「未来賞」は辺見丹
大晦日の昼過ぎに届いた「未来」、2018年度の🌟未来賞を伝えている。平成6年生まれの辺見丹、昨年10月「未来」に入会、新しい選者の紀野恵欄に所属している。応募作品は63編、選考委員は大島史洋、佐伯裕子、池田はるみ、笹公人、黒瀬珂瀾、山崎聡子💐受賞作「亡霊たち」より5首🔘水道管充たしてくさりゆくみづは管もろともにくさらせてをり🔘火の揺れるたびにあなたのよこがほにあなたやあなたではないだれか🔘でもあれは人影だつたと言つたきり黙れば黙るほど長い橋🔘町ひとつ焼き尽くし終へなほ熱を持て余すやうに夏の夜のかぜ🔘暗転のそのひとときに映りこむわれのかたちの亡霊めいて選考会は9月22日、猛暑の記憶が生々しい頃である、次席の二人に比べて辺見丹の一連30首には暑さが魔のように漂っている。来年の1月27日の未来新年会で平成6年生まれの...「未来賞」は辺見丹
2018/12/31 15:21