2022神奈川河川ポタリング『ニヶ領用水』⑤名所の久地円筒分水⑴
『二ヶ領用水』ポタリングは最大の名所「久地円筒分水」に入ってきました。江戸時代、『二ヶ領用水』は多摩川から上河原堰及び宿河原堰の2箇所で取水されたのち、高津区久地で合流し、久地分量樋へ導かれ、そこで四つの堀(久地堀、六ヶ村堀、川崎堀、根方堀)に分水されていました。久地分量樋は、樋(水門)によって、決められた水を分ける施設でしたが、正確な分水ができず、水量をめぐる水争いが絶えませんでした。そこで、昭和16(1941)年に「久地円筒分水」が造られました。『二ヶ領用水』から取り入れられた水は、「平瀬川」の下を潜り、再び噴き上がってきた水を円筒の円周比により四つ堀に分水し、各堀へ正確に用水を供給しています。そのために、直径16mの円筒外周部(長さ約50.265m)を、その各用水路の灌漑面積に応じた比率(7.415...2022神奈川河川ポタリング『ニヶ領用水』⑤名所の久地円筒分水⑴
2022/10/31 05:56