今年もお盆の季節がやってきました。お盆はかつて旧暦の7月15日前後に行われていました。明治になって暦が新暦に変わると、農作業のサイクルや昔ながらの季節感を大事にして、ひと月遅れの8月15日前後に行うようになりました。お盆休みも全国的に8月15日を中心として、ふるさとに帰省して墓に参り、仏壇にお盆のお供えをして手を合わせる人が多いと思います。東京を中心として、新暦の7月15日前後にお盆の飾りをしてご先祖様をお迎えする地域もあります。この地域(愛知県一宮市)では、やはり月遅れのお盆が主流です。8月13日の夕方に迎え火を焚いてご先祖様をお迎えし、15日(16日のところも多いです)の夕方に送り火を焚いて送ります。盆提灯は、ご先祖様が迷わず我が家に戻ってこられるようにとの目印といわれ、縁側の軒下につるす地域もありますが、...今年もお盆の季節がやってきました。
令和とは、「うるわしく和す」という意味だそうです。令和の考案者として有力視されている国文学者・中西進さんは、「令和の典拠である万葉集の『梅の花の歌の序』は、九州の大宰府に役人ら32人が集まって開かれた梅花の宴の説明文です。誰か一人が歌を詠んでいるのではなく、32人が歌を通して集い、心を通じ合わせている姿。その和がいいと思います。」と述べています。一人一人が大切にされ、一人一人が力を合わせて良い社会を作っていきたいものです。今の日本を見ると、高齢者が増え、働く年代の若者が減って、農業工業の生産力は下がり、このままでは医療費や年金、介護のしくみが立ち行かなるでしょう。外国人の労働者をどんどん受け入れると言っていますが、一時的な安価な労働力と考えているだけで、外国人も社会の一員として地域社会に溶け込み、教育や福祉を受...令和の時代に(現代日本のモアイ像)
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