相続放棄の手続きでは、死亡した人(被相続人)と相続放棄をする人(相続人)の関係がわかる戸籍や、被相続人の最後の住所地がわかる住民票の除票か戸籍の附票、そして被相続人の財産関係の資料などを集めて、これをもとに相続放棄の申述書を作成します。(相続放棄では、「
元警察官の司法書士が,相続,遺言,債務整理などの業務や,日々の生活を綴ったブログ
警察官から紆余曲折の後,個人事務所を開業 おかしいと思ったことや知っていただきたいことを中心に書いています。
2024年5月
相続放棄の手続きでは、死亡した人(被相続人)と相続放棄をする人(相続人)の関係がわかる戸籍や、被相続人の最後の住所地がわかる住民票の除票か戸籍の附票、そして被相続人の財産関係の資料などを集めて、これをもとに相続放棄の申述書を作成します。(相続放棄では、「
最近、『奄美でハブを40年研究してきました。』(新潮社)という本を読みました。著者の服部正策さんは、奄美大島にある東大医科学研究所に40年もいたそうです。奄美大島といえば2021年に世界自然遺産に登録されたところで、一人だけ知り合いがいます。そのため、世界自
ご存知の方も多いと思いますが、戸籍には「附票」というものがあります。この附票には、本籍地を置いている間の住所が記載されています。例えば、結婚によってA市〇町1番1号を本籍地とした甲さんが、同時にXを住所とし、その後、Y、Zと住所を移転したとすると、住所を
ある相談が終わった後に、相談者から「もう一つ、いいですか?」と言われました。その日は、後の予定もなかったために、「いいですよ」と答えたところ、「これなんですけど」と言って、一枚の書面を差し出されました。「うん?」と思いながらその書面を手にとると、表題は「
知り合いから、「知り合いのことで聞きたい」と言って電話がありました。(私の知り合いをAさん、その知り合いでこの話の主人公をBさんとします。)Aさんの話によると、ある日Bさんが休みで家にいると、突然、中年の男性が訪ねて来て、『〇〇債権回収の者』と言って封筒
2024年5月
「ブログリーダー」を活用して、司法書士 山田 剛さんをフォローしませんか?
相続放棄の手続きでは、死亡した人(被相続人)と相続放棄をする人(相続人)の関係がわかる戸籍や、被相続人の最後の住所地がわかる住民票の除票か戸籍の附票、そして被相続人の財産関係の資料などを集めて、これをもとに相続放棄の申述書を作成します。(相続放棄では、「
最近、『奄美でハブを40年研究してきました。』(新潮社)という本を読みました。著者の服部正策さんは、奄美大島にある東大医科学研究所に40年もいたそうです。奄美大島といえば2021年に世界自然遺産に登録されたところで、一人だけ知り合いがいます。そのため、世界自
ご存知の方も多いと思いますが、戸籍には「附票」というものがあります。この附票には、本籍地を置いている間の住所が記載されています。例えば、結婚によってA市〇町1番1号を本籍地とした甲さんが、同時にXを住所とし、その後、Y、Zと住所を移転したとすると、住所を
ある相談が終わった後に、相談者から「もう一つ、いいですか?」と言われました。その日は、後の予定もなかったために、「いいですよ」と答えたところ、「これなんですけど」と言って、一枚の書面を差し出されました。「うん?」と思いながらその書面を手にとると、表題は「
知り合いから、「知り合いのことで聞きたい」と言って電話がありました。(私の知り合いをAさん、その知り合いでこの話の主人公をBさんとします。)Aさんの話によると、ある日Bさんが休みで家にいると、突然、中年の男性が訪ねて来て、『〇〇債権回収の者』と言って封筒
今日でゴールデンウイークの前半が終了ですが、いかがお過ごしでしょうか?これといった趣味はなく、おまけに出不精の私は、休みが続いて仕事が入っていないときは、事務所の掃除をして、やれる仕事を片づけて、後は、本を読んで・・・飽きたら本屋に行って・・・という、ま
某日、車で30分位かかるところに行きました。用件をすませると、時間は午後1時・・・、これから昼食です。どこで食べようかと考えていると、ここから事務所とは逆方向に少し行ったところの「うどん屋」が頭に浮かびました。ここは何度か行ったことがありますが、時間帯に
4月12日に抵当権の抹消登記の依頼を受けました。今回、抹消登記の義務者となる抵当権者は東京都千代田区に本店がある大手の企業(以下、A社といいます)です。登記申請で企業や法人が関与するときは、まず最初にその企業などの登記情報を取得して、商号や本店が登記の内
昨日、4月17日の夜の11時過ぎ・・・。ベッドで横になって本を読んでいると、枕元に置いた携帯が『キュワキュワキュワ』と、なんとも恐ろしげな音をたてました。そう、緊急地震速報です。あわてて飛び起き、いつも持ち歩いているバッグに懐中電灯と飲み物のペットボトル
県外の実家の相続登記で、登記に必要な戸籍などの取得も依頼を受けました。依頼者は何年か前に本籍地をこちらに移してありましたが、被相続人である父親は実家を離れたことがないので、本籍地は多分実家の所在地ではないかとのことです。そのため、依頼者の戸籍から父親の戸
第2の定年を迎えたAさん・・・。のんびりした生活を始めた矢先に、見知らぬ人から1通の封筒が届きました。「何だろう?」と思いながら開封して中の書面を読んだところ、Aさんの母親が死亡して、母親名義の不動産について遺産分割協議をしたいと書かれていました(差出人
先週末、車で事務所に戻る途中で、コンビニに寄りました。道の向こう側には桜の木が並んでいて、花びらが風に舞っています。「今年もきれいやな・・・」なんて思いながら店の出入口に歩いて行くと、出入口近くの駐車スペースに、赤いこじんまりとしたバイクが止まっています
相続登記の義務化がスタートして、最初の相続登記の相談・・・相談者は70代後半の方で、未登記の不動産は20年以上前に死亡した父の名義で、相続人は、ほかに上二人の兄弟ということです。“どうすれば?” という求めに応じて、相続登記に必要な書類などを説明しました
今日は4月1日、新年度の始まりです。で、これに合わせたのかどうかはわかりませんが、女性の再婚と嫡出推定に関する改正が施行されます。これまで、婚姻から200日を経過した後、また、離婚から300日以内に生まれた子は、「夫の子と推定する」とされていました。これ
A子さんから離婚の相談・・・事情をお聞きするなかで、“ 自宅はご主人名義で、ご主人が借主の住宅ローンを返済中。A子さんはその連帯保証人 ” ということが出てきました。よくあるケースだと思いますが、なかなか厄介な状況です。そして、自宅と住宅ローンについて、現時
80代のAさんから遺言の相談を受けたときのことです。ひと通り説明が終わり、私が「あと、何か聞きたいことがあれば?」と言ったところ、Aさんが「そう言えば、土地を国に貰ってもらえるようになったんでしょう? むかーーし買うた山ん中の土地があるとですよ」と言われま
時々、契約関係から発生したトラブルについて相談を受けることがあります。先日も、「契約解除後の一定期間について利用料の支払いを求められている」という相談を受けました。このような相談を受けたときに最初にお聞きするのは、「契約書はありますか?」ということです。
昨年の夏の終わりに依頼を受けた自己破産の申立て・・・。依頼者は自営業の方なので、管轄の福岡地方裁判所では「管財事件」とするという運用がされています。そこで問題となるのが、「管財費用の予納」です。つまり、管財事件の場合には、申立書を提出して「管財事件とする
2月29日に、『あわや!! ~もらい事故の恐怖』という高齢者の運転について書きましたが、その後の出来事です。そのとき私は、片側一車線のほぼまっすぐな道を運転していました。いつもは車が多い道路ですが、たまたま私が流れの先頭で、後ろには少し離れて白い普通車が
不動産の所有者の氏名が変わった場合、氏名変更の登記が必要です。ただ、氏名が変わるのは、一般的には婚姻と離婚、養子縁組と離縁で、それ例外は家庭裁判所の審判ですから、住所変更の登記に比べると数は少ないと思います。先日、久しぶりに氏名変更の登記の依頼を受けまし
自宅マンションの抵当権の抹消についての問合せ・・・。手続の流れについて説明すると、「いつまでに・・・」と聞かれました。抵当権の抹消に期限はないので、そのようにと答えると、どこか安心されたような感じで、「主人が入院しているので」と言われました。「あー、所有
80代のAさん・・・最近、自分の『終活』を真剣に考えるようになったそうです。Aさんは生涯独身で子供がいないため、何人かの兄弟が相続人になりますが、自分の財産はすべて、すぐ上のBさん一人に相続してほしいため、この内容で遺言書を書こうと思ったそうですが、Bさ
後見業務で担当している方に某大企業(A社)への支払いがあるのですが、利用明細書の送付先を私に変更してもらおうと考えました。それでA社の ” お客様センター ” に電話をかけたのですが、これがつながるまでが大変・・・。(大企業あるあるです)まー、全国から電話を
ある火曜日の夕方遅く、「すぐに公正証書遺言を作りたい」という電話がありました。「すぐに?!」という言葉に驚いて聞き返すと、「今度の土曜日まで」と言われました。なんでも、急に今度の土曜日に子供が全員帰って来ることになったので、そこで自分の遺言を説明して、後
先日、遺産分割協議書と委任状に署名・押印をいただく段階で、新たな相続不動産が見つかったという話しを書きました。この見つかった不動産というのが20坪足らずの山林と雑種地の持分で、登記情報と地図で確認したところ山林を区画(分筆)して分譲されたようで、雑種地の
最近、遺言書による相続登記が増えているように感じます。また、それに合わせてと言いますか、遺言書に関する相談も増えています。遺産をめぐって相続人間で争いが起こる恐れがあるかどうかにかかわらず、「この財産は誰が引き継いでほしい」という思いがおありであれば、ぜ
令和元年の戸籍法の改正が、令和5年度中に施行されます。この改正点はいろいろありますが、ここでは相続手続きで必要な戸籍の取得について取り上げます。(以下では、厳密な言葉遣いをしていないことを、予めお断りします)ご存知のこととは思いますが、不動産の名義変更や
相続登記の依頼・・・。4月のある日に、依頼者のお宅に相続人全員が集まるとのことでしたので、依頼者に遺産分割協議書を預けておいて、その席で皆さんの署名・押印をしていただくということになりました。それで、これに合わせて遺産分割協議書と相続登記の委任状を作成し
前回の昭和50年代の初めに登記された抵当権の抹消の続き・・・抵当権者として登記された保険会社のA社が、合併と商号変更でB社になっていて、この抵当権がどうなっているのかをB社に電話で問い合わせたところ、その抵当権の債務者兼設定者である被相続人の氏名と生年月
昭和50年代の終わりに死亡した父親名義の不動産の相続登記の依頼・・・不動産の登記情報を確認したところ、昭和50年代の初めに登記された抵当権の登記があり、債務者はこの依頼の被相続人である父親で、抵当権者は保険会社のA社となっています。父親への所有権移転登記
古くからの住宅街にお住まいのAさん・・・自宅の敷地にお隣のBさんの土地が食い込んだような状態になっているそうで、Bさんからは5年以上前にその部分を「やるよ」と言われたそうですが、どの様な手続きをするのかがわからず、「そのうちに」と思っていたところ、最近B
知り合いのAさんからの相談・・・AさんにはBさんという遠縁にあたる人がいるそうですが、Bさんは4軒長屋の端の一軒を買われたそうで、その買った家を取り壊して、そこに新しく家を建てるつもりだそうです。新しい家の設計図も出来上がり、もうすぐ家の解体に取り掛かる
Aさんから依頼を受けた、父親のBさんに対する成年後見の申立て・・・Bさんは認知症で、昼間はデイサービスとヘルパー、夜間はAさんの助けを借りて所有する自宅で一人暮らしをされていますが、年金だけでは生活が成り立たないため、金銭面でもAさんが助けているそうです
もう4年前のことですが、Aさんから債務整理の相談を受けました。その時、Aさんは生活保護を受給し始めたばかりで、それまで生活費として借り入れた債務の返済ができないという内容でした。このような状況では債務を返済できるはずはないため、法テラスを利用して自己破産
はい、やってしまいました。久しぶりの「補正」です。「補正」というのは、法務局に提出した登記申請書やその添付書類に不備や不足があるために、登記官からその是正を指示されることです。これは司法書士として恥ずかしいことですが、今後の戒めとして、今日は、この話です
3月下旬・・・。福岡では桜が満開となり、司法書士は今月中の不動産登記の申請に気を揉む時期となりました。なぜなら、不動産登記には固定資産評価額に一定の税率をかけて登録免許税を計算して納付するものがあり、令和4年度の評価は今月いっぱいまでしか使用することがで
自分で書いた遺言書(自筆証書遺言書)を法務局で保管してくれる「自筆証書遺言書保管制度」を利用したいという相談がありました。自筆証書遺言書は、遺言が効力を生じた後、つまり遺言者が死亡した後、家庭裁判所で『検認』という手続が必要なため、この手続が終わるまで遺
40代のAさん・・・Aさん宅に隣接する兄のBさんの土地を借りて、そこに倉庫を建てているそうですが、父親の相続をきっかけにしてBさんとの関係がこじれてしまい、Bさんから「今後、一切付き合わない」として、土地をすぐに返すように言われたが、どうしたらいいのか・
ついこの間、新年を迎えたと思ったら、もう3月の中旬・・・昨日は1時間くらい車を走らせて郊外に出かけたのですが、もうそこまで春が来ているようで、エアコンを入れる日もそう遠くないようです。で、田んぼの脇に車を止めて依頼者のお宅に歩いていると、道端に大きな桜の
先週、快晴の日の10時頃のことです。私が保佐人をしているAさんの担当ケアマネージャーから電話がありました。Aさんは自宅で独り暮らしをされていて、今頃はデイサービスのはずです。「何事?」と思いながら電話に出ると、「Aさんがいません」というケアマネの声が聞こ