東京および近県を彷徨った記録です。
気になる場所、気にならない場所、辿り着いた場所、通り過ぎた場所、様々な場所の記録です。
5月は晴れていても、今ほど暑くなくて、実に過ごしやすかった。
焼きたてパンの香ばしい匂いの中で目が覚めるも、部屋のどこにもそんなものはない。それなら燐家かと窓を開けるも風の中にその匂いはない。もしやと思いつつ昨夜飲んだ発泡酒の空き缶の匂いをかいでみると確かにその匂いがした。
他所から移り住んできた人であれば、玄関先に植える植物の趣味だって、土地の人とは異なるのだけど、必ずしも自分の故郷で見かけた植物を植えるというわけでもないらしい。人は背景を背負って国境を越えてくる、この背景を奪うことは同化政策に等しくタブーとなっているらしいということは辛うじて理解できる。
SNSで見も知らないひとから、街が乗っ取られる国が乗っとられると、まるで秘密ごとであるかのように打ち明けられる。
通勤電車の窓から見える街はわくわくするの実際に降りてみると意外なほど退屈だったりすることがある。
ポストに不在票通知がはいっているとがっかりするのは、不在表に記載された預かり局に行くのに、バスと電車を乗り継ぐ必要があるからで、郵政民営化に賛成した自分を呪いたくもなったりする。
最近、野菜を食べいないことに気がついて、野菜ジュースでもないものかとコンビニに入ったのだけど、意外なことに見つからない。 ならばとビニール袋に入ったキャベツの千切りを購入したのだけど、名札にカタカナで名前を記載されている店員さんはお箸を付けてくれなったようで、それも言葉に出してお願いをしなかった自分に問題があるのだと、どうせ夜だし誰も見ていないだろうと、キャベツの袋に手を入れて手づかみでキャベツを口に運びながら歩いていると、いつの間にか手からこぼれたキャベツがシャツの裾についていて、手というのは意外と不自由なのだなと思ったりする。
クリームで塗りこめたようなケーキよりも、色とりどりのフルーツがトッピングされていてその上を透明なゼリーの被膜で覆ったようなケーキのほうが似合うだろうと誕生日用にケーキを買ったことがあった。
十数年以前に夢中になって読んだ本が読みなおしたら退屈以外のなにものでもないということもあって寂しくて仕方ない。
消防自動車の上げる爆音もサイレンというのか、昨朝、夢うつつに、それを聴いたことを思い出した。 音源は近くを通りすぎたようだったのだけど、臨唱のように聴こえたので複数台の消防自動車が急行したのだと思う、窓を閉め切った部屋なのに、何かが焦げる匂いも感じられて、現場はそう遠くでもなかったのだと思う。夕方、犬を連れて散歩する道すがら、ローラーブレードを履いて高低差が10メートル以上ありそうな階段を上ってくる男性に、このあたりで火事がありませんでしたかと聞いたところ、そういえば匂いがしたとの返事をいただく。階段のしたのどこかに現場があるらしいのだけど、一望してもそれらしいものは見当たらない..
ほんの4年前まで住んでいた街を歩いてみたのだけど、思っていたほど動揺もなく安堵とともに失望感もあったりする。自分が本来いるべきではない場所にいるという感情は10年を超える時間常に持ち続けていたので、理に適ってはいるのだけど、それでも10年暮らして、その中ではいろいろなことがあったのだけどどうしたものかと思わないでもない。鉛筆のようにやせ細った現在が許容する感情量が乏しいということはないだろうか。
ネズミが家に侵入する理由は、食物を求めてか暖を求めてかなのだろう。いずれも切実な問題であり同情はするのだけど、衛生的な理由だけでも共存は難しい。ならばどうすればよいかとのことであれば、進入路を塞ぐ、すでに侵入して人間の食物を味わってしまった個体については、毒餌を食らってもらう他ないものと思う。
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留守中の配達されて受け取れなかった郵便物を引き取りに電車に乗って出かけた。 <…
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チャシャ猫みたいにしても拙いだろう。
幼稚園の裏庭の野良薔薇に花が咲いていた、勿論自生する植物ではないので誰かが植えたものなのだろうけど、植えた人は園児に怪我を負わすことはないのか気にならなかったのだ…
日中であればあの白鳥に乗れるのであろうか、
不忍池については、子供心に蓮の花以外は何もかもが汚らしいと嫌悪の情すら抱いていたのだけど、下駄を縦に重ねたようなホテルが姿を消した頃からふらふらと用もなく立ち寄…
折角日常を離れて異国の地に来ているのだから、あたかも月面のごとくフワフワと歩行をして欲しいのだけど、皆さんは重たそうな荷物を持ったり牽いたりしていて、観光地というのは罪なものだと思う。
退屈な道が古い地図に街道として記載されていて驚くことがある。
ひび割れる前の看板など思い出すこともできない。
陽が強すぎて溶けてしまった。
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