0005「SINOBI」
○夕方のとある商店街閑散として人通りのない商店街。店主たちが不安そうに通りを見ていた。ナレーション「突然現れたスーパーにお客を奪われ、存亡の危機に瀕した商店街。だが、ここには人知れず暮らす忍びの者たちがいた。これは現代に生きる忍びの物語である」○質屋の藏の二階夜。音もなく集まってくる者たち。それぞれ仕事着を身につけ、道具を携えている。八百屋「お頭、やっぱりあのスーパー、変ですよ。仕入れ先がまったくつかめない」質屋の頭「運送屋の情報では、あちらこちらに出没して、荒稼ぎをしているようだ」荒物屋「このままじゃ、この商店街も潰されちまいますよ。早く手を打たないと」ミスド店員「えーっ、そんな。わたし、せっかくいいバイト見つけたのにぃ」魚屋店員「お頭の前でなんて口のきき方するんだ。まったく、今どきの若いもんは…」本屋...0005「SINOBI」
2024/04/28 18:12