こどもの日の神仏霊場巡拝の道めぐりは順調に進み、早くも今回の目的地である青蓮院に着く。以前、近畿三十六不動の札所めぐりで訪ねたことがあるが、その時は寺の北側から来たように思う。今回、知恩院方面から来たことで眺めも違うようである。こちらも青もみじが鮮やかだが、天然記念物にも指定されている鎌倉時代からのクスノキが立派である。青蓮院は天台宗の三門跡寺院の一つで、元々は比叡山にあった青蓮坊が由来である。平安末期に三条白川に移り、鳥羽上皇の皇子である覚快法親王が門主になって以降、皇族から門主が選ばれるようになったことから門跡寺院としての地位を確立した。鎌倉時代、白川の氾濫を避けるために現在の東山の高台に移った。さて、拝観である。門跡寺院というのは一般の寺院と雰囲気が異なる。拝観といいつつ、その半分以上は屋敷と庭園の...京都35番「青蓮院」~神仏霊場巡拝の道めぐり・137(本来は将軍塚に青不動を拝むところだが・・)