朝日新聞など各メディアで話題の"名刺マスク"。名古屋の長屋印刷が機械を止めておくのはもったいないと、会議の中で飛び出したアイデア。今や生活には欠かせないマスクですが、対面した時に"顔がわかりにくい"などと営業マンには不評でしたが、そんな悩みを解決したのが社名や名前をプリントしたこのマスクです。ユニークなマスクなので会話が盛り上がり、顔を覚えてもらえると好評。政治家の事務所からも「選挙運動に使いたい」という問い合わせも〜。マスクで隠れた顔を逆手にとったアイデア商品です。好評の社名や名前をプリントした名刺マスク。
昭和45年(1970年)に三島由紀夫が亡くなってからちょうど50年。自決した11月25日に発売された雑誌「芸術新潮」(新潮社)12月号の特集は"21世紀のための三島由紀夫入門"です。「三島由紀夫との出会いがなければ、小説家になっていなかった」という作家・平野啓一郎氏が、小説や戯曲、日記など15編から読み解き案内しています。また、数々の貴重な写真や親交のあった人たちの証言やエッセイなどから、三島由紀夫の美学が垣間見えるなど、没後50年を機に、若い人たちをはじめとする三島由紀夫の作品と生涯を見つめ直す入門書となっています。自決した日の衝撃は、今でもハッキリと記憶に残っていますが、没後50年を機に新潮文庫のカバーもリニューアルされたそうなので、少しずつ読んで三島文学に接してみたいと思っています。雑誌「芸術新潮」12月号は三島文学の入門書。
昨日、北海道の友だちから恒例のジャガイモ1箱が送られてきました。品種はポテトサラダやコロッケにピッタリのホクレンが開発した"ひかる"です。茹でても変色しにくく、きれいなポテトサラダが完成!。さっそく、ビールと一種に!。因みにこの"ひかる"はポテトチップトップメーカーの湖池屋から「ブランド芋くらべ」として、「甘みが強く、クリーミーな品種。北海道JA士幌町産ひかる」と表示されています。発売されているようです。因みにこの人の仕事先はモンゴル。今年は思うように往き来できずにあまり仕事が捗らないようです。ポテトサラダに適した北海道産"ひかる"。
最近、デパートやチラシ広告でよく目にする"ブラックフライデー"。調べてみると、アメリカなどで11月第4木曜日の感謝祭の翌日の金曜日のことで、商店にとってはクリスマス商戦の初日にあたるとか。"ブラック"は買い物客による混雑や黒字を連想させるようです。また一方では、大量にモノを買わされてしまう"暗黒の日"という解釈も〜。なお、"グリーンマンデー"という言葉も聞かれますが、これもアメリカでの12月第2週の月曜日。買い逃した客を対象とする駆け込み需要を目論む商戦のようです。いずれにしても、コロナ禍の今年のクリスマス商戦では期待できそうもないようです。"ブラックフライデー"はクリスマス商戦の初日。
この夏に読んだ外山滋比古氏(英文学者、言語学者、評論家)の30年前のエッセイ「昨日は今日の昔〜118のさりげない話」(講談社)がおもしろかったので、有隣堂で見付けた「考える力〜新しい自分を創る」(海竜社)を読んでみました。本を読んで得た知識は借りもので他力本願。たとえ間違っても自分の頭で考えたことは"独創"てある、と「人生」、「世の中」、「生活」、「人の心」をテーマに考える方法を説き、最後に「考えることを考える」で「仮説を立てて、時間をかけて考える〜それが考えることのおもしろさである」と"思考の道の歩き方"を教えてくれました。「疑問は知の父であり、思考の母である」。言語学者・外山滋比古流の「思考の道の歩き方」。
このところ毎月購読している写真雑誌「フォトコン」(日本写真企画)。20日発売の12月号の特集は①評価が高まる「六感」撮影術②写真表現の力「生命を撮る」③「組み合わせ」で劇的に変わる冬の撮影テクニック④ホンネで語る「写真家が嫌いな8つの言葉」⑤私のとっておき【幸せを呼ぶ写真秘話】〜と盛りだくさん。おもしろかったのは④で「絵にならない」、「今日は天気がよくないなぁ」、「有名スポットでは作品にならないよ」などなど。極め付けは、言い訳がましい「先生にそう言われたから」。つい言ってしまう言葉で恥ずかしいばかりです。これからは主体性を持って、自分にしか撮れない作品を、と反省しきり。カメラ初心者にとっては、毎月モチベーションの上がる写真雑誌です。カメラ初心者に刺激となる写真雑誌「フォトコン」。
"蜜"を避けて静かな秋の舞岡公園でも散策しようと出掛けてみましたが、近隣の家族連れや犬の散歩の人たちでかなりの人。と、いうことで、あまり人の歩かない瓜久保の里方面を歩いてきました。休憩所(瓜久保の家)で地図をもらって歩きはじめると自然溢れる散歩道が続きます。静かなかっぱ池の端では、2匹のかっぱが秋場所の取り組み中。ここは初めてですが、まだまだ知らない散歩道があちこちにありそう。舞岡公園は侮れません!。自然溢れる秋の舞岡公園瓜久保の里。
この3連休はあまり外出しないで、WOWOWシネマで録画してあった映画「ベルカント、とらわれのアリア」(2018年/アメリカ)をじっくりと鑑賞。テロリストと人質との心の交流を描いた感動作です。南米の副大統領邸で実業家ホソカワ(渡辺謙)が企画した、ソプラノ歌手のロクサーヌ・コス(ジュリアン・ムーア)のパーティがスタートしましたが、突然、会場内になだれ込んだテロリストたちによって占拠されてしまいます。緊迫した空気の中、会場内に響きわたるロクサーヌの美しい歌声が不思議な空気に〜。音楽の力はすばらしい!。平成8年(1996年)、ペルーでの日本大使館襲撃事件を思い出しました。テロリストと人質の不思議な交流を描く。
ヨーロッパの街角でよく見掛ける"人間スタチュー"。人間が銅像や人形になりきるアレ。日本大通りでスタチュー・パフォーマーを集めた市内初のイベント「横浜ユーラシア・スタチュー・ミュージアム」が開催されていました。会場は日本大通り周辺。昨日は横浜らしい童謡「赤い靴」をモチーフにした「赤い靴の女の子」(写真)や疫病を鎮めるとされる妖怪を模した「アマビエちゃん」など8組のパフォーマーが登場。シニアカメラマンや家族連れの注目を集めていました。今日22日も縄文土偶を模した「土偶マイム」など9組のパフォーマーが同じ場所で得意のパフォーマンスを繰り広げる予定だそうです。基本的にしゃべらないことや観客との触れ合いが少ないスタチュー芸は、コロナ禍の時代に適したイベント。また、スタチュー芸は「街並みに調和することで、その街の魅力を高め...横浜の歴史的建造物に溶け込むスタチュー芸。
、「NHK国際放送が選んだ日本の名作」の第1弾"一日10分のしあわせ"(双葉文庫)がおもしろかったので、第2弾"一日10分のごほうび"と第3弾"一日10分のぜいたく"(同双葉文庫)を読んでみました。第2弾には原田マハや江國香織、角田光代さんなど、第3弾には沢木耕太郎や重松清、小川糸さんなどお気に入り作家の短編集です。この国際放送は17の外国語で放送され、FMや中波、衛星ラジオによる送信やインターネット展開など、多様な手段で情報を発信しているそうです。この文庫本2冊をまとめて買った時にいただいたのが「本のギフトカタログ」(発起人代表=阿刀田高氏)。23人の各界著名人の推薦本が紹介されています(協賛社プレゼント付き)。短編集は外出時の必需品です。「NHK国際放送が選んだ日本の名作」第2〜3弾。
「コスモポリタン」とは国籍・民族などにとらわれず、世界的な視野と行動力とを持つ人。通り掛かった横浜開港資料館の「コスモポリタンたちの足跡〜写真アルバムから」を拝観。この横浜開港資料館で所蔵・保管している写真アルバムからは開港時の横浜に暮らしながら、常に世界と繋がっていたコスモポリタンたちの歴史をたどる企画展です。その中にはイギリス人電信技師で政府や県が近代化を進めるために高待遇で日本に招いた、いわゆる"お雇い外国人"たちも。そのような子孫には現在の市立横浜商業高校(Y高)や県立平沼高校などで、英語の教鞭を執っていた人もいたようです。2021年1月24日まで。65歳以上の市内在住者は100円。横浜開港時のコスモポリタンたちの歴史を探る。
神奈川県庁方面で勉強会(決して飲み会ではありません)があったので、横浜市開港記念会館の横を歩いているとテーブルなどの飲食スペースが出現。調べてみると、これは横浜市が中区中心部の大通りの車道の一部を規制し、歩道を広げてゆったり歩けるようにしようという社会実験のようです。コーンや防護柵を使って暫定的に車道を狭め、途中の7ヶ所にはテーブルや椅子を並べ、市民が憩えるデッキも設けています。この辺りは旧市役所跡地の再開発や関東学院大学のキャンパスの新設などに合わせて道路空間の利活用を見直し、歩行者の回遊やにぎわいにつなげたいと検討しているようです。この実験は30日まで。しかし、横浜市役所が移転して以来、関内駅周辺はすっかり寂しくなりました。"にぎわい空間創出"へ関内駅周辺で社会実験。
異例の今年のプロ野球ペナントレースも終わり、ジャイアンツとホークスの日本シリーズを残すのみとなりました。そんな中、わが横浜DeNAベイスターズは残念ながら、屈辱の4位Bクラスが決定。主将抜擢と首位打者を獲得した若き佐野選手の大ブレイクを置き土産に、アレックス・ラミレス監督が今季限りで退団。替わってベイスターズ生え抜きの三浦大輔氏の新監督就任が正式決定しました。ラミレス監督の異色の采配は新鮮でワクワクするものがありましたが、長期的には功を奏さず、残念な結果となりましたが、この5年間、大いに楽しませていただきました。ご苦労さまでした。今年経験した二軍監督では、犠打と盗塁数はリーグ最多。来年は三浦新監督のもと、スピーディな野球で一致団結。優勝に向かって邁進してほしいものです。頑張れ"番長"!。新生横浜DeNAベイスターズ監督に三浦大輔氏。
小さな飲み屋がひしめき合う横浜屈指の飲み屋街の野毛。新型コロナウイルスの影響で客が減少し、悲鳴をあげているそんな野毛にスポットを当てたドキュメンタリー〜NHK-BSの「コロナ時代の人情酒場〜横浜・野毛の1ヶ月」が一昨日16日に放送されました。戸惑う老舗居酒屋や敢えて新店舗をオープンさせてチャレンジする若社長。昨年まではよく飲み歩いた今年の野毛は休業や閉店が相次ぎましたが、街の変容と前向きに立ち向かい、懸命に生き抜く人々の姿も〜。そして、消えていった年配客と急増する若者客。先月10月の野毛の街の現状です。"野毛をさまよう男"の語りはリリー・フランキー氏。飲み屋街野毛の1ヶ月を追う「コロナ時代の人情酒場」。
だいぶ前の新聞投書欄に掲載されていたインスタ映えしそうな熱海の石畳坂。気になっていたので暖かい日に出掛けてみました。少しわかりにくいのですが、熱海駅から徒歩で15〜20分ほどの海光町。国道135号線から海岸方面に下ると目指す場所が〜。ここは昭和初期の別荘建築などの歴史が現存する"熱海浪漫コース"のひとつらしい。石畳坂の向こうには相模灘が見渡せるしゃれた西洋館。この建物は野村證券や大和銀行の創始者・野村徳七氏の別邸だそうで、昭和14年(1939年)に建築された"野村塵外荘"。同社の迎賓のために利用されたようです。熱海にもまだまだこのような歴史的な建築物や別荘などの隠れた名所がありそうです。風情ある海光町石畳坂の西洋館"野村塵外荘"。
新型コロナウイルス感染の第三波が噂される今日この頃ですが、あまりにも天気がいいので"蜜"を避けつつ、都筑区の公園を散策してきました。地下鉄センター南で下車して鴨池公園の方に向かってみました。都筑区総合庁舎を過ぎるとそこはもう秋真っ盛りの気配。紅く染まった落ち葉が歩く路を暖めて歓迎してくれました。「こどもログハウス」(写真上)を通り抜けると「ささぶねのみち」方面へ。この辺りは広大な公園も多く、ジョギングにも最適で本当に環境に恵まれていると思いました。"終の住処"は都筑区に決まり!。地下鉄センター南から駅から秋真っ盛りの鴨池公園へ。
12日の"クラシックマチネ"の入場前のみなとみらいホール入口に、巨大な楽譜が出現していました。音符の上に乗るとピアノの音が聞こえ、2m間隔の音符に沿って並ぶことで、楽しみながらコロナウイルスの感染を防ぐソーシャルディスタンスが保てるデザインが"ミソ"。名付けて「SOCIALHARMONY」。順番に音符を踏んでいくと、エリック・サティの「ジムノペディ」が奏でられるそうですが、そのような人は居ませんでした。この装置はデザインを通じて新型コロナウイルス感染症予防を展開している、市内のデザイン会「NOSIGNER」の設置。12月末日までだそうです。ソーシャルディスタンスを保つ音の出る楽譜。
昨日の横浜みなとみらい大ホールのクラシックマチネは"バンドネオンの貴公子"三浦一馬君とピアノ(山田武彦さん)のデュオ。第1部はバッハやドビュッシーなどの"クラシック編"。第2部は待望の"ビカソラ編"です。「乾杯」や「ブエノスアイレスの四季」、「天使のミロンガ」などを華麗に演奏。そして、アンコールはこれを聴かなければ帰れない、という代表曲「リベルタンゴ」で幕となりました。小松亮太氏に師事した若手実力派バンドネオン奏者三浦一馬君は、2008年の「国際ピアソラコンクール」で日本人初、史上最年少で準優勝を果たしています。なお、12月4日のみなとみらいホールで、前回大好評だった「三浦一馬キンテート熱狂のタンゴ」が予定されています。マチネは三浦一馬君のバンドネオン特集。
桜木町駅前の横浜みなと博物館から、駅前のシャトルバスに乗って高台の横浜市民ギャラリーへ。県内最大規模の美術公募展「第76回ハマ展」が開催されています。昨年、創立100周年を迎えた横浜美術協会の主催。関東大震災や世界大戦を越えて、戦後の昭和46年に再開された市民に親しまれた公募展。今年は洋画や日本画、彫刻立体、写真の4部門。応募数は昨年より減って525点ですが、コロナ禍に負けずに制作された力作が並んでいました。入口では検温や手指の消毒、カードの記入や部門ごとに人数を制限するなど、感染防止策を徹底してのなか、芸術に親しもうと、多くの美術ファンが訪れていました。14日まで。入場無料です。コロナに負けずに横浜市民ギャラリー公募展。
久しぶりに横浜みなと博物館の柳原良平アートミュージアムへ。今年度2回目の特集展示は「星空の航海」。柳原良平氏は子どもの頃から星空が大好きで、「ロマンがあって、稀有壮大さが海や船によく似合う」と、満天の星と豪華客船などを多く描いています。JR駅前の"セルテ"での個展のテーマにも選んでいたようです。2015年に亡くなる前年には、親子で星を眺めるきっかけにしてほしいと、生涯最後の切り絵の絵本「あのほしなんのほし」(こぐま社)を出版するほど。優しい柳原氏の人柄の一端がうかがえます。大海原を航行する雄大な星空と客船の情景に浸るロマンあふれるひとときでした。入館料は65歳以上250円。写真は星空の中を航海する"にっぽん丸"を描いた「満天の星」(2007年/リトグラフ)。柳原良平アートミュージアムの「星空と航海」。
伊豆旅行のお土産にいただいたのは、創業以来150年の老舗・小田原鈴廣の「切れてる板わさ」。食べ応えと滑らかな食感にこだわった一品だそうで、切れてる厚さはたくさんの人たちが試食してたどりついた12mm。お好みの調味料で味わっていただくために塩やわさび、そして、BOSCOのオリーブオイルまで付いています。切れているし楊枝も付いているので、車内での飲み会に最適。切れてるのはチーズだけではなかったんですね。因みに今年の神奈川文化賞に、蒲鉾製造業に関わる食品産業・食文化・地域経済への貢献として、鈴廣会長の鈴木智恵子(91歳)さんが受賞されました。車内での飲み会に最適な鈴廣「切れてる板わさ」。
横浜キネマ倶楽部の第61回上映会は「アダムズ・アップル」(2005年/デンマーク、ドイツ)。会場は南公会堂(南区総合庁舎3階)です。舞台は草原の中の教会。仮釈放されたアダムが更生施設を兼ねたこの教会に送り込まれますが、指導役の聖職者イヴァンたちとの間で繰り広げられるというヒューマンドラマ。旧約聖書のヨブ記のアダムのリンゴの寓話をモチーフにしているのでその辺の解釈が難解。デンマーク映画としての評価は高いようですが、随所にブラックユーモアが散りばめられているという、そんな会話にもついていけません。この作品は2〜3回、観てみる必要がありそうです。終演後に北欧ジャーナリストの森百合子さんの北欧映画や北欧事情の講演があり、現在公開中で"ストックホルム症候群"を扱った「ストックホルム・ケース」(2018年/スウェーデン、カ...難解なデンマーク映画「アダムズ・アップル」。
横浜市歴史博物館のミュージアムショップで目に付いた「緒形拳からの手紙」(小池邦夫監修/文化出版局)。拳さんは無類の読書家。横浜の小高い丘の上の自宅には、書庫に接して画室があり、絵手紙などを楽しんでいたようです。また、日本人の美意識をテーマにした季刊「銀花」の愛読者で、昭和45年(1970年)の創刊号から平成22年(2010年)の休刊まで、すべて大切に所蔵。そして、この雑誌の愛読者カードに絵や書を認めて編集部に熱心に送っていたそうです。本書には「銀花」編集部が大切に保存していた、それらのすばらしい書画がカラーで収められています。因みに本書の監修者で手紙作家の小池邦夫氏は会ったことはありますが、言葉を交わしたことはないそうです。俳優としての演技ばかりでなく、力強く温かみがある拳さんの書画もすばらしい!。力強く温かみのある俳優・緒形拳さんの書画。
横浜市歴史博物館から大通りの陸橋を渡ると、そこは竹林や緑に囲まれた大塚・歳勝土遺跡公園が広がります。大塚遺跡は弥生時代の環濠集落の跡で、竪穴住居や高床倉庫があり、歳勝土遺跡には大塚遺跡の人々の墓地が〜。この地は横浜市が昭和40年(1965年)に発表した港北ニュータウン事業にともない、昭和47年(1972年)からの発掘調査で発見され、貴重な遺跡であるとして昭和61年(1986年)に国の史跡に指定されたそうです。インスタ映えするのは収穫した稲などの穀物を湿気やネズミから守るための高床倉庫。わが家の近くの三殿台遺跡にはないものだったので感動でした。しかしながら、ニュータウン計画で削られた遺跡もありそうなのは、仕方のないことなのでしょうか。インスタ映えする大塚遺跡公園の高床倉庫。
横浜市歴史博物館での「俳優緒形拳とその時代〜戦後大衆文化史の奇跡」を拝見してきましたが、好奇心の塊だという拳さんのいろいろな面を垣間見ることができました。パリのカフェでほくそ笑んでタバコを燻らすこの写真〜20世紀を代表するフランスの写真家ロベール・ドアノーが撮影した一枚。自分の写真を飾らない拳さんが"宝物"として珍しく玄関に飾っていたそうです。また、多彩な趣味人であったという拳さんは書画や作陶にも励み、自宅から見えるベイブリッジを描いた絵画など、温かい人柄が伝わる作品が展示されていました。なお、12月5日にはこの企画展を監修した馬場弘臣氏(東海大学教授)の講演会も予定されています。写真家ドアノーが撮ったパリのカフェの拳さん。
結婚後48年以上を横浜で暮らした名優・緒形拳さん(1937〜2008年)。その足跡を振り返る企画展「俳優緒形拳とその時代〜戦後大衆文化史の奇跡」を拝観してきました。会場は地下鉄センター北駅近くの横浜市歴史博物館です。拳さんは昭和33年(1958年)に劇団新国劇に入団以来、約50年にわたり舞台・テレビ・映画などで活躍した戦後日本を代表する俳優。手洗い消毒や検温を済ませて入館すると、いきなり拳さんの大型写真パネル(ここだけは撮影可能)。話題を集めている企画展だけに、いつもと違う入館者の数!。今回は大衆文化史に詳しい東海大学の馬場弘臣教授の資料整理および監修とのことで、拳さんの足跡から戦後大衆文化史の変遷が伺えます。拳さんといえば、映画「復習するは我にあり」(1979年)の迫真の演技が印象に残っています。12月6日ま...拳さんの足跡から戦後大衆文化史を探る。
秋刀魚の季節ですが、今年も四国のスダチが親戚の家から届きました。焼き立ての秋刀魚には大根おろしや柑橘類が味を引き立ててくれますが、調べてみると、大根おろしと柑橘類には魚の焦げで心配される発ガン物質を抑える働きがあるとのこと。また、スダチにはカボスに含まれていないエリオシトリンという成分がたっぷり。強力な抗酸化作用をもち、脂質の酸化作用を防いで、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果を発揮するほか、肝臓・腎臓・血管中での過酸化脂質の生成を抑制、肥満予防や糖尿病の合併症の予防、筋肉の老化予防の効果に期待できるそうです。至れり尽くせりのスダチの効果ですが、焼酎にも合うのでので、秋の夜の晩酌には欠かせましせん。焼き秋刀魚に至れり尽くせりのスダチの効果。
旧細菌検査室の隣りにあるのはこの地にあった事務棟を再現した「長浜ホール」。1階には野口英世博士に関する資料が展示され、地下と2階は防音設備が整った演奏会などが開かれるホールとなっています。11月13日(金)には「カンツォーネ〜イタリアの心」や翌日14日(土)には"歴史から学び、未来を見つめる野口英世の生涯に触れる一日"として「野口英世フェア」が開催され、今年のイベントのひとつに、上大岡在住のハマっ子講談師・宝井琴星さんによる「野口英世伝」の一席がありますが、既にチケットは完売とのことでした。また、12月20日(日)には第60回みずいろの風コンサート"クリスマスにフランクのソナタを"も予定されています。このホールは音響がいいという評判なので、ぜひ拝聴したいと思っています。歴史から学び、未来を見つめる"野口英世フェア"。
新型コロナウイルス感染で振り回されたこの一年。というわけでもないのですが、以前から気になっていた京急能見台駅から徒歩20分ほどの長浜野口英世記念公園を訪ねてみました。わが国最初の検疫施設であった横浜検疫長浜措置場でもシンボル的な建物であった旧事務棟を、可能な限り再現した趣ある建物が目をひきます。野口英世博士ゆかりの旧細菌検査室は明治28年(1895年)に建てられましたが、関東大震災で倒壊。その翌年に再建されたもの。当時はここから先は海で、沖合に停泊中の外国航路の船に小舟で乗り込み、伝染病患者の有無を調べたとか(春のダイヤモンド・プリンセス号を思い出します)。また、世界的な細菌学者である野口英世博士が、明治32年(1899年)にこの地で検疫医官補として約5ヶ月間、業務に携わり、わが国初のペスト患者を発見したといわ...わが国初のペスト患者を発見した野口英世博士。
"脱ハンコ"、"ハンコ廃止"など、「たかが」としか思っていなかったハンコが、「されど」と注目を浴びています〜という、昨日の朝日新聞"bereport"の「ハンコと日本人」を興味深く読ませていただきました。「ハンコの歴史は世界最古なメソポタミア文明にまでさかのぼる」という大阪芸術大学客員教授の久米雅雄さん。福岡県・志賀島で発掘された国宝の金印の頃から始まった日本のハンコの歴史も、律令制が実体を失っていくと図案化された武士などの署名の「花押」の時代に。そして、現代のようにハンコを使うようになったのは江戸時代からとのことだそうです。今や百均やコンビニで買えることで、街のハンコ屋さんは苦境に立たされているとか。いずれにしてもハンコの効力は一長一短がありそうです。以上、土曜日の朝、掻い摘んでハンコの歴史を勉強しました。朝日新聞の「ハンコと日本人」で歴史を学ぶ。
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