情夜
鳴海章/実業の日本社文庫2019年6月15日初版。おそらく著者の最新作。履歴を拝見すると著者は、やたらありとあらゆるジャンルで書いており、どれでも可ということか、単なる試行錯誤の一環なのかは判らない。確かに世の中にはマルチな作家も居るのだが、どうなのだろう。著者の作品は初めて読む。「浅草機動捜査隊」シリーズというものがあるのかどうかは不明。これから続きを書くのかもしれないが、以外にシリーズ作品は少ない。「情夜」などと気張ったお題になっているが、およそ関係のない内容だった。新宿、池袋を背景にした刑事モノはよく見掛ける。時代小説作家は浅草をよく使うのだが、浅草を舞台にした刑事モノは意外に少ないように思う。今回の主人公は研修中ながらも警官なので、刑事モノ或いは警察モノということになると思うが、主人公の幼馴染を思う人情...情夜
2019/06/30 14:12