発熱性物質試験に使われるウサギたち 発熱性物質試験に関し、カブトガニの血液を利用する試験法とその代替法について、これまで […]
私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。幅広く動物たちのために活動する団体です。
私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。PEACEは、Put an End to Animal Cruelty and Exploitationの略です。幅広く動物たちのために活動する団体です。動物実験・畜産・動物園・殺処分・毛皮などをテーマに扱います。まだまだ新しい団体ですが、ご支援を!
アメリカ世論調査:2024年、動物実験を許容できる人は半数以下を維持
昨年、アメリカの大手世論調査会社であるギャラップ社が毎年行っているモラルに関する意識調査で、動物実験を道徳的に許容できる […]
NetFlixドキュメンタリー『ポイズニング: 食に潜む汚れた真実』
写真出典:内閣府「食品安全関係素材集 」より腸管出血性大腸菌 アメリカではマクドナルド のハンバーガーを食べた人たちの間で、腸管出血性大腸菌による食中毒 が発生し、1人が死亡したとのこと。現時点で、 10 州49 件の患者発生が起きています。 タマネギが感染源かもしれないと報道されていますが、畜産場の排せつ物・汚水が、野菜に汚染を広げている現実があります。 ネットフリックス の ドキュメンタリー『ポイズニング: 食に潜む汚れた真実』は、そうした現代の食品生産システムと食品汚染の問題を描いた作品でした。 ポイズニング: 食に潜む汚れた真実 2023年 年齢制限:13+ 1時間 24分 時に人の命をも奪う、身近に潜む食中毒の危険。専門家や被害者家族へのインタビューを交えながら、アメリカの食中毒の実態を検証する衝撃のドキュメンタリー。 [blogcard url=https://www.netflix.com/jp/title/81460481] このドキュメンタリーによれば、牛ミンチ肉のO157は、混入してはいけない不純物に指定することで抑えられたそうですが、家畜の糞尿が水を汚染し、サラダ用の葉物で食中毒被害を出し続けています。 また、鶏由来のサルモネラはあまりに広範囲すぎて法的な手が打てない状況。工場畜産の現状を知るための1本です。 #肉 #ハンバーガー #感染症 #病原体 #伝染病 この投稿をInstagramで見る PEACE 命の搾取ではなく尊厳を(@peace.animals)がシェアした投稿 #Netflix 見ている方にはお勧め。牛ミンチ肉のO157は、混入してはいけない不純物に指定することで抑えられたが、家畜の糞尿が水を汚染し、サラダ用の葉物で食中毒被害を出し続けている。鶏由来のサルモネラはあまりに広範囲すぎて法的な手が打てない。アメリカの工場畜産の現状。#ポイズニング https://t.co/mOdMXsjcHf — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) August 11, 2023
動物愛護法改正に関する政党アンケート PEACE・JAVA・ARCによる動物愛護法改正のための共同キャンペーンの一環として、政党アンケートを実施しました。重要な6つの質問に関する各政党の回答を公開しましたので、ぜひチェックしてみてください。 [blogcard url=https://animallaw.jp/survey/] 来年の通常国会での成立を目指して議論が進められている次期動物愛護法改正も議員立法で行われる予定ですが、議員立法では、法案は全会一致でなければ成立しません。そのため、「実験動物や畜産動物の福祉向上に手を付けるような法律は一切ダメだ」という政党が一つでもあれば、物事は進みません。日本の動物愛護法が、動物福祉をつかさどる法律として国際的にも最低レベルで推移してきているのは、この事情も強く影響しています。 そこで私たちは、各党に対し、いわゆる「ペット」だけではなく、実験動物・畜産動物の福祉向上にも意識を向けることが重要だというメッセージを伝えるため、アンケートを実施しました。10政党に送り、本日時点で8政党から回答を得ています。 折しも、第50回衆議院議員総選挙が告示されました。投票日は、10月27日(日)です。 立候補者を見ればわかりますが、各政党内に動物を利用する産業側の立場を代表して当選する議員がいます。党の方針を動物保護寄りにしてもらうには、各党内に、動物のことについて動いてくれる議員をふやす必要があります。 ぜひ、私たちと同じ質問を、あなたの選挙区から出馬する候補者にもしてみてください。動物に関わる問題に関心をもつ有権者が地元にいることを示す、よいチャンスです。 私たちにも、どのような反応だったかを共有してくださったら嬉しいです。 これまでの改正で見捨てられてきた実験動物や畜産動物。日本で法による保護が進まないのは、国民の関心が低いと思われてしまっているから。 そんなことはないと態度で示していきましょう! [blogcard url=https://animallaw.jp/survey/] [blogcard url=https://news.yahoo.co.jp/senkyo] #国会 #政策 #マニフェスト #選挙 #衆議院 #参議院 #候補者 #選挙に行こう #VOTE #投票に行こう#動物法 #動物の権利 アンケート結果表 ※必ず、リンク先の回答詳細を併
【報告】多度大社で行われた昨年の上げ馬神事に関し、関係者が書類送検されました
動物虐待のない社会を目指す会との連名で刑事告発しておりました昨年の上げ馬神事について、9月24日に、動物愛護法違反の疑いで12名が津地方検察庁へ書類送検されたとの連絡を受けました。同日、報道もされており、検察に起訴を求める「厳重処分」の意見が付されたとのことです。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/law/animalabuse/tado-ageuma-2023.html target=] ただし、告発は受理されていましたので、送検は必ずされる過程に過ぎません。大事なのは、これから検察庁がどう処分を決めるかです。 告発から送検まで時間がかかりましたが、綿密に捜査してくださったということだと受け止めています。今後、厳重な処分を求めて検察庁にも意見を伝えるつもりですが、検察庁でもしっかり捜査がされ、厳正な処分となることを願いつつ、結果を待ちたいと思います。 上げ馬神事で12名送検されるとの報道が出ました。捜査にご尽力くださいました皆様に感謝いたします。 厳正な処罰がされることを求めつつ、結果を見守りたいと思います。 https://t.co/bfiTDZybrp — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) September 24, 2024 昨年の様子 負傷後、骨折により左前脚がブラブラ状態で歩かされたメルズーガ。(メディアにはボカシなしの動画を提供しています) 中途半端な「改善」などではなく、二度とこのような行事が行われないように!との思いを込めて告発しました。 pic.twitter.com/M9GwgL4ITC — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) October 13, 2023 今年の上げ馬神事について 今年も上げ馬神事は、5月4・5日の2日間にわたり、執り行われました。3地区から3名の乗り子(騎手)が選ばれ、1日目に6頭が、2日目に3頭が上げ馬を行い、昨年のような事故は起きませんでした。ほかの3地区は自主的に不参加を決めました。 動物虐待のない社会を目指す会は今年の上げ馬神事でも現地へ行かれており、以下のような点が改善されていたとの報告を受けています。特に坂の上の壁がなくなったことは大きな改善であり、長年の動物福祉関係者の悲願達成と言えます
9月12日、学校ウサギ廃止署名の主宰者の方が文部科学省に署名を提出されました。提出に際してPEACEもお手伝いをさせていただいたので、同席をしてきました。 署名は58,708名分が提出され、非常に多くの方々が関心を寄せている問題であることがわかります。署名主催者の方が、多くの方の思いを文科省に伝えてくださったことに感謝いたします。提出先は、文部科学省初等中等教育局教育課程課です。 提出に際しては、特に今年の夏は外飼いのウサギたちにとって致命的な暑さだったこと、繊細で飼育が難しい動物であるのに適正でない飼育方法がとられていること、教員の負担となっており、働き方改革の問題としても学校飼育は廃止すべきであること、ウサギが繁殖により多頭飼育崩壊に陥りやすい動物であることなどを文科省に伝え、署名主宰者からは多くの問題事例を集めた資料も手渡されました。 文科省からは、種の選定について検討が必要だという話は出ましたが、やはり改善をしていくことに主眼が置かれており、廃止の一言がいただけなかったことは残念です。これからも多くの働きかけが必要です。 署名提出に際し、ご尽力をくださいました串田誠一参議院議員と、秘書の方が同席してくださいました塩村あやか参議院議員に心より感謝申し上げます。お二人は、これまで国会質疑でも学校飼育動物の問題を取り上げてきてくださっています。 意見先 文部科学省 御意見・お問合せ 入力フォーム 関連情報 文科省が8月に教育委員会などに速やかにな改善を求めて通知! 9月23日、日本教育新聞から「学校飼育動物で小学校調査 休日の管理、1割不適切」との報道がありました。文部科学省が学校での動物の飼育状況についてアンケート調査をしており(下記参照)、その結果に基づいて、8月下旬に教育委員会などに対し、速やかに是正するよう通知が出されていたとのことです。 通知本文はこちらで公開されており、後半に調査結果も添付されています。 学校における動物の飼育について(依頼) 別紙「⼩学校における動物の飼育状況について(調査結果)」 調査結果 調査期間は、今年の6⽉3⽇〜7⽉8⽇であり、6⽉末時点の状態についての回答と書かれています。 調査対象は、全国の公⽴⼩学校(義務教育学校を含む)18,608校のうち、無作為抽出による1,235校が対象で、有効回答数は1,224校です。 約6割の学校が、学校として所
アメリカ:動物実験に関するコメントをSNSで非表示にしたNIH(国立衛生研究所)が敗訴
NIH(国立衛生研究所)は、アメリカの医学研究の拠点機関であり、アメリカ内外のライフサイエンス研究に巨額の研究資金を配分しています。 動物実験にも多くの研究費を出しているため、当然、批判を浴びますが、なんとFacebookやInstagramのページで「サル」「実験」「拷問」などのキーワードを含むコメントをフィルターで一括非表示にしていました。公共機関なのに、明らかに反対意見のみを狙ってブロックしようとするのはおかしな話です。 「PETA」や「#stopanimaltesting」といった言葉もブロックされており、3年前にPETAなど複数の団体が訴訟を起こしていましたが、今年7月、D.C.巡回区控訴裁判所は、これらの非表示行為は合衆国憲法修正第1条に違反するとの判決を下しました。勝訴です。 サイエンス誌の記事によれば、「NIHの投稿のかなりの部分が動物実験に関するものであるのに、動物実験に関するコメントがまったく的外れであるとすることは常識に反する」と、2人の裁判官が記したとのこと。言論の自由にとって大きな勝利だと、原告側の筆頭弁護士は述べています。 [blogcard url=https://www.science.org/content/article/nih-loses-latest-round-free-speech-lawsuit-filed-animal-rights-activists] この記事に追記された情報によると、NIH は8 月 13 日、控訴しないと公表したとのこと。その代わり、裁判所の判決に従い、ソーシャル メディアのコンテンツモデレーションにおいてルール変更をし、動物実験に反対する人々がよく使用するキーワードを含む公開コメントを非表示にしなくするとしたそうです。 関連記事 [blogcard url=https://aldf.org/article/federal-court-rules-government-censorship-of-animal-advocates-speech-on-social-media-is-unconstitutional/]
動物福祉を考える議員連盟の 「化粧品の動物実験廃止ワーキングチーム」第1回が開催されました
9月3日、動物福祉(アニマルウェルフェア)を考える議員連盟(会長:岩屋毅衆議院議員)の第1回「化粧品の動物実験廃止WT(ワーキングチーム)」(座長:小宮山泰子衆議院議員)が開催されました。 このWTは、昨年12月の総会で設置が承認されていたもので、世界45カ国で既に禁止されている化粧品の動物実験について、日本でどのように廃止していくかを検討するために設置されたものです。 第1回では、まずはヒアリングが行われました。 WTからの事前質問に答える形で、すでに化粧品の動物実験を廃止した国内の大手化粧品会社から発表があり、廃止の決断に至った経緯や、廃止したことによる影響などについて述べられました。動物実験を廃止しても売上には影響なく、業績は伸びているとのことです。 厚生労働省からは、医薬局医薬品審査管理課が、化粧品・医薬部外品の承認申請で動物実験のデータが要求されるケースなどについて説明をしました。医薬部外品は年間2000件ほどが承認されていますが、その中で動物実験がされているものは10件に満たないとのこと。どういった分野の商品で動物実験されているのかは手元の資料ではわからないとのことでしたが、医薬部外品には殺虫剤なども含まれるので、薬用化粧品に限れば、もっと少ない可能性はあります。 また、動物実験代替法で承認可能な試験について、動物実験がされていたケースは実際にあるそうです。 最後に、PEACE・JAVA・アニマルライツセンターの3団体から成る「美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会(CFB)」を代表して、当会から、海外の法的禁止の状況について説明をしました。 世界45カ国に広がる法的禁止 また、WTに対し、私どもの要望として次の2点を要望しています。 日本国内における化粧品と医薬部外品(薬用化粧品)のための動物実験の実施の禁止 研究段階から販売に至る全過程で新たに動物実験が行われた製品の日本国内での販売禁止 今後、このWTの動きを見ながら、皆さまに署名などのお願いをすることもあるかと思います。日本でも化粧品の動物実験を禁止するため、このワーキングチームの動きにぜひご注目ください。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/animalexperiments/cosme target=]
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発熱性物質試験に使われるウサギたち 発熱性物質試験に関し、カブトガニの血液を利用する試験法とその代替法について、これまで […]
うさぎやモルモットの適正飼育の啓発と、学校うさぎの廃止をもとめ活動する「スモール アニマル レスキュー」にPEACEのメ […]
今年も株主総会のシーズンがやってきます。株主総会では、株主からの質問を受け付ける時間が設けられるので、動物たちの悲惨な状 […]
鹿児島県内で「ノネコ」として捕獲されている猫の数について、関連する統計や公表数が毎年合わないことについて、こちらの記事に […]
先日、タイ現地では、木下サーカスが寄贈したと喧伝している「キノシタ・エレファント・ホスピタル」が見つからないということを […]
日本の単独飼育のゾウたちの一覧のページをつくりました。近年、単独飼育解消を目的としたゾウの移動が行われたのは1例だけで、 […]
昨年、フランスのマリンランド・アンティーブが飼育するシャチを日本の神戸須磨シーワールドに移す計画があるということで、反対 […]
茨城県畜産センターの動物虐待告発につきまして、先日、不起訴となったことをご報告いたしましたが、この事件につきましても検察 […]
2023年の上げ馬神事で骨折し、予後不良の判断により生命を絶たれた元競走馬「メルズーガ」の事件について、御厨総代会の関係 […]
本年2月、PEACEのスタッフがタイを訪問しました。アジアゾウに関連する施設や保護区を巡ってきましたので、PART1~2 […]
医薬品の検査のために野生のカブトガニが逆さまに固定され、青い血液を採取されているところを映像や写真で見て、驚かれたことは […]
牛たちへの殴る・蹴る・金属製の道具で叩くなどの暴行、糞尿が堆積した運動場や暑さ寒さ・風雨にさらされる囲いの中に収容するといった過酷な飼育状況が動物愛護法に反するとして、2024年2月、PEACEを含む4団体(JAVA、ARC、CAPIN)は、従業員及び当時のセンター長ら8人と茨城県を刑事告発しました。 2025年1月に被告発人全員が水戸地方検察庁に書類送検されたことをご報告しましたが、この3月、不起訴となりました。告発人である4団体は、代理人弁護士とともに主任検事と面会し、その判断に至った理由の説明を求めましたが、納得のいくものではありませんでした。 不起訴理由はあくまで「嫌疑不十分」であり「嫌疑なし」ではありませんでしたが、検察官が、牛などの大動物について、まるで痛みを感じにくいかのように考えていることは疑問でしたし、水戸地検が頼った専門家は、畜産動物の悲惨な状況に慣れ過ぎているのではないかと感じました。飼育管理・アニマルウェルフェアの観点から問題があったことは検察官も認めていましたが、虐待の構成要件に当てはまらないと判断されてしまったことは、非常に遺憾です。 不起訴の決定には到底納得できないことから、わたしたち4団体は検察審査会に審査請求を行います。 これまでの経緯 茨城県畜産センターの問題については、まとめページから各記事をご覧ください。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/factroyfarm/ibaraki-prefectural-livestock-research-center target=]
特定動物であるニホンザルの脱走が毎年のように起きている米子市の湊山公園のサル飼育施設「猿が島」ですが、生まれた子猿を猿回し事業者に譲り渡していることについて、先日PEACEでは市長宛に廃止の要望書を送りました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/zoo/yonago-minatoyamapark.html target=] 米子市から回答がありましたが(下記に全文掲載)、猿回しへの払い下げを止めるとは書かれていませんでした。電話で確認したところ、やはり短期的に数を減らさなければいけないので、猿回し事業者への譲り渡しはやらざるを得ないということでした。 今年度から繁殖制限措置は早急にやりたいとのことですが、毎年5月~7月に生まれているのですから、今年生まれる分はすでに妊娠中のはずですし(ニホンザルの妊娠期間はおよそ半年)、去年生まれた子ザルたちも年齢的に譲渡対象になっているはずです。 このサルたちを猿回しの厳しい調教に晒し、不自然な芸を仕込んだり、見世物にしたりしないよう、ぜひ米子市にご意見をお送りください。 米子市都市整備部都市整備課課長からの回答(2025年4月15日付け) 湊山公園猿が島の猿の飼養についてのご提案(回答) このたびは、湊山公園猿が島の猿の飼養についてのご意見をいただきありがとうございます。 ご指摘のとおり、度重なる逸走についてはあってはならないことであり、今後の再発防止を徹底していく事としております。 ご提案のありました繁殖抑制については、中長期的な適正飼養の観点から、現在米子市においても検討を行っているところでございます。また、短期的な観点においても、頭数管理のための頭数縮減は必要である考えており(原文ママ)、希望先への譲渡についても行っているところです。何卒ご理解いただきますようよろしくお願いします。 今後とも市政に対し、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。 意見先 税金で運営する公営施設が繁殖制限すら行わず、猿回し事業者に利益が生じるよう取り計らうなどということはあってはならないことです。ご意見をお願いします。 米子市 市長にひとこと👇 https://city.yonago.lg.jp/6784.htm 都市整
特定動物であるニホンザルの脱走が毎年のように起きている米子市の湊山公園のサル飼育施設「猿が島」ですが、生まれた子猿を猿回し事業者に譲り渡していることについて、先日PEACEでは市長宛に廃止の要望書を送りました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/zoo/yonago-minatoyamapark.html target=] 米子市から回答がありましたが(下記に全文掲載)、猿回しへの払い下げを止めるとは書かれていませんでした。電話で確認したところ、やはり短期的に数を減らさなければいけないので、猿回し事業者への譲り渡しはやらざるを得ないということでした。 今年度から繁殖制限措置は早急にやりたいとのことですが、毎年5月~7月に生まれているのですから、今年生まれる分はすでに妊娠中のはずですし(ニホンザルの妊娠期間はおよそ半年)、去年生まれた子ザルたちも年齢的に譲渡対象になっているはずです。 このサルたちを猿回しの厳しい調教に晒したり、見世物にさせたりしないよう、ぜひ米子市にご意見をお送りください。 米子市都市整備部都市整備課課長からの回答 湊山公園猿が島の猿の飼養についてのご提案(回答) このたびは、湊山公園猿が島の猿の飼養についてのご意見をいただきありがとうございます。 ご指摘のとおり、度重なる逸走についてはあってはならないことであり、今後の再発防止を徹底していく事としております。 ご提案のありました繁殖抑制については、中長期的な適正飼養の観点から、現在米子市においても検討を行っているところでございます。また、短期的な観点においても、頭数管理のための頭数縮減は必要である考えており(原文ママ)、希望先への譲渡についても行っているところです。何卒ご理解いただきますようよろしくお願いします。 今後とも市政に対し、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。 意見先 税金で運営する公営施設が繁殖制限すら行わず、猿回し事業者に利益が生じるよう取り計らうなどということはあってはならないことです。ご意見をお願いします。 米子市 市長にひとこと👇 https://city.yonago.lg.jp/6784.htm 都市整備部都市整備課公園担当 電 話:0859-2
追い込み猟でイルカを生け捕りにし水族館等に売っている太地町漁業協同組合からイルカを購入した、ある公立水族館に公文書開示請求を行ったところ、2012年のイルカの販売価格表が開示されました。イルカ追い込み猟の始まる9月1日の直前に、その年のイルカの価格が販売先に周知されていることがわかります。 10年以上前のものなので、現在も内容が同じかどうかはわかりませんが、「7日以内に死亡した場合及び30日以内の出荷取上時(トラックが出発するまで)にショック死した場合は、半額としますが選別後、体長や傷が大きい等、クレームがついても値引きしません」といった記述は、イルカがモノのように売られていることをまざまざと実感させます。また、捕獲から売却までの過程がイルカにとっていかに過酷かを端的に物語っています。 ※生体販売の過程でイルカがいかに死んでいるかは、太地町の元ドルフィントレーナーのインタビューをご覧ください。 価格などからわかる水族館のイルカ利用の実情 ハンドウイルカ オスメス、体長別に価格が設定されており、繁殖やイルカショーを前提として最も需要の高い種であることが、ここからも伺い知れます。最も高額なハンドウイルカは210㎝~270㎝のメスの90万円で、繁殖やショーに利用価値が高いと考えられます。体長が190㎝未満のイルカはオスもメスも30万円と価格が3分の1になります。体が小さいと繁殖に向かない、ショーで「映えない」ということなのでしょう。 マダライルカ(アラリイルカ) 15万円と他のイルカと比べて最も安い価格となっていますが、この価格は2012年(平成24年)のものです。マダライルカは飼育継続自体が難しいとされてきましたが、2020年オープンの四国水族館がマダライルカのイルカショーを行っていることから、現在はもっと高額になっていることも考えられます。 カマイルカ 拡散して逃げるため、追い込んでの捕獲が難しいとされています。2007年度に水産庁が14年ぶりに改訂した捕獲枠で、新たにカマイルカが捕獲枠に追加されました。背景にあるのは水族館の需要とみられています。 ハナゴンドウ 主に食用とされる種で捕獲数も多く、ほとんどは食用にされています。 コビレゴンドウ、オキゴンドウ コビレゴンドウの南方型はマゴンドウとも呼ばれ、ハナゴンドウと同様に捕獲され
追い込み猟でイルカを生け捕りにし水族館等に売っている太地町漁業協同組合からイルカを購入した、ある公立水族館に公文書開示請求を行ったところ、2012年のイルカの販売価格表が開示されました。 10年以上前の価格表なので、現在も同様かどうかはわかりませんが、「7日以内に死亡した場合及び30日以内の出荷取上時(トラックが出発するまで)にショック死した場合は、半額としますが選別後、体長や傷が大きい等、クレームがついても値引きしません」といった販売条件は、イルカがモノのように売られていることをまざまざと実感させます。また、捕獲から売却までの過程がイルカにとっていかに過酷かを端的に物語っています。 ※生体販売の過程でイルカがいかに死んでいるかは、太地町の元ドルフィントレーナーのインタビューをご覧ください。 価格などからわかる水族館のイルカ利用の実情 ハンドウイルカ オスメス、体長別に価格が設定されており、繁殖やイルカショーを前提として最も需要の高い種であることが、ここからも伺い知れます。最も高額なハンドウイルカは210㎝~270㎝のメスの90万円で、繁殖やショーに利用価値が高いと考えられます。体長が190㎝未満のイルカはオスもメスも30万円と価格が3分の1になります。体が小さいと繁殖に向かない、ショーで「映えない」ということなのでしょう。 マダライルカ(アラリイルカ) 15万円と他のイルカと比べて最も安い価格となっていますが、この価格は2012年(平成24年)のものです。マダライルカは飼育継続自体が難しいとされてきましたが、2020年オープンの四国水族館がマダライルカのイルカショーを行っていることから、現在はもっと高額になっていることも考えられます。 カマイルカ 拡散して逃げるため、追い込んでの捕獲が難しいとされています。2007年度に水産庁が14年ぶりに改訂した捕獲枠で、新たにカマイルカが捕獲枠に追加されました。背景にあるのは水族館の需要とみられています。 ハナゴンドウ 主に食用とされる種で捕獲数も多く、ほとんどは食用にされています。 コビレゴンドウ、オキゴンドウ コビレゴンドウの南方型はマゴンドウとも呼ばれ、ハナゴンドウと同様に捕獲されるとほとんどは食用にされています。生体は200万円と、最も高いハンドウイルカ90万円の2倍以上の価格がつ
メールアクションとはがきアクションご協力のお願い 2002年から続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。文部科学省によるこの国家プロジェクトを終了させるため、PEACEはJAVA(NPO法人動物実験の廃止を求める会)と共同で活動を続けています。文部科学省に声を届けるアクションにご協力をお願いします! ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」ってなに?~動画で知るサルの実験利用 メールアクション 現在進行しているナショナルバイオリソースプロジェクトの第五期は、2026年度までです。第五期で、この時代遅れなプロジェクトを終わらせるため、皆さんのご意見を直接、文部科学省に届けてください。リンク先のメールフォームから、文部科学省研究振興局ライフサイエンス課にメールを届けることができます。 メールフォームはこちら メールサンプル 文部科学大臣 あべ俊子殿 ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」を廃止してください 2002年にスタートした、ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」では、これまでに約1,200頭ものニホンザルを動物実験用に提供しました。 サルたちは、頭蓋骨を切り開き、脳に電極を付けられる、脊椎を損傷させられるなどの残酷な実験に使われ、苦痛や恐怖を味わわされたあげく、殺されています。 科学において動物の使用を避ける方向は、世界的に近年ますます強まっており、特に認知能力が高く、社会性も強い霊長類を動物実験に用いることに対しては国際的にも批判の声が大きくなっています。日本も、動物の実験使用の廃止を目指し、まず第一歩として、この「ニホンザル」プロジェクトを終わらせるべきです。 そのようなことから、私は、貴殿に対し、下記の事項を要望いたします。 NBRP「ニホンザル」プロジェクトは、第五期(2022年4月~2027年3月)をもって終了させてください。 第六期の公募において、ニホンザル以外の動物種に関しても、できる限り採択を減らし、動物実験ではない研究手法の発展につながるプロジェクトをサポートしてください。 ハガキアクション ハガキでも意見を届けることができます。クリックするとJAVAさんが公開しているPDFデータが開きますので、ハガキに印刷をして、裏面の
2023年に飼育員男性がライオンに襲われて死亡した東北サファリパークですが、報道によれば本年3月11日、事故当時の園長(70代男性)と飼育員(30代男性)の2人に福島簡易裁判所がそれぞれ罰金50万円の略式命令を出したとのことです。 罪状は業務上過失致死で、去年12月に書類送検されていました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/zoo/tohokusafaripark-fatalaccident.html target=] 福島県動物愛護センターに確認したところによると、第一種動物取扱業の登録取消の要件は、禁固以上の刑に処された場合なので、することはできない。そのほか、当時立入・指導しただけで、何らペナルティは無しだそうです。 東北サファリパークは、支店である那須サファリパークの重大事故でも関係者が有罪となっています。短期間に2件も重大事故を起こし、有罪が続いているような事業者が普通に営業できてしまうなんて、おかしな話です。 牛の死体遺棄より人間を死なせたほうが罪が軽い?! 同じ福島県内で判決 一方、この4月、同じ福島県内では、牧場内で死んだ子牛200頭の死体を敷地内に不法に埋めていた「復興牧場フェリスラテ」(福島市土船)にも有罪判決が出ました。 2023年の強制捜査の際の報道では、牧場を始めた2015年ごろからおよそ8年間にわたりずっと死体を埋め続けていたとのことでしたが、起訴されたのは2000年からの約3年半、子牛の死骸を合わせて約1.4トンを埋め続けたことについてでした。共謀して犯行を行っていた元社長と元役員には懲役1年、執行猶予3年、罰金100万円の判決が下されました。また、法人としての復興牧場フェリスラテも罰金200万円の有罪判決となっています。 不適切な死体の処理が長年行われていたことは、環境汚染につながりますし、畜産事業者として悪質ですが、しかし、従業員を死なせた東北サファリパークのほうがずっと軽い判決であることは疑問に思います。 業務上過失致死の上限は5年 以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金です。重大事故を繰り返す東北サファリパークの判決は、もっと重くするべきだったのではないでしょうか。 [sitecard subtitle=関連記事 url=ht
はぐれイルカのコリン 2015年、北海道網走市のオホーツク海とつながる能取(のとろ)湖に1頭のメスのシロイルカ(ベルーガ)が現れるようになりました。そのシロイルカは「コリン」とよばれ、能取湖の人々と交流しました。シロイルカは数千頭の大きな群れで暮らしますが、コリンは群れからはぐれた「はぐれイルカ(ハーミットドルフィン)」のようでした。残念ながらコリンは2020年に傷だらけの姿で打ち上げられており、スクリューに巻き込まれて死亡したとみられています。 PEACEでも以前、こちらの記事でコリンのことをご紹介したことがありましたが、このたびコリンが能取湖で過ごした5年間の映像記録「能取湖の奇跡~コリンからの手紙~」が公開されたとのことです。「能取湖の自然環境を見守る会」のサイトをぜひご覧ください。 [blogcard url=https://atelier-orca.wixsite.com/lake-notoro/post/%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%80%8D%E6%98%A0%E5%83%8F%E8%A8%98%E9%8C%B2] イルカと人とイルカショー 福井県の海水浴場では、はぐれイルカのミナミハンドウイルカが海水浴客に噛みつくようになり、「かみつきイルカ」として問題になりました。人々が野生のイルカに近づきすぎ、イルカが人なれしすぎたために人を恐れなくなったのです。この背景には水族館やイルカショーによる、イルカについての誤った先入観があります。イルカショーではイルカは人に従う動物として見せています。人間が都合よく楽しむために一方的にイルカを狭い水槽に閉じ込めて調教し、野生と自由を奪ってきました。 能取湖の人々はコリンの野生と自由を尊重し、コリンを見守りました。「能取湖の自然環境を見守る会」ではコリンの保護や関わり方が話し合われました。コリンの死後も、コリンの保護や関わり方についての見直しや再考がされています。 海と野生と自由 船を出せばコリンに会えるかもしれない、会えないかもしれない。それは野生に生きるコリン次第です。時にはコリンは深い傷を負った姿で現れて人々を心配させました。しかし、驚くべき治癒力で回復し、生き延びるコリンの姿に、野生の生命力と自然の厳しさを思い知らされます。
飼育下の鯨類を、海洋を利用した保護区域に解放するための海外のプロジェクト「 Whale Sanctuary Projec […]
2024年6月1日 神戸須磨シーワールドの新規開業に対する声明 時代遅れのシャチ・イルカの娯楽利用に抗議する 本日、神戸 […]
「規制の虜(Regulatory Capture)」という言葉をご存じでしょうか。 「規制の虜」とは、規制を行う側の組織 […]
昨年は「ノネコ」と称し、明らかに人里で暮らす所有者不明の猫(いわゆる野良猫)を殺害して食べ、その動画をYouTubeにア […]
今年4月、新潟県上越市で、個人が飼育するエミューが逃げ出し、2日後に捕獲されるも、直後に死亡しました。飼い主も「気が弱い […]
去年の振り返りシリーズが遅々として進まぬうちに、もう5月も終わろうとしていますが…まとめ第2弾です。 化粧品の動物実験を […]
先日、憲法記念日にグッドニュースが流れてきました。ベルギーの憲法に、 動物が感覚・感情のある存在(sentient be […]
先日、山手線の車両内に20センチほどのアオダイショウと思われるヘビがいたというニュースがありました。 都内にもアオダイシ […]
3月8日まで、化粧品基準改正のパブリックコメントが行われていました。 現在の日本の法律では、国は化粧品(医薬部外品ではな […]
皆さま、署名へのご協力および拡散を大変ありがとうございます。 呉検察審査会への提出分を3月24日正午で締切り、計3万5, […]
去年(2023年)、動物を虐待したとして全国の警察が動物愛護法違反の疑いで検挙した事件数は、おととしを15件上回る181 […]
ここ何年か、日本の水族館からラッコが消えてしまうという報道が、何度も繰り返されています。 繁殖後に育たなかったり、母乳が […]
1月6日(土)に放送されたMBS毎日放送「せやねん!」で、犬、ニホンザル、ゴシキセイガイインコを野外で連れまわしてロケ撮 […]
株式会社東北サファリパークが運営する「那須サファリパーク」(栃木県那須町)で、2022年1月5日、飼育員3人がベンガルト […]
X(旧Twitter)及び会員メールニュースで海外の署名へのご協力をお願いしていたモーリシャスでの動物実験用カニクイザル […]
3月26日(火)、東武鉄道が開設し、東武鉄道の関連会社が運営する東武動物公園(埼玉県南埼玉郡宮代町)で火災が起き、ボリビ […]
3月25日、「滋賀県動物愛護管理推進計画(第3次)」が公表されました。今後10年間(令和6年(2024)度から令和15年 […]
東京・八王子市の動物病院が、無登録で犬にトリミングを行っていたとして書類送検されたとの報道がありました。動物病院を運営す […]
兵庫県姫路市は、市立動物園の工事をめぐり特定の業者に便宜を図ったとして農林水産環境局男性係長(57歳)を停職6ヵ月の懲戒 […]
牛への虐待で私たちが刑事告発した茨城県畜産センターについて、先日、畜産センター側が依頼した2名の外部有識者による調査結果 […]