漂っていた煙がゆっくりと真ん中に集まりだし、灰色の猫が現れました。 「あなたは誰なの」 フォーリーは訪ねます。 「私は煙猫と申します。」 煙猫は意…
床の上で青い光を放ちながらひっそりと話し合う2人の女の子がいました。 「あのベッドで寝ている女の子は見たことあるわ。」 「私も知っている気がする。ねえ見て…
目が覚めて最初に入り込んできたのは月明かりでした。 ゆっくりと起き上がり、ぼんやりとした頭を少し振り、周りを見回します。 窓、本棚、ぬいぐるみ、ランプ、…
ざわざわ、ごそごそ。森がざわつき始めます。 がさがさ、ごとごと。徐々に大きく強く、うごめく気配が広がります。 「不思議な月明かりだね。悪かった目が…
夜の空の異変に、最初に気がついたのが誰かは分かりません。 ただ、最初にしゃべったのはフクロウでした。 「月が2つあるぞ。どうなっているんだ。」 となりで…
夜になりました。 空に広がった闇の中、くっきりとした三日月が東に見えています。 木々の隙間から鳥たちが遠慮がちにさえずっています。 ときおり、草っぱらを…
ある日の夜。新しい本をプレゼントされた女の子は、いつもの様に何度も何度も読み返して物語のハッピーエンドに、涙して眠りに落ちました。涼やかな月明かりの下、静か…
ある小さな町に絵本の好きな女の子がいました。 女の子は家にある沢山の絵本を何度も何度も読み返して日々を過ごしています。 時にはハッピーエンドに笑い。時には別…
ある小さな町に絵本の好きな女の子がいました。女の子は家にある沢山の絵本を何度も何度も読み返して日々を過ごしています。 時にはハッピーエンドに笑い。時には別れ…
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