鬼の章(104)
「私の信じるところが、芹沢さんとは異なるからです。国益を主張するがあまり、道を誤る事も、国家存続の危機に瀕する事もあるでしょう。それでも、その選択の全てが我が国の、その未来に生きる子達の選んだ道だと思います。それを信じる事も、先に逝く我々の責務なのではないでしょうか。少なくとも、私はそう考えています」 服部は一瞬、次の言葉を躊躇した。しかし、彼の言葉に眉を顰める芹沢の表情を見て、思い直したように…
2022/01/30 07:44
2022年1月 (1件〜100件)
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