ニボシの絶望 まったく、この女子、どうしたものか。いちいち怒鳴らないと、思うようにならない。私の持つ記憶に基づいて、ヒトが言うところの神様モードのチカラを発揮しているのに。この子の遺伝子には蛮族のDNAしかないのか。それとも私の記憶に何か、欠
なつみの驚愕 ええっと、何をどう言ったらいいのか、分からない。先輩の家に行ったら、いつもは本棚の上から私を見下しているあの猫が、突然私の肩に飛び降りてきて、爪をざくっと、私の肌に突き立てて。そしたら、眼の前が真っ暗になって。そのとたんいろんな事が頭の
なつみの安息 庄野さんの猫。先輩のとこの駄ねこと違って、血統書つきのアビシニアン。鹿っぽい色していて、細くてしなやかな足、伸びをする姿はなんだか神々しい。あの駄ねこと違って、声も鈴をころがすよう。とにかく全然違う。日曜日に庄野さんの家に先輩の分析レポ
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