荒海ノ津
―居眠り磐音(22)―佐伯泰英/双葉文庫2007年4月20日初版。福岡商人の招きでしばらく福岡に留まることになった。江戸に戻る旅の途中でのこと。しかし、ここにも「道場破り」や「駆け落ち」など、波乱が続く。その頃、江戸でもいろいろなことがあった。特に品川家の紆余曲折に、次男坊の柳次郎も困窮したが、幼馴染のお有との出会いを期に、何だか運が開けて来た様子。この際、お有は福の神だったか。・福岡・藩道場(修養館)の稽古・尚武館道場破り・お咲の駆け落ち・柳次郎、八方塞がり・賭場のガサ入れ・修養館道場破り・次男坊、当主になる駄洒落は江戸っ子の啖呵、洒落、粋とともに、文化の一翼を担う。「恐れ入谷の鬼子母神」は現役の言葉遊びだが、その後にこんな続きがあるとは知らなかった。恐れ入谷の鬼子母神、(恐れ入りました)そうで有馬の水天宮、...荒海ノ津
2021/01/30 17:29