ボタニカ~牧野富太郎の生涯
ようやく読了、朝井まかて著「ボタニカ」!500ページに及ぶ長さに途中何度も投げ出したくなったが、朝ドラ「らんまん」と連動して何とか最後まで読み終えた。牧野富太郎の生涯を小説化したものだそうだけれど、小説というよりほぼ伝記本。著者朝井まかて女史の筆力に圧倒される。彼女の著書は「恋歌」に続いて2冊目。朝ドラ「らんまん」の槙野万太郎の性格、生き方は本物牧野富太郎と全く同じ。しかし「あらすじは」かなり違っている。その比較がまた面白く、読み進む原動力ともなった。朝ドラ「らんまん」は完璧なフィクションだと思う。<今朝のらんまんより>最も興味深かったのは、牧野富太郎には恋女房寿衛と一緒になる時、すでに正妻がいたということ。彼女は「猶」といい、富太郎の従姉に当る女性で、ドラマでは「綾」がその立場になるのかな。猶は寿衛の存...ボタニカ~牧野富太郎の生涯
2023/06/28 16:00