ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
ギドロストロイ・グループ 今年2024年 稚内対岸コルサコフで水産加工場建設に着工
2024年01月30日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ギドロストロイ・グループ今年2024年稚内対岸コルサコフで水産加工場建設に着工]択捉島根拠グループ企業ギドロストロイ(Гидрострой)の一部を構成する“ガバン”(Гавань)社は、稚内対岸の先行発展特区のコルサコフで、今年2024年、1日あたり最大500トンの処理能力をもつ水産加工場の建設に着工する。投資額は、極東北極開発公社との契約に基づき約52億ルーブルとなる。1万平方メートルの敷地で、フィレ、ミンス、魚卵、フィッシュミール・オイル等の高次製品を生産、2026年に設計の最大能力に達する見込みとなっている。また、5,000トンの冷凍庫も設備され、陸海の物流に対応が可能となる。なお、対応魚種は、スケトウダラ、マダラ、カラフトマス、シロザケ...ギドロストロイ・グループ今年2024年稚内対岸コルサコフで水産加工場建設に着工
北海道隣接サハリン州 テルペニア湾コマイ操業完了(1月29日) 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月29日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[北海道隣接サハリン州テルペニア湾コマイ操業完了(1月29日)]今年2024年漁期、北海道隣接サハリンのテルペニア湾沿岸沖合において、同年1月上旬から開始された伝統的コマイ操業が完了したと同29日、地元ミディアが伝えた。当該操業にはドルージバ(Дружба)社、ルイバク(Рыбак)社、そしてポロナイスキー・ズヴェロソフホーズ(Поронайскийзверосовхоз)社の船団が着業した。今漁期、東サハリン沿岸・沖合のコマイのTAC設定は約5,800トンで、この内、当該操業に対し5,300トンの生産が勧告され、実績5,158トン、開発率が97%に達し終漁となった。北海道隣接サハリン州テルペニア湾コマイ操業完了(1月29日)北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
北海道機船漁業協同組合連合会 3年連続 学校給食に100万食供給も2割減 札幌市の制度変更響く 日刊みなと新聞
北海道機船漁業協同組合連合会3年連続学校給食に100万食供給も2割減札幌市の制度変更響く日刊みなと新聞
米国水産大手ピーターパン CEOケビン・ビクスラーが退任 日刊みなと新聞
米国水産大手ピーターパンCEOケビン・ビクスラーが退任日刊みなと新聞
ロシア極東の“カニ王”は身ぐるみ剝がされる 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月29日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア極東の“カニ王”は身ぐるみ剝がされる]ロシア沿海地方仲裁裁判所は、極東の“カニ王”と呼ばれたアレッグ・カンと、極東業界で最もコネクションを利用する人物として知られたドミトリー・ドレムリュガの動産、不動産のすべてを差し押さえることを決定した。アレッグ・カンらは、2014年から2019年にかけて26億ルーブル相当のカニを輸出する際、製品価値を過小評価し脱税した疑いがかけられている。製品はパナマの会社への通関価格で輸出申告されたが、実際には、はるかに高い価格で日本の企業へ輸出されたことが指摘されている。ロシア検事総局の申し立てにより、関連企業は、現状の操業と新たな水棲生物資源の利用契約の権利が停止されており、これまでの契約も無効となる可能性がある...ロシア極東の“カニ王”は身ぐるみ剝がされる北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア検事総局 極東“漁業事件関連”約30の個人・法人から計3,760億ルーブルの回収求める
2024年01月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア検事総局極東“漁業事件関連”約30の個人・法人から計3,760億ルーブルの回収求める]ロシア検事総局は、沿海地方仲裁裁判所に対し、極東海域における水棲生物資源を違法に利用、取引を行った約30の個人・法人から、計3,760億ルーブルを回収するための2件の申し立てを行い、同裁判所がこれを受理、財産の差し押さえ措置を支持した。被告の中には、極東のカニ王を称されたアレッグ・カン、その盟友で服役中のサハリン州議会議員だったドミトリー・パショフ、そして、極東業界で最もコネクションを利用する人物として知られ、“ダリモレプロドクト“(Дальморепродукт)の実質オーナーで、2010年の刑事事件の後、海外に出たドミトリー・ドレムリュガが含ま...ロシア検事総局極東“漁業事件関連”約30の個人・法人から計3,760億ルーブルの回収求める
ロシア検事総局 国際指名手配 極東のカニ王 アレッグ・カンに3,580億ルーブルの支払いを求める
2024年01月27日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア検事総局国際指名手配極東のカニ王アレッグ・カンに3,580億ルーブルの支払いを求める]ロシア検事総局が、国際指名手配を受けている極東のカニ王と呼ばれたアレッグ・カンに3,580億ルーブルの支払いを求め司法手続きを行っている。ロシア経済紙“カメルサント”が伝えた。アレッグ・カンには2014年から2015年、カニを輸出する際、製品価値を過小評価し脱税した疑いがかけられている。製品はパナマの会社への通関価格で輸出申告されたが、実際には、はるかに高い価格で日本の企業へ輸出され、ロシア国家の損害は2億1,300万ルーブルと見積もられている。また、アレッグ・カンには、2010年にウラヂオストクで殺害された同業他者ワレリイ・プヒデンコ事件への関与...ロシア検事総局国際指名手配極東のカニ王アレッグ・カンに3,580億ルーブルの支払いを求める
2023年 ロシア海域スケトウダラ漁獲量 外国人漁業者を含め196万トン
2024年01月26日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年ロシア海域スケトウダラ漁獲量外国人漁業者を含め196万トン]昨年2023年、外国漁船を含めたロシア海域におけるスケトウダラの漁獲量は196万トンに達し、前年2022年を3%上回り、過去25年間で最高記録となった。(ロシア漁業庁の速報ベースでの発表によると、昨年2023年のロシア漁業者のみのスケトウダラの漁獲量は、190万3,900トンに達したが、前年2022年を1万8,900トン下回った。)2023年、ロシア海域では外国漁船13隻を含め、計275隻がスケトウダラ操業に着業、大型加工トロール漁船77隻による漁獲が全体の71%以上を占めた。ロシアスケトウダラ漁業者協会は、2023年の特徴として、ロシア国内と海外で建造された大型加工ト...2023年ロシア海域スケトウダラ漁獲量外国人漁業者を含め196万トン
水産庁への陸上養殖場届け出数662件 世界の養殖漁業 サーモン高い収益性予想 みなと新聞N.L.
2024年01月25日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[水産庁への陸上養殖場届け出数662件世界の養殖漁業サーモン高い収益性予想みなと新聞N.L.]みなと新聞ニュースレターは、水産庁が2024年1月11日に公表した同年1月1日時点の陸上養殖場の届け出数は662件で、このうち新規参入が相次ぐサケ・マス類は74件に上ったとリポートした。オランダ農業組織向け金融機関の統轄金融機関“ラボバンク”(Rabobank)は今年2024年も世界の養殖漁業においてサーモンが最も高い収益性を維持するとの観測を明らかにしている。2024年01月25日着信“みなと新聞ニュースレター”水産庁が11日に公表した1日時点の陸上養殖場の届け出数は662件で、このうち新規参入が相次ぐサケ・マス類は74件に上り...水産庁への陸上養殖場届け出数662件世界の養殖漁業サーモン高い収益性予想みなと新聞N.L.
#73 洋上風力発電と漁業 海外の経験米国 洋上風力の悪影響 道機船連は共和党議員からレターを受信する
2024年01月24日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#73洋上風力発電と漁業海外の経験米国洋上風力の悪影響道機船連は共和党議員からレターを受信する]北海道機船漁業協同組合連合会の報告担当者:原口聖二は、2024年1月20日、米国下院議員アンディ・ハリスが主催する洋上風力発電にかかる公開ヒアリング(フォーラム)に事前参加登録、これをWEBでLIVE視聴した。その後、同23日、アンディ・ハリスから次のレターを受信した。アンディ・ハリスは、当該ヒアリング等の結果、米国海洋エネルギー管理局(BOEM)と米国海洋大気局(NOAA)が、国家安全保障、環境、および洋上風力発電プロジェクトの経済的影響を考慮するための十分な予防措置を講じていなかったと指摘、洋上風車の建設に使用されるプロセ...#73洋上風力発電と漁業海外の経験米国洋上風力の悪影響道機船連は共和党議員からレターを受信する
ロシア バレンツ海産活カニ チャーター便による極東経由アジア市場向け空輸開始
2024年01月22日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアバレンツ海産活カニチャーター便による極東経由アジア市場向け空輸開始]ロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)は、米国、欧州による制裁措置を受け、活カニ製品を、航空便をチャーターし、極東を経由して中国等、アジア市場向けに製品供給する物流を開始した。当該物流は2023年末から始まっており、ムルマンスク空港からウラヂオストク空港へ直行便で行われており、定期化され、既に4便で約90トンの活カニが輸送された。ムルマンスク空港の代表者は、”北西漁業コンソーシアムSZRK”の活カニ輸送について、航空会社が要請に応じ、ノボシビルスクでの給油を経てウラヂオストク...ロシアバレンツ海産活カニチャーター便による極東経由アジア市場向け空輸開始
今年2024年もサーモンは世界の養殖漁業において最も高い収益性を示すと予想される
2024年01月20日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[今年2024年もサーモンは世界の養殖漁業において最も高い収益性を示すと予想される]オランダ農業組織向け金融機関の統轄金融機関“ラボバンク”(Rabobank)は今年2024年も世界の養殖漁業においてサーモンが最も高い収益性を維持するとの観測を明らかにした。Rabobankは、2024年第1四半期、エビ業界は供給過剰、需要低迷により低迷する一方、サーモン業界は引き続き高い需要により若干価格は下がるが供給の増加が見込まれると予想している。また、世界のフィッシュミールの供給は改善され、価格は正常化すると予想されており、これはサーモン生産者にとって朗報となる。エルニーニョによるペルー漁業への悪影響は薄れつつあるが、リスクは依然と...今年2024年もサーモンは世界の養殖漁業において最も高い収益性を示すと予想される
ロシア科学研究機関 2023年ロシアEEZベーリング海域スケトウダラ・ニシン・マダラ等主要魚種漁獲状況報告
2024年01月22日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関2023年ロシアEEZベーリング海域スケトウダラ等主要魚種漁獲状況報告]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、今般、昨年2023年のロシアEEZベーリング海域におけるスケトウダラ等、主要魚種の漁獲状況を報告した。当該海域におけるスケトウダラとギンダラの生産量は明らかに増加しており、ニシンは減少している。また、マダラも減少が確認されており、ロシア農業省は2023年11月20日付命令No.866で、2024年4月15日までの間、商業漁業を禁止することを発令している。なお、各魚種の漁獲量は別図のとおりとなっている。ロシア科学研究機関2023年ロシアEEZベーリング海域スケトウダラ・ニシン・マダラ等主要魚種漁獲状況報告
ロシア科学研究機関 2023年ロシアEEZベーリング海域スケトウダラ漁獲状況報告
2024年01月22日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関2023年ロシアEEZベーリング海域スケトウダラ漁獲状況報告]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、今般、昨年2023年のロシアEEZベーリング海域におけるスケトウダラの漁獲状況等を報告した。2023年、ロシアEEZベーリング海域でのスケトウダラの漁獲量は60万2,100トンで、21世紀で最大となった。これは、前年2022年の50万2,300トンを20%、2000年-2022年の平均となる40万7,000トンを48%、それぞれ上回ったことになる。2017年級群、2019年級群、2020年級群は平均的な資源加入で、これをベースに、2018年級群の卓越した加入があり、2023年の当該海域のバイオマスが平均を上回った...ロシア科学研究機関2023年ロシアEEZベーリング海域スケトウダラ漁獲状況報告
ロシア 2023年漁獲量 近年最多530万トン サケマス・スケトウダラが貢献 日刊水産経済新聞
ロシア2023年漁獲量近年最多530万トンサケマス・スケトウダラが貢献日刊水産経済新聞
ロシア 対フェロー諸島関係悪化 漁業分野の協定維持目的で自国漁業者の利益を犠牲にしない リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月20日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア対フェロー諸島関係悪化漁業分野の協定維持目的で自国漁業者の利益を犠牲にしない]駐デンマーク・ロシア特命全権大使ウラヂミル・バルビンは、フェロー諸島(デンマーク領)との関係が悪化、合意された漁業協定が存在するにもかかわらず、ロシア漁業者が差別的対応を受けていると言及、当該協定の維持を目的として、自国漁業者の利益を犠牲にするつもりはないとミディアからのインタァヴューで述べた。フェロー諸島は、ウクライナ情勢から、ロシア船の入港を制限すると2023年5月に発表、ただし漁船については、これを適用除外とする方針を明らかにしたが、当該対象が2国間漁業協力協定合意参加船に限定すると追加した。許可された船舶は、入港中の活動に制限が設けられ、乗組員の交...ロシア対フェロー諸島関係悪化漁業分野の協定維持目的で自国漁業者の利益を犠牲にしないリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
米国 第3国加工ロシア原産水産物製品禁輸追加制裁措置 対象HISコードが発表される
2024年01月19日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[米国第3国加工ロシア原産水産物製品禁輸追加制裁措置対象HISコードが発表される]既報のとおり米国財務省外国資産管理局(OfficeofForeignAssetsControl)は2023年12月22日、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置を発表した。これに伴って当局は、昨日2024年1月18日、対象となるサケマス、タラ、スケトウダラ、そしてカニの“HISコード”「商品の名称及び分類についての統一システム(HarmonizedCommodityDescriptionandCodingSystem)に関する国際条約」に基づいて定められた番号を発表した。これらには、スケトウダラの冷凍フィレ・ブロック、冷凍...米国第3国加工ロシア原産水産物製品禁輸追加制裁措置対象HISコードが発表される
米国水産加工“ピーターパン・シーフード” CEOが就任1年余りで退任 揺れるアラスカ業界 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月19日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[米国水産加工“ピーターパン・シーフード”CEOが就任1年余りで退任揺れるアラスカ業界]米国アラスカの水産加工業者“ピーターパン・シーフード”(PeterPanSeafood)の最高経営責任者(CEO)ケビン・ビクスラーが就任からわずか1年余りで退任する。ケビン・ビクスラーは、ツナ缶世界第1位のシェアを誇る水産加工業者“タイ・ユニオン”(ThaiUnion)の元幹部で、2022年11月、“ピーターパン・シーフード”に入社、2021年3月に退任したCEOバリー・コリアーの後任となった。“ピーターパン・シーフード”オーナーのロジャー・メイは、最高成長責任者(CGO)の肩書を使ってその任務に当たっている。同社は、白身魚、カニ等の製品を加工、生産するキング...米国水産加工“ピーターパン・シーフード”CEOが就任1年余りで退任揺れるアラスカ業界北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
米国トライデント社 ロシア産水産物禁輸措置への対応を不満として水産食品流通業界団体を脱退
2024年01月19日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[米国トライデント社ロシア産水産物禁輸措置への対応を不満として水産食品流通業界団体を脱退]米国ワシントン州シアトルに本拠を置き、アラスカの水産部門全体に巨大な拠点を持つ垂直統合型企業トライデント・シーフーズ社(TridentSeafoods以下トライデント)は、ロシア産水産物禁輸措置への対応を不満として、所属していた水産食品加工流通業者で構成される“NationalFisheriesInstitute”(以下NFI)を、2024年1月16日、脱退したことを明らかにした。既報のとおり米国財務省外国資産管理局(OfficeofForeignAssetsControl)は2023年12月22日、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止...米国トライデント社ロシア産水産物禁輸措置への対応を不満として水産食品流通業界団体を脱退
ロシアはバレンツ海での英国漁業の権利を剥奪する 報復措置へ リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月19日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアはバレンツ海での英国漁業の権利を剥奪する報復措置へ]ロシア農業省と同外務省は、2023年3月に英国が貿易での最恵国待遇を停止したことへの報復として、バレンツ海での英国漁業の権利を剥奪する法案を提出した。ソ連政府とグレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国政府は、1956年5月に漁業協定を締結した。この協定は5年間を期間として締結され、永久延長の可能性があり、一方の当事者が破棄するまで協定は有効である旨が規定されている。英国はコラ半島の沿岸、カニンノス岬の東側の本土沿い、およびコルグエフ島沿岸のバレンツ海水域で漁業に従事する権利を取得していた。イズベスチヤ紙によると、政府はすでにこの法案を支持している。この措置についてロシアの漁業...ロシアはバレンツ海での英国漁業の権利を剥奪する報復措置へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
#72洋上風力発電と漁業 海外の経験 英国 漁業者の57%が漁獲量と収益性の低下を意識している
2024年01月19日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#72洋上風力発電と漁業海外の経験英国漁業者の57%が漁獲量と収益性の低下を意識している]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを...#72洋上風力発電と漁業海外の経験英国漁業者の57%が漁獲量と収益性の低下を意識している
ロシア漁業庁長官 プーチンへ2023年の漁業分野の成功を報告 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月18日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官プーチンへ2023年の漁業分野の成功を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチンと政府との会合において昨年2023年の漁業分野の成功と国内市場への製品供給拡大のための行動計画等を報告した。2023年、ロシア漁業の生産量は、この30年間で最高の530万トンに達し、自給率は150%以上となった。シェスタコフは、2024年1月11日に開催された、極東連邦管区の事業家とプーチンの会合で提起のあった水産物の輸入関税引き上げについて言及した。2023年の水産物輸入量は60万6,000トンだったが、これらは、自国で生産していない、あるいは十分な量を生産していない魚種製品を輸入しているもので、消費者の選択肢の範囲を広げる一定の役...ロシア漁業庁長官プーチンへ2023年の漁業分野の成功を報告リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
道機船連の学校給食製品供給実績(2023年) 107万4千食と前年比78%、30万4千食減少 札幌市の統一献立導入による給食費の抑制が響く ”水産北海道”誌
2024年01月17日”水産北海道”誌道機船連の学校給食製品供給実績(2023年)107万4千食と前年比78%、30万4千食減少札幌市の統一献立導入による給食費の抑制が響く北海道機船漁業協同組合連合会(道機船連、風無成一会長)は、従来から「釧路産鱈フライ」「釧路産鱈ザンギ」「日本海産ホッケフライ」など前浜で獲れる新鮮なスケソウ、ホッケなどを原料にしたフライ製品を学校給食に供給してきたが、このほど2023年(1〜12月)の学校給食製品供給実績とりまとめた。総供給数は107万4,000食と前年比77.9%、前年実績(2022年137万8,000食)より30万4,000食が減少した。道機船連によると、札幌市が学校給食の献立を、令和4年度まで栄養教諭・栄養士が行政区ごとに作成していたが、給食費未払い問題など背景に...道機船連の学校給食製品供給実績(2023年)107万4千食と前年比78%、30万4千食減少札幌市の統一献立導入による給食費の抑制が響く”水産北海道”誌
шок!北海道機船漁業協同組合連合会 2023年 学校給食向けフライ等製品供給22%減 札幌市の制度変更響く 日刊水産経済新聞
шок!北海道機船漁業協同組合連合会2023年学校給食向けフライ等製品供給22%減札幌市の制度変更響く日刊水産経済新聞
BREAKING ノルウエー ロシアへの追加制裁措置により米国市場に9万トンの白身魚等の空白ができると予想
2024年01月16日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエーロシアへの追加制裁措置により米国市場に9万トンの白身魚等の空白ができると予想]米国は、2022年7月、ロシア産水産物製品の輸入を全面禁止、加えて2023年12月、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置を発効させた。このセクターの専門家は、現時点において既に米国市場で一部魚種が不足していると指摘している。ノルウエー業界は、これまでの白身魚の国際市場、貿易動向から、第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会の合意に基づき、バレンツ海のタラのTACが20%削減されたことを背景に、米国市場に9万トンの白身魚等の空白ができると予想している。なお、米国によるロシア産水産物輸入禁止措置では、スケトウダラ、サケマ...BREAKINGノルウエーロシアへの追加制裁措置により米国市場に9万トンの白身魚等の空白ができると予想
ポスト英国EU離脱 デンマーク操業機会喪失 漁業分野に12億デンマーク・クローネ支援
2024年01月15日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱デンマーク操業機会喪失漁業分野に12億デンマーク・クローネ支援]英国EU離脱の影響を受け漁業機会を喪失したデンマークの漁業分野再編のための補償金として約12億デンマーク・クローネ(DKK)が2023年12月31日までに支払われ、3年間にわたる当該事業が完了した。資金は英国EU離脱の影響緩和のためのEU準備金で賄われた。デンマークのための準備金は20億DKKで、この内12億7,200万DKKが、漁業分野と地域に配分された。漁業分野の補償金の大部分となる7億9,100万DKKは、2020年12月31日時点で漁獲割当を有し、英国EU離脱でこれを削減された157隻の漁業者へデンマーク政府漁業当局を通じ支払われた...ポスト英国EU離脱デンマーク操業機会喪失漁業分野に12億デンマーク・クローネ支援
米国“ピーターパン・シーフーズ” 2024年1月からの冬季間 キング・コーブ工場の一時閉鎖を決定する 赤字で製品を生産して販売はできない
2024年01月15日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[米国“ピーターパン・シーフーズ”2024年1月からの冬季間キング・コーブ工場の一時閉鎖を決定する]米国ピーターパン・シーフード(PeterPanSeafood)は、今般、白身魚、カニ等の製品を加工、生産するキング・コーブの施設を2023年1月からの冬季間、所謂“Aシーズン”、稼働させないことを決定した。同社の代表者ロジャー・メイは、現在、業界が壊滅的な状況にあり、この閉鎖が意味するものは、アラスカ産水産物の市場における混乱拡大の兆候で、様々な魚種にわたる世界的な需要の低迷だと語り、ロシア生産者との激しい競争に直面していると加えた。シアトルに本拠を置き、アラスカの水産部門全体に巨大な拠点を持つ垂直統合型企業トライデントも、2023年12月、コディア...米国“ピーターパン・シーフーズ”2024年1月からの冬季間キング・コーブ工場の一時閉鎖を決定する赤字で製品を生産して販売はできない
ロシア科学研究機関 2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業 前年比5%-6%増の可能性
2024年01月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関2024年春季オ海抱卵スケトウダラ操業前年比5%-6%増の可能性]今年2024年も1月1日からロシア漁業にとって最も重要で世界最大の漁業となる春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン”が開始されている。当該操業は、4月9日まで110日にわたり展開され約130隻が着業、極東海域のスケトウダラの年間漁獲量の約60%が生産されることになる。当該操業について、ロシア科学研究機関は、資源状況、気象、漁船団の能力を考慮し、前年2023年シーズン比5%-6%増の84万トン-85万トンを生産する可能性があると予想している。最盛期の漁船団の1日の漁獲量は1万1,000トン-1万2,000トンを超え、週の最大漁獲量は7万トンに...ロシア科学研究機関2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業前年比5%-6%増の可能性
ロシア漁業会社 ニシン漁労事業2社を上院議員持株企業へ売却 オリガルヒ間の業界M&A
2024年01月12日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業会社ニシン漁労事業2社を上院議員持株企業へ売却オリガルヒ間の業界M&A]ロシア漁業最大手グループ”ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ“(Русскаярыбопромышленнаякомпания「ロシア漁業会社」)が、カムチャツカ地方選出ロシア上院議員ワレリー・ポノマレフの持株会社のやはり大手同地方“オケアン・ルイブ・フロート”(Океанрыбфлот)に、“セリジ-D”(Сельдь-Д:ニシンD)と“セリジ-V”(Сельдь-Д:ニシンV)の2社を売却したことが分かったとロシア経済紙“カメルサント”は伝えている。売却2社のニシンの漁獲割当は年間1万5,000トンとなっている。“ロシア漁業会社”は、売却理...ロシア漁業会社ニシン漁労事業2社を上院議員持株企業へ売却オリガルヒ間の業界M&A
ロシア業界が水産物輸入関税のギャップ指摘 大統領プーチンは大幅な引き上げは危険だと言及
2024年01月12日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア業界が水産物輸入関税のギャップ指摘大統領プーチンは大幅な引き上げは危険だと言及]ロシア大統領プーチンは、極東連邦管区の事業家との会合で、水産物の輸入関税の大幅な引き上げについて、国内市場価格を高騰させる可能性があり危険だと言及した。この会合に出席した大手グループ企業“ルスキー・クラブ”(Русскийкраб:ロシアのカニ)の代表者は、現在、ロシアの水産物の輸入関税が5%以内となっているが、ロシアからの輸出相手国の輸入関税は10%-35%に設定されていること、また、ロシアの輸出関税が輸入関税の1.5倍になっていることを指摘、この不平等の解消を求める発言をした。これに対してプーチンは、当該問題に留意すると明言したが、一方で、大幅な輸入...ロシア業界が水産物輸入関税のギャップ指摘大統領プーチンは大幅な引き上げは危険だと言及
Русская рыбопромышленная компания”ロシア漁業会社” 2023年 38万トン漁獲 前年比23%増
2024年01月11日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業会社2023年38万トン漁獲前年比23%増]ロシア漁業最大手”ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ“(Русскаярыбопромышленнаякомпания「ロシア漁業会社」)の昨年2023年の所属船団の漁獲量は38万トンに達し、前年2022年を23%上回り、製品の生産量が20万トンに達した。ロシア漁業会社の昨年2023年の春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”での製品を生産量は、前年2022年同シーズンと比較して、フィレが1万1,976トンに対し1万3,774トン、すり身が4,551トンに対し1万2,329トンと、それぞれ15%と170%増加、漁業者別ランキングで首位となった。更に、魚卵の生産に...Русскаярыбопромышленнаякомпания”ロシア漁業会社”2023年38万トン漁獲前年比23%増
2024年 ロシア春季抱卵スケトウダラ操業”Aシーズン”キックオフ 日刊水産経済新聞
2024年01月10日日刊水産経済新聞2024年ロシア春季抱卵スケトウダラ操業”Aシーズン”キックオフ日刊水産経済新聞
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年01月 http://kisenren.com
2024年01月10日ユ-ザ-各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。昨年末との合併号として、今年、初の配信をさせていただきます。おかげさまで、当漁業ニュース配信も開始から27年目となりました。本年も一層のお引き立て、何卒よろしくお願い申し上げます。敬具(国際漁業対策事業部;原口聖二)TopNews2024年ロシア漁業はどう変わるか・ロシア漁業歴史的債務を抱える9,200億ルーブル(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外35件)・“投資クオータ”利用水産加工場の管理規則決定(“投資クオータ”/漁獲割当オークション関連外14件)・ロシア漁業者漁獲量518万トンに達する(12月20日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外14件)・科学研究機関南ク海域ス...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年01月http://kisenren.com
2023年 ロシア漁業の大きな変化・出来事 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年ロシア漁業の大きな変化・出来事]昨年2023年、ロシア漁業では投資目的漁獲割当第2弾が開始され、水産物輸出に対する輸出関税の設定等も行われた。これらのロシア漁業における大きな変化、出来事をとりまとめることとする。①“投資クオータ”第2弾の案件申請受付の完了ロシア漁業庁長官シェスタコフは、2023年12月8日を期限とした“投資クオータ”第2弾の案件申請受付の暫定的結果を発表した。ロシア極東海域“投資クオータ”の第2弾ではスケトウダラとニシン等についてTACの20%以内において漁獲割当が配分されることになる。また、義務付けされるプロジェクトは、加工トロール漁船、冷凍運搬船、中型漁労船の建造と、水産加工場、水産複合施設の建設等となって...2023年ロシア漁業の大きな変化・出来事リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
韓国スルメイカ漁低迷続く / ロシア 2024年1月期 水産物変動輸出関税5.5% 日刊水産経済新聞
韓国スルメイカ漁低迷続く/ロシア2024年1月期水産物変動輸出関税5.5%日刊水産経済新聞
ノルウェー 国際資源管理専門シンクタンク ロシアとの漁業分野等の協力 必然・必要かつ重要と提言
2024年01月06日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウェー国際資源管理専門シンクタンクロシアとの漁業分野等の協力必然・必要かつ重要と提言]2024年1月1日、ノルウェーの政治的・法的側面を含む、国際的な環境、エネルギー、そして資源管理の問題に関する研究を専門とする独立したシンクタンクのフリチョフ・ナンセン研究所(FridtjofNansenInstitute)は、ウクライナ情勢下においても、国境を接し、共通の水棲生物資源を利用するロシアとの漁業分野と安全保障分野の協力は必然であり必要で、かつ重要だと提言を示すリポートを、調査結果“協力の継続:地政学的に緊張した時代におけるノルウェーとロシアの接触”に基づき発表した。ウクライナ情勢下において、ノルウェーとロシア間のほぼ全ての制度的協力は中...ノルウェー国際資源管理専門シンクタンクロシアとの漁業分野等の協力必然・必要かつ重要と提言
ロシア高性能表中層トロール漁船“ピョトル1世”年間生産量世界記録樹立 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月05日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア高性能表中層トロール漁船“ピョトル1世”年間生産量世界記録樹立]ロシアの“トラル・フロート”(Тралфлот)社所属、高性能表中層トロール漁船“ピョトル・ペルヴィ”(ПетрI:ピョトル1世)は、昨年2023年、9万273トンを漁獲、生産し、1隻あたりの年間生産量の世界記録を樹立し、2024年1月4日、ウラヂオストク港へ帰港した。“ピョトル・ペルヴィ”は1993年、スペインで建造され、2017年に近代化を完了した。全長105mx全幅20.64m、1日あたりの漁獲能力は450トン-480トン、冷凍保管能力が3,000トンとなっている。昨年2023年、“ピョトル・ペルヴィ”は、イワシ・サバ、スケトウダラ、そしてニシンの漁労と加工に従事した。“...ロシア高性能表中層トロール漁船“ピョトル1世”年間生産量世界記録樹立北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
洋上風力発電と漁業 海外と日本の経験 https://blog.goo.ne.jp/yojofuryoku
洋上風力発電と漁業海外と日本の経験https://blog.goo.ne.jp/yojofuryoku日本での、先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。英国業界は洋上風力発電が重要な白身魚の産卵場に大きな影響を与える可能性があることを指摘している。フランス業界は洋上風力発電により、明確に漁獲量が減るとして過激な抗議活動を行っている。ノルウエー業界は、政治的圧力と無責任な地方自治体の決定により、重要な産卵地域と漁場が洋上風力発電開発のために開放される可能性があることに大きな懸念を抱いている。米国漁業界は、政府が政治的利益を、第3者団体が寄付金を、そしてエネルギー会社が耐...洋上風力発電と漁業海外と日本の経験https://blog.goo.ne.jp/yojofuryoku
#71洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 洋上風力発電開発者は事業費の増加 一部事業中止
2023年12月8日の日本ノルウエー・グリーン・パートナーシップ・セミナーにおけるノルウェー貿易・産業大臣ヤン・クリスチャン・ヴェストレと前・西村康稔経済産業大臣(この後、一週間と経たず当該大臣事実上の更迭)。セミナーではエクイノール社の日本市場における展望について話し合われたとされている。2024年01月05日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#71洋上風力発電と漁業海外の経験米国洋上風力発電開発者は事業費の増加一部事業中止]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが...#71洋上風力発電と漁業海外の経験米国洋上風力発電開発者は事業費の増加一部事業中止
トライデント・シーフーズ社の撤退発表に動揺する米国アラスカ水産業界と地元
2024年01月05日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トライデント・シーフーズ社の撤退発表に動揺する米国アラスカ水産業界と地元]トライデント・シーフーズ社(以下トライデント)が複数の水産加工場を売却する計画を発表したことを受け、米国アラスカの水産業界と地元は動揺している。米国ワシントン州シアトルに本拠を置き、アラスカの水産部門全体に巨大な拠点を持つ垂直統合型企業トライデントは、2023年12月12日、コディアック、ケチカン、ピーターズバーグ、そしてフォールス・パスにある資産を売却する計画であると発表した。コディアック市長パット・ブランソンは、トライデントが、2024年1月中旬に始まるAシーズンのスケトウダラと、バルダイ(オオズワイ)の加工処理をコディアック管理区域内で処理する意向であることを...トライデント・シーフーズ社の撤退発表に動揺する米国アラスカ水産業界と地元
北朝鮮の水産業は今どうなっているのか アジアプレス・ネットワーク(カン・ジウォン様/石丸次郎様)リポート
2024年01月04日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[北朝鮮の水産業は今どうなっているのかアジアプレス・ネットワーク]2023年12月、アジアプレス・ネットワーク(カン・ジウォン様/石丸次郎様)は、パンデミック後の北朝鮮の水産業を内部調査、金正恩政権による統制、燃料高騰、水産資源の激減等によって、不振が続いている現状を次のとおりリポートした。<北朝鮮内部調査>水産業は今どうなっているか(1)コロナと資源減で打撃金政権の統制強化で没落した漁民も日本のEEZ付近に現れた大型の北朝鮮漁船。「偉大な金正恩同志を首班とする党中央委員会を命懸けで死守しよう」というスローガンが見える。航海には党幹部も同船して統制する。撮影は2019年、石川県漁協小木支所提供。コロナパンデミックが終息し北...北朝鮮の水産業は今どうなっているのかアジアプレス・ネットワーク(カン・ジウォン様/石丸次郎様)リポート
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二