17cm超硬振動板ユニット その8
先日のアップでご紹介しましたが、ソロバン玉構造の内部補強として、精密な構造製作が可能な光造形を試してみました。上の写真がそのサンプルです。航空機の内部構造みたいでしょう?板厚はなんと200μmで、肉抜きの穴も自在に出来ます。見た目は厚肉に見えますが、これはH形断面の縁の部分です。小さな穴は直径1mm!肝心の音の方ですが、内部損失が大きくて、かつ非常に狭いスパンでの補強が出来ますので、癖のある響きが出ないという美点が確認出来ました。しかし残念ながら、剛性不足で思ったほど比弾性が上がらず、中音域の共振を追い出す事が出来ませんでした。即ち癖は無いが、濁った良い所のない音で、従来のスピーカーに対するアドバンスは無いという結論です。残念!しかし、この光造形装置は精密形状の仕上がりが良く、精密加工治具の製作や意匠部品の製作...17cm超硬振動板ユニットその8
2020/12/30 21:38