6/10. 函館に!
PaintedbyQP(以下同)敗戦をロシアで迎えたことを唯一つの理由にシベリアに送られた夥しい日本兵の中に義父もいました。様々な役務にあって義父は凍土の原野を拓り開きレールを敷く労役でした。やがて解放され帰国、国鉄に勤め、結婚し、二女一男に恵まれ、国鉄一家の鉄道員(ぽっぽや)として北海道各地に赴きました。『ロシアのやったことはほんとうに理不尽で、多くの仲間が亡くなった。勝手に戦争を始め勝手に終戦を宣言し国民と兵を外地に置き去りにした国も理不尽だったし、捕虜を酷使したソ連への憤りと恨みも尽きない。しかし不思議なことに時とともにあの時代のことを懐かしく思い出したりする』と…。そうした話を…義父が大沼の駅長だった頃、だだっ広い官舎で真夏なのに大きな布団を掛けて寝ころがり、問わず語りに聴かせて貰いました。ですか...6/10.函館に!
2022/08/26 09:09