一郎という、ある世代にはメジャーな地元出身の美術評論家と関わりの深い絵を選んだ展覧会(針生一郎と戦後美術20151/31~3/22)の中であった。その時書いた感想を以下に再掲しよう。「シベリアの大地に追いやられ人間性を剥ぎ取られて、丸太のように無造作に埋められた者たちが唯一見たものは、圧倒的な星の瞬きであっただろう。創世記のアブラハムがふり仰いだ星空は、神の約束のしるしであったが、無残な大量の死に対置して、画家香月泰夫が出会った星空...香月泰男展7月3日〜9月5日宮城県美術館