流れに逆らって

流れに逆らって

休日の人混みの中を、流れに沿うように歩く。こうして周りに倣うように歩いていると、自分の考えや思いも皆と同じになってしまいそうで、でもそのことに違和感なく染まりそうで彷彿としてしまう。このままわたくしは周りに染まり、考えや思い、想いすらも流れ、同じになってしまうのだろうか。異議なし。わたくしは、そのようになります・・・周りに押されるように歩いていると、誰かがわたくしの肩を叩いた。「やっぱり野梨子だ」振...