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My Audio Life (趣味のオーディオ)
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2014/11/01

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  • WE蝋引き黒エナメル線をスピーカーケーブルに使う。

    以前RCAケーブルの製作で期待した結果が得られなかったWE線ですが、NFBに使用して好結果が得られた事から、信号がある程度大きく通る箇所に使用すると良いだろうと考え、スピーカーケーブルに使用してみました。長さも1.3mと短くしました。スピーカーはSP-505JユニットはJBLLE14A+LE175DLH、アンプはWE421APPです。約10日間鳴らし込み後、結果は「大正解!」。生き生きと瑞々しい音になりました。中域から高域が特に綺麗です。細くて心配した低域も今までと同じで充分に出ています。トランジェントも良いです。このシステムでよく聴いてる妻も、「ほんと良くなったね!」と喜んでくれました。今までのダイエイ電線のケーブルは何だったのか?と思うほどです。線径は0.5mmと細いのですが、量感たっぷりです。ケーブ...WE蝋引き黒エナメル線をスピーカーケーブルに使う。

  • 真空管SYLVANIA製6SL7WGTを入手。

    真空管を漁りだすと次々と欲しくなります。今回は、KT88PPアンプの初段のSRPP回路に使用している6SL7GTです。初段なので音質影響大きく、増幅率も高いのでノイズを拾い易く、球選びは慎重になります。ここの球は色々と試しましたが、ノイズを拾い難く音質も良いSYLVANIA製の6SL7WGTが今のお気に入りです。そうは言っても現在1ペアしか持ってないので、もう1ペアをスペアとして持っておきたいと思い購入に至りました。プレートは黒化処理されています。黒ニッケルプレートでしょうか?今迄の経験だと、グレー・プレートに比べて高域が煌びやかで低域は締まる傾向にあります。手持ち品と見た目は同じタイプですが、ゲッターリングがスクエアになっています。こちらが製造年が古いと思います。同じタイプでPhilips製も有りますが...真空管SYLVANIA製6SL7WGTを入手。

  • ずっと欲しかったVALVO製真空管E88CCを入手。

    10年以上も前から気になり聴いてみたかったVALVO製の真空管を遂に手に入れました。有名どころの欧米ヴィンテージ管「TELEFUNKEN」「Mullard」「SEIMENS」「TESLA」「GOLDLION」「GEC」「RCA」「TUNGSOL」「SYLVANIA」「Amperex」「BRIMAR」「KENRAD」「RAYTHEON」は持っていますが、VALVOは持っていませんでした。「STC」も未だ。今回入手した真空管がこちら。ECC88の高信頼性管と言われる「E88CC」です。ゲッターも充分残っています。製造ロットは、Δ3E2とΔ3E3のエッチングが有りますので、Δ---Holland(オランダ)NL,Heerlen工場3---1963年E---May(5月)、2---第2週、3---第3週です。使用...ずっと欲しかったVALVO製真空管E88CCを入手。

  • ストリーミングとNAS再生時のデータ通信量比較。

    前回の「Qobuzを4か月使ってみて」の続き。Qobuzいわゆるネットストリーミング再生とNAS(ホームネットワークに接続のミュージックサーバー)再生の違いについて、もう少し調べてみた。きっかけは「BubbleUPnP」アプリでQobuz再生時にスマホのバッテリー消費量がやけに多い事に気が付いたため。そこでPCのタスクマネージャーを使ってQobuz再生時とNAS再生時のメモリ使用量とwifi通信量を簡易的に比較してみた。メモリ消費量、CPU使用率は該当アプリ部分のみ。(参考)まず、Qobuzストリーミング再生時。USB送り出し。WindowsQobuzアプリ使用。・Qobuz44.1kHz/16bit再生時:メモリ使用量300MB→1GB、wifi送信0~1Mbps、wifi受信0~100Mbps↗、CP...ストリーミングとNAS再生時のデータ通信量比較。

  • 『Qobuz』ストリーミング再生を4か月使ってみて。

    Qobuzを導入後、4か月使用して私なりに感じた事を書きます。あくまで個人的見解です。結論から書くと「ストリーミングで安定した高音質再生は難しい」です。環境等に投資をすれば、高音質再生出来るのでしょうが、いい加減なシステム、環境ではそれなりの音質にしかなりません。高音質追及のために色々と挑戦する事が楽しいとも言えますが、追い続けると泥沼状態になります。まあ、オーディオの高音質追及に関しては、デジタル、アナログ問わず、詰まる処そう成りますが。ストリーミング配信再生の場合、例えば以下の要素が新たに追加されます。1.ネットワークインフラ環境1-1.WANの通信速度と品質プロバイダを含めた外部との通信回線=ストリーミング配信業者サーバーとのアクセス。通信速度や通信品質。ONUやHGWも影響するかも?1-2.家庭内...『Qobuz』ストリーミング再生を4か月使ってみて。

  • アンプ内部配線、NFBの配線材は音質への影響が大きい。

    以前に、6C33CシングルアンプのNFB線材をWEブラックエナメル単線に交換したところ、音質が大きく変化した事を報告しましたが、今回、KT88プッシュプルアンプでも同様な効果が確認できました。使った線材は、WE(ウェスタンエレクトリック)製1940年代製造のブラックエナメル単線蝋塗り品AWG22相当(芯線径約0.5mm)です。ホット側とグランド側のゆるいツイストです。「ゆるい」のがミソ。同じ線材をRCAケーブルに使った時は上手く行きませんでしたが、NFBラインの様にある程度の信号電圧と信号電流が流れるところが上手く行く様です。NFBに使うコンデンサ、抵抗も同様に音質への影響大なので部品選びは重要です。私はコンデンサにはサンガモ(SANGAMO)製シルバーマイカを使っています。さらに言えば、ゾベル回路のコン...アンプ内部配線、NFBの配線材は音質への影響が大きい。

  • foobar2000がいつの間にかUPnPに対応していた。

    久々にfoobar2000をアップデートしたら、いつの間にかUPnP(DLNA)に対応していた。これで、レンダラー(ストリーマーやBDP等)とネットワーク上の無線コントローラーとして使えます。出力可能デバイスの一覧。(exclusive)は排他モード。「bits」は「32bit」まで選択可能。その中でUPnP対応(無線)ネットワーク機器は以下。我が家の多くのネットワーク上の機器と繋がっています。これは便利です!因みにワイヤレスで繋がっているのは「iFiStreamer」とBDP「UBP-X800」。TV「BRAVIA」も電源ONすれば繋がる。音質的には、コントローラーなのでNASからそのまま読出して再生する分には変化無しかな。Qobuz専用アプリも早く、UPnPに対応して欲しいものです。Chromecas...foobar2000がいつの間にかUPnPに対応していた。

  • この時期になると思い出すコハクチョウの美しい姿。

    たまにはオーディオ以外のネタでも。この時期になると思い出す信州安曇野の『コハクチョウ』。雄大なアルプス山脈を背景に良い感じです。2008年に穂高狐島で撮影した写真です。日中はこの水田で餌を探して食べたり遊んだりしていました。夏場はふつうの田んぼらしいですが、コハクチョウ飛来のシーズンには水を張り、餌付けもされていました。もの凄い数のコハクチョウが群がっています。「白鳥の湖」とは言えないかも。首が灰色の個体は幼鳥らしいです。6~7月頃に生まれ生後3か月で4,000kmを飛んで来るんですから凄いですね。夕方になると犀川の御宝田に帰り、翌朝また狐島の田んぼに向かいます。朝方撮影。穂高の狐島水田に向かうところです。飛び立つ姿が美しい。水面滑走が長く、その様子が「頑張ってる!」って感じでまた良い。羽を広げたところで...この時期になると思い出すコハクチョウの美しい姿。

  • REBOX B226 コンデンサ換装とランプ切れ修理。

    CDプレーヤーREVOXB226をまた少し弄りました。オペアンプOPA2134の出力カップリングコンデンサを交換。今まではSpurage30D50uF/50VとEL-MENCO10nF(10,000pF)/500Vの並列。これをERO製フィルムコンMKT18264.7uF/40V(部品箱から発見)に交換してスッキリさせました。奥の方に見える緑色で四角い縦型のもの。容量は小さくなりますが、計算上ではカットオフ周波数は3.4Hzとなりますので充分です。不必要な低域がカットされ良いかも?必要の無い超低音は中高域を濁します。そもそもその様な超低域を発する楽器も有りませんし、スピーカーにその様な超低域を再現する能力が有りません。市販品は単体スペックを良く書くために周波数帯域を広げています。このコンデンサが小粒ながら...REBOXB226コンデンサ換装とランプ切れ修理。

  • デジタル再生機器の音質差を波形観察で検証。

    Qobuzの導入等で再びデジタル再生に興味が沸いてきた。それぞれの再生系統で若干音質が違う様に感じるので、我が家に有るデジタル再生機器の特性を波形観測で再確認してみました。(信号源)用意した音源は、随分前(15年位前)に"WaveGene"を使って作成したもの。WAVファイルとCDディスクを使用。確認する波形はサイン波の12.5kHz/16kHz/20kHz。(機器たち)いずれも古い機種。・BDP(ブルーレイプレーヤー)---SONYUBP-X800※DSEEHXONでHDMI出力44.1kHz16bit->88.1kHz24bitにUpsampling・CDP(CDプレーヤー)---REVOXB226・NAS---IODATA製3TB(STREAMER使用時に使用)・STREAMER(ストリーマー)--...デジタル再生機器の音質差を波形観察で検証。

  • 超音波式加湿器はオーディオ機器へ影響~ピックアップレンズのクリーニング~

    この時期にお世話になる加湿器ですが、そのなかでも形状、値段とも手頃な超音波方式型は、オーディオ機器にとっては好ましくないです。理由は、超音波式加湿器を使用すると部屋の家具などに白い粉が付着することは良く知られています。この物体は水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが結晶化したものらしいです。人体には影響は無いとの事ですが、オーディオ機器といっても特にCDプレーヤーやBDプレーヤーなどのピックアップレンズやCD/BDディスクそのもの、ケーブル接続の接点には影響が有ります。CD/BDディスクやコネクタはメガネ用クリーニングクロス等を使えば簡単に拭き取れますが、ピックアップレンズの掃除はちょっと厄介です。我が家のCDプレーヤーのピックアップを覗いてみましたが、やはり表面が白く濁っていました。こ...超音波式加湿器はオーディオ機器へ影響~ピックアップレンズのクリーニング~

  • 真空管アンプの内部配線にWEケーブルを使用

    真空管6C33CシングルアンプのNFBラインにWesternElectric(WE)の蝋塗ブラックエナメル単線を使ってみました。前回のRCAケーブル製作で余ったものです。結果は「良い」ですね~。ここは効きます!効果ありです。低音と高音が良く出て音に芯が有ります。微細な音まで聴こえます。表現力が有ります。さすが1940年代のWE線です。この線径では、この位の長さで内部配線に使うのが良さそうです。この真空管アンプのNFB回路は、初段のカソードに戻す様になっているので、カソード・パスコン同様に使用部品で音質に大きく影響します。真空管アンプの内部配線にWEケーブルを使用

  • WE線でRCAケーブルを作りました。

    またまたウエスタン・ケーブルの話です。使用したのは「Westernのブラックエナメル単線で蝋引きツインケーブルAWG22相当品」です。ブラックエナメルに絹巻き、外側に蝋(ロウ)が塗られています。出品者によると1940~50年のWesternElectric(WE)製の物だそうです。これを使ってRCAケーブルを作ります。RCAケーブルとしてWE製を使うのは初めてです。どんな音がするか、ワクワクです。半田付けする時はカッターの背で先端のエナメルを剥がします。黒エナメルは経時変化で退化したのか?銅芯線にしっかり密着している感じではなく、カッターナイフで軽く擦ると炭の様にポロポロと剥がれ落ちます。これって本物?外皮は蝋が塗ってあるので、そのままではベトベトして扱い難いです。Φ3mmの編組チューブにの中に入れました...WE線でRCAケーブルを作りました。

  • Qobuzストリーミング再生とNAS音源再生で音質比較してみた。

    Qobuzのストリーミング再生方法や設定が決まったところで、NAS音源や他のソースとの音質比較をしてみました。全般的には、同じ楽曲でも最近にリマスターされた音源もあるのでストリーミングが有利かな?意外にも1960年代の音源でも音質が良かったり。昭和歌謡曲、ジャズなど。しかし今回の比較目的で使用する音源は同じ楽曲で同じサンプリングレートのもの。使用した音源は「空港/テレサ・テン」。NAS/ストリーミングとCDはこちら。アナログレコードとも比較してみました。発売当時のEP版。私の耳では、レコード>>ストリーミング>NAS>CDという結果になりました。NASやCDよりもストリーミングのほうが音に張りがあります。CDとNASは再生機器の違いから要因理解出来ますが、NASとストリーミングは再生機器が同じでも音質が違...Qobuzストリーミング再生とNAS音源再生で音質比較してみた。

  • Qobuz専用アプリ(Windows)からの出力。

    Windows上のQobuz専用アプリでのストリーミング再生を試す。PCの方が見易いし、アーティストや楽曲検索、また関連アーティストや楽曲も探し易い。抽出した後は、「お気に入り」に保存!しかし、このアプリではネットワーク上のレンダーがGoogleCastくらいしか検出されない。DLNA/UPnPには対応していない?。そのため、PC上で再生しUSBorHDMIでデジタル音源データを送り出す方法で試した。まずはQobuzアプリの設定。PC用QobuzアプリならPC上にキャッシュする量を設定できるので「快適さ:30.0GB」にし、再生前のバッファサイズは「5s」に設定。再生モードは「排他モード」とした。その方が高音質。時間は掛かりますが、再生前に「インポート...」からPCに取り込んだ後に再生した方がより安定し...Qobuz専用アプリ(Windows)からの出力。

  • Qobuzストリーミングを安定再生するため試行錯誤。

    ストリーミングを安定且つ高音質で再生するのに更に良い設定はないものかと、1ヵ月も試行を繰り返してきました。その結果、より安定して再生出来る様になったので、その顛末を忘れないうちに書き留めておきます。以前の状態では、曲の冒頭でノイズが入ったり稀に楽曲の途中で次の曲にスキップする事が有り、鬱陶しく音楽に没入どころか聴く気を削がれていました。〇再生環境:・音源---Qobuz(コバズ)ストリーミング・再生アプリ---BubbleUPnPforAndorid<---今回、この設定変更です。・再生プレーヤー(レンダー)---ifiZENSTREAM(ネットワーク・ストリーマー)・DAC1---ES9018S搭載DAC(COAXIALSPDIF入力)・DAC2---SONYDAS-703ES<BubbleUPnPの設...Qobuzストリーミングを安定再生するため試行錯誤。

  • ストリーマの設定見直しでQobuz(コバズ)を快適利用

    ストリーマ(iFiZENSTREAM)の設定を見直した事で、Qobuzでのストリーミング再生が快適になり音質も更に良くなった気がするので、無償期間終了後も継続利用する事にした。これからは¥1,480/月の課金となるので存分に楽しませて頂きます。ストリーマ(iFiZENSTREAM)の設定変更について。①バッファサイズの設定:MAXの64MBとします。iFiZENSTREAMは64MBのFIFOバッファを搭載しているので最大限利用します。因みにMPUはARM製64bitクワッドコア。バッファサイズが小さいと、ネットワーク環境によってはデータの取りこぼしやジッターの影響を受けます。特にデータサイズの大きい192kHz/24bitではノイズが混じる事もありました。②再生前のバッファの設定:Minの10%とします...ストリーマの設定見直しでQobuz(コバズ)を快適利用

  • HDMI信号から分離したオーディオ信号の音を聴く。

    これも長年温めてきた懸案事項です。6年もの間、悶々としていました。ブルーレイ・プレーヤーからハイレゾ音声をデジタル信号で取り出して手持ちのDACで再生出来ないものかと。確か、SPDIFデジタル信号の規定上でディスク再生時は、同軸や光ケーブル転送でのSPDIF信号は44.1kHzor48kHz、16bitと制限されていた様に思います。そのため、96kHz以上で収録された作品で有ってもSPDIFで接続するとダウンサンプリングされてしまいます。それ以上のハイレゾ信号を含むディスクをハイレゾで聴くためには、HDMIでAVアンプに接続するか、或いはSACDプレーヤーでの再生しかありません。私も今まではAVアンプを使ってブルーレイのハイレゾ音声を聴いていました。しかし、これではお気に入りのDACや真空管アンプを生かす...HDMI信号から分離したオーディオ信号の音を聴く。

  • さっそくQobuzを聴いてみた。~息をのむ高音質に驚き~

    ハイレゾ再生の準備が出来たので、早速Qobuzを使ってみました。まずは、e-OnkyoからQobuz(コバズ)へアカウント移行。未契約の状態では、音源がMP3ファイル形式で曲の1部分のみ提供なので、取り合えずQuobuzStudio1ヵ月の無料体験を申し込み。体験申込後は、FLACファイル形式となりました。(我が家の再生環境)・コントローラー:SONYアンドロイド・スマホ・使用アプリ:BubbleUPnP--Qobuz連携済(簡単!アカウント登録だけ)※HOMELAN上に有る機器ならどれでも繋がるので大変便利です。・プレーヤー(レンダラー):トランスポート:ifiAudioZENSTREAM排他モードにてUSBで送り出し。ActiveNoiseCancellationⅡ内蔵。有線LAN接続、スイッチング・...さっそくQobuzを聴いてみた。~息をのむ高音質に驚き~

  • Qobuz導入準備 ~ES9018 DACを再稼働~

    いよいよQobuz(コバズ)が日本でも公開となりました。しかし我が家の現在稼働中のデジタル再生環境では残念なことに、往年の名機と評されるSONY製マルチビットDAC『DAS-703ES』がサンプリング周波数48kHzまでしか対応していなく、これではQobuzのハイレゾ音源を生かせません。一方で現在お休み中のES9018Sを搭載したDACでは384kHzでも対応可能で、しかもCOAXIAL入力(SPDIF)だけでなくUSB入力(USBAudioClass2.0)にも対応しています。Qobuzのハイレゾ音質を生かすためには、ES9018DACを約10年振りに再稼働するしかありません。休止中の理由は、このDAC後段のオペアンプをMUSES8920に換装してから今一つ満足のいく音質ではない為とDAS-703ESを...Qobuz導入準備~ES9018DACを再稼働~

  • 音質的コスパが良いオペアンプ OPA1656

    この『OPA1656』は2020年に発売されたTI製最新?のオペアンプです。OPA1655がシングル(1回路)、OPA1656がデュアル(2回路)入り。Web上のインプレッションを参考に選定、購入しました。OPAと付くICは、言わずと知れたDAC等のオーディオ用IC開発の老舗「BurrBrown」社の製品です。Burr-Brownで有名なオペアンプとしては、マニアなら誰もが知ってる『OPA627BP』が有りますね。ところがOPA627BPは生産終了していて値段も超お高いです。私は正規品を1ペアだけ持っています。正規品と書いたのは偽物が多いからです。見分け方はWebを参考に。国産で音が良いと言われている物としては、JRC製MUSESシリーズが有ります。MUSES01、02、03はお高いので、私はMUSES8...音質的コスパが良いオペアンプOPA1656

  • 真空管プリアンプの小変更

    真空管ECC88差動プリアンプのチョイ変をしました。やり残した事を思い起こしながら、、、。変更した箇所は以下。①帰還分圧抵抗のグランド位置変更。師匠に指摘を受けながらも未着手でした。ここのグランドはカソードや入力ラインに近い所に落し、ループを小さくする。帰還ライン~グランド間の39kΩの抵抗。写真内の黄色枠。②出力ラインの一部にWEブラックエナメルWAX線を使用。余っていたので、ECC88~カップリングコン間に使いました。写真では分り難いですが、赤(Rch)、半透明白(Lch)の蝋塗りワイヤー。これは鳴らし込みが必要ですね。写真内のピンク矢印。③帰還抵抗に小容量マイカコンデンサを抱かせました。不要な高周波成分をカットするために22pFを入れました。聴感上の高域には影響有りません。寧ろスッキリ聴きやすくなり...真空管プリアンプの小変更

  • CDプレーヤー REVOX B226 にビンテージ・マイカを使用。

    TDA1541ADEMリクロック後の音の情報量を生かすために、後段オペアンプ(OPA2134)出力のカップリングコンデンサにも手を加えました。使用したコンデンサがこちら。(茶色のキャラメル状のもの)10000pF(0.01uF)/500VEl-Menco(USA)製のビンテージ・モールド・マイカ。鉱山から掘り出した天然のマイカ(雲母)です。スプラグ(Sprague)の"30D"50uF/50Vに並列に入れました。このマイカ・コンデンサは計算上1.6kHz以上を受け持つ事になります。少し綺麗に配置し直しました。マイカ板は立てて使ったほうが良いみたいです。音質評価には、オイル・ペーパーコン(PIO)ほどでは有りませんが、50時間以上は鳴らし込みが必要です。結果、TDA1541ADEMリクロックとこのマイカのお...CDプレーヤーREVOXB226にビンテージ・マイカを使用。

  • REVOX B226 TDA1541A DACのDEMリクロック(2)~音質評価~

    結論から言うと、これは素晴らしい音です。今までとは音の情報量、密度が違います。一聴してわかりました。明らかに音質向上しています。これって本当に35年も前の製品なの?やっぱ名機ですね。ピックアップのスイングアームCDM-1とTDA1541ADACのスーパーコンビ。音に厚みが有り、各楽器に実在感があります。デジタル臭さが後退して長時間にわたって気持ち良く聴けます。おそらく各ビット素子の切換が高速になった事でレベルが平滑化され、音の繋がりが滑らかになったのでしょう。そしてビットの変換精度が向上した事で今まで聴こえなかった音まで聴こえ、聴き慣れた楽曲を聴いても今までとは違う雰囲気になっています。DEMリクロック1.4MHzの音に馴れてきましたので、次に2.8MHz(BCKの2分周)にギアを上げました。この時の波形...REVOXB226TDA1541ADACのDEMリクロック(2)~音質評価~

  • REVOX B226 TDA1541A DACのDEMリクロック(1)~基板組み立て~

    約10年越しでDACICTDA1541AのDEMリクロック化する事が出来ました。当時、挑戦しようとして部品を集めた記憶があります。やろうと思って出来ずにいました。その頃は別基板上に組んでリード線で飛ばしてDEMクロックに入れるやり方で面倒でしたが、最近になってDACICに履かせる下駄基板なる物を見つけました。こんな便利な物が2022年に発売されていたのですね。知りませんでした。すぐに基板と実装部品を千石電商と秋月電子から調達。このDEMリクロックの技術は、今から15年前(2009年頃)に話題になりました。ポイントは以下。通常44.1kHzサンプリングのCDの再生では、ステレオの片方チャンネルに付き1秒間に44,100回のDA変換を行いますが、TDA1541Aが採用するDEM方式というのは、1回のDA変換に...REVOXB226TDA1541ADACのDEMリクロック(1)~基板組み立て~

  • ノートパソコンのメモリ増設

    パソコンに精通されている方には、何を今更って思われるかも知れませんが、自分の備忘録として書き留めておきます。昨年購入したノートパソコン(Corei511世代)は、ケチってWindows11最低要件の8GBメモリ搭載品。メモリ容量に少し不安は有りましたが、使っていて問題があれば、後で増設する考えで、この仕様で購入。しかし、あれから約1年半使い、最近になって少し重いアプリを使うと、起動途中で止まったり動きがもっさりする事があるので、メモリを増設する事にした。メモリを選ぶ時には、世代(DDR4など)だけでなく動作クロック周波数(3200など)にも注意が必要です。複数メモリ搭載では、動作周波数は低い方に合わされるので、搭載済みのメモリの周波数に合わせる必要が有ります。自分のPCに適したメモリ選びには、こちらが役立...ノートパソコンのメモリ増設

  • ターンテーブル(レコードプレーヤー)の回転数調整。

    やはり気になるので、ターンテーブル(レコードプレーヤー)の回転数を調整しました。トーレンスTD320MKⅡの場合、回転数調整のためには裏蓋を外し基板を取り出す必要があります。こんな感じでセッティングしました。回路図から読み解くと、調整用ボリュームはP1(100kΩ)とP2(470kΩ)の様です。33回転用がP1、45回転用はP2ですが、45回転の時はP1とP2が並列になるので、先にP1で33回転を調整してからP2で45回転の調整となります。今回、33回転を再調整したら45回転もピッタリになりました。再組立後に測定した結果です。33回転:45回転:テストレコードでも実際の音出しで確認します。1kHz--->1000.1142Hz/1000Hz=+0.01142%3kHz--->2996.1494/3000=...ターンテーブル(レコードプレーヤー)の回転数調整。

  • ターンテーブルの回転精度をスマホアプリで測定してみた。

    便利になったものですね。あの頃はストロボスコープを使って測定してましたが、それは遠い昔の話になった様です。今の時代、スマホひとつ有れば何でも出来てしまいます。技術の進歩ですね。正確性についてはスマホの内蔵ジャイロにも依りそうですが、取り敢えず私の使っているターンテーブルを測定してみます。因みに使ったスマホは、SONYのXperia。アプリは「TurntableSpeed」です。ターンテーブルは、THORENSTD320MKⅡ。瀬川冬樹さんの解説によると、回転数の正確さ(速度偏差=回転数偏差)は、「1000ヘルツの標準音に対して、3ヘルツの誤差が聴きわけのできる限界とされています(440ヘルツでは1・32ヘルツに相当する)。速度の誤差は0・3パーセント以下におさえるべきだということになります。」但し、「これ...ターンテーブルの回転精度をスマホアプリで測定してみた。

  • ブルーレイプレーヤーUBP-X800をまた少し弄りました。

    ソニー製のブルーレイプレーヤーUBP-X800をまた少し弄ってみました。以前にも書いたかも知れませんが、内部を見ると電源基板からメイン基板に繋がる配線のコネクタには、端子が有るにも関わらずグランド線が省略され空き端子となっています。では何処で繋がっているかと言うと、シャーシーを介し数箇所でメイン基板と繋がっています。何故この様にして有るのか、コストダウンか?EMIやEMSの対策か?コモンモードノイズ対策なのか?は不明ですが、何か事情が有ったのでしょう。しかし気になるので繋いでみました。ジャンク箱にあったリード線付きEH端子で繋ぎました。片方は黒ですがもう片方はこの黄色線しか有りませんでした。繋いだ後の動作は特に問題有りませんでした。メイン基板入口の電源ノイズをオシロで確認すると若干減少した様に見えます。こ...ブルーレイプレーヤーUBP-X800をまた少し弄りました。

  • CDリッピング・アプリを「CUERipper」に乗り換え。~続き~

    「CUERipper」を使っていて新たに分かった事がありますので、書き留めておきます。その前に私の環境を整理しておきます。・ブルーレイドライブ:パイオニアBDR-209(結構古い2017年製)Pureread無し。・NAS:IOデータ製LANDISK3TB内蔵型・コントロールアプリ:BubbleUPnP(Android)・レンダラー:iFiAudio製ZENSTREAM以下は、この環境でテストした結果ですので、他の環境では状況が違うかも知れません。①ディスクのトータル枚数とディスクNo.を手入力必要な場合がある。その時は、左上の「Meta」をクリックして、アルバム情報を表示させ、「TotalDiscs」「DiscNumber」を手入力。②アルバムアート表示について同一フォルダ内に「folder.jpg」を...CDリッピング・アプリを「CUERipper」に乗り換え。~続き~

  • CDリッピング・アプリを「CUERipper」に乗り換え。

    今までCDのリッピングには、「EAC(ExactAudioCopy)」や「iTunes」を使っていました。「EAC」はその名の通り正確にリッピングが出来そうですが、邦楽アルバムではタイトルや曲名等のアルバム情報を取得出来ない物が有り、その時は「iTunes」を使っていました。「iTunes」ではほぼ全てのCDでアルバム情報を取り込みが出来て、且つ読み込み速度も速いために便利ですが、稀にエラーのまま取込んでしまうのか?再生するとノイズが混じる事が有ります。両方を補完し、更に私の使っているパイオニアのBDドライブとも相性が良いものは無いかと探していた所、余りメジャーでは有りませんが「CUERipper」なるアプリを見つけました。実際にダウンロードして使ってみると、これが結構使えそうです。設定も「EAC」よりも...CDリッピング・アプリを「CUERipper」に乗り換え。

  • 青白く光る真空管 SED 6550C(Svetlana Winged-C)

    KT88PPアンプの初段管をMELZ製1579に交換した。次に、出力管4本をGECKT88から未使用管と言う事で随分前に購入したSED6550Cに交換してみました。このSED6550C(Winged-C)は本家Svetlana製「Cロゴ」で現行「Sロゴ」とは別物。詳しくはこちら。久々の稼働だったのですが、やはり1本だけ真空管内部が青く光っていました。これは新品の真空管で真空度が高い証拠で、ロシア管に見られる現象らしいです。部屋を暗くしてヒーターのオレンジ色とこの光を見ていると幻想的ですね。音質はというと、この音も捨てがたいですが、やっぱりGECKT88かな。すぐに、GECKT88に戻しました。固定バイアスで使っているので、勿論バイアスの再調整が必須です。青白く光る真空管SED6550C(SvetlanaWinged-C)

  • 真空管6SL7の聴き比べ。

    手持ちの6SL7にロシア管が仲間入りしましたので、種類は少ないですが6SL7系真空管を聴き比べた印象を書き留めておきます。あくまでも私の主観で、また過去の記憶で曖昧な物も有ります。この6SL7はμ(増幅率)が高くMT管の12AX7相当です。KT88PPアンプの初段SRPP回路で使用しています。1.RCA5691赤ベース高信頼管でマニアの間では評価の高い高級品。支持ポールが6本と2枚マイカが特徴的で堅牢に作られています。音質は、一番纏まりの良いハイファイ的な音質。芳醇でシルキー、熟成されたウイスキーの様。US管に有りがちな荒々しさは無く、とても聴きやすいです。2.TUNGSOL12SL7GT(VT-289)BlackGlassRoundPlate型名の通りヒーター電圧が12Vなので、アンプ内の配線を変更して...真空管6SL7の聴き比べ。

  • 恐るべしMELZ製1579(6SL7)真空管。

    1579(6SL7)を使い始めてから約50時間が経過しましたが、その間、この球に変化がありました。使い始めは1本だけがハーモニック・ノイズを発生、頭を叩くとスピーカーから「ボン、ボン」と音がしました。しかし、これは30時間後位に解消。金属板、マイカ板、ガラス管が馴染んで来たのでしょうか?音質に関しては、使い始めに感じていた音のザラツキ、煩さは抑えられ、今では繊細で綺麗な音になりました。それぞれの楽器の存在感、音の空気感も良好。流石、宇宙航空機器用、宇宙空間を感じる音(笑)。この球は低域から高域まで良く伸びており、低音も締まりが有って中域から高域にかけて素晴らしい透明感の有る音がします。コスパ最高!恐るべしロシア管。以前、1年前にFOTON製6N8S(6SN7)を使った時と同じ感覚です。ロシア管って、余り良...恐るべしMELZ製1579(6SL7)真空管。

  • 1579(6SL7系)真空管を試す。

    前回書いた様に、6SL7系の他の球も試したくなり、以前から気に成っていた球を早々にオクで落札しました。今回購入した球は、ロシア製「1579」です。1984年6月製造。この「1579」について出品者の説明によると、6N9S(=6SL7)の航空宇宙機器/原子力用高信頼性管として、MELZにより設計された球でReflectorのサラトフ工場で製造され、旧ソ連圏の原子力発電所の制御機器等に多用されたとの事です。さて、肝心の音質はと言うと、何とハッキリくっきりした音なんでしょう。今までこんな明瞭な音で鳴る真空管は使ったことが無いと思う。超ド派手なパンチの有る音で、あまり真空管らしさを感じません。ピアノの音には特徴が有って良く響きます。低音から高音まで良く伸びていますが、ちょっと煩く耳に刺さる感じが有るので、好みの分...1579(6SL7系)真空管を試す。

  • 久しぶりにKT88 PPアンプを聴く。

    この暑い時期に大飯喰らいで発熱量の大きいKT88プッシュプルアンプを引っ張り出して鳴らしてみた。それまで聴いていたRCA245シングルアンプと聴き比べると、明らかに音色が違います。何より音の明瞭度、音抜け、音の張りが違う。245はスカッとして音が前に出てくるのに対しKT88はちょっと大人しめで詰まった感じがする。245は低音が伸び、中音から高音は突き抜けるが、KT88にはそれが無い。特に、前回このブログで取り上げたレコード「サンチェスの子供たち/チャック・マンジョーネ」を聴くと違いがよくわかる。またボーカル物の「空港/テレサ・テン」でもテレサの声の伸びが違う。あれ?駆動力の優るKT88なので、もっと低音に力が有って良い筈なのに?245の方が下に伸びている様に感じる。う~ん?これは私の好みの音では無いな~。...久しぶりにKT88PPアンプを聴く。

  • 祝!遂に500万アクセス達成!

    昨日(7/14)、遂に500万アクセス(PV)を達成しました。このブログを始めたのが2011年3月ですので、あれから13年。1日のアクセス数は計算すると平均約1,000と言う事になります。最近の日々ブログランキングは、だいたい1,000位/320万ブログです。皆さん、閲覧頂き有難うございます。私のブログの内容は、主にオーディオ関連や音楽、それ以外でも興味を持った事について書いてきました。特にオーディオ機器の修理や改造には力を入れてきました。始めた頃はパーツの交換で音色の変化を楽しんでましたが、次第に設計から見直して音質向上が出来るようになりました。何事も努力と経験ですね。その都度、少しでも皆様のお役に立てばと思い、その経緯と内容を掲載してきました。元々電子回路のエンジニアだったので、基礎知識は有りましたが...祝!遂に500万アクセス達成!

  • オーディオ・チェック用音源として。

    最近入手したEPレコード「サンチェスの子供たち/チャック・マンジョーネ」の紹介です。LPに収録されているバージョンは、約14分の大作ですが、EPではサビ部分のみで3分少々です。LPバージョンは前後にボーカルが入っています。この曲は冒頭からドラムの音が凄いです。マーチング・ドラム。一瞬、スピーカーが破れたかの様な破壊的な音です。ドラムも凄いですけど、ブラスの迫力も凄いです。序盤での太鼓の音が破綻無く、レスポンス良く、アタックの有る音で再生出来るか、その中でフリューゲル・ホルンの音が優しく柔らかく甘美に響いているか、そして終盤での管楽器全体が天を突き抜ける様に切れ良く響いているかがポイントです。我が家の現在稼働システムは、-RecordPlayer:ThorensTD320MkⅡ+SME3009S2+Shur...オーディオ・チェック用音源として。

  • こんな所にも『Rudy Van Gelder』の作品が。

    JAZZファンなら誰もが知っている偉大な録音技師「RudyVanGelder」(RVG)ですが、何とフュージョン系(クロスオーバー系)の盤でも発見しました。VanGelderについては、今更説明不要と思いますが、主にはBlueNote作品の殆どを手掛けています。JohnColtrane,SonnyRollins,MilesDavisetc....。BlueNote以外にも「Impulse」「Prestige」「Riverside」「CTI」レーベルも手掛け、そのタイトル数は3000以上と言われています。そして今回手に入れたレコードがこちら。「One/BobJames」ボブ・ジェームスの記念すべきデビュー・アルバムです。アルバム・ジャケットを開いた内側に「RecordedatVanGelterStudios...こんな所にも『RudyVanGelder』の作品が。

  • 小さなインテリアとして ~ミニチュア楽器~

    部屋のインテリアとして、ミニチュア楽器を飾りました。このミニチュア楽器は精巧に出来ています。全て手作りの様です。価格はそれほど高くは有りません。購入時は木製のギターケースに入っていて、スタンドも付属しています。製作は、神戸に有る工房です。店長紹介では、「2003年頃、ミニチュア楽器と出会い、楽器メーカーに25年間、勤めた経験から、ミニチュア楽器専門店、Just-On(サンライズサウンドハウス)を開業致しました。当初は、種類も満足出来るものではございませんでしたが、徐々に増え、現在では100種類以上となり、各種サイズも取り揃えております。いろいろな場面でミニチュア楽器をお使い頂ければ幸いです。」とあります。なるほど細かい所まで良く出来ています。ボディーは木製で、弦はナイロンではなくスチール弦です。お店のHP...小さなインテリアとして~ミニチュア楽器~

  • 真空管ソケットとピンの掃除について。

    もう季節は夏!。本日の外気温30℃。暑くなってきましたので、真空管パワーアンプを発熱量の少ない物に入れ替えました。今までは大飯喰らいのKT88pp(GEC管)でしたが、これを245single(RCA管)に交換。・GECKT88pp(初段6SL7、ドライブ段6SN7)力強く粘りのあるエネルギッシュな音がします。主にJAZZ、ROCK、POP向き。・RCA245single(前段6SN7、整流管5X4G)爽やかな音がします。夏向き。音の切れ際、抑揚など細かい所まで表現してくれて上質な音です。稼働前にひと通り真空管ソケットとピンを掃除しました。これ、いつもの儀式です。真空管アンプを久々に稼働してみたら、バリバリと異音がしたり、最悪音が出なかったりで、大慌て、大切な球を壊してしまう事だってあります。そうで無くて...真空管ソケットとピンの掃除について。

  • デジタル系の電源ノイズ低減で音質向上。

    今回はブルーディスク・プレーヤー(BDプレーヤー)の電源を少し弄ってみました。以前にも登場したSONY製UBP-X800です。この機種は再生専用、しかもDAC非搭載なのに5万円もします。今はMarkⅡ(M2)となっていますが、我が家のは初号機。ソニーブルーレイプレーヤー/DVDプレーヤーUltraHDブルーレイ対応4KアップコンバートUBP-X800M24K映像を収録できるブルーレイディスク「UltraHDブルーレイ」再生対応ソニー(SONY)この機種は、元々、画質、音質ともに良いのですが、初めて内部に手を付けたのが、2年半前。(当時の記事がこちら。)今回は、更なる改良に挑みました。その結果、音質、画質ともに格段に向上しました。改良内容については、現在販売中の機種ですので詳細は避けますが、スイッチング電源...デジタル系の電源ノイズ低減で音質向上。

  • 6C33C真空管シングルアンプの動作点見直し。

    久々にオーディオ熱が再燃しましたので、6C33Cシングルアンプの動作点の見直しをしました。6C33Cという球は、ヒーター2本、カソード2枚、プレート及びグリッドは1枚という構成になっていますが、これを私はシングルヒーター、シングルカソードで使っています。要するに片側だけを使用。理由は、ヒーターが大飯喰らいで球がかなり熱くなるためと、左右チャンネルで対称のヒーターを使うようにすれば、左右交換で寿命が2倍になるからです。データシートには、シングルヒーター、シングルカソードで使用する場合の特性も掲載されています。ダブルヒーターの理由は、ミグ25戦闘機に乗せるための冗長設計と思われます。さて、本題ですが、変更前の動作点がこちら。これをほんの少し左側に移動しました。これにより右側に余裕が生まれます。変更後の動作点が...6C33C真空管シングルアンプの動作点見直し。

  • 電源トランスの鳴き(唸り)

    1年位前から気になっていた「6C33C真空管シングルアンプ」の唸り音。スピーカーから聴こえるハムではなく、アンプ本体のメカ的な唸り音です。この原因を突き止めて対策する事が出来ました。聴診器の様な物を当てて探したところ、唸り音の発生源は電源トランスでした。では、どの様にしてこの唸りを抑えるか?ですが、考えられる方法は以下のふたつ。①機械的(構造物的)に振動を抑える。例えば、電源トランスの振動が出来るだけシャーシに伝わらない様にする。②電気的に唸らない様にする。1次側にDCが乗ると、トランスが唸る事があるとか。①はスマートな方法では無いし、そもそも電源トランスが唸る事自体が通常は無い事なので、②の方向で考えました。そこで目を付けたのが、電源トランス1次側0~100Vの間に並列に入っているスパーク・キラー(47...電源トランスの鳴き(唸り)

  • なんちゃってWEサウンド。

    スピーカーの内部配線に使ったWEケーブルの余りをスピーカーケーブルに使いました。現在のスピーカー・ケーブルは、WE(ウエスタン・エレクトリック)のブラックエナメル単線(16GA)。但し、単線だけでは取り回しが良くないので、その両端は撚線で15cmほど延長しています。今までは、ここにダイエイ電線を使っていたのですが、WE撚線に変更してみました。バナナプラグは「FURUTECH」製。(変更前)ダイエイ電線VFFT0.75sq」の平行線(変更後)KS-13385L-116GA使い始めは、いつも通りで、しっくりこない詰まった音でしたが、これも1週間後に解消。あら不思議!WEサウンドになりました。なんちゃてWE。本物のWEサウンドを知らないので、所謂自己満足です。プラシーボかも知れませんが不思議ですよね。わずか数セ...なんちゃってWEサウンド。

  • スピーカーの内部配線材選び。

    前回予告した様に、スピーカーボックス内のネットワークからウーハーまでの既存配線の延長に使う線材選びについて。ウーハーの取付を180度回転させたので、元の配線では届かなくなり継ぎ足して延長するため。まあ、最終的には「アレ」の一択に落ち着くでしょうが、それまでに2種類ほど試して見ました。ひとつは、今後も使う事が無いであろう手元に有った「ウエスタンの細線」。線径コア0.3mm程度。これは海外で電気街を歩いていた時にビンテージ品を扱うガレージ店(小屋)で見つけたもの。一応「Western」と謳っていたが、真偽は?。外皮は紙?の二重巻き、芯線はメッキ有りの単線で、1本の長さ180cm位のものが何本も。これを5本束ねて手芸用の布紐の中に通しました。こんな感じ。長さ20cm。実際に音を出して見みたら、腰高になってしまい...スピーカーの内部配線材選び。

  • スピーカー・エッジ交換のポイントと難しさ。

    今回スピーカー・エッジ交換する際に調査して得た情報や実体験で学んだ事を今後のために書き留めておきます。まだ2回目なので経験値としてはド素人です。<ポイント>1.エッジ材質選びエッジの材質も色々と有る様です。ネット上で調査した結果。・ウレタン---軽くて高音質ですが5年位で加水分解します。JBLオリジナルで使用。・ラバーコートしたウレタンエッジ---純ウレタンより長寿命。音質は?・ゴムエッジ---長寿命ですがfoが高くなるようです。・ポリエーテル素材---長寿命。今回使用して好結果。2.サイズやはり、そのユニット専用の物が良いでしょう。サイズは勿論、エッジの山や谷の幅や高さが違っても困ります。3.接着剤エッジの一部と考え、乾燥後に硬くならない物を選ぶ。出来るだけエッジ硬度に近い物。専用の物がお薦めです。水性...スピーカー・エッジ交換のポイントと難しさ。

  • スピーカー・エッジ交換後の音出し確認。

    接着剤が完全に乾いた様ですので、箱に組付けて音出し確認です。エッジ交換が完了したユニット。箱(エンクロージャー)に組付け。さて、何を聴きましょうか?今回、ウーハーのエッジ交換でしたので、低音が良く出る曲が良いですね。ロバータ・フラックのベスト盤「TheVeryBestofRobertaFlack」からKillingMeSoftlyWithHisSong(邦題:やさしく歌って)/FeelLikeMakingLove/TheFirstTimeEverISawYourFaceを聴いてみました。特に、4曲目「TheFirstTimeEverISawYourFace」は、ロン・カーターの弾くウッド・ベースがかなり響いており、これが上手く再生できるかがポイントです。周波数は結構低いです。実際に再生してみると、、、。心...スピーカー・エッジ交換後の音出し確認。

  • スピーカー・エッジの交換 ~新しいエッジの取り付け~

    交換用として、調達したスピーカー・エッジは、ポリエーテル系のウレタン・エッジです。ポリエーテル素材は、耐水性に優れ、加水分解しないので、寿命が長いそうです。肝心の音質は完成してから報告します。ウレタン・エッジだけなら通販で1,000円台で入手可能ですが、接着剤もセットで購入したかったのと、安い物では信頼性に不安がありました。迷ったのは、4,000円台の物(今回購入品)と、8,000円台の物。まあ、業者に修理を依頼すると、20,000円位+送料なので、それに比べれば、どちらにしても安いものですが。今回購入したエッジはL26のウーハー専用で、サイズはピッタリ、接着剤(水性白色で硬化すれば透明))も専用の物です。貼り付け作業ですが、まずはコーン側(裏側)から貼り付けます。接着剤を筆で伸ばしながらコーン側とエッジ...スピーカー・エッジの交換~新しいエッジの取り付け~

  • スピーカー・エッジの交換 ~古いエッジの取り除き作業~

    エッジ交換作業の中で、おそらくこの作業が一番大変でしょう。古い朽ち果てたウレタン・エッジの剥がしです。この作業を手抜きすると、新しいエッジの接着と仕上がりに影響が出ます。道具に「ハイカーボン・ヘラ」と「彫刻刀」を使いました。どちらも100均に売っています。「カーボンヘラ」は傷をつけたくない、主にコーン側のウレタン除去に使いました。この「ハイカーボン・ヘラ」は優れ物で、硬さが有るのでビスを使わない嵌め込み製品の隙間に噛ませて分解する時にも使えます。100均で見つからなければ、こちらでも。SK11カーボンスクレーパー20mm用途:フローリング・大理石の床・石材・金属・壁等の汚れ落としSK11(エスケー11)まずは、ガスケットの剥がし。その後、金属部分からのウレタン剥がし。彫刻刀でゴシゴシ。最外周金属フレーム面...スピーカー・エッジの交換~古いエッジの取り除き作業~

  • スピーカーエッジの寿命が来たようです。

    気に入って使い続けてきたJBL製スピーカーL26のウーハー(125A)のエッジにとうとう寿命が来たようです。2015年2月に販売店からレストア済み品を購入したので、あれから丸9年。(購入時の投稿がこちら)ウレタンエッジなので、流石に加水分解して寿命でしょう。と言うか良く持った方でしょう。ウレタンは、使用環境にもよりますが、大体5年~10年で駄目になる様です。では、何故そんな寿命の短い材料を使うのか。それは、これ以上軽量で柔らかく弾性の有る材質は無いから、だそうです。寿命に気が付いたきっかけは、「最近少し低音に締まりが無く歪みっぽい。低音が以前より膨らんでいると感じた」からです。スピーカーって、経年と共にこんな感じ。新品>音が固い>馴染んで来て良い感じ>最高潮>ボケてくる>寿命これ、時間比率で言うと、感覚的...スピーカーエッジの寿命が来たようです。

  • マルチディスプレイ化用USB A→HDMIアダプター買い替え。

    前回の続き。今まで、安物(2千円位)を使っていたのですが、色々と問題があり、イライラが募るばかりでした。問題とは、例えば。1.PC起動やアプリ起動の度に、画面が一度小さくなってから元に戻る。2.アプリ起動時に、閉じた時の画面で開く仕様でも、一部の画面がどこかに行って見当たらない。3.長時間(3時間位)使っていると、マウスポインタが化ける。化け方は様々。4.本体が結構熱くなる。3の症状が温度上昇かと思い、放熱対策を試みたが関係なかった。5.「USBDisplay」ドライバが結構内部メモリを消費する。タスクマネージャー上で250MB位だったと思う。CPU負荷も大きい。6.この所為もあるのか、ポインタの動きがカクカクする。そして、とうとう日本メーカー、サンワサプライ製の購入に踏み切りました。4K対応の製品も発売...マルチディスプレイ化用USBA→HDMIアダプター買い替え。

  • 外部ディスプレイ2画面化とテンキー追加、エルゴマウス導入。

    作業性向上のため、外部ディスプレイの2画面化とテンキー追加、それにエルゴマウスを導入しました。外部ディスプレイを2枚にする事により、ディスプレイはノートPCを含め3画面になりました。新たに購入したモニターディスプレイは、acer製23.8インチです。日本エイサー【Amazon.co.jp限定】AcerゲーミングモニターNitroKG241YHbmiix23.8インチVA非光沢...パネルサイズ:23.8インチ日本エイサー既存の物がASUS製23.8インチでしたので、画面サイズを合わせました。私が購入した時は1万円と僅かでした。セールだったのかな?このサイズor27インチが一番コスパが良さそうです。しかし、外部ディスプレイ2画面化にあたり解決すべき課題があります。ノートパソコンにはHDMI出力が一つしかない...外部ディスプレイ2画面化とテンキー追加、エルゴマウス導入。

  • 貴重な音源を入手!「サディスティック・ミカ・バンド 1989年晴天ライブ」」

    また貴重な音源を入手する事が出来た。1989年4月9日東京ベイN.K.ホールで行われた「サディスティック・ミカ・バンドの再結成ライブ」の音源です。サディスティック・ミカ・バンドは、1stアルバムを発表してから今年で50年になるのですね。これは再結成された第二期のもので、2日間だけ行われた大変貴重なライブ音源。アナログ音源で現存するのは、このカセットテープのみ。当時、レコードでの発売は無し。来週11月22日にリマスターした映像とLPBOXが発売される様ですが、当時の音をそのままにアナログ音源として収録したものは、このカセットテープのみ。今度発売されるものは、恐らくデジタル加工、再ミキシング・マスタリングされた音源となるでしょう。先日発売された3枚組の1989LPBOXも恐らくその音源が使用されていると思うが...貴重な音源を入手!「サディスティック・ミカ・バンド1989年晴天ライブ」」

  • TV音声がDSEE HX「入」で高音質に。 ~AAC音源のデコード~

    私はホームリンクを使って、リビングに設置しているブルーレイ・レコーダーに録画したTV番組を、別室オーディオルームのソニー製ブルーレイ・プレーヤーUBP-X800で視聴していますが、最近、UBP-X800の音声設定をDSEEHX「入」にしてAAC音源のまま(ビットストリームのまま)で出力してみると、COAXIAL出力(同軸SPDIF)はPCM48kHz、HDMI音声出力はPCM96KHzになっている事に気が付きました。そしてなにより音質が良い!!!※DSEEHXとは、ソニーが開発した非可逆圧縮音楽ファイル用の音質向上技術。AIが組み込まれているとか。いつからこんな仕様になった?以前からこの仕様で私が気が付かなかっただけか?いや、私の記憶では、TVのAAC音源をオーディオ用DACで聴くときは、ダウンミックスP...TV音声がDSEEHX「入」で高音質に。~AAC音源のデコード~

  • こんな本を買いました。~究極のアナログレコード「初盤道」~

    この本は、数種ある同タイトルのアナログレコードにおいて、どれが本当の初版プレスかの見分け方や、プレス違い、変遷が書いてあります。内容的には、かなり深堀でマニアックな部分が多く、少々わかりにくい部分もありますが、収集マニアにとっては非常に興味深く読めて参考になると思います。私は、2014年~2020年の6年間位、オリジナル盤に拘って洋盤のアナログレコードを熱心に収集していました。その後は、熱が冷めていますが、この本を手掛かりに、自分が持っているアナログレコードをもう一度確認したくなりました。当然、初盤は価値があり、所有している事の悦びもあります。しかし、初盤はとても希少で出会える確率は低く、かつ高価で手が届きません。もし手に入れた物が初盤だったらラッキーくらい。今まで購入したオリジナル盤レコードについては、...こんな本を買いました。~究極のアナログレコード「初盤道」~

  • また見つけた、音の良いオペアンプ。

    真空管アンプの球交換と同様に、半導体でも簡単に音の変化が楽しめるのが、オペアンプの換装。大概の半導体アンプやCDプレーヤー、DACにオペアンプが使用されている。1回路入りや2回路入りだったりするが、仕様さえ合えば、これを交換することで手軽に音の変化が楽しめます。私は、過去に何回もこれで楽しんで来て、BB製OPA627BP(1回路入り)が最高のオペアンプと思っていたのですが、最近ひょんな事から、また音の良いオペアンプを見つけた。修理したカセットデッキのオペアンプに、CDPREVOX製B226に使用していたOPA2604AP(2回路入り)を拝借して使ってみようとした所、私とした事が、何と180度回転して挿してしまった。180度回転すると回路的にどうなるか?-電源と+電源が逆になるので一発アウトです。壊してしま...また見つけた、音の良いオペアンプ。

  • 80年代シティ・ポップ(女性)。~杏里、松原ミキだけじゃない~

    世間では相変わらず80年代シティ・ポップが注目されています。女性アーティストで特に取り上げられるのは「杏里」や「松原ミキ」ですが、この人「中原めいこ」を忘れてはなりません。シンガー・ソングライターです。80年代ポップスのコンピレーション・アルバムに収められる事は稀ですが、当時、ポスト荒井由実、女性版山下達郎とも言われてた様です。「中原めいこ」と言えば、84年のカネボウCMソング「君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね。」を思い浮かべる人が多いと思いますが、他にも良い曲が沢山有ります。シンガー、ソングライターとして、才能に優れた存在だと思います。楽曲もアップテンポな曲からバラードまで、アルバムを通して聴いていても飽きさせません。音使い、転調も心地ち良いです。ラテン、ファンク、AOR、ブラックコンテンポラリー、...80年代シティ・ポップ(女性)。~杏里、松原ミキだけじゃない~

  • カセットデッキ再生ヘッドアンプの再見直し。~ようやく納得できる音質へ~

    カセットデッキTEAC製V-5010の高音質化に向けて更なる改良をおこないました。この1か月近く「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤を繰り返してましたが、漸く納得のいく音質に到達しました。改良内容については、様々なメーカー、機種のヘッドアンプの回路を参考にして行ないました。その詳細は以下です。①RLCフィルタのコンデンサ容量と抵抗値を変更。C1090.001uF(1000pF)に146pFをパラってましたが、これを220PFに容量アップ。もう少し大きい容量も試しましたが、音質の上品さがなくなり良くない。抵抗値は、1.3kΩ→1.0kΩとしてQ値を大きくしました。これらの目的は、高域をもう少し持ち上げるため。RLCフィルタのカーブはこちら。1kΩ+27mH+1220pFで、カットオフ周波数fc=27.7...カセットデッキ再生ヘッドアンプの再見直し。~ようやく納得できる音質へ~

  • カセットデッキの高音質化。~電源、ヘッドアンプNFB回路~

    カセットデッキの音質改善を続けています。前回の高域補正に続き、今回は電源関係と再生EQアンプのNFB部も弄ってみました。1.電源強化①正負レギュレータの出力に電解コンデンサを追加。元の10uF/25V(C187,C188)に、ニチコンMUZE-KZ47uF/25Vを並列接続。②この電解コンにパラに入っているセラコン(C189,C190)をフィルムコンに交換。円板セラコン(0.022uF)の歪っぽさを嫌い、フィルムコンWIMA製0.033uF/50Vに。2.NFB回路の電解コンデンサを交換この部分のコンデンサ(C104)は、真空管アンプのカソード・パスコン同様に音質への影響大。交換前は、BC製220uFとニチコンFG220uFを並列接続。しかし、ニチコンFGが音を籠らせていることが判明。BC製だけにすると音...カセットデッキの高音質化。~電源、ヘッドアンプNFB回路~

  • カセットデッキのEQ時定数や高域補正など。

    カセットデッキがもう少し音質改善出来るのでないかと、再生ヘッドアンプを見直してみた。愛用のカセットデッキはTEAC製V-5010。前回のBIASTRAP回路に続いての検討になります。カセットデッキにおいて、ヘッドでの高域減衰は仕方ないので、何かしら補正する必要があります。1.再生イコライザの時定数(ノーマルテープの場合)<高域側>規定値は120uSですが、購入時は4.3kΩ(R106)x0,027uF(C103)=116.1uS。過去の改造により現在の設定は、4.42kΩx0.027uF=119.34uS。これを4.75kΩx0.027uF=128.25uSとし、高域の減衰量を少な目に。<低域側>摩耗したヘッドを研磨した為か、コンターエフェクトで低音が若干うねってモヤモヤしてる。このうねりで高音を汚してい...カセットデッキのEQ時定数や高域補正など。

  • 6SN7GTの代替として6H8Sを使う。

    久々に、RCA245シングルアンプを設置して聴きましたが、なんだか少し元気が無いような。。。もしや、初段の6SN7GT(Tung-solRoundPlate)を長い間使ってきたので、そろそろ寿命かも知れないと思い、使用時間の僅かに短いNationalUnionのRoundPlateを使ってみたら、少し元気になった。6SN7GTの手持ちは何本か有るのですが、使えそうな6SN7GTはリイシュー品のTung-sol6SN7GTを除き殆ど無いので、新規に未使用品(NOS)品を購入することとした。購入候補としては、RCA、KEN-RAD、Sylvaniaあたりが良さそうですが、NOS品はなかなか出てこないし値段も高い。そこで目を付けたのが、旧ソ連製の6H8C(6H8S)。値段も手頃。この6H8S系列も製造年代により...6SN7GTの代替として6H8Sを使う。

  • 『foobar2000』1曲目冒頭での音切れ解消!

    これ、意外と簡単だった。頭が切れる原因は、接続されたDACが音楽データのファイル形式(PCM44.1K/16bitや96k/24bit、FLAC等)を識別するための様だ。なので、冒頭のその期間、時間的スペースを設ければ良さそう。そのためのアプリがfoobar2000に用意されていた。「Affixsilence」がそれにあたる。手順は、Componentsの「Affixsilence」(foo_dsp_silence-0.0.12_fb2k)をインストールして設定するだけだった。64bit版にも対応。DownloadしてComponentsにinstall。Playback>DSPManagerを開き、右側の+クリックで「Affixsilence」を追加。「Affixsilence」の...をクリックして、...『foobar2000』1曲目冒頭での音切れ解消!

  • 久々のPCオーディオ。 ~『foobar2000』v2.0 音質向上!~

    『foobar2000』がver.2.0にバージョンアップされたので、早速ダウンロードして試してみた。これって、12年ぶりのメジャーバージョンアップらしい。「64bit版」と「ARM版」も追加された。最近はもっぱら「ifiZENSTREAM」を使っていたので、久々に「foobar2000」を使うことになる。まずは、以前から使っている「32bit版」をアップデート。インストール済のComponentsはそのまま維持されていた。今回は何を思ったか、出力機器にSONYAVアンプ「DA3600ES」を使い、HDMI接続した。HDMIケーブルには信頼のSONY製を新規購入。【テレビ/モニターとすっきり配線】ソニーHDMIケーブルDLC-HJ15:1.5mスタンダードブラックDLC-HJ...HDMI端子用接続ケーブ...久々のPCオーディオ。~『foobar2000』v2.0音質向上!~

  • ノートPCを9年ぶりに新調。

    先日のAmazonのGWセールでの購入で9年ぶりにパソコンを更新しました。Windows11、CPUはCorei511世代、SSDストレージのノートPCです。今まで使っていた物もCorei5だったのですが、世代が新しいと動作がかなり早く感じます。当然でしょうね。因みに、PCは在庫過剰の今がお買い得なようです。秋~年末頃になると在庫調整終了で落ち着くとか。パソコンを買うと、いつもの事ですが、セットアップして今まで通りに使える様になるまで、1週間以上の時間を費やします。これって私だけの事でしょうか?ネットワーク接続、NASの接続、Windowsの設定、Googleの設定、必要なアプリのインストール等など。私の備忘録のために、今まで実施した設定を書き留めておきます。あくまでも私の環境で私自身が使い易くしたもので...ノートPCを9年ぶりに新調。

  • 山下達郎『FOR YOU』カセットテープが届きました。

    5/3発売になった山下達郎2023年リマスター第一弾『FORYOU』カセットテープ版が届きました。Amazonで予約していたので、発売1日前の昨日5/2に我が家に到着。本日、Amazonを覗いてみると、売り切れの状態で「再入荷の見込みが立っていない」となっています。それほど人気?それとも生産限定盤なので、生産数少ない?因みにレコード盤も在庫なし。今回はCDの発売は無し。達郎さんの拘り。Amazonで発売しているものは「ジャケット絵柄メガジャケ付き」です。届いたものが、こちら。私が何故カセットを選んだかと言うと、ブログにも書いた様に、今年初めにティアックのV-5010を再修理、チューンアップしたので、これで最近の新品カセットテープを聴いてみたかったためです。では、さっそくレビューしてみたいと思います。内容に...山下達郎『FORYOU』カセットテープが届きました。

  • Chromecast with Google TV HDを購入とその音質について

    今更ながら『Chromecast』なるものを購入してみました。最近購入したテレビはGoogleTVなのでChromecastは必要ないのですが、オーディオ・ルームに設置している少し古いテレビ用として購入しました。きっかけは、WBCを観るために『AmazonPrime』の無料体験を申し込んだため。1か月前。AmazonPrimeVideo自体はBDプレーヤーで観る事が出来るのですが、この機会に他のアプリや機能も楽しめる様にと購入。オーディオ・マニアとしては、WBC終了後は『AmazonMusicUnlimited』の無料体験にも加入し、使い勝手や音質をテスト。この『AmazonMusicUnlimited』は、一億曲以上が聴き放題、しかも提供される音源は、殆どが可逆圧縮FLACという事は、再生時はCDと同等...ChromecastwithGoogleTVHDを購入とその音質について

  • 大型電解コンデンサの液漏れ。

    真空管KT88プッシュプルアンプを移動しようと持ち上げたところ、置いていた台の上に水溜まりが出来ていて、「これは何?」と思い、アンプの中を覗いてみると、電源の大型電解コンデンサが端子付近からブツブツと泡を吹いている。位置的にもここで間違い無い。電源オフでもフツフツと。液漏れだあ~。現物の写真がこちら。黄色丸で囲んだ電解コン。ここの電解コンデンサは、整流ダイオードから出てすぐの平滑用。電源回路はダイオード2個による倍電圧整流回路なので、この電解コンデンサへの印加電圧は約240VでB電圧用のDC480Vを生成している。L/Rch独立の整流回路としているので4本使用。ただ、ここに使用する電解コンデンサは高リップル対応品が必要。しかも近くの電源トランスが長時間通電でかなりの高温になるため温度対応品が必要。現在搭載...大型電解コンデンサの液漏れ。

  • 伝説のライブをアナログ・テープで聴く。

    当時カセット・テープで販売された80年代人気アイドルの「伝説のライブ・ステージ」2作品を聴きました。①AKINAEASTLIVEINDEX-XXⅢ/中森明菜昨年NHKで放送され話題を呼び、再放送もされた「中森明菜のイースト・ライブ(1989年)」です。昨年末の紅白歌合戦にも本人が出演するのではとの噂も有りましたが、私的には出演しなくて良かったと思います。当時の印象のまま記憶に閉じ込めておきたいからです。この「イースト・ライブ」は、今更説明するまでも有りませんが、中森明菜さん絶頂期のライブで、それまでリリースされた全シングル23曲が全て詰め込まれています。まさに伝説の最強ライブです!この「イースト・ライブ」当時の販売媒体は、DVD、CDとカセットテープのみです。DVDとは曲順が異なり、こちらがコンサート通り...伝説のライブをアナログ・テープで聴く。

  • カセットデッキのヘッドを再研磨。

    前回、ヘッドの研磨により画期的に音質が改善したので、調子に乗って再度丁寧に気合を入れて研磨する事にしました。前回は、お試しでヤスリの番手は#6,000→#10,000(0.5um)まで。今回は、#6,000→#10,000(0.5um)→#15,000(0.3um)まで細かくしました。時間も、#6,000は簡単に、#10,000を15分、#15,000を30分くらい費やして、都度ルーペで表面状態を確認しながら磨き上げました。流石に、#15,000で磨き上げると、表面は鏡の如く「ピッカ、ピカ!」になりました。写真では前回と違いが判り難いですが、肉眼ではヒカリ具合が違います。さらに#20,000もやりたかったのですが、近所のホームセンターには見当たらず。Amazonでは取り扱いがある様です。ミニターフィルム研...カセットデッキのヘッドを再研磨。

  • カセットデッキのバイアス・トラップ回路定数変更。

    他にも音質改善に繋がる箇所があるのではと思い、少し弄ってみた。ひとつは回路部品、もうひとつはヘッドの再研磨。後者は次回に投稿。ティアックのカセットデッキV-5010のBIASTRAP回路を見直し。この回路は、テープに録音する時に重畳させた高周波バイアスを再生時にトラップする目的のものです。一般的なバイアス用発振周波数は、80kHz~100kHz、HXPro搭載器で150kHz位だったかな?(←記憶が曖昧)この機種の場合はHXPro搭載なので、サービスマニュアルによると「150kHz」です。そのため、カットオフ周波数は他社品(ソニー)と比べると少し高めに設定されています。そこで、少し下げてソニー品に近づける様に定数変更。(ソニー製品の場合)TEACV-5010では、L(L101に該当)=27mH、C(C10...カセットデッキのバイアス・トラップ回路定数変更。

  • カセットデッキ(TEAC V-5010)の再レストア。~ 回路系 ~

    メカ系の再修理が完了したので、今度は回路系を弄ります。2年位前に、一度ヘッドアンプ、EQ回路周りや部品の換装を実施していますが、再度同箇所を弄ります。<差動回路用定電流回路>ヘッドアンプの差動回路用定電流回路を弄ります。今までは定電流回路用FETにSONY製2SK43を使っていたのですが、これを取り外して真空管プリアンプの差動回路定電流用に使ってしまったので、代わりに東芝製2SK170BLを調達しました。因みに、2SK170には中華製の偽物も存在するらしいので注意。今回調達品は本物。ゲート、ソース間の抵抗で電流調整しました。82.5Ωで良い感じになりました。差動回路用FETは2SK389が使われていますが、ロードラインを引いてみると丁度良さそう。回路図では、こんな感じです。<オペアンプ>次に、その後段のオ...カセットデッキ(TEACV-5010)の再レストア。~回路系~

  • カセットデッキ(TEAC V-5010)の再レストア。~ メカ系 ~

    ティアックのカセットデッキV-5010は、6年くらい前に修理した後、一応動作して音が出る様になっていたのですが、残念ながら完璧ではなかった。メカが時々不可解な動作をする事があったり、音質に関しても更に改善できるのではと思い、再度修理する事にしました。過去の修理歴は、画面左サイドの「カテゴリー/カセットデッキ」タブより。記事が長くなるので、メカ系と回路系(音質改良)に分けて投稿します。今回はメカ系について。時々動作不具合と言うのは、再生スタート時に、「ヘッドベースが完全に上がり切らずに、途中で止まる事があり、テープがぞろぞろと送り出される」といった症状でした。巻き取っていないのですね。そこで、再度メカを取り出しました。結果から言えば、ヘッドベースが途中で止まる原因は、右側にあるカムで動作するスイッチ3個(写...カセットデッキ(TEACV-5010)の再レストア。~メカ系~

  • 今年最初に収穫したアナログレコード。

    年が明けて、久し振りに近所の中古屋へ出かけた。そこで中々良い盤を購入する事が出来たので紹介します。☆DIAMONDS&RUST/JOANBAEZ(ジョーン・バエズ)フォーク・カントリー・ミュージックに属するのかな。カントリーの女神とも言われている様です。私の彼女の曲に対するイメージとしては、もっと毒々しいと思っていたのですが、このアルバムはそうでは無く爽やかで少しポップな感じ。のびやかな美しい歌声が聴いていて心地よいです。注目したのは、バック・ミュージシャン。同じ様なカントリー路線で有名なリンダ・ロンシュタットのバックはイーグルスのメンバーですが、こちらはクルセイダーズのメンバー(ジョー・サンプル、ラリーカールトン他)とTOTOのデヴィッド・ペイチまでも。豪華です、探せば有るものですね。1975年の作品で...今年最初に収穫したアナログレコード。

  • 今朝突然、停電に!

    今日、早朝に家内に叩き起こされた。なにが起きた???家内が言うには、敷地内の電柱から突然「バーン!!!」と破壊音がして停電になったと。外はまだ暗かったが、出てみると、我が家の並び6軒くらいが真っ暗で街路灯も消えていた。その先は街路灯も点いているし、通りの向かい側も大丈夫。電柱の下を見ると、碍子が割れて道路に飛び散っている。急ぎで電力会社に電話。停電の場合の案内に従い電話を繋ぎ、状況を通報。到着まで1時間位掛かるとの事。「えっ~?」、寒い。犬の散歩をしていた人の話だと、火花が散っていたので大丈夫かな?と思っていたと。そして30分位で電力会社の人が到着。その後30分位でアームリフトの車1台ともう1台ワゴン車が到着。思っていたより早かった。停電から約2時間で工事が終了。原因を聞いてみると、高圧線(6000V)か...今朝突然、停電に!

  • 2022年 今年の振り返り。

    早いもので、今年も残す所あと僅かとなりました。恒例の今年の振り返りと成果を書いてみたいと思います。年の前半は「今まで製作した真空管アンプの設計見直し」、後半は「デジタル・オーディオの再構築」でした。※それぞれの詳細については、記事一覧からアクセスして下さい。①KT88ppアンプのB電源チョークトランスを撤去。高耐圧の良質な電解コンデンサが調達出来たので、アンプの軽量化のため、2個(左右CH分)のチョーク・トランスを取り去り、その代わりにCRリップル・フィルタを追加しました。聴感上ではハム音、リップルは問題無さそう。②6C33C-Bシングルアンプの球構成変更、設計の見直し。6C33Cを強力ドライブするために、ドライブ段の球を12AU7から12BH7Aに設計変更しました。また、アースラインの見直し、ウエスタン...2022年今年の振り返り。

  • カップリング・コンデンサ Orange Drop → West Capに戻す。

    6C33C-Bシングル・アンプの出力段カップリング・コンデンサをOrangeDropからWestCapに戻しました。前回WestCapからOrangeDrop225P(オレンジ色)に交換した時に音抜けが良いなと思っていたのですが、暫く聴き込むと何か物足りない。音に深み、コクが無い様な。という事で、WestCapに戻す事にしました。しかし、そのまま戻しても籠り気味の音になる事は分かっているので、コンデンサ単体でエージングをする事に。何せ古い部品なので、紙に含侵してあるオイルが凝結していると思われ、これが音籠りの原因だろう。エージングには、信号発生器から抵抗(8Ω/8W)を通してコンデンサへ正弦波スイープや矩形波スイープ信号を入力。途中休ませながら延べ50時間くらい通電後、アンプに実装しましたが、それでも音籠...カップリング・コンデンサOrangeDrop→WestCapに戻す。

  • 接点安定剤アンダンテラルゴを使ってみた。

    少し前の話になりますが、『オーディオアクセサリー185号』の特別付録として付いていた接点安定剤「アンダンテラルゴ(SuperTMDSTMD-10)」を使ってみました。付録はサンプルキットで、製品版は10ml品(¥27,500/税込)らしい。高~い!中身は、こんな感じで、接点安定剤、綿棒、拭き上げ材が入っていました。1度だけではなく、時間を空けて2度、3度と重ねると効果が大きいらしい。私が使用した箇所は、小信号で効果が分かり易いであろうレコードプレーヤーのシェルとトーンアームの接合部とプリアンプへのピンプラグ接点。まだ1度塗りですが、効果が有りそうな、無さそうな~?。。。良く分かりませんが、悪くはなっていない感じ。精神的なものかな?この類いの物は、今まで色々と使いましたが、良かったのは「Cardas(Ore...接点安定剤アンダンテラルゴを使ってみた。

  • コンデンサの音質傾向 ~フィルム・コンデンサ編(更新)~

    過去に使用した実績のあるコンデンサの個人的な音質評価、感想です。※2022.11/2一部追加して更新しました。3.オレンジ・ドロップに『225P』を、19.にマイカ・コンデンサを追記。私の備忘録的な簡単なコメントだけですが、何かの参考になればと思い投稿しました。あくまでも私個人の主観ですので、人により評価が違ったり、使用箇所、印加電圧によっても違う結果になる事を断っておきます。一部ネット上から拾った他の人の感想も書いております。抵抗については、このブログの過去記事で私的な感覚で音質傾向を簡単に纏めています。実は、何年も前に書き始めましたが、纏めるのが大変で、今になってしまいました。このブログを始めた頃からの経験ですので、記憶も曖昧になっているかも知れません。何れにせよ、この評価結果は、あくまでも私個人の主...コンデンサの音質傾向~フィルム・コンデンサ編(更新)~

  • 排他モードの「Bubble UPnP for DLNA」を使ってみた。

    iFiStreamの「排他モード」は評判が良い様なので、「Roon」を導入する前に、排他モードで使うとどれほど音質が良くなるのか、確認のために導入してみた。「排他モード」とは、デジタル処理に余計な事をさせず(受け付けず)に、音源再生に専念させるという事。「BubbleUPnPforDLNA」は無料版と有料版があるが、無料版は広告表示やプレイリストの曲数の制約がある。取り敢えず、試しにPlayストアから無料版をスマホにインストールして使ってみた。ダウンロード数1000万+となっているので、世界中の沢山の人が使っている模様。無料版はPlaylistに登録できる曲数が16曲。Libraryから聴きたい曲だけを「Enqueue」で登録。アルバム全曲もPlaylistに放り込み再生する事も可能だが、曲数は16曲まで...排他モードの「BubbleUPnPforDLNA」を使ってみた。

  • 真空管差動ラインアンプの抵抗と球交換。~A&B抵抗、テレフンケン ECC88~

    久々の投稿となります。ECC88を使った差動式ラインアンプの抵抗と球交換を行いました。①プレート抵抗の交換回路が単純なだけに、部品の個性がそのまま音に現れます。やっぱりこのヴィンテージ抵抗ですね。音の艶やかさ伸びが違います。AllenBradlay(A&B)製のカーボン抵抗20kΩ/1W品です。8本購入して、抵抗値の近い4本を選びました。交換前は、Dale製金属皮膜抵抗RN65D(1W)。真空管の奥の4本。交換後は、A&B製カーボン抵抗1W。該当部分の回路図:②真空管ECC88テレフンケン(Telefunken)製に。5月に一度使ったのですが、勿体なくて他の球に交換していました。今回は、宝の持ち腐れにならない様に(腐りはしませんが)再登板してもらいました。MT管の最高峰ブランドですね。勿論底面のダイヤマー...真空管差動ラインアンプの抵抗と球交換。~A&B抵抗、テレフンケンECC88~

  • 真空管245シングルアンプの更なる改良とメンテ。

    デジタルオーディオ機器の整備が一段落しましたので、また既存の真空管アンプを弄っています。今回のお題は、RCA245(約90年前の球)のシングルアンプです。まずは元の状態(変更前)の内部写真です。結構色々と弄っていますので、以下に箇条書きにします。①245のカソードパスコン換装ROE製100uF/250VからMallory製230uF/250Vに変更しました。それにしても大きい!!!結束バンドで固定しました。音が馴染むまで時間が掛りそう。②B電源の電解コンデンサ換装JJ製100uF/385VからKEMET製68uF/550Vに変更。このKEMET製は他のアンプにも使い、好結果だったので、こちらにも採用。加えて、ここのブリーダー抵抗もDale220k1WからVishay100k3Wに変更。アイドル電流を増やす...真空管245シングルアンプの更なる改良とメンテ。

  • デジタルオーディオ機器たちのAC-DC電源事情。

    本題に入る前に、前回投稿でスイッチング・ハブ用ACアダプターの置き換えは諦めましたが、代わりにハブ内5V電源の220uF/25V電解コンデンサに3.3uF/35Vタンタルコン(深青の豆)をパラに追加しました。高周波ノイズに効くはず。実際に聴いてみても効果が有った様な気がします。因みに付属ACアダプターをよく見ると「ForNETGEARproductuseonly」と書いてありました。やはり専用として使うべきなのかな。さて、これまでNAS、HUB、トランスポータ-のACアダプターを弄ってきて、デジタル機器の電源ノイズ、特に高周波ノイズ(スイッチングノイズ)の浄化は大切だと言う事を再認識しました。勿論、機器の性能自体も重要ですが、電源のノイズはそれに繋がる回路に多大に影響を与えます。機器の特性を充分に引き出す...デジタルオーディオ機器たちのAC-DC電源事情。

  • スイッチング・ハブ用ACアダプターの製作

    製作したトランス式ACアダプターをネットワーク・ストリーマー(トランスポータ)に使用して好結果が得られたので、調子に乗ってストリーマーとNASの間に使っているスイッチング・ハブ用のACアダプターも作ってみました。対象のスイッチング・ハブは、以前に紹介したネットギアの『GS305』です。必要な供給電源は、DC5V、動作時2.15W(430mA)、スタンバイ時0.31W(62mA)、プラグ形状は外径5.5mm内径2.5mmセンタープラス。付属のACアダプターはDC5V/1A。私の用意したトランス式ACアダプターは5V/1A。ジャンクで300円也。実際に負荷を繋いで測定してみると、無負荷時9.3V、ハブ本体へ接続時6.8Vになります。前回同様に非安定電源ですね。分解が無理だったので中は確認出来ていませんが、恐ら...スイッチング・ハブ用ACアダプターの製作

  • ネットワーク・ストリーマー用ACアダプタの改良

    低損失(低ドロップアウト、LDO)3端子レギュレータが届いたので、早速ACアダプターを改良しました。購入したLDOは、NS(NationalSemiconductor)製LM2940CT-12です。入出力電位差(ドロップアウト電圧)は、0.5V@Io=1A。これなら入力電圧が多少ドロップしても出力電圧は安定するでしょう。交換後の写真がこちら。裏面は、こんな感じで、以前に比べスッキリしました。逆電圧防止用ダイオードはレギュレータIC自体に保護回路があるので不要。オシロで出力波形を確認すると、『ifiStream』本体の起動時や動作時も、出力電圧はDC12Vで安定していてリップルも無いので、出力側の電解コンデンサはそれ程大容量でなくても良さそう。但し、LDOはESRに気を付けなくてはならないので、周波数特性に...ネットワーク・ストリーマー用ACアダプタの改良

  • ネットワーク・ストリーマー用ACアダプタの製作

    先日購入した『ifiZENStream』用ACアダプターを作りました。製作費は僅か300円でしたが、その効果は絶大!音質の向上に驚き!!!完成したACアダプタがこちら。元々付属していた物と並べてみました。左が今回製作したACアダプター。右が付属されていた物。その昔はどこにでも有った巻線トランスを使った電源アダプタです。最近はスイッチング式に取って代わり、見かけなくなりました。その中古品を購入し、中身に手を加えました。外観上は原型とほぼ同じです。その経緯を書きます。『ifiZENStream』を購入して約3週間が経ち、その音の良さ、コスパの良さには満足していたのですが、暫く聴き込んでいくと、中域~高域がちょっと耳障りで気になります。Webで調べてみると、ACアダプター交換で音が良くなるような事が書かれていま...ネットワーク・ストリーマー用ACアダプタの製作

  • ifi ZEN STREAMを使ってみて。

    ifiZENSTREAMを実際に使ってみて、使い勝手や色々と試した結果を書きます。私の備忘録的にビギナーにも分かり易く書いたつもりです。この機種は、「Roon」や「TIDAL」「DLNA/OpenHome」「AirPlay」などに対応していますが、今は特段のソフトは使わず、ローカル・ネットワークからhttp://ifi.localにアクセスして、Webからコントロールしています。ブラウザを開くと、こんな画面が出てきます。ここで、NASに保存した音楽データは「MediaServers」に、USB接続したHDDやSSDは「音楽ライブラリ」に現れます。私の場合は、カテゴリ(音楽)\ジャンル(Classic,Jazz,,,)\アーティスト順にディレクトリを切っているので、そこから入って行きます。1.各音源フォーマ...ifiZENSTREAMを使ってみて。

  • ネットワーク・ストリーマー(トランスポート) ifi ZEN STREAMを購入。

    色々と調べると、今の時代は、ネットワーク・プレーヤーでは無く、ネットワーク・ストリーマー(トランスポート)と言うのが主流の様ですね。この世界からかなり遠ざかっていたので、時代の流れについていけてなかった。CDをリッピングしてNASに保存して聴くのではなく、サブスクでストリーミング再生なのですね。という事で、昨年の発売以来、巷で「コスパ最高!」との話題の「ifiZENSTREAM」を購入候補に。調査すると、この「iFiZENSTREAM」は、9月1日から値上げ。しかも値上げ幅も半端ないです。49,500円が66,000円に!。悩んでる暇は有りません。値上げ前の駆け込み需要で在庫がなくなる前に購入しなくては!と言う事で早速に注文しました。まだ在庫が有り、2日後には手元に到着。早い!この機種の仕様や巷の評判はW...ネットワーク・ストリーマー(トランスポート)ifiZENSTREAMを購入。

  • スイッチング・ハブを導入しました。

    我が家のネットワーク・オーディオ環境に、スイッチング・ハブを導入しました。設置した箇所は、ルーター~NAS~ブルーレイ・プレーヤー間です。導入された諸氏の見解と、SONYAVアンプ「DA-3600ES」のハブを通して聴くと確かに音が良かった実証が、導入に至った経緯です。購入した機種は、取り敢えず安価でしかも評価の良い「ネットギア製」としました。「GS105」か「GS305」で少し悩みましたが、「GS305」の方が新しく、安価、保証期間も長い(3年)のでこちらにしました。仕様に関しては、大きな違いはありませんが、電源電圧がDC12VからDC5Vへ、そのためメーカーは推奨していないが、USB電源供給で使う人もいます。まあ、オーディオ的に考えると電源品質が音に影響するとの事なので、将来的にはこの電源も弄ってみよ...スイッチング・ハブを導入しました。

  • PCオーディオに回帰、再燃?

    暫く遠ざかっていたのですが、NASを導入してから、久々にPCオーディオ熱が再燃しそうです。最近は殆どBDプレーヤーでDLNA再生していたので、いつ以来になるのでしょうか?2年ぶりかな?以前に構築した環境で試してみます。久々なので、ソフトウェア(アプリ)やDriverの更新が必要になりそう。アプリは今や古臭いかも知れませんが、使い慣れた「foobar2000」を使用します。Ver.が「v1.4」から「v1.6」に進んでいたので更新。周辺機器(ハード)自体は以前と同じで変化ありません。まず、USBDAC「GUSTARDX10」に接続。DACICはESS社製ES9018S(今となっては年代物?)。USBrecieverはXMOSです。Driverの「USBAudioClass2.0」はWindows10から標準...PCオーディオに回帰、再燃?

  • NASの電源を少し弄ってみました。

    先日購入したNAS(IOdata製HDL-TA3)の中を覗いてみました。目的は、使われているHDDの確認と、何か弄れるところが有るのか?です。ケースを外すのに結構手こずりましたが、何とか開ける事が出来ました。ああ~、これでメーカー保証は無くなるので、返品交換・修理依頼は出来ないですね。後は自分で何とかするしか無いです。内部はこの様になっていました。NAS制御基板とHDDは、SATAコネクタで接続されていますので、固定ネジを外せば、HDD本体を簡単に引き出す事が出来ます。搭載されていたHDDは、3.5インチのWesternDigital(WD)製でした。当たり!?しかし、一般的なWD製は用途別に色が付いているのですが、これは無色です。このNAS用に特別に仕立てた物なでしょうか?MadeinTaiwan。参考...NASの電源を少し弄ってみました。

  • ネットワークオーディオの再構築。

    IOデータのNASを導入してから、ネットワークオーディオの音質がグレードアップしたので、我が家のネットワーク環境を今一度見直してみようと思いました。私の場合、基本的にはPCを使わずに、DLNA機能を使って、ブルーレイ・プレーヤー(SONYUBP-X800)をデジタルメディアプレーヤーとしてリモコン一つで再生したい。PCやスマホはちょっと面倒。尚、すでに『Roon』等を本格導入されている方には、以下の内容は今更って感じだと思います。調べてみると、ネットワーク環境次第で結構音質が変わる様で、要因としては、眉唾ものも含め沢山ある様です。この世界も奥が深いですね。・LANケーブル:アナログと同じで電線病になりそうなので、今回は取り敢えずあまり追及しない。・NAS:購入したばかりなので今は置いとく。・ルーター:そう...ネットワークオーディオの再構築。

  • NASでこんなにも音が変わる? ~3TB NASの導入~

    IODATA製のNAS"LANDISK"3TBを導入しました。今までは、WifiルーターにUSB接続して簡易NASを構築していたのですが、おまけの機能なのでメディアサーバーとして使う場合に、どうしてもファイル数の制限やアクセスが遅く、いつかは一般的なNASを導入したいと思っていました。最近ではNASの価格が3TBでも1万円台前半と結構手頃になってきたので、思い切って買ってみました。初心者向けの同価格帯の製品として、バッファロー製とIOデータ製で悩んだのですが、最終的にIOデータ製としました。主な選定理由は、・初心者でも簡単に設定出来る。1ベイで充分。・実使用上のアクセス速度はIOデータ製の方が早そう。・ファンレス---オーディオ用に使う時は、ファンの音が気になる。・オーディオ・ユーザー向けNAS「fida...NASでこんなにも音が変わる?~3TBNASの導入~

  • TV視聴用にボーズ・スピーカーを天井に吊り下げました。

    TV録画番組の視聴や普段用に小型スピーカーを天井に設置しました。録画したTV番組を視聴するのに、真空管アンプで組んだシステムを使うのは少々勿体無いので、普段用にボーズの『100J』を天井に吊り下げ、AVアンプで鳴らす様にしました。BOSE100Jがこちら。オーディオの足跡からお借りしました。スタードライバーなるもので、星形にカットしたラバー素材をコーン紙に配置し、分割振動を抑えているらしい。そもそもこのBOSE100を私が購入したのはいつ頃だろう?。記憶の遥か彼方です。目的は、おそらく当時サラウンドの構築を考えていたのだと思います。フロントにBOSE901Ⅲ(売却済)を置いて、リアにこの100Jの使用を考えていたのだと思う。リビングには長い配線の形跡も有ります。しかし当時、仕事が忙しくなって途中で作業を止...TV視聴用にボーズ・スピーカーを天井に吊り下げました。

  • WE421Appアンプの更なる見直し ~WE線を使用~

    WesternElectricのVintageCable(ブラックエナメル、絹巻、ロウ引き)を部分的に使用してみました。使用した場所は、出力管WE421Aの入力グリッド・ラインだけです。プッシュプルなので4本。表面の黒いコーディング(エナメル)を剥がして使います。写真中央付近の基板から出ているゼブラ柄の線です。芯線は0.5mm径です。22GA。WesternElectricらしい解像度の高い、芯の有るしっかりとした音です。中音域は潤いも有ります。今日は内容が少ないので、レコードを1枚紹介します。先日ゲットしたEP盤。「サルビアの花/岩淵リリ」1972年発売私はこの曲を井上陽水の「UNITEDCOVER」で知りました。他にも沢山の方がカバーされています。オリジナルは早川義夫さんです。Youtubeで早川義夫...WE421Appアンプの更なる見直し~WE線を使用~

  • WE421Appアンプの更なる見直し ~B電源回路の小変更~

    B電源の平滑回路を2段にしました。抵抗+電解コンデンサでリップルフィルタを追加。リップル減少と左右のセパレーション向上を期待。更に音の締まりを期待して電解コンデンサに並列にブリーダー抵抗も追加しました。変更後の回路図がこちら。まあまあ贅沢な構成になりました。破線で囲んだ電解コンデンサは、JJ製の100uF/500V2回路入りブロックコンデンサ。56.2Ωには、Dale製巻線抵抗RS-2Bを使いました。この電源は出力段のみに供給。ドライブ段と前段は電源トランス2次側から別系統です。リップルも減り(元々少ない)、音も締まって見通しが良くなった様な気がします。WE421Appアンプの更なる見直し~B電源回路の小変更~

  • WE421Appアンプの更なる見直し ~グランドライン~

    他のアンプで実施したのと同じように変更しました。回路内では左右独立させた上で、各段ブロックごとにグランドを閉じ、それぞれを入力近くの1点アースへ集約し、そこからシャーシへ落とす様にしました。変更後の写真がこちら。(基板表側)(基板裏側)かなりゴチャゴチャしていますが、まあ、こんな感じでしょう。WE421Appアンプの更なる見直し~グランドライン~

  • WE421Appアンプの更なる見直し ~初段、PK分割段~

    次に、初段とPK段の見直しです。ここには現在12AU7(ECC82)を使用していますが、もう少しゲインが欲しいため、少しμの高い12AT7(ECC81)への変更を検討しましたが、12AT7はVk/f(ヒーター・カソード間電圧)に90Vmaxの制約が有り、PK分割段への使用は難しいとの結論に至りました。検討の経緯は以下。12AT7でのロードラインを引きました。12AT7はバイアスの深い所では直線性が良くないので、浅い所で使う様に考えました。尚、机上の設計検討だけで、実験はしていません。初段は良いにしても、これに直結されたPK段が破綻してしまいます。この状態でVk/f<90Vに収まりそうですが、球バラつきや電源変動でOverしそうです。12AY7にしても、Vf/k<90Vなので使えません。ヒーター・バイアスを...WE421Appアンプの更なる見直し~初段、PK分割段~

  • WE421A ppアンプの更なる改良。~ドライブ段~

    計画で書いた様に、WE421Aを強力に駆動する様にドライブ段の見直しを図りました。結論から書くと、6DJ8系を使用し最適な動作点とする事で、かなり良い結果が得られました。以下、実験経緯です。はじめに、候補として挙げた球の規格を比較してみます。ここで注目すべきは内部抵抗、そして注意が必要な項目は最大プレート電圧と損失です。表から分かる様に、最も内部抵抗が低いのはECC88系です。但し最大プレート電圧が低い。ここに着目しながら、球選びと設計。まず選択したのは、6C33Cで好結果が得られた12BH7Aです。この球に合わせて設計した動作点がこちら。動作点は150V8.5mA。今回は次段も含めた交流負荷線も引いてみました。この設定で音を聴いてみると、悪くはありませんが何だか満足出来ません。ちょっと籠り気味で音抜けや広がり...WE421Appアンプの更なる改良。~ドライブ段~

  • WE421A ppアンプの更なる改良計画。~設計変更など~

    WE421Aは、WesternElectric製双3極管で、1本でプッシュプル構成が出来る事と、本来整流用なので内部抵抗が低い事が特徴です。隠れた銘球とも言われています。また中古市場でもWE出力管としては比較的良心的な取引価格と思います。同等管としてTUNGSOLの5998が有ります。<見直し点1>過去の改造経緯としてこのアンプのオリジナル出力管は6AS7Gで、バイアスが深く(約-95VatVp200V)、使い難い球の回路でした。これをTUNG-SOL5998やWE421用として、バイアスを浅く(約-30VatVp190V)しました。また、この球は6AS7Gに比べμ(ミュー)も大きいので使い易い。しかし、ドライブ段は元の6AS7G用の深いバイアスを振るための設計のままで、5998用としては無駄に余裕のあるもので...WE421Appアンプの更なる改良計画。~設計変更など~

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