ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
ロシアは世界のスケトウダラ漁業のリーダーの立場を維持する リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月26日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアは世界のスケトウダラ漁業のリーダーの立場を維持する]今年2024年漁期、ロシア漁業は同年上期130万トン以上のスケトウダラを漁獲、このセクターの競争相手でもある米国のほぼ2倍の生産を行い、世界の当該漁業のリーダーの立場を維持している。今年2024年上期、ロシア極東海域におけるスケトウダラの生産量は130万800トンに達し、前年2023年同期を2万1,000トン、1.6%上回り、製品出来高も1.3%増加、68万7,000トンとなった。ロシア漁業は現在の世界情勢、制裁措置から国内市場において需要がある製品の生産にも力を入れており、ともなってフィレを減少させスリミを増産する等生産構造を調整している。今年2024年、7月4日までの製品生産は...ロシアは世界のスケトウダラ漁業のリーダーの立場を維持するリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年8月期 ロシア水産物輸出関税4.5% 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月26日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年8月期ロシア水産物輸出関税4.5%]ロシア経済発展省は、2024年8月期の水産物製品を含めた輸出関税率を4.5%に設定すると発表した。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産物を含めた広範な商品の輸出関税を、ルーブルとドルの為替レートに連動させて設定、同年10月1日からこれを施行することとした。レートは1ドルあたり95ルーブルを超える時、輸出関税は7%となり、80ルーブル未満の時ゼロとなる。これまで、2023年10月期、11月期が7.0%、同年12月期と年明け2024年1月期5.5%、2月期4.5%と推移、3月期が5.5%と上昇、4月、5月、そして6月期も据え置きの5.5%だったが、7月期に4.5%に引き下げら...2024年8月期ロシア水産物輸出関税4.5%北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年漁期 北海道と隣接ロシア・サハリン州のシロザケ来遊予想(サ州修正漁獲勧告)
2024年07月25日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年漁期北海道と隣接ロシア・サハリン州のシロザケ来遊予想(サ州修正漁獲勧告)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、一昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われ、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州の各沿岸の当該資源漁獲量等をモニターし、双方の事業効率の比較などを行っている。今年2024年漁期、ロシア科学研究機関はサハリン州...2024年漁期北海道と隣接ロシア・サハリン州のシロザケ来遊予想(サ州修正漁獲勧告)
#89 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 MA沖タービン破壊事故 ガラス繊維漂着 魚の食物連鎖危惧
2024年07月24日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#89洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故ガラス繊維漂着魚の食物連鎖危惧]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミック...#89洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故ガラス繊維漂着魚の食物連鎖危惧
#88 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 MA沖タービン破壊事故 当局 プロジェクト一時停止発令
2024年07月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#88洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故当局プロジェクト一時停止発令]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを...#88洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故当局プロジェクト一時停止発令
#87 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 MA沖タービン破壊事故 残骸でビーチ閉鎖
2024年07月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#87洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故残骸でビーチ閉鎖]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発端とするサ...#87洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故残骸でビーチ閉鎖
2024年世界のスケトウダラ漁業予想 漁獲量370万トン ロシア産スリミ中国向け供給への関心
2024年07月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年世界のスケトウダラ漁業予想漁獲量370万トンロシア産スリミ中国向け供給への関心]北海道機船漁業協同組合連合会(担当者:原口聖二)は、今年2024年明け、同年の世界のスケトウダラの漁獲予想量を、ロシア195万トン、米国150万トン、日本15万トン、政府協定その他10万トン、計370万トンとする予想グラフィックを発表した。これは、前年2023年の実績の12%増となる。今般、FAOも今年2024年の世界のスケトウダラの漁獲量を370万トンとする同様の予想を発表、これに対してロシアのスケトウダラ業界は、価格の優位性から消費者の需要はタラから更にスケトウダラへ動く可能性があるとの見解を示した。さらに、同業界は、200万トンに近づく漁獲量の増加とと...2024年世界のスケトウダラ漁業予想漁獲量370万トンロシア産スリミ中国向け供給への関心
2024年上期 グループ企業”ルスキー・クラブ”(「ロシアのカニ」)が9,500トンのカニを生産 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月20日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年上期グループ企業”ルスキー・クラブ”(「ロシアのカニ」)が9,500トンのカニを生産]2019年、スケトウダラを年間30万トン以上生産するロシア漁業最大手“”ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”(「ロシア漁業会社」)の系列グループ企業”ルスキー・クラブ”(「ロシアのカニ」)は、出資する子会社を通じてカニ漁獲割当オークションに参加、極東海域の上場落札ロットの約4割を獲得し、このセクターに大規模進出を果たし、2023年にも追加的に新たな割当を確保、今年2024年の生産計画を50%増の1万8,000トンと見込んでいる。今年2024年上期は9万5,000トンのカニを生産し、前年2023年同期を40%上回っており、”ルスキー...2024年上期グループ企業”ルスキー・クラブ”(「ロシアのカニ」)が9,500トンのカニを生産リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
#86 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 マサチューセッツ沖タービン破壊事故 残骸が海岸へよる可能性
2024年07月19日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#86洋上風力発電と漁業海外の経験米国マサチューセッツ沖タービン破壊事故残骸が海岸へよる可能性]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミ...#86洋上風力発電と漁業海外の経験米国マサチューセッツ沖タービン破壊事故残骸が海岸へよる可能性
#85 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 暗殺未遂でトランプの支持率は上がり洋上風力の株価は下がる 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年07月19日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#85洋上風力発電と漁業海外の経験米国暗殺未遂でトランプの支持率は上がり洋上風力の株価は下がる]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミ...#85洋上風力発電と漁業海外の経験米国暗殺未遂でトランプの支持率は上がり洋上風力の株価は下がる一般社団法人北洋開発協会原口聖二
投資目的漁獲割当から深海カニを除外する法案が検討される 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月19日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[投資目的漁獲割当から深海カニを除外する法案が検討される]ロシア上院関連委員会において、投資目的漁獲から深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニを除外する法案が検討された。この問題についてロシア農業省漁業分野管理部長イヴゲニー・カッツが説明を行ったが、まだ関係省庁間の合意がとられていないことが指摘された。この問題は今後も議論が継続されることになる。一方、ロシア漁業庁は今年2024年春に深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者との資源利用契約解除をすべて完了している。今年2024年4月、深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者"コルヴェト"(Корвет)社、“アムール・ルイブプロム”(Амуррыбпром)社との資源利用契約解除が最後となった...投資目的漁獲割当から深海カニを除外する法案が検討される北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当 再販オークション 再設定 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月19日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション再設定]国家によって没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークションの実施が2024年7月11日に設定されていたが、応札申請がなく、当該オークションは不成立となった。ロシア漁業庁は、これを受け、再びのこの再販オークションを2024年8月7日に実施すると発表した。応札申請受付は、今日2024年7月19日から同年8月5日までとなっている。落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされる。上場される対象資源は、西サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)とケガニ、沿海地方海域のハナサキガニ、東サハリン海域のハナサキガニ、南クリール海...没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション再設定北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2023年度管理期間操業結果(6月30日) リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月18日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2023年度管理期間操業結果(6月30日)]韓国漁船による自国EEZでの2023年度漁期(管理期間2023年7月-2024年6月)のスルメイカのTAC管理漁獲量は1万8,950トンで、前年度同期比68%、TAC設定7万9,000トン(実証試験枠を除く)に対する開発率は24%にとどまった。主要漁業沖合イカ釣りの漁獲量は3,760トン、前年度同期比44%、TAC開発率が16%で終わった。2020年度漁期から近海網漁船(小規模漁業)にもイカのTAC管理が導入されている。これまで、近海網漁船の操業規制に関する情報がなく、海域利用の実態が不明だったが、専門家の情報により、主漁場が西岸沖合であることが分...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2023年度管理期間操業結果(6月30日)リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 国際条約海域交渉合意未達の場合の独自TAC設定の準備を行う リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月18日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国際条約海域交渉合意未達の場合の独自TAC設定の準備を行う]ロシア漁業法の改正によって、国際漁業における地政学的リスクを考慮することが可能になり、ロシア政府は、国際条約海域における漁獲可能量(TAC)の承認手続きを決定する権限を与えられた。これに基づきロシア漁業庁は、TACが設定される水棲生物資源を特定し数量を決定することが可能となる。同時にロシア漁業庁は、国際条約に基づく委員会が当年の12月1日までに開催されない場合、またはそのような条約に規定された決定が国家間機関によって採択されない場合、ロシアのEEZで次年度に漁獲する水棲生物資源を特定し数量を決定することが可能となる。また、ロシア漁業庁は、当年度の特定魚種の漁獲量に関する国家...ロシア国際条約海域交渉合意未達の場合の独自TAC設定の準備を行うリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
世界のスケトウダラ市場 2032年 31億8,000万ドルに達する 日刊みなと新聞
世界のスケトウダラ市場2032年31億8,000万ドルに達する日刊みなと新聞
韓国海洋水産部長官 ALPS処理水海洋放出 水産物検査で問題なし 消費にも影響なし 日刊水産経済新聞
韓国海洋水産部長官ALPS処理水海洋放出水産物検査で問題なし消費にも影響なし日刊水産経済新聞
2024年07月15日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアクウェートへの水産物輸出の道を開拓する]ロシア動植物衛生監督局は、クウェート国家食糧栄養庁と協力し、ロシア産水産物の同国への輸出にかかる衛生証明手続きに合意した。クウェートは小さな国であり、食料品の需要の大部分を輸入で満たしている。一方、ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ会長ズベレフは、イワシ、スケトウダラ等、安価な魚種の供給先として興味深い部分があるが、供給量は需要と全体的購買力によって制限される可能性があると指摘するものの、クウェートには一定の富裕層が存在しており、高級魚、高次加工製品によって、その”掘り起こし”で拡大も期待できると加えた。人口約430万人に対し、クウェートの国内水産物供給量は年間2万4,000トン未満と推定されている...ロシアクウェートへの水産物輸出の道を開拓する
ロシアは受けた制裁措置を放置することはない 相手国は実質的な交流分野を失うことになる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月14日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアは漁業分野の制裁措置を放置することはない相手国は実質的な交流分野を失うことになる]先にノルウエー政府がロシア漁船に対する新たな入港規制を設定した件について、ロシア外務省報道官マリア・ザハロワは、非友好的な行動を放置するつもりはないと語り、ロシア漁業の利益を確保するために適切な措置を講じるつもりだと言及、モスクワとオスロの間で今も維持されている数少ない実態的な交流分野の一つを損なうことになると加えた。また、ザハロワは、ノルウエーにとって“根本的利益”である漁業資源の保全は、ロシアと協力することによってのみ可能であると指摘、ロシア漁船団に対する継続的な圧力は必然的にノルウエーにとってマイナスの結果をもたらすだろうと述べ、このセクターで雇...ロシアは受けた制裁措置を放置することはない相手国は実質的な交流分野を失うことになるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
小クリール列島貝殻島の灯台の運用に関する日本側の訴えについて ロシア連邦外務省 № 1321-12-07-2024
МинистерствоиностранныхделРоссийскойФедерации№1321-12-07-202412.07.202410:54Обобращениияпонскойстороныпоповодуфункционированиямаяканао.СигнальныйМалойКурильскойгрядыСООБЩЕНИЕДЛЯСМИВсоответствиисдвустороннимсоглашениемопромыслеморскойкапустыот1981годаяпонскиерыбакидобываютэтуморепродукциюнакомпенсационнойосновевроссийскомтерриториальноммореврайонеостроваСи...小クリール列島貝殻島の灯台の運用に関する日本側の訴えについてロシア連邦外務省№1321-12-07-2024
没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当 再販オークション不成立 ドミトリー・ドレムリュガの関連企業“メルリオン”(Мерлион)没収漁獲割当
2024年07月12日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション不成立]国家によって没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークションの実施が2024年7月11日に設定されていたが、応札申請がなく、当該オークションは不成立となった。応札申請の受付期限は、同年7月9日だった。落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされていた。上場設定された対象資源は、西サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)とケガニ、沿海地方海域のハナサキガニ、東サハリン海域のハナサキガニ、南クリール海域のイバラガニ、そして東サハリン海域のアブラガニで、これらの漁獲割当は、極東業界で最もコネクションを利用する人物として知...没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション不成立ドミトリー・ドレムリュガの関連企業“メルリオン”(Мерлион)没収漁獲割当
スケトウダラ国際市場 米国上院議員の行動は欧州加工流通業界と消費者を苦しめるものとなる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月12日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[スケトウダラ国際市場米国上院議員の行動は欧州加工流通業界と消費者を苦しめるものとなる]米国アラスカ州選出上院議員ダン・サリバンらは、スケトウダラの欧州フィレ製品市場で米国漁業者と競合するロシア産製品の供給を食い止めることを主な目的に、国際認証発給機関に対しロシア産について認証発給と使用を禁止するよう求めている。欧州市場はアジア市場とは異なり、当該国際認証に関心をもっている。この問題についてロシアスケトウダラ漁業者協会は、欧州市場はスケトウダラの主要市場の一つであり、ロシア産の供給に大きく依存していて、ロシア産H&G(ドレス)から中国で再加工されたフィレのシェアが大きく、欧州の食品加工業者、流通業者が、相当量の製品を置き換えることは不可能だ...スケトウダラ国際市場米国上院議員の行動は欧州加工流通業界と消費者を苦しめるものとなるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年07月 http://kisenren.com
2024年07月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、来年2025年のスケトウダラの極東海域のTAC設定について、その需給バランスを考慮し、ロシア業界が科学的勧告よりも少ない数量を求めていることを今年2024年6月下旬明らかにしました。今年2024年3月、ロシア科学研究機関が、当該TAC設定について、前年となる今年2024年より12%増の255万4,300トンを勧告した経緯があります。この件について、スケトウダラ漁業者協会、漁船船主協会、そして全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペが、パンデミック後の輸出の再構築と、非友好国による制裁の発動による供給体制の変化等を指摘しており、シェスタコフ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年07月http://kisenren.com
表層漁業資源ダイナミズム ロシア科学研究機関 サンマ数年で復活 千島海域を予測 日刊水産経済新聞
表層漁業資源ダイナミズムロシア科学研究機関サンマ数年で復活千島海域を予測日刊水産経済新聞
ロシア科学研究機関 今後3年-5年以内にサンマ資源は伝統的漁場“南クリール”に戻る 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年07月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア科学研究機関今後3年-5年以内にサンマ資源は伝統的漁場“南クリール”に戻る]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、サンマ資源が、3年-5年以内に伝統的漁場だった南クリール海域に戻るとの中長期予想を示した。表層魚の周期的ダイナミズムにおいても示されており、ここ数年のサバの漁獲量の減少もそれを物語るものだと説明しているこの2年間、サンマの摂餌回遊は日本とクリール列島からはるか東方で始まり、夏-秋、クリール列島北部からベーリング海南西部に集中したが、昨年2023年、西部にまで広がる変化が確認された。これは、今後数年以内に、商業的資源の集約が伝統的漁場だった南クリール海域で形成予想されることを示唆している。ロシア科学研究機関今後3年-5年以内にサンマ資源は伝統的漁場“南クリール”に戻る北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
国後島(北方領土)沿岸海面養殖区画オークション 次回2024年8月実施
2024年07月03日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[国後島(北方領土)沿岸海面養殖区画オークション次回2024年8月実施]ロシア漁業庁は、2024年8月8日、国後島(北方領土)沿岸沖合の海面養殖区画オークションを実施すると発表した。応札申請受付期限は同年8月1日となっている。オークションは、電子媒体で行われ、落札者との区画利用契約期間は25年となっている。上場区画は次のとおりとなっている。区画SOOM(СООМ)-414国後島北東部スパコイノイ(白糠)湾110ヘクタール106万ルーブルなお、2020年代に入り、北方領土沿岸沖合の海面養殖区画オークションは断続的に行われている。国後島(北方領土)沿岸海面養殖区画オークション次回2024年8月実施
南クリール諸島がロシアのフィッシュミール生産成長の原動力になる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年07月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[南クリール諸島がロシアのフィッシュミール生産成長の原動力になる]南クリール諸島は、ロシアのフィッシュミールとオイルの生産成長の原動力になりつつある。クリール列島では多くの企業が、フィッシュミールとオイルの生産能力の強化に投資を行っている。色丹島の“漁業コンビナート・アストロブノイ”(Рыбокомбинат«Островной»)は、1日あたり120トンと350トンの原料処理能力を有する2つのフィッシュミール工場を竣工させており、更に400トンを処理できる同施設を建設している。また、国後島の“ユジノクリリスキー漁業コンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)のフィッシュミールとオイルの生産施設に対し、昨年202...南クリール諸島がロシアのフィッシュミール生産成長の原動力になるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
BREAKING 米国アラスカ州 水産物マーケティング予算削減を余儀なくされる
2024年07月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[米国アラスカ州水産物マーケティング予算削減を余儀なくされる]米国アラスカ州知事マイク・ダンリービーは、2024年6月28日、122億ドルの同州運営予算に署名した。これは、各事業の精査により当初計画から2億2,500万ドルの削減となる。低迷する同州水産業が苦境を乗り切るための支援として“アラスカシーフードマーケティング協会”(AlaskaSeafoodMarketingInstitute)向け用意される予定だった1,000万ドルの予算も取り消しとなった。アラスカ州の漁業分野は4万8,000人以上の労働者を雇用している。この産業はアラスカ州最大の雇用主で、11のコミュニティにとって主要な収入源となっている。一方、現在、アラスカ州漁業は、大手企...BREAKING米国アラスカ州水産物マーケティング予算削減を余儀なくされる
ロシア 2025年スケトウダラ漁 TACの削減要求 背景に経営悪化 日刊水産経済新聞
ロシア2025年スケトウダラ漁TACの削減要求背景に経営悪化日刊水産経済新聞
ポスト英国EU離脱 2024年英国総選挙 保守党敗北に水産業は備えている リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 国際漁業対策事業部 原口聖二
2024年07月02日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会国際漁業対策事業部原口聖二[ポスト英国EU離脱2024年英国総選挙保守党敗北に水産業は備えている]明後日、2024年7月4日、英国の総選挙(下院)において14年ぶりに労働党が勝利する可能性が高いと調査結果を基に各ミディアが伝えており、スナク政権の保守党の敗北による変化に英国の水産業界は備えている。現政権の保守党は、漁業分野の支援をイッシューに挙げ今回の選挙に臨んでいるが劣勢となっている。保守党は今回の選挙において、長期的な持続可能性を構築し、シェトランド諸島からコーンウォールまでの沿岸ビジネスを成長させることで漁業部門を支援すると約束している。マニフェストでは、英国漁業者のために9億7,000万ポンド(12億米ドル:11億...ポスト英国EU離脱2024年英国総選挙保守党敗北に水産業は備えているリポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会国際漁業対策事業部原口聖二
ロシア漁業者による太平洋サケマス操業の生産が遅れ 沿岸域の海水温の低さが指摘されている ロシア極東海域海面水温グラフィック(2024年06月30日)
2024年07月01日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア太平洋サケマス操業の遅れ海面水温グラフィック(6月30日)]今年2024年漁期、同年6月下旬において、ロシア漁業者による太平洋サケマス操業の生産が遅れており、沿岸域の海水温の低さが指摘されている。ウスチ・カムチャツカ地区(東カムチャツカ)沿岸や南クリール沿岸で、これらの強い傾向が確認されている。ロシア科学研究機関が発表した、同年6月30日のロシア極東海域の海面水温グラフィックは上図のとおりとなっている。ロシア漁業者による太平洋サケマス操業の生産が遅れ沿岸域の海水温の低さが指摘されているロシア極東海域海面水温グラフィック(2024年06月30日)
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二