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かりのいの絵ブログ http://hiten-alice.cocolog-nifty.com/blog/

イラストレーターです。似顔絵コラムを描いてます。ドラマ・映画や読書の話題が主です

映画・ドラマ好きのイラストレーターです。似顔絵が主ですが、本来は漫画絵です。ほそぼそと仕事しています。一児の母です。

かりのい
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2012/05/24

1件〜100件

  • 2022年春ドラマとドキュメンタリー

    ドラマ「鎌倉殿の13人」20話。弁慶の立ち往生とかタッキーの大河ではバトル回のエピ。今回義経の最期は義時との問答で戦う場面はなく、弁慶の立ち回りも実況という、静かで舞台風は脚本で面白かった。奥州藤原氏を潰さねば鎌倉側も危険で頼朝もギリだったことも「鎌倉殿の13人」頼朝没。先週の落馬死かと思いきや今週昏睡状態で、2話かけて亡くなるとは。不穏な鎌倉勢力の不協和音に、義時は姉政子から逃げは許さないと引き止められる。折り返し地点に相応しい盛り上がり。頼朝様安らかに次週からは内乱突入かな「17歳の帝国」真面目な高校生らしく「いいね!」に振り回されたねというか。アニメ「バビロン」で自殺法を擁して自治体が独立するエピみたくなるのかと思ったけど違った。やりたいことが特にない高校生ではみんなの意見を聞くことに腐心して結局失脚したと。吉田玲子脚本は「平家物語」におけるびわみたいな観測者の立ち位置キャラは不...

  • 2022年春ドラマ感想とイラスト

    「鎌倉殿の13人」20話。弁慶の立ち往生とかタッキーの大河ではバトル回のエピ。今回義経の最期は義時との問答で戦う場面はなく、弁慶の立ち回りも実況という、静かで舞台風は脚本で面白かった。奥州藤原氏を潰さねば鎌倉側も危険で頼朝もギリだったことも「鎌倉殿の13人」頼朝没。先週の落馬死かと思いきや今週昏睡状態で、2話かけて亡くなるとは。不穏な鎌倉勢力の不協和音に、義時は姉政子から逃げは許さないと引き止められる。折り返し地点に相応しい盛り上がり。頼朝様安らかに次週からは内乱突入かな「17歳の帝国」真面目な高校生らしく「いいね!」に振り回されたねというか。アニメ「バビロン」で自殺法を擁して自治体が独立するエピみたくなるのかと思ったけど違った。やりたいことが特にない高校生ではみんなの意見を聞くことに腐心して結局失脚したと。吉田玲子脚本は「平家物語」におけるびわみたいな観測者の立ち位置キャラは不可欠な...

  • 「アンティークの祝祭」「ファーザー」「Mr.ノーバディ」『透明人間』(2020)

    「アンティークの祝祭老婦人がコレクションのアンティークをガレージセールで処分する。話を聞いて疎遠だった娘がかけつける。老婦人の周囲の人々の回想から家族に起こった悲劇が浮かびあがってくる。カトリーヌ・ドヌーブと実の娘の共演。監督脚本ジュリー・ベルトゥチェリ。かっこいい大人の女性と可愛い少女達の語らい、彼女と神父の絵を巡る話など、個々のエピソードの雰囲気がいい。ラストは…時々フランス映画はこういうムーディーは雰囲気からいきなりどっかんで終わるのあるね「ファーザー」アンソニー・ホプキンス演じる80歳の老人は認知症で彼を案じる娘や娘の旦那や介護士と室内での対話が主。認知症の彼の視点なので時間や記憶が前後するが、現在までの状況が少しずつわかってくる。舞台っぽいなと思ったら、劇作家フローリアン・ゼレールの映画監督デビュー作だそうで。「Mr.ノーバディ」強盗が家に入ったが父親は何も反撃できず家族に失...

  • 「ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏」「声優夫婦の甘くない生活」『1917 命をかけた伝令』「キーパー ある兵士の奇跡」『グッバイ、リチャード!』

    「ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏」架空の帝国から辺境の町に大佐が来訪し、蛮族の襲来の噂を信じ町民を投獄拷問。主人公である民政官は拷問された物乞いの少女を匿い安らぎを得るが、元の部族に送り届けるのだが、その行動で大佐に内通者と疑われ投獄され責められる。広大な砂漠の風景が綺麗。シーロ・ゲーラ監督。平和な町の生活が風評で外部から不条理に崩され、人々が去ってゆく。人民も軍もほぼ去り町として崩壊してしまった街にわずかな住人だけが残る。題名からして「ゴドーを待ちながら」なのだろうと思われる寓話。地平線の向こうからやってくる軍勢は彼の待っていたもの。原作・脚本J・M・クッツェー『夷狄を待ちながら』不条理物、寓話は、具体的な時代や部隊が示さないことで、立場的には遠い人物・状況であっても感情移入させることができる。来訪者からの理由なき暴力によって人民を失った為政者の孤独に内側から迫ることができる...

  • 「最後の決闘裁判」「羊飼いと風船」「ペインアンドグローリー」「ミナリ」

    「最後の決闘裁判」14世紀のフランス史上最後の「決闘裁判」が元。騎士の妻が彼の友人に乱暴されたと訴えるが、相手は否認し目撃者もいない。故に決闘で決定することになるが敗者は死罪、妻も火刑になるという。夫、妻、友人の各視点から描かれるが真実はほぼ一つかな。リドリー・スコット監督。黒澤明の「羅生門」と道具立ては同じだが逆。強かな女性に設定して同じくミステリにもできただろうけど、リドリースコットはフェミニスト。視点が変わるごとに当時の男性の考え方や男性本位の法律の身勝手さ、女性の立場の弱さを浮き上がらせる。負ければ火刑では女性は泣き寝入りするしかない。力づくで襲った間男のくせに純愛だと本気で思い込むストーカーじみていて気持ち悪い。夫も妻もをコケにする実にやったもん勝ちの卑怯な法律。しかしそれが常識だった時代。かっこいい騎士道の裏側の闇。教会が女性の誘惑の罪だと説き、力で乱暴しても合意と言い張り、女...

  • 「パピチャ 未来へのランウェイ」「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」「アーニャは、きっと来る」「エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語」

    「パピチャ 未来へのランウェイ」1990年代のアルジェリアの内戦時代、男尊女卑のやイスラム原理主義者が蔓延る中で、女子大生の主人公たちは大学の寮でファッションショーを開催しようとするが。元気な少女達が好きなことをしてるだけなのに傷つけられる理不尽。けれど彼女達はタフでへこたれない。監督が自身の経験を元にされたそう。この映画は本国アルジェリアでは上映禁止だそうで。今も苦しんでいる女性たちがいてそれを告発しているのかな。問題は根深いね。「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」未来人に2人が曲を作らないと時空が崩壊すると言われたビルとテッドは未来の自分達から曲を貰おうと時間を渡る。一方で彼らの娘達はビッグバンドを作るために音楽の偉人達を集める旅に。楽しい時間もの。ディーン・パリソット監督。「アーニャは、きっと来る」1942年ナチス占領下の南仏で村の羊飼いの少年はユダヤ人の男に出会う。彼...

  • 臨時子育て日記と『10の奇妙な話』『こどもサピエンス史』『生皮』『土曜はカフェ・チボリで』『裏家電』

    『10の奇妙な話』ミック・ジャクソン著不思議で怪奇でシニカルな作品集。文章から浮かんでくる映像が毒を含みつつもファンタジックで美しい。この手の作品集では受動的に奇妙な出来事に巻き込まれたり、奇妙な世界の設定だったりするのが多い。しかしこの本は何かに熱中して奇異な行動をしてしまった孤独な人々が引き起こす奇妙な話が殆ど。デイヴィッド・ロバーツのイラストもいい。「ピアース姉妹」「蝶の修理者」は怪奇風味で実写映像化されている。「もはや跡形もなく」「地下をゆく舟」が個人的に印象深い。『こどもサピエンス史』ベングト=エリック・エングホルム著 ヨンナ・ビョルンシェーナ絵 久山葉子訳著。子供のための人類史。理科的な進化の過程、社会学のそのほか政治・経済・宗教・地理、数学・科学、歴史、今日的な問題点など、人類の流れを全方向で網羅。ユーモラスなイラストがいっぱい、というか絵本と言ってもいいくらい多くてわかり...

  • 映画「キャラクター」「アンダードッグ」「空白」「すばらしき世界」「十二単衣を着た悪魔」「地獄の花園」「鳩の撃退法」

    映画「キャラクター」漫画家アシスタントの主人公は殺人現場と犯人を目撃。その犯人を元に描いた漫画で人気漫画家になる。だが漫画を模した連続殺人者に事件が次々と発生。刑事が接触してくるが、犯人も近づいてくる。ノベライズ、コミカライズは映画脚本の別案のだそう。ゲームのエンド分岐みたい。セカオワのfukaseさんの名演が不気味で素晴らしい。小栗旬も意外かつ丁度いい。ラストは意味深。テーマのキャラクターが伝染することをもっと印象的に示してもよかったかも。人気漫画家になるイメージシーンは欲しかったかな。しかし、猟奇殺人漫画一発で大人気漫画家はなかなか難しいかな。何か別のフックがないと。秀逸なデザインの怪物が出ると人気出る漫画例多いなと思うところ「アンダードッグ」前編元ボクサーの主人公は咬ませ犬としてボクシングを続けつつデリヘルの送迎運転手をしている。彼に何故か若いボクサーが絡んでくる。2世芸人と主人公...

  • ゴールデンカムイ実写化ニュース!

    「ゴールデンカムイ」実写化決定!それにあたって候補の筋肉男優を上げてみたメイン枠→鈴木亮平、岡田准一、綾野剛、窪田正孝、市原隼人、山下智久、永山瑛太、鈴木伸之中堅枠→伊藤英明、西島秀俊、内野聖陽、高橋克典、大沢たかお、ライダー系→横浜流星、福士蒼汰、中川大志、吉沢亮j若手枠→岸優太、平野紫耀山田孝之は谷垣ニシパ一択シライシに森山未來。脱獄王らしいぬるっと身体柔らかいアクションしてほしいイエナガは天海祐希。あえて女性がいい(←娘の強い主張)外見は女王の教室の時のイメージアシリパは芦田愛菜とか子供っぽいか子役がいいね娘からライダー枠で吉沢亮もどうかと提案があったので入れた眞栄田郷敦、新田真剣佑の筋肉兄弟を忘れてた。候補に入れねば図書館戦争がファンの声から岡田准一&榮倉奈々というベストキャストになったように、ゴールデンカムイもファンの方から提案していくと叶う可能性があるかもついでに監...

  • 2022年春ドラマ前半感想

    貯めてしまったので長いです「カムカムエヴリバディ」大団円。再会エンドまでの最終週は岡山舞台なので懐かしい面々が続々と登場。でも娘や孫の代でも周囲の人々が代替わりしても同じ役者だったりしたけど。1代目は戦時や終戦ならではの波乱の人生で盛り上がった。過去舞台と現在舞台を一度に両方やった朝ドラでした100年の物語といえば「ガンダムAGE」。要素に共通点もあったね。初恋相手との死別、生き別れの親子、2代目は三角関係。違いは1代目が100歳で存命なとこ。フリットも存命エンドでいけたかも。100年の旅といえば『Vivy -Fluorite Eye's Song-』もある。去年の春アニメだったんだなあ『卒業タイムリミット』人気女教師が行方不明になり、友達でもない4人の生徒の元に監禁動画が届く。リミットは72時間。4人は卒業式までに事件解決を目指す。謎が読めなくて面白い。辻堂ゆめ原作小説。土曜日のあらす...

  • 臨時子育て日記&実写版「トモダチゲーム」舞台「友達」浦沢直樹の漫勉neo

    臨時子育て日記GWはほぼなにもせず。ひさびさに美術館言ったかな。なかなか機会がなかったけど以前に母から聞いていた富士美術館。北斎や広重の浮世絵と大きめの洋画。そんなに大きい美術館ではなかったけど、やはり芸術はいいね。今週は学校から観劇と遊園地に行く予定の娘。旅行や合宿がなかったからかわりらしい。他に沁みにしているから晴れてほしいなあ。雨になりそうなのが不安。実写版「トモダチゲーム」ドラマ4話と映画2本。吉沢亮と山田裕貴共演。ドラマはこっくりさんでモノローグ多し。映画はすごろく、ファイナルはかくれんぼと一応じゃんけん。オリジナルオチで終わりね。ドラマ部分は映画の宣伝かな。スケール的にはテレビドラマは向き。賭ケグルイやライアーゲームも同様というのも、ドラマ部分が1番面白かったから。日本実写は映画になるとモノローグがなくなりがち。でも台詞で補えないこともある。人間思うこと全部喋ったりしない。回...

  • 臨時子育て日記と「ザ・ライフルマン」「mid90s ミッドナインティーズ」「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」「リンドグレーン」「トスカーナの幸せレシピ」「シチリアーノ 裏切りの美学」

    「ザ・ライフルマン」ラトビア映画。ドイツ兵に母親を殺され主人公は父親と兄とともに兵役に志願。第1次世界大戦が始まり狙撃部隊に配属される。ラトビア戦線を追う話。監督ジンタルス・ドレイベルグス。「mid90s ミッドナインティーズ」母と乱暴な兄と暮らす少年はスケートボードショップの年上の少年たちと知り合い仲間に入れてもらうがワルな彼らとの付き合いを母親が反対する。実際マセたことを教えられるし親の心配もわかるが、今の少年に彼らが必要なのもわかる。彼らが根はいい子なのが幸い。「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」馬鹿騒ぎを3人組。中の1人が死に、2人は死因を隠そうとするが全て裏目に出る。なんと実際にあった事件をもとにしてるとか。本人たちは終始シリアスなんだけどという薄ら笑いコメディ。「リンドグレーン」スウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンの半生。彼女は10代で勤め先の上司と不倫し子供...

  • 「イクサガミ 天」『10の奇妙な話』「こどもサピエンス史」『「できない自分」を脳から変える行動大全』『日本の鬼図鑑』「落窪物語」

    「イクサガミ 天」今村翔吾明治初年、怪文書で京都の寺に集められた腕の立つ者たちは賞金を賭けて「こどく」という遊びに参加する。札を奪い合いながら東海道を通って東京を目指すのだ。主人公は少女と元忍びと共同戦線を張るが、主人公の剣の流派の兄弟弟子たちが参加していると知る。いわゆるバトルロワイヤルで、キャラのたった侍たちが漫画的で躍動感がある。参加者それぞれの事情、政府の思惑が交錯し、最後は誰が立つのか楽しみな作品。共闘ありのバトルロワイヤル時代物といえば「地獄楽」を髣髴とさせる。あっちは孤島が舞台で化け物物だけど。『10の奇妙な話』ミック・ジャクソン著不思議で怪奇でシニカルな作品集。文章から浮かんでくる映像が毒を含みつつもファンタジックで美しい。この手の作品集では受動的に奇妙な出来事に巻き込まれたり、奇妙な世界の設定だったりするのが多い。しかしこの本は何かに熱中して奇異な行動をしてしまった孤独...

  • 「鎌倉殿の13人」「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」

    「鎌倉殿の13人」義経登場。どんなキャラでいくかと思ったらヤンキーとは面白い。東京卍リベンジャーズみたいな荒くれ脳筋の仲間たちのヤバいヘッドという感じ。彼の無邪気さと残酷さ卑怯さは今後の戦い方を思わせて楽しみなところ。兄弟の対面が楽しみ。平家の様子はアニメ平家物語で補完。木曽義仲がこっちではこっちはヤンキーだね。「鎌倉殿の13人」富士川の戦いはアニメ平家物語では先にやっていた。平家の側からだと、突然の水鳥の羽音に驚いての退却。大河は源氏の側からで、その水鳥の飛び立ったきっかけの種明かしみたいになってる。頼朝が自分はひとりぼっちと悲しくなったところで、義経登場とうまい「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」雰囲気がいいね。想定視聴者を横目で見がちなところ、程よく一般向けにとどめてるというか。ハードボイルド風味と古き良きバディ物を好んでいるスタッフが、好きなように作ってるように感じる。どんどん接近し...

  • 「アンチグラビティ」「バルーン 奇蹟の脱出飛行」「アス」「パブリック 図書館の奇跡」「ジョーンの秘密」「Girl ガール」「その手に触れるまで」

    「アンチグラビティ」ロシア映画。主人公が目覚めるとそこは重力を無視した不思議な世界。リーパーという黒い不定形の怪物に襲われ、そこに暮らす人々に助けられる。昏睡状態の人間たちの集合脳内の世界の話。『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』みたいな脳内多重力世界が冒頭だけなのが惜しい。「バルーン 奇蹟の脱出飛行」東西冷戦の頃の東ドイツに住む電気技師の家族は手作りの熱気球で西ドイツに亡命しようとして失敗。秘密警察に目をつけられるが、親友の家族と共に6週間のリミットで再度挑戦する。家族で手分けして布を集め膨大な布を縫うという。ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ監督「アス」夏休みに故郷に戻った家族の前に、自分達にそっくりの人間たちが現れ襲ってくる。近所の人々も同様にそっくりな人々に襲われる。主人公に敵意を持つ分身と主人公との間の秘密とは。彼ら全員赤い服を着ていて思考が繋がっている設定がいい。終盤...

  • 「結―妹背山婦女庭訓波模様」「DDD」「謀聖 尼子経久伝」「六人の嘘つきな大学生」『すべての不調は足裏を見ればわかる!』「アド・バード」

    ハワイの情報誌「ライトハウス」掲載イラスト「結―妹背山婦女庭訓波模様」大島真寿美著。江戸時代中期の大阪で人形浄瑠璃の作家や絵師の連作短編集…かと思いきや、才能ある戯作者の娘に作品を書かせようと周囲の人々が計画するストーリー。地の文の説明セクション、会話セクションに分割された文章。会話が残部関西弁なのは関西圏には読みやすい「DDD 1」那須きのこ著。通称悪魔憑きによる事件が勃発。悪魔憑きとは感染者の精神から発し肉体に異形をもたらす奇病。左腕を失った主人公は黒い義手義足を持つ四肢のない寝たきりの美少年と契約し、彼の義手を借りて悪魔祓いを行う。主人公の入院時の回想が平行され人称トリックのミステリ要素もあり「DDD 2」那須きのこ著主人公の最初の悪魔祓いの話。SVSと呼ばれる打者と投手のみの野球ゲームで「シンカー」と呼ばれる悪魔憑きによる連続殺人事件が起こる。主人公の友人は天才野球選手であ...

  • 「最高の花婿アンコール」「ノッティングヒルの洋菓子」「きっと、またあえる」「私の知らないわたしの素顔」「母との約束、250通の手紙」映画「モンスターハンター」

    「最高の花婿アンコール」カトリック教夫妻の4人の娘がそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人、アフリカ系の相手と結婚。異文化騒動を描いた仏映画「最高の花婿」の続編。婿達がそれぞれ家族移住するという。家族と離れたくない夫妻は引き留め計画を実行するが。フィリップ・ドゥ・ショーブロン監督。夫達を集めて実行された旅行計画の思惑は婿達にバレバレ。しかし文化宗教の違う婿達がそれらを乗り越えてどんどん仲良くなってゆく。ぶつぶつ文句言いながら人のいい夫妻もいい。「ノッティングヒルの洋菓子店」親友と洋菓子店をオープンする予定だったパティシエ女性が事故死。親友と彼女の娘と祖母で開店し、パティシエを募集すると彼女の元彼が現れる。彼は娘が自分の娘ではないかと思って来たのだが、親友と恋仲に。祖母は名物として客の故郷の菓子を再現することを思いつく。お菓子が美味しそうなほのぼのドラマ「きっと、またあえる」息子が工科大学の...

  • 「るろうに剣心 最終章」「HOKUSAI」「犬部」「さんかく」「夏への扉」「ばしゃ馬さんとビッグマウス」

    「るろうに剣心 最終章 The Final」完結編2部作の第1弾で原作の人誅編。武器商人雪代縁が逮捕されるがすぐ釈放され、東京が襲撃される。彼は剣心の亡き妻の弟であり、姉の復讐にきたという。全員参加の最後のバトルがすごい。迫力はあるんだけど、ラストのタイマンはちょい長かったかな。見ごたえあるんだけどね。大友啓史監督。アクション監督 - 谷垣健治。「るろうに剣心 最終章 The Beginning」完結編2部作の第2弾。エピソードゼロというか、剣心が人斬り抜刀斎だった幕末から明治になるまでの話。アニメ版でもあるけれど、新選組や佐幕派の幕末の有名キャラが登場するのが見どころだったなと。悲恋ドラマは正直アクションに比して不慣れそうでたるい。日常的な男女二人の恋愛の機微の細やかさやちょっとしたときめきといった心の触れ合いが恋愛物の見どころだと思うのだが。そんなシチュエーションを作れないなら二人のシ...

  • 「刑事モース~オックスフォード事件簿~ Case 31から Case 33

    「刑事モース~オックスフォード事件簿~ Case 31 殺しのホイッスル」1971年、大学で届け物が爆発し秘書が死亡する事件が起こり、一方でサッカー選手に殺害予告の電話が入る。モースは選手の身辺警護担当になるが、彼の服を着た別の選手が殺害される。モースは2つの事件を推理する。サザエさん方式ではなく60年代から始まり時が経ってゆくシリーズなのでもう今回は1971年の時代設定。前シリーズがギスギスだったけど、今回は和やかな感じ。モースが髭を剃ってくれて良かった。「刑事モース~オックスフォード事件簿~ Case 32 死を告げる時計」ヌードキャンプの近くでタクシー運転手が射殺され、腕時計が壊されていた。モースは所持品の中にダチョウ愛好家クラブという会員証を見つける。何をするクラブなのか。犯人のやりきれない理由とは。「刑事モース~オックスフォード事件簿~ Case 33 白銀の終着地」バスの終...

  • 『クソコンテンツを爆売れさせた ハリウッド流マーケティング術』「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」「ダーウィンの覗き穴」『青の呪い 心霊探偵八雲』

    ハワイの情報誌「ライトハウス」掲載イラスト『クソコンテンツを爆売れさせた ハリウッド流マーケティング術』外薗昌也&外薗史明著。人気漫画家だった父親を息子がプロデュースしてホラー漫画させた方法。成功の道程と「君たちはどう生きるか」よろしく師匠との対談でデジタルマーケティングを語る。ビジネスはリアルタイムで進行中。昔読んでた外薗昌也のニュースを見て、グロホラー漫画家になっててびっくりしたが、まさか、ホラー漫画のリンクサイトも含め全部て外薗昌也を売るための仕掛けだったとは。ネトフリやディズニーの話もなるほどと。需要を作り供給網を作り、その後やることはオリジナル作品の制作。なるほど、もとは顧客を持っていたレンタルビデオ屋だったネトフリがまさにその道を進んでいるね。逆に初めにクリエイターを持ったプロデューサーの強さなど。筆者は父親のプロデュースの跡仕事として他の畑の仕事を請け負っていたけれど、これ...

  • 読書『ゲーム部はじめました。』『作家で億は稼げません』「川崎 悟司のカメの甲羅はあばら骨 人体で表す動物図鑑」「命のひととき」「魚はエロい」

    ハワイの情報誌「ライトハウス」掲載イラスト『ゲーム部はじめました。』浜口倫太郎著身体が弱いがスポーツをしたい主人公は高校でゲーム部に入りeスポーツを知る。正式な部にするために元サッカー少年ら部員を集め、廃部を賭けて人気ゲームTONの大会に出場する。後半は架空の人気忍者ゲームでの対戦バトルが生き生きと描かれる。eスポーツは身体ではなくアバターを使って戦うけれど、勝負に駆け引きにチーム戦の戦略はまさにスポーツ。『作家で億は稼げません』吉田親司著架空戦記物出身の著者による「小説家になって億を稼ごう」(松岡圭祐著)のパロディだそうである。しかし凡才の作家がサバイバルするレクチャー、と言いつつも著者の努力と筆の速さは非凡としか言いようがない。出版社が賞を獲らせる意味、編集者の繋がり、移籍での常識、原稿執筆のタイミング、ジャンル変更の計算と、など小説家生き方になるほどと。筆一本で渡ってきた著者の...

  • 「家族を想うとき」「誰かの幸せ」「ジュディ 虹の彼方に」「かもめ」「セルビア・クライシス 1914バルカン半島の危機」

    「家族を想うとき」父親はフランチャイズの宅配ドライバー、母親は介護福祉士の4人家族。ドライバーの仕事は過酷で母親も多忙。子供達は寂しさから問題を起こす。父親は癇癪持ちだが家族思い、息子は問題児だが本当は優しい、行き違うも支え合う家族の物語。85歳のケン・ローチ監督の筆致は未だに凄い。労働者階級の問題を扱い、映画の中で解決せず、これでいいのかと疑問と怒りを投げかける。名匠ケン・ローチ監督の作品はいつも愛すべき普通の人々が出て懸命に生きている。ラストはいつも苦いんだろうなと思いつつ。そんな人々に会いに行くような感覚で見るところがある。「家族を想うとき」原題「Sorry We Missed You」は不在票の言葉で、日本語訳するなら「ご不在につき持ち帰りました」かな。フランチャイズの宅配ドライバーが自営とは名ばかりのいかに雇い主に都合がよく労働者を搾取する危うい仕事かもわかる。それでもその仕事を...

  • 「テスラ エジソンが畏れた天才」「フリー・ガイ」「リベンジャー・スクワッド 宿命の荒野」「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」「ライド・ライク・ア・ガール」

    「テスラ エジソンが畏れた天才」テスラの伝記。エジソンと決別し交流直流戦争シカゴ万国博覧会で勝利までが「エジソンズゲーム」と同じ。後半はナイアガラの発電機や無線の電波塔建設への挑戦。いきなりドキュメンタリーや登場人物がナレーターになるとか書き割りな背景とか晩年の大林宣彦っぽい感じ「フリー・ガイ」主人公は強盗から眼鏡を奪ったことから自分がオンラインゲームのモブNPCと知る。ゲーム内でプログラムを盗用された証拠を探す開発者と協力することになるが。主人公の設定と開発者たちの繋がりもいい。監督ショーン・レヴィ。プレイヤーがミッションとして犯罪を犯すゲームってあるね。wowowで字幕なのが残念。CMも流れてたし娘も知ってた。吹き替えなら家族にも薦めやすいんだが字幕はなかなか敷居が高い。「キングスマン」も面白いのに1は字幕で私しか見てない。字幕も慣れるんだが。「リベンジャー・スクワッド 宿命の荒野...

  • 映画『ブレイブ -群青戦記-』「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」「哀愁しんでれら」

    映画『ブレイブ -群青戦記-』笠原真樹著「群青戦記」原作、本広克行監督。学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。生徒たちは野武士の軍勢に襲われるが、一部の体育会系生徒は反撃。織田側の謎の武将に囚われた生徒たちを救出するため松平元康と手を組み戦う。若手俳優が元気いっぱい動くアクション。時代的なリアリティか高校生が前半も後半も容赦なく死ぬけれど、エグい領域ではないのでアクションも見やすい。各キャラも立ってる。連載は長いのでエピソードは映画用にアレンジされてる。ラストのオチは同じだから続きはないね。かっちりまとまってる。原作への引きも良いかと。「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」官能小説家と大学生の関係を描いたテレビドラマの続き。大学生は就職し小説家は実家にと遠距離になり関係に隙間風。小説家は腕を負傷し世話になってる母子家庭の少年に口述筆記を頼むが、そこに彼がやってくる。三木康一郎監督。...

  • 「30年後の同窓会」『ブラック・クランズマン』「悪人伝」「ガンズ・アキンボ」『名もなき生涯』「フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて」

    「30年後の同窓会」30年ぶりに再会した元海兵隊の戦友。彼の頼みで2人は彼の戦死した息子との対面に同行。彼は息子を家に連れ帰りたいと願い、息子の同僚も一緒に電車でむかう。道中で昔に戻ってゆく旧友達が微笑ましい。やんちゃと真面目と温厚という、いかにも昔のドラマにいそうなトリオの老年期。割とステレオタイプなキャラでも名優達が演じるので深みがあり。悲しみに耐えたのも息子の望み通りにできたのも友人あればこそ。昔はベトナム戦争、今は中東といまだ戦死があるのがアメリカ。リチャード・リンクレイター監督ダリル・ポニックサン小説原作。思想的なところではベトナム戦争で政府を信じていない層の主人公世代。しかし、立派に死んだと信じる戦友の親に真実を告げず、軍服を誇っていた息子の望みを叶えたように。真実を押しつけず彼らの信じるものを尊重しようという。共有できなくてもよい。寛容というのかな。『ブラック・クランズマン...

  • 映画「ノマドランド」「だれもが愛しいチャンピオン」「ザ・プレイス 運命の交差点」「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」『ダウントン・アビー』

    「ノマドランド」主人公の女性はキャンピングカーで車乗生活しつつ季節労働を渡り歩き、同じようなノマド(遊牧民)の人々と交流する。家族がいる人もいるが彼女や彼らが放浪を選択する。この生き方にさよならはなくあるのはまたいつかであり、実際また会える。出演者はリアルなノマドの人々。 Amazonでも働いてるとは。クロエ・ジャオ監督。ドキュメンタリーのようでやはり違う感じ。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」クロエ・ジャオ監督。ちなみにジャオ監督は新作「エターナル」のインタビューで、「幽遊白書」のファンでこの作品ならやれるとキャラに幽助の霊丸を撃たせたと嬉しそうに告白してらした。蔵馬推しだそうで。夢叶うっていいですねえ「だれもが愛しいチャンピオン」佳作。クビになったプロバスケチームのサブコーチが飲酒運転の罪で社会奉仕を命ぜられ知的障害者施設のバスケチームのコーチに...

  • 読書 吉村昭『冷い夏、熱い夏』「光る壁画」「破船」「雪の花」

    ハワイの情報誌「ライトハウス」掲載イラスト『冷い夏、熱い夏』吉村昭著吉村昭著。主人公の弟は自覚症状なく末期癌で余命1年と告げられる。仲の良い兄弟である主人公は弟に隠し通すと決める。幼い頃や自身の手術の思い出、死生観や医学の考え方の吐露。客観的かつ美的な比喩表現など、辛い闘病記を読ませる力は流石。バサッと終わるのもいい。1984年の出版なので、そのころの施術と倫理観というところはあるかもだが、今は本人告知してるのかな。緩和ケアのデメリットも壮絶な表現だったけれど、今はどうなんだろう。作中で胃カメラの本の出版記念講演の話があるけれど、その本が「光る壁画」かな。丁度次に読もうとしてた。「光る壁画」吉村昭著吉村昭著。カメラメーカーの主人公は東大医師と組んで世界初の実用胃カメラを開発する。菅、照明、カメラ部分と順に課題を解決してゆく様はプロジェクトX。しかしさらっと医師が動物実験や人体実験をす...

  • 「フランケンシュタインの誘惑」「プロファイラー」「英雄たちの選択」「東京リボーン」

    ハワイの情報誌「ライトハウス」掲載イラスト「フランケンシュタインの誘惑」「大英博物館 世界最大の“泥棒”コレクション」大英博物館の考古学者ウォーリス・バッジのミッションインポッシブル。エジプト考古学者側から見たら泥棒。双方の学者の対立も激しい。再放送かな知らない話だと見てたら2021年と最後に出た。新シリーズだったか。「DDT 奇跡の薬か? 死の薬か?」殺虫剤や農薬として世界中で広く使われたDDT。だがレイチェル・カーソンが教科書掲載でもおなじみの「沈黙の春」にて化学物質の危険性を指摘する。彼女は政府に妨害されないように密かに調査し、妨害されても主張をしぶとく主張し続ける。動物の体に蓄積し食物連鎖の上に行くほど濃くなる毒。商業主義やその効力を必要とする人々。アフリカなどでわかっていても今も使い続けている。科学のメリットとデメリットの難しさ。ただ、良すぎるものには裏があることは多いね。珍...

  • 「グッドライアー 偽りのゲーム」「存在のない子供たち」「英雄は嘘がお好き」「風をつかまえた少年」「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」「ブラインドスポッティング」

    「グッドライアー 偽りのゲーム」信用詐欺師の老人は出会い系で会った資産家の老婦人の財産を狙い、まんまと家に入り込む。計画は上手くいくかに見えたが実は彼女は。監督ビル・コンドン、脚本ジェフリー・ハッチャー、原作ニコラス・サール『老いたる詐欺師』「存在のない子供たち」両親を自分を産んだ罪で訴えた少年。話は遡り裁判に至るまでの少年の行動を追う。スラム街で少年は両親に働かされ身分証なく学校にも行かせてもらえない。妹が嫁として売られ怒った少年は家出。赤ん坊を連れた移民の女性と知り合うが。レバノン映画。監督ナディーン・ラバキー。少年には次々と災難が降りかかる。最も痛々しいのは、男たちならともかく、母親が自分の無神経さに気づかず少年を傷つけること。中盤の少年と赤ん坊の旅がとてもかわいい。「英雄は嘘がお好き」婚約者が戦場に行き落ち込む妹のために姉は彼になりすまして手紙を書き、彼を手紙の中で勝手に死なせ...

  • 2022年冬ドラマ感想2

    『DCU Deep Crime Unit 手錠を持ったダイバー』海上保安庁に架空の新設された潜水捜査を行う潜水特殊捜査隊DCUの事件物。今回はダム湖から発見された頭蓋骨から事件を調査する。隊長は子供の頃の新人ダイバーを救ったが、彼の記憶では父親を殺した疑いがあるというエピソードが最終章に解明かな「神木隆之介の撮休」第一回「はい、カット!」休みが入ったはずなのに、何か起こると、どこからともなく撮影隊が現れる。元子役が罹りがちなハイカット症候群とは。逆竹村武司、監督三宅唱。ストーリーがシュールで面白かった。『ミステリと言う勿れ』2話目はバスジャックの話。漫画でも話題になった、人を殺すことは何故ダメなのか談義。連帯責任にもたそうとするが悪いのは犯人1人ということ、人間の文明も自然の一つであることなど、常々「思っている話」が光る。謎解きは次回に。明日か。『妻、小学生になる。』10年前に妻が死...

  • 舞台「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 大英帝国の醜聞」演劇調異譚「xxxHOLiC」

    ハワイの情報誌「ライトハウス」掲載イラスト「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 大英帝国の醜聞」上流階級への制裁を行うモリアーティ一味と彼を追うシャーロック・ホームズ。ロンドンの貧民街で子供誘拐事件の話、汽車の中での殺人事件を2人が競い解く話、機密文書を巡るアイリーン・アドラーの話の3本。歌もいい。脚本・演出西森英行演劇調異譚「xxxHOLiC」男性のみの演者による舞台。娘は見てる途中で帰ってきたけど、独特の妖しい舞台の美術デザインと四月一日くんの学ランキャラクターでHOLICだとわかったようで。アニメで「偶然なんてない、あるのは必然」という名台詞も覚えてた。扱った話は百物語や座敷童や蜘蛛のエピソード。にほんブログ村...

  • 2022年冬ドラマ感想

    新ドラマ『ゴシップ # 彼女が知りたい本当の〇〇』大手出版社の経理から日陰のネットニュース編集部に来た主人公。社員が裏を取らず掲載したゲーム会社のニュースが問題になるが。取材をし深掘りすると見える事実をどう扱うか。1話のラストで主人公は編集長に。一話目の掴みはいい。主人公の判断は危ないが店を畳むのなら今回はギリギリセーフ。今後シニカルな話もあるかいい話ばかりかでジャンルがきまるかな。社会派かお仕事物か。ラブコメラストが後者ぽい。「死神さん」『死神刑事 』大倉崇裕著原作。警視庁内で死神と呼ばれる男性警部補が刑事裁判で無罪になった事件を再捜査し真犯人を探す。その事件に参加した刑事警官から相棒が選ばれるので、毎回違い、6話で終わりと短いのもいい。しかし最終回の話は冤罪ではなく堤監督のいつものサイコ犯人でいまいち。冤罪捜査もので終わってほしかった。2期あるようだがもう原作ストックないのでは。...

  • 2021から2022年始年末ドラマ

    「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」前後編。江戸中期の歌舞伎界、初代中村仲蔵歌舞伎役者の弟子になるが呉服屋の主人に引き抜かれ辞める。だが再び役者を目指し稲荷町から再出発して虐めにも耐え千両役者に昇りつめる。原案「月雪花寝物語」「手前味噌」は中村仲蔵の自伝。演出・脚本:源孝志。浮世絵でちょい役なのに人気があったという「仮名手本忠臣蔵」斧定九郎。今回何故人気なのかわかった。中村仲蔵がちょい役なのにインパクトのあるアレンジをしたからだったのね。殺気を帯びた武士の悪の魅力というか。彼が参考にした藤原竜也演じるクールな浪人もいい。。EDのダンスもいい。2000年にも中村仲蔵はドラマ化されているね。「忠臣蔵うら話 仲蔵狂乱」原作今井今朝子原作。市川新之助(市川海老蔵)と坂本昌行共演ドラマ版「岸辺露伴は動かない」「ザ・ラン」ムキムキの走る男がまさか青天を衝けの栄一の孫、渋沢敬三役の笠松将さんと...

  • 臨時子育て日記「The Head」「異邦人」「消えた初恋」「東京ラブストーリー」と「じゃない方の彼女」の比較

    「The Head」連絡が途絶えた南極科学研究基地で2人の生存者と死体が発見され1人が行方不明。閉鎖空間で外部の犯行はあり得ない。救助隊は生存者2人を尋問するがその真相とは。8年前の事件Wの推理物。回想が主軸。山下智久出演で話題になったサスペンス映画。「99.9-刑事専門弁護士-完全新作SP 新たな出会い篇~映画公開前夜祭~」政治家が贈収賄罪で逮捕されたがでっち上げらしい。深山らは「悪魔の証明」を証明することに。映画に繋がるが、話は完結。今回の脚本は宇田学さんじゃないね。映画も同じ脚本三浦駿斗さん。「青天を衝け」前回は渋沢栄一の数多の仕事をすっとばしアメリカ縦断旅行という面白いエピソードチョイス。演説もやったんだろうなと。延長60分。最終回の関東大震災の時に栄一はまだ生きてたのかと娘の問う。昭和6年なんと91歳で没保護司物が同時期にふたつ。「前科者 新米保護司・阿川佳代」は原作漫画で有...

  • 「博士と狂人」「ある画家の数奇な運命」「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!」「ニューヨーク 親切なロシア料理店」「ヒトラーに盗られたうさぎ」

    「博士と狂人」オックスフォード英語辞典の誕生秘話。辞書の編纂事業に苦心するマレー博士の元に詳細な単語例文が届く。送ったのは殺人で精神病院に入院中の元軍医マイナー博士。2人は編纂の文通を通じて友情を深めるが。監督P・B・シェムラン。メル・ギブソンとショーン・ペン共演。完成まで70年かかったそうな。原作はサイモン・ウィンチェスター著ノンフィクション『博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話(英語版)』イギリス映画よりアメリカ映画っぽい印象。「ある画家の数奇な運命」ナチ政権下、主人公の叔母は精神を病み安楽死される。成長して女性と知り合うが、彼女の父親は主人公の叔母の死に関わった元ナチの高官だった。知らないまま彼女と結婚するが彼が真実を知った時。現代美術界の巨匠ゲルハルト・リヒターの半生をモデル。逮捕を逃れるために転々とする父親は結婚後も高圧的。結婚を阻もうと施した処置に皮肉にも。リヒターは写...

  • 「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」『今さら言えない小さな秘密』「ヴィクトリア女王 最期の秘密」「コリーニ事件」

    「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」ある映像作家がバンクシーと知り合いドキュメンタリー映画を撮るが、バンクシーは彼に才能がないと知り、アートを勧める。しかし男は才能がなくても宣伝でアーティストに成りあがる。バンクシー初監督作品。とても皮肉。メタなのかドキュメンタリーなのか。10年前の映画なので当時映画の主人公である山師っぽいティエリー・グエッタが実在するかフィクションか不明だった模様。この映画を機にこの人物は世に出てあやしい作風ながら今もアーティストらしい。本物と偽物の境の曖昧さと皮肉が映画の外にも拡大してるという『今さら言えない小さな秘密』主人公は自転車屋だが自転車に乗れない。だが子供の頃偶然自転車で宙返りしたことで名人と思われている。ある日村を訪れた写真家と友達になるが。プロヴァンスの背景が綺麗なほのぼの。脚本ギョーム・ロラン。監督ピエール・ゴドー。ジャン=ジャック・サンペの絵...

  • 「くれなずめ」『花束みたいな恋をした』「砕け散るところを見せてあげる」「ミセス・ノイズィ」

    「くれなずめ」松居大悟監督自身の体験を元にした舞台劇を映画化。友人の結婚披露宴のため集まった高校時代の仲間達。帰宅部だった6人組は当時の思い出を回想するが、仲間の1人が自分は死んでるだろと言う。会えば当時に戻り馬鹿話ができる仲間達。彼らは仲間が死んだと思いたくなくないのだった。絶妙な仲間感が後半のお馬鹿な余興に生きる。ラスト近辺のフェニックスや心臓抜き演出はちょい唐突かな。舞台なら笑いで盛り上がるんだろうけど。舞台も映画も監督本人だからそのままやったかな。こういう演出は映画でも可能だけど、その場合ナンセンスな山までに小ネタを散りばめる必要があるかな。クドカン映画とかでやってる。馬鹿話できる仲間との時間は懐かしい。と言いつつあの頃と変わらない馬鹿話を今も全然しとるなという気も。『花束みたいな恋をした』今は別れてる2人だと冒頭で示し、5年前の出会いから別れるまでを男女両方のモノローグで淡々と...

  • 「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」「アンソニー・ホプキンスのリア王」「デ・パルマ」『お名前はアドルフ?』「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」

    「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」老美術商はオークションの下見会で作者不詳の絵を名画と確信し、最後の仕事として落札を願う。音信不通の娘から孫を職業体験のため数日預かることを頼まれ、孫と共に絵を調査し金策に走るが。クラウス・ハロ監督。娘にも無心に来る父親に娘は落胆する。しかし、孫の商才や山っ気は祖父譲り。おそらく孫にとっても唯一の理解者だったかと。娘にはわからないところで同類として分かり合っている。娘にとって無価値な絵は彼らにとって、美術商にとって価値あるもの「アンソニー・ホプキンスのリア王」時代が近代だけれど、リア王そのままのストーリー。実は見るの初めてかも。リア王と娘たちの話と思っていたのだけど、周りの人々が話を回している。グロスター伯爵の庶子エドマンドの謀略で彼の手のひらの上で悲劇が起こり、長子のエドガーが彼を殺して閉じる。「デ・パルマ」ブライアン・デ・パルマのインタ...

  • イラストと「新解釈・三國志」「ジオラマボーイ・パノラマガール」映画「さんかく窓の外側は夜」実写版「約束のネバーランド」『君が世界のはじまり』

    ハワイの情報誌「ライトハウス」掲載イラスト「新解釈・三國志」福田雄一監督作品のファミリー大集合。主演大泉洋。桃園の誓い、黄巾、董卓・貂?・呂布の三角関の計、赤壁と、歴史の流れは踏襲しつつキャラはやりたい放題。衣装とセットは豪華なのになぜかスケールは小さいという不思議。それでこそ福田節。でもアクションはアクション監督が担当して本格的で-特に趙雲-はかっこいい。「ジオラマボーイ・パノラマガール」岡崎京子原作映画。少女が片想いする少年は年上女に片想い。漫画読んだのかなり前。時代感じる現代の女子高生にしては話題が妙だし、ある意味時代劇として80年代設定がよかったのでは。現代アレンジならスマホが活躍しないと。でも漫画へのリスペクトは感じる映画「さんかく窓の外側は夜」アニメも放映中。実写版は除霊師と霊が見える男と刑事のトリオものという感じ。メインの時間は呪い屋の少女の話。アニメで最近出てきた除霊...

  • 「カムカムエヴリバディ」「最愛」「ソロモンの偽証」

    「カムカムエヴリバディ」防空壕に妻子を行かせてすぐに戻ると、伏線張った父親。しかし父親ではなくまさかの防空壕が焼夷弾にやられるという伏線返しに吃驚。その前には息子不在時に召集令状が届き、内心安堵かなと思いきやよりによって帰ってきた不肖の息子。すぐ出征なるに父親無言で菓子作り。父親周りの伏線が捻っている。しかし、しんみりと城田優のナレもないラストだったけど、シュッと現れるTo Be Continuedがシュール。娘がジョジョみたいだなと。ハイスピード大河なのに意外と急ぎ感がないのはナレなく自然に時間の経過がわかるからかな。赤ちゃんの成長で示すため次の赤ちゃんにすぐ変わる。1、2話飛ばすともうわかんないかもだが。反対されてたとこまで見てた娘。主人公と彼氏がくっついてるので、駆け落ちしたのかと勘違い。主人公の周りから年齢順に出征してついに学徒出陣と、ナレで前線の戦況が説明されなくても悪くなってる...

  • 舞台「東京リベンジャーズ」TEAM NACS 舞台「マスターピース 傑作を君に」「舞台「デュラララ!!」~円首方足の章~」

    舞台「東京リベンジャーズ」ケンカシーンの躍動感はなかなか。アニメで切れ目がないからどこで終わるのかなと思ってたけど、現在に帰ってきて彼女と再会。なるほどここか。一見ハッピーエンドに見えるね。この後すごく残酷な展開になるけど。映画もここで終わってるのかな。TEAM NACS 舞台「マスターピース 傑作を君に」戦後間もない頃、熱海の温泉宿で5人の脚本家が共同で映画の脚本を執筆するが進行は難航。しかも同じ宿に黒澤組がおり、気になってしょうがない。やっと脚本の方向が見えるのだが。5人が女中5人も兼ねて、早変わりで入れ代わり立ち代わりするのが面白い。安田顕演じる女中と大泉洋演じる脚本家との恋愛もあったり楽しいコメディ。脚本:喜安浩平さん。「舞台「デュラララ!!」~円首方足の章~」アニメの曲もよく使ってたし、正しく2.5次元舞台。正臣と帝の再会からセルティの首盗難話まで。よくまとまってた。演出:毛...

  • 舞台「東京リベンジャーズ」TEAM NACS 舞台「マスターピース 傑作を君に」「舞台「デュラララ!!」~円首方足の章~」

    舞台「東京リベンジャーズ」ケンカシーンの躍動感はなかなか。アニメで切れ目がないからどこで終わるのかなと思ってたけど、現在に帰ってきて彼女と再会。なるほどここか。一見ハッピーエンドに見えるね。この後すごく残酷な展開になるけど。映画もここで終わってるのかな。TEAM NACS 舞台「マスターピース 傑作を君に?」戦後間もない頃、熱海の温泉宿で5人の脚本家が共同で映画の脚本を執筆するが進行は難航。しかも同じ宿に黒澤組がおり、気になってしょうがない。やっと脚本の方向が見えるのだが。5人が女中5人も兼ねて、早変わりで入れ代わり立ち代わりするのが面白い。安田顕演じる女中と大泉洋演じる脚本家との恋愛もあったり楽しいコメディ。脚本:喜安浩平さん。「舞台「デュラララ!!」~円首方足の章~」アニメの曲もよく使ってたし、正しく2.5次元舞台。正臣と帝の再会からセルティの首盗難話まで。よくまとまってた。演出:...

  • 「AWAKE」映画「騙し絵の牙」「私をくいとめて」「MOTHER マザー」

    「AWAKE」佳作。電王戦の開始場面から回想に。主人公はプロ棋士を断念し奨励会を去るがパソコン将棋を知り、大学でAI研究会に入り、先輩とともにAI将棋ソフトのプログラム開発をする。ソフトは評価高く電王戦に誘われるが、対戦相手は昔のライバルだった。監督 山田篤宏。主演吉沢亮。2015年電王戦FINAL第5局の対局を元に。将棋ソフトAWAKEは実在するが主人公周りの人間関係はフィクション。奨励会の時は寡黙な主人公が大学生活で表情を得てゆく。実況中継もリアル。いかにも理系な先輩役(落合モトキさん)を娘は犯人役でよく見ると…今回はとても良い役。滑らかにコマを打つ将棋ロボがかわいい。将棋プログラムAWAKEと人間の対戦。開始49分で21手というスピード決着でAIが負けた将棋電王戦FINAL第5局。必ず負けるバグの皆に知られている手を対戦相手は打つ。真っ向からAIに挑戦するか、勝つためにAIであっても...

  • V6解散と2021年秋新ドラマ感想パート2

    V6解散11月11日にV6解散ですね。芸能人ペルソナかぶれてなくて普通っぽくて、内輪でとても楽しそうにしてるのが魅力でしたね。ライブも昔見たなあ。テレビの26年の歴史は学校へ行こう!から「V6の素」から続く夜中のV6バラエティも詰めが甘くてちょっとヘタレなのも面白かった。ネタとして掘り起こしで欲しいもので。FRIDAYのV6解散へのはなむけは熱愛写真集。らしすぎる特集に笑ったのですが。V6の26年の歴史で全員がいい感じに成長してくれたのも、ファン冥利に尽きるというもので。元々個人活動多いから今後の活動自体はそんな変わらないかな。剛くんはジャニーズの看板背負ってるとやり難い役も今後はやっていくかなと。ドラマ「最愛」容疑者の女社長は学生時代の刑事の相愛の相手。話は15年前に遡る。父子家庭で2人姉弟の彼女はある男と寮で会ってから記憶がなく、父親の不審な行動や血塗れの衣服を目撃。父親が死に実の...

  • 臨時子育て日記と『タイトル、拒絶』「アルプススタンドのはしの方」映画「人数の町」

    臨時子育て日記娘の学校の文化祭。去年は学校に行かずzoomやYouTubeの文化祭だったけれど、今年は1時間半の制限付きで入れ替え制でなんとか開催。娘の教室の展示を見に行ったら、意外と盛況。娘も忙しそうでよきかな。体育館ではダンスやチアは映像。体育館のスペースが空いてるのでいつもは個別の教室での展示がこっちに。そのほか吹奏楽や合唱はHPリンクから動画を見れる感じ。『タイトル、拒絶』舞台の映画化。デリヘルの事務所が主な舞台。世話係納税主人公、所属する女性達や男性従業員それぞれの思惑が露呈して軋轢が増してゆく。ある彼女が実は1番怖い人間だったのではとうっすら。監督山田佳奈。舞台作品の映画化は舞台が固定化しがちで映像向きではないけど、登場人物のセリフに謎を含んでいて、話が進むうちに人格や思惑や人生観などが解かれてゆく。謎解き的なところがあるのが面白い。「アルプススタンドのはしの方」甲子園1...

  • 読書「推理大戦」「三谷幸喜のありふれた生活15」「煙」「高校事変」「月と日の后」「これでは数字が取れません」

    「推理大戦」似鳥鶏著前半はそれぞれキャラの立った探偵達が能力を駆使して事件を解決する短編集。後半は聖遺物を賭けて北海道に集まった探偵達の前で殺人事件が起こる。これは事件なのか試練なのか探偵達の推理合戦が勃発する。全員集まってからはもっと大きな話になるかと思ったけどシンプルな殺人事件一つでちょっと小さかったかな。もっと大規模な難事件でないとせっかくの探偵達のキャラも能力も生かしきれてない感。でもそれぞれシリーズの主人公をはれそうなくらい個性的な面々。特にウクライナとブラジルの探偵はシリーズになったら読んでみたい。「三谷幸喜のありふれた生活15」三谷幸喜著5時に夢中で時々コラムを抜粋されてたりして気になってたけど、やっと手を出してみる。エッセイ本を読むの久しぶりだけど、やはり面白い言葉のチョイス。真田丸の話が多いね。巻末に高校生の三谷幸喜さん本人による偉人の似顔絵があって、上手いし味がある。...

  • 2021年秋ドラマ感想パート1

    「古見さんは、コミュ症です。」人見知りの少年少女たちの話。主人公がヒロインに声をかけたのをきっかけに、次第に交流の輪を広げてゆく。ほのぼの優しい話。性別不明のおさななじみくんは原作でも男女不明らしい。オダトモヒト原作。「オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ」警察官と警察犬のコンビで事件解決。主人公にだけは犬が人間のおじさんに見える。ユルイ小ネタが満載でオダギリジョーが主演した「時効警察」に似た感じ。『正義の天秤』大門剛明原作。元外科医の弁護士が大手事務所の刑事部門のチーフになる。今回はボート転覆が殺人か否か。証拠を集めた結果事件は覆りそうになるが、裁判で被告にかけた言葉は。勝敗よりも真に被告が望んだものを指摘する。ちょっと変わった弁護士ものかな。「ムショぼけ」元ヤクザは14年ぶりに刑務所から出所するが、既に組はなく仲間はもうカタギに。世の中の変化に戸惑う彼だが母親の元に帰り色...

  • 「青天を衝け」と『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』「バンクオーバー!?史上最弱の強盗?」

    『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』カフェに集まった映画サークルOB達はタイムマシンを見つける。彼らが乗ってみると過去に行ける。みんなで行くが時間監視員が現れる。『リマインド』彼氏と別れた彼女は本屋タイムリープ。出会いを無かったことにしようとするが失敗し、何度も繰り返すが。『あいつのミラクルショット』パラレルワールドの自分に会えるバーで、もう1人の自分に会った男はビリヤードで勝負することになる。『乙女、凛と。』友人と話している主人公に近年未来の自分から電話が。言う通りにして自分も過去の自分に電話をかけるが。ヨーロッパ企画お得意のSFは面白いし懐かしい。一捻り効いたオチまでの様式美が藤子不二雄的で安心する。感動系もサスペンスも恋愛も伏線回収のパズルピースをはめ込んだオチもありで。「バンクオーバー!?史上最弱の強盗?」前編。主人公達は銀行強盗に入るが既に外人の強盗がいた。言葉が通じず支店長が...

  • 「異端の鳥」「シェイクスピアの庭」「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」「霧の中の少女」「SKIN 短編」「SKIN/スキン」「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」

    「異端の鳥」親元を離れ田舎の叔母宅に疎開した少年。しかし叔母が急死し彼は余所者として排除される。1人彷徨う少年は行く先々で酷い目に遭い、または残酷な物を見る。上位の者が下位の者に、大勢が少数に、男性が女性に、武器持つ者が丸腰の相手に。普通の人間がなんと残酷になれるのか。モノクロ画面のお陰で寓話的になり残酷さが些かソフトになってるが、それでも辛い。壮絶な旅路が少年を変え、暴力をふるう側となる。直接のきっかけは暴力よりも凌辱による尊厳の剥奪。重いが少年の行く末が気になり見てしまう。ヴァーツラフ・マルホウル監督、イェジー・コシンスキ原作「シェイクスピアの庭」故郷で過ごすシェイクスピア。息子は病死し、長年離れていた妻や娘達とはぎこちない。独身だった娘は遊び人の男と結婚するが問題が起こる。娘の語る、息子の死の真相とは。監督・主演ケネス・ブラナー「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」スコットランド...

  • 映画「BLUE ブルー」「明日の食卓」映画「明日の食卓」

    映画「BLUE ブルー」あるボクシングジムの松山ケンイチ、柄本時生、東出昌大 演じる3人の男達の話。ボクシング初心者だがすすめられて試合に挑む男、試合に勝てないがボクシングを愛しコーチになる男、才能があるがパンチドランカーになりかけている男。彼らの関係と試合で熱く切なく魅せる。吉田恵輔監督映画「明日の食卓」ユウという名前の子供を持つ3組の家族の話。というよりライター、シングルマザー、専業主婦のそれぞれの母子の関係の話。日常の中で一気に息子の事件が発覚し、家族問題に直面せざるを得なくなる。父親との関係は極薄なので女性のための映画。椰月美智子原作。冒頭で子供の虐待死が起こるので、どの家庭で起こった事件なのかというミステリーとすると、どれでもなく他の家庭だったというオチはどうかな。まあ、感情移入していたならほっとするところなのかもね。ラストのサイコパス息子と母親の和解はできすぎと思ってたらやは...

  • 「しかたなかったと言うてはいかんのです」「おいしい給食」「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」

    「しかたなかったと言うてはいかんのです」太平洋戦争末期の1945年に九州大学米軍捕虜8名を実験体にした生体解剖が行われた。しかし主導した教授が自殺し、主人公である助教授が首謀者として死刑囚に。妻は奔走し真実を嘆願するが夫は救いを拒む。判決は。熊野以素の『九州大学生体解剖事件 70年目の真実』主人公が獄中で会う関係者達との交流が主。自分は反対したのに首謀者にされたと嘆く主人公。しかし何もしなかったのも罪と言う軍人、母の仇と捕虜を処刑するも彼らにも家族がいただろうと後悔する軍人、捕虜を連れてきた首謀者なのに嘆願書を書く軍人。主人公は彼らに影響され、甘んじて過剰な罪を被り罰を受けようとする。。本人の嘆願が必要なのになくても死刑にならなかったのは幸い。自分が犯した罪以上の罰は受けるべきではないという司法の判断か。。弁護士が真実を出さず主人公を首謀者という贄としたのは他の多数を救うため。首謀者が自決...

  • 「スペシャルアクターズ」「ミッドナイトスワン」「滑走路」「さくら」「星の子」

    「スペシャルアクターズ」監督・脚本上田慎一郎。緊張すると気絶する癖のある主人公は久しぶりに会った弟になんでも屋的な俳優事務所に勧誘される。旅館をカルト集団から守る依頼を受け、主人公も加わることに。しかし実はというどんでん返し。楽しいコメディ。途中から面白そうだと娘も一緒に見た。「ミッドナイトスワン」監督・脚本:内田英治。トランスジェンダーの主人公は虐待されていた親戚の女子中学生を預かる。彼女はバレエの才能があり、主人公は性転換用の貯金を崩しバレエ教室に通わせる。だが母親が引き取りにくる。主人公は性転換し女体化して少女を迎えに行こうとするのだが。2人の交流に寄り添う描き方に泣ける。主人公は少女に理想を見ていたのか母親になりたかったのか。少女にとっては母親一択だろう。母親の期待に支配され悲劇を迎える少女のバレエ友達も印象的。バレエだけが取り柄と母親に言われた彼女がそれを失ったとき。真逆の境遇...

  • 舞台『月影花之丞大逆転』ミュージカル『ゴヤ -GOYA-』

    ミュージカル『ゴヤ -GOYA-』宮廷画家になる野心を持つゴヤは権力に擦り寄るが、裸のマハでスキャンダルになり、また、毒を盛られ聴力を失う。失意のゴヤだが復活。版画が話題になるが、スペイン内乱が起こり。今井翼主演。ゴヤを密かに思い案じる友人やゴヤを押さえつける義兄などのキャラもいい。舞台『月影花之丞大逆転』ある劇団の塾頭が殺し屋という情報を得たインターポールの捜査官は潜入し劇団員になるが。劇中劇がハイジのパロディで笑う。名演技でもって人を殺せるという迷理論がなんかすごいにほんブログ村...

  • 臨時子育て日記と「青天を衝け」とwowowドラマ「黒鳥の湖」「男コピーライター、育休をとる。」

    「青天を衝け」オリンピック終わってやっと再開!大政奉還や戊辰戦争の報を聞きやきもきするフランス側の話が中心。いない間に日本の情勢が変わる焦り。帰れば身の危険もあるかも知れない。しかし帰国を決める。視聴者にも状況がわからず一緒に悩みを共有する演出になってるのも面白かったけど、時間があれば幕府側の話も描けたんだろうな。今期の大河は凝縮してる。無駄の全くない話が続くね。wowowドラマ「黒鳥の湖」18年前の連続誘拐事件が勃発。主人公は現在伯父の会社を継いでいるが18年前過去に興信所勤めの頃に似た事件に関わり、利用して伯父を殺害させた。娘が行方不明になり関連があるのかと焦る。妻や寺の住職やその母親や主要登場人物全ての秘密が明らかに。ドラマ「男コピーライター、育休をとる。」妻の出産に合わせて育休を取得した主人公。映画でも見つつ休みを満喫しようと思っていたら、忙しく、外出も出来ず自分の時間はない。...

  • 実写映画『惡の華』「461個のおべんとう」「ぐらんぶる」「移動都市/モータル・エンジン」編

    邦画実写映画『惡の華』冒頭は高校生の主人公が過去を振り返る形。中学生の頃好きな子の体操服を盗んだのを同級生の少女に目撃され、黙ってるもらうかわりに言いなりになる契約をする。後半高校生メインになり彼女が出来彼女と再会する。リビドーと鬱屈の物語。ほぼ原作どおりにおさまってる感。監督はドラマ版監獄学園の井口昇監督。「461個のおべんとう」離婚して父子家庭になったミュージシャンの男が息子のために毎日弁当を作る。息子は初めは弁当に困ったが、お昼に弁当を分け合う関係から友達ができる。イノッチの人柄も滲み出る優しい話。原作は実話でヒップホップバンド「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美によるエッセイ。実写版「ぐらんぶる」主人公達は大学構内でマッパで目覚める。同じことが繰り返されるが実はダイビングショップの男達との飲み会で泥酔していた。マッチョコメディ。いきなりミュージカルはこの時期の...

  • 実写版「弱虫ペダル」映画「罪の声」

    実写版「弱虫ペダル」原作は長くてキャラも多いが、映画はキャラを総北の部員に絞りスリム化。切りどころがない原作を、入部、合宿、県大会優勝までとまとめてる。大会の自転車レースシーンは熱いし良スポーツ映画。すごかった坂道君の100人午房抜きや今泉君の過酷な下りがあっさりしてたのが惜しい。ここはさすがにスタントやCGを使わないと無理ね。監督 三木康一郎。映画「罪の声」映画では別名になっているがグリコ・森永事件に子供の頃に関わった3家族のその後と真相を追う話。幼い頃の自分の声の入って不審なテープを見つけた男と、事件を追う新聞記者が軸。流れがわかりやすく地味なのに2時間半だれないのは流石。構成監督土井裕泰、原作塩田武士、脚本野木亜紀子。海外風景は映像なら一発でわかるのでいい。原作は個人的に海外の描写が多いわりに冗長に感じたのが惜しい。紀行文は海外の風景だけじゃなく人々の様子文化歴史を筆者の感覚で面白...

  • 「小説火の鳥大地編」「兄弟」と「漫勉neo」

    「小説火の鳥大地編」手塚 治虫原案、桜庭一樹著日中戦争の頃、日本占領下の上海。關東軍将校の間久部緑郎は火の鳥の調査隊長として幻の国楼蘭を目指す。前半はメンバー紹介だが、後半で楼蘭と火の鳥の関係の謎が語られ始めてから俄然面白くなる。時を越え繰り返される国の滅亡と日中戦争。手塚漫画らしい群像劇時間SF。真相を知るものはループで記憶を保持するが、その時間軸で死ぬと記憶はなくなるというルールがちゃんとしている。ループに残される者の野望と一方孤独もある。保持者は次々と移りループアイテムの火の鳥の首を盗み続ける。「小説火の鳥大地編」擬音がたくさん書かれていたり、キャラの喋りが漫画っぽいのは、手塚治虫漫画であることを意識しているからかな。キャラ紹介も手塚治虫キャラで絵入り。個人的にちょっとイメージとずれるキャラも。巻末に貴重な手塚治虫の構想原稿もあり。「兄弟」余華(ユイ・ホア)著文革時代、親が再婚し兄...

  • 2021年夏アニメと臨時子育てゲーム日記

    『八月は夜のバッティングセンターで。』謎の男がバッティングセンターを訪れた悩める女性達に「ライスイズベースボール」と言うと、野球場にトリップ。レジェンド選手が現れ悩みが解消される。アプリゲー「八月のシンデレラナイン」とタッグだが、中身は女子が野球する他は全然違う。変で面白い。「TOKYO MER」第5話目エレベーター火災中の手術で孤軍奮闘する音羽元にラストで喜多見登場。やばくねと言うと娘もやはりざわついていたらしくやばいねと。第1話から薄々思ってたがスタッフにいるね。別の意味で実におもしろい。「ハコヅメ」原作の他キャラの主人公にエピソードを集めていくのはよいなと思っていたところ。脚本根本ノンジさん。永野芽郁のお人好しなキャラだから扱いの難しいセンシティブな話が大丈夫というか。再開を楽しみにドラマ『武士スタント逢坂くん!』江戸時代から現代の漫画家の家にタイムスリップしてきた春画家。漫画...

  • 読書「Ank: a mirroring ape」「赤目―ジャックリーの乱」

    「Ank: a mirroring ape」佐藤究著人間が突然殺し合う京都暴動が勃発。話は遡り、アンクと名付けられたチンパンジーを研究する類人猿研究者と女記者と暴動の惨劇が交互に語られ、現在軸に交わる。逃亡するチンパンジーの警戒音の謎とは。人間の進化に関わる自己鏡像認識とは。緊迫感が尽きず面白い。「赤目―ジャックリーの乱」佐藤賢一著。1358年フランスで勃発し2週間で鎮圧された農民反乱の話。英仏百年戦争時、傭兵に蹂躙された農民達がジャックなる初老の男に唆され蜂起。領主の居城を攻め略奪、凌辱、暴行の限りを尽し、規模も膨れ上がってゆく。反乱に加わった青年の目から描く革命の饗宴。主人公の友である旅芸人の告白を見てつい選んだ初の著者。エログロに傾き人を選びそうな主題を、豊かな心情描写と青年の性春…青春の蹉跌の話としてエンタメ文学に昇華してる感。初期作らしいので作風が違うのではないかと思うので、他...

  • 『浅田家!』『まともじゃないのは君も一緒』『TENET テネット』

    邦画『浅田家!』昭和の三重県津市。主人公は自分の家族を題材に写真を撮り、上京して写真家となる。後半は震災に写真を洗って持主のために展示するボランティア活動の話に。ラストのオチがほっこり。冒頭でお葬式でラストもお葬式、でも実は撮影。約束通り家族写真撮ってるんだなという。監督中野量太、主演二宮和也。写真家・浅田政志の写真集『浅田家』『アルバムのチカラ』が原案。『まともじゃないのは君も一緒』清原果耶演じる女子高生は朴訥な予備校教師に恋愛レクチャーを装って、思い人の彼女に迫らせようとする。しかし、思いがけず自分が予備校教師に恋してしまい。二人の丁々発止のやり取りが愉快。清原果耶はこういう元気でおしゃべりな役の方が合うのではないかと娘。監督・前田弘、脚本・高田亮。洋画『TENET テネット』主人公は逆行装置による世界崩壊を阻止するミッションを課せられ相棒と組む。前半はわらしべ長者のように仕事...

  • 2021年夏ドラマ「古都プラハ殺人事件」

    「プロミス・シンデレラ」文無しで離婚され路上生活していた主人公は生意気な高校生に拾われ、借金返済をかけてゲームをすることになる。1話のラストでは高校生の実家の旅館の仲居に就職。二階堂ふみ演じる気の強い主人公の喝は「スカッとジャパン」っぽい。原作漫画は橘オレコ。これもまたスピンオフドラマをやるようだけど、どうせやるなら作者自身によるスピンオフ「バツイチアラサー女子と男子高校生」をやればいいのにと思わずいられない。高校生の方が主人公でツンデレっぷりが愉快。娘はこっちのが好きとおすすめされた「世にも奇妙な物語 '21夏の特別編」「あと15秒で死ぬ」主人公は診療所で何者かに撃たれた。すると死神が現れ、死まで後15秒だという。主人公はその15秒で犯人を知る。ただでは死ねない。確定した死まで秒刻みで行動を開始する。原作小説榊林銘『十五秒』。オチはどっちかだったんじゃないかな『三途の川アウトレットパー...

  • 読書「正欲」「喰うか喰われるか 私の山口組体験」「石を放つとき」『シャムのサムライ 山田長政』『鳥獣戯画 決定版』

    「正欲」朝井リョウ著小児性愛者のパーティで逮捕された3人。話は遡り本人達や周辺の人々の関わりから事件の真相を描く。検事の息子は不登校でYoutubeを始めるが奇妙なリクエストがくる。水フェチの女性は同じ性癖の男性と結婚する。男嫌いの女子大生は性癖を隠す美男子大学生に執着する。価値観の違う同士の対話の応酬や、女性陣が積極的なのも著者らしいところ。いびつでしんどい関係の描写が殆どなのにイヤミス的に面白く読ませる。諦観からの拒絶に相手からの攻撃。同好の士との繋がりへの渇望と罠。人の数だけフェチもある。いずれ多数派は少数派になるかもしれず「喰うか喰われるか 私の山口組体験」溝口 敦著著者は長らくノンフィクションライターとして信頼を得て山口組を取材して記事を執筆。著作を巡って脅され自分や息子が襲撃されるも沈黙せず関わりを続ける。伊丹十三監督との対話で語られる矜持。黙るのは加害者の思うつぼなのだと。...

  • 「ドロステの果てでぼくら」「青くて痛くて脆い」「“隠れビッチ”やってました。」『木曜組曲』舞台「ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』」

    「青くて痛くて脆い」主人公は大学のサークル・モアイを潰そうと友人と画策。モアイは主人公と女友達とで設立したが、合わなくなり主人公は脱退し女友達は消えたらしい。しかし実は彼女はというどんでん返し。苦い青春とちょいミステリー。監督狩山俊輔、住野よる著。自分のプライドが傷つけられて相手に当たる。しかし相手が傷つけていたとわかり、自分は相手を傷つけたいわけではなかったと知る。過ちを認めるのは善人かと。傷つけることを狙い傷つける人もいるし、知っても自分が加害者と決して認めない人もいるわけであるから。「“隠れビッチ”やってました。」恋人関係になる前に振る主人公。父親の虐待の過去がありちやほやされたいが深入りしたくない。そんな彼女に恋人が出来たが、些細なことで激昂してしまう。臆病な主人公を周りの人々とともに丁寧に描く。漫画原作。三木康一郎監督脚本。ラスト同じってそうか。お前も同じタイプだったんかいとい...

  • 2021年春ドラマとV6

    「青天を衝け」人の縁という話。平岡は父親から慶喜に付けられた家臣なのに同じ水戸藩の者によって失う。私の身代わりとなったのだと慶喜は言う。昔の仲間はついてきてくれず、しかし岡部藩の追求を渋沢は一橋の大切な家臣と言って庇ってくれた上司。平岡の結んだ縁という話。掛け軸裏の遺言も泣ける「おかえりモネ」スローテンポな朝ドラね。何話か飛ばしてもついてけろような。1話も飛ばせないおちょやんと真逆。内野聖陽さんと西島秀俊さんコンビに既視感があると思ってたけど、昨日何食べた?で共演者してましたね。『レオナルド ?知られざる天才の肖像?』レオナルド・ダ・ヴィンチは殺人容疑で逮捕されるが無罪を主張。時間は戻り彼はフィレンツェでヴェロッキオの弟子としてアトリエで働き頭角を現してゆく。モデルの女性と親しくなるが。現在軸では役人がレオナルドの知人に聞き込みをする。「大豆田とわ子と三人の元夫」最終回で男3人が主人...

  • 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『ANNA/アナ』『リチャード・ジュエル』

    『マネー・ショート 華麗なる大逆転』サブプライムローンのバブル崩壊を予測した金融トレーダー、銀行家、ッジ・ファンド、元銀行家らはウォール街を出し抜くよう動く。そうしてリーマンショックは到来し彼らは巨万の富を得るのだがそれは米経済の破綻を意味した。金融用語が難しい。実話が元。この事態を招いた人々は罪に問われることなく、今も似たような金融商品が売られている。ブラックな後味。詰め合わせ証券は中身に気を付けようという。原作はマイケル・ルイスのノンフィクション『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』『ANNA/アナ』主人公はソ連のKGBの殺し屋。モデル業をしつつこなすがCIAに捕まり二重スパイになるが。何度も時間を遡りことの裏側が種明かしされる。長官暗殺ミッションのアクション、KGBとCIAのすくみあいにどんでん返しと見事。リュック・ベッソン監督。リュックベッソン監督の趣味全開。ロシアモデル...

  • 舞台「獣道一直線」「英雄たちの選択」「漫勉」予定

    舞台「獣道一直線」クドカン脚本。面識のない男性3人が殺され、彼らと関わりのあった女性が逮捕される。ドキュメンタリー監督は魔性?な容姿のその女性に男性達が夢中になったのを不思議に思い、売れない役者で再現ドラマを撮るが。拘置所にいながら周囲を感化させてゆく魔性とは。愉快でブラック。ダブルキャストがいっぱい。魔性の女を池谷のぶえさんと、時々美人パートを山本美月さんが演じる。「英雄たちの選択 天平パンデミック 聖武天皇と橘諸兄 復興への葛藤」天然痘のパンデミックで国民の1/3が失われた。宰相の橘諸兄は聖武天皇から政権を任され復興に尽力するが、天皇は民の負担を増やす大仏の建立を計画。時の政治家に翻弄される官僚の悲哀。日本は昔から災害では民にお願いをする形だったという。強権発動する諸外国との違いは歴史からも。大仏建立とオリンピックもダブってしまう。墾田永年私財法の施行は後に荘園に繋がり権力の移り変...

  • 「テスカトリポカ」「QJKJQ」『レッドネック』『ものがたりの家』『ヴィクトリアン・ホテル』

    「テスカトリポカ」佐藤究著組織を壊滅された麻薬密売人はメキシコから極東に逃亡。仲間を得て日本で臓器売買システムと麻薬密売ルートを築いてゆく。屈強で無垢な青年を我が子と呼び殺し屋に育てるが。世界観よしとキャラよしと5時夢で中瀬編集長絶賛。大長編で悪い人間が大勢出てくるし、視点がよく変わるが読みやすく面白い。アステカの神々や歴史の記述も興味深い。麻薬と暴力の世界だけれど、善悪を越えた神話的な読後感。臓器ビジネスの作成方法が具体的。繁栄はアステカ神話の神に捧げられる生贄の儀式のごとく。アステカの祭りにおいて選ばれた祭りの生贄は1年間贅沢に暮らし、祭りの日に神に心臓を捧げる。臓器売買で生贄の心臓を神に捧げる神官を嘯いていた彼は海を越えて神の生贄になりに来たのだと悟る。青年が商品である子供と語り合いテスカトリポカが日食と気づくシーンも圧巻。祖母の語る昔話で締めにも余韻。「QJKJQ」佐藤究著主人...

  • 2021年春ドラマと古畑イラスト

     「青天を衝く」慶喜に使えることになり、篤大夫の名を平岡から貰った栄一。よく考えてくれた風の名前だが爺みたいと不満。出張先では優秀さを発揮、西郷隆盛と鍋を食う。目まぐるしく情勢がかわり、緊迫感ある政治側がとても面白い今作。幕末動乱の中心に主人公も入ることに。「青天を衝け」池田屋エピソードが来たので娘も呼んだけど娘そのまま視聴。堤真一演じる平岡さんが予告どおりに。いいエピソードの連続で着々とフラグを立てていた。草彅くん演じる慶喜は高貴な雰囲気で、飄々とした平岡と慶喜コンビがとても良かった。彼との最後の会話が実に趣深い。『半径5メートル』週刊誌のゴシップ記事班から生活情報班に移動になった主人公。飄々とした先輩の下で、表層の事件から目線を変えて掘り下げる大切さを知る。ゴシップ記事がエースというのは週刊誌ならではか。脚本橋部敦子さん、演出は映画監督の三島有紀子さん他。「今ここにある危機とぼく...

  • おちょやんと臨時子育て日記

    「おちょやん」最終週かあ。もう終わりなのかと思うくらいだるみがなかった。これ描いていいのかという冒険もしてたね。道頓堀の乞食の人たちを生き生きと描いてたし、人気俳優である旦那の浮気もちゃんと描いてた。駄目な父親が最後は娘の側にいたい気持ち、ほっしゃんや板尾さん演じるプロのすれ違い「おちょやん」自分の身の上に義母を重ねての義母登場。主人公にずっと届いてた花の送り主の候補がどんどん消えて、あしながおじさんがまさかの義母とは読めなかった。苦難に苦難の人生は昼ドラのようだけど、情念ではなく前向きなところが朝ドラなんだな。「おちょやん」夫と別れ失踪した千代はラジオドラマから復活、同居の親戚筋の少女を養女に。一平の浮気から鶴亀新喜劇は低迷するも自分の全てを出せと松島寛治に叱咤されて描いた「初代桂春団治」が成功。元夫婦はそれぞれの道で成功。和解し別れたからこそお互いに我が子に会えたのだと締める。実際は...

  • 「アンブレイカブル」「スター」「曲亭の家」「化け者心中」

    「アンブレイカブル」柳広司著。特高による文学者への態度が大戦初期から末期になるにつれ監視から弾圧になる歴史を追う4編の短編。『蟹工船』の小林多喜二、反戦川柳作家・鶴彬、編集者・和田喜太郎。哲学者・三木清が俎上に。特高のクロサキを狂言回し権力を傘にきて醜悪になる組織の姿も描く。支配者の凡庸で無自覚な悪意。被支配者は嫉妬や無知で陥れあう。いつの間にか全員が鎖に繋がれる。その章の主人公が文学者に直接関わるのは最後の話のみ。文学者本人を描くのではなく彼らを取り巻く状況を調査し考察する形。1話から3話のクロサキは政府をバックに背負う不気味な存在。しかし彼が主人公の4話では実は数字とノルマに追われるただの官僚であることがわかる。英映画「ハンナアーレント」を思い出す。想像力なく従事する人間。それが支配級にいる不気味さ。天皇が空襲の跡を視察に行くので迷惑がりつつお膳立てするエピソード。官僚には迷惑でも直...

  • 2021年春ドラマパート2

    「桜の塔」銀行立て篭もり事件で犯人を逃げた。主人公理事官は証拠を捏造し事件を解決するが実は主人公が裏で仕掛けてた。自ら事件を起こさせ解決し出世目指す小悪党だが上には上がいる。「外様派」「薩摩派」「東大派」の派閥争いの中で手段を選ばずトップを目指す男のピカレスクドラマ。幼馴染刑事は男性のがよかったかな。広末美人だが細腕すぎて。武藤将吾さんのオリジナル脚本。「Switch×Switch」の今野敏さんと村木厚子さんの対談を見たところ。桜の塔」はその警察上層部の裏側みたいな感も。子供であっても人間は保身と野望で捏造するもの。権力者がやると捏造されると庶民に太刀打ちは難しい。父の復讐とはいえピカレスクなのでラストは破滅が待ってる。そこまでに悪事を尽す話を期待。最後に助けようとすると悪の描写に甘さが入りがち。「リコカツ」ファッション誌の美人編集者が自衛官とスピード婚。しかし考え方の違い喧嘩し勢いで離...

  • 「スパイの妻」「捨てがたき人々」映画『楽園』「海辺の映画館―キネマの玉手箱」『サヨナラまでの30分』『水曜日が消えた』

    「スパイの妻」黒沢清監督。太平洋戦争開戦前の1940年、貿易会社の妻は夫の隠し事を追求。夫は満州の人体実験の証拠を入手していた。正義のために明らかにするという夫に妻は協力を申し出る。アメリカの協力を求め亡命を図ることに。しかし夫は妻には偽の証拠を持たせ囮にして自分だけ亡命。日本は焦土になった。愛の代償は皮肉。人道の代償は残酷。夫はスパイでありスパイはドライなもの。目的のためには犠牲は選ばない。「お見事です」。ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞もなるほど納得「捨てがたき人々」故郷に戻った男は痣がある女性と関係を持ち子供ができて夫婦になる。主人公の屑っぷりに彼を改めようとする女性の愚かさ、周囲の人々も含め、本能と欲望の描写が濃い。昭和の匂いなのはジョージ秋山原作だから。監督榊英雄。脚本は息子さんの秋山命で、父親の作品への畏敬と理解が素晴らしいなと。最後は救いがないのでなく、前進して終わりともいえ...

  • 2021年春アニメ

    「レンアイ漫画」主人公は初恋の人の葬儀で少女漫画家である彼の兄と遺児の子供に会う。職のない主人公は漫画のネタに疑似恋愛のバイトをすることになる。素直な少年と偏屈漫画家の間に立つ役割もあり。山崎紗也夏著の原作漫画は以前に読んでいた。 脚本松田裕子演出石川淳一他。原作の下僕発言とか編集者の車中練習とかパンチはきいてるけども男性漫画向け場面なので、全年齢ドラマにするには英断かな。鈴木亮平なので貧層よりでかく逞しい漫画家で、ぬっと後ろに立たれると怖いタイプなのも面白い。「イチケイのカラス」今日から月9。宣伝ではリーガル+HEROという既視感があるけど、原作は主人公の新人裁判官は男性。なら他作品と差別化をはかるためにも男性のままでよかったような。原作はもう終わってるけどストーリーは面白い。今なら無料で10話まで読める「イチケイのカラス」お喋りで姦しく激昂しやすい女裁判官は異動先の地方裁判所で新任の...

  • ドラマ「流行感冒」「絶対BL」など

    「グッドワイフ」3期目に突入。ネタがワールドワイドでさくさくテンポよく進んで面白い。敵や味方ともども女性が多く、戦う相手としても優秀でドライで狡猾な経営者や弁護士として出てくる。女性の関係をイキイキして描いているところ、リドリー・スコットらしい。『テルマ&ルイーズ』の監督だしなと「来世ではちゃんとします」CG制作会社スタジオデルタの社員達の群像ドラマ。主人公は奔放な女子社員だけど、その他の社員も同等に扱ってる。マッチョな社員と女装男子との恋が1番丁寧に恋愛物になってて面白かった。2期があるそうで「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男」紺吉著のギャグマンガのドラマ化。自分のいる世界がBL世界だと知った主人公が、周囲の様子を観察しツッコミを入れ、襲い来る恋愛フラグを叩き折り奮闘する。主演の犬飼貴丈君の顔芸もいい。ドラマオリジナルの追加シーンも自然。主人公もフラグ回収の道を...

  • 読書「少年と犬」「一人称単数」『じんかん』「攻殻機動隊小説アンソロジー」

    「少年と犬」馳星周著。東日本大震災で飼い主を失い南を目指す犬を狂言回しに、到着までに関わる人々を描く連作短編。しんどい思いをしている人々がそれぞれの結末を迎え、犬は次の場所へ。会話が多いからかサクサク読める。が、愛玩犬ならギリともかくシェパードがうろついてるの怖いなとつい気になる訓練された犬は地上最強と『MASTER キートン』の漫画では4巻。アニメではCHAPTER 15 「長く暑い日」 / DOG DAYS. にあり。フィクションとはいえ好きなところにいけと放すのは。次の飼い主に手渡しならいいけど。映画やドラマにする時は気をつけないといけないところかも。今はもう見ないけど、昔は野良犬ってたまにうろうろしてたし、怖かった。隣家でシェパードを飼ってて大きくて吠えて怖かった。思い出してしまった。自分の犬は大丈夫なんて飼い主にしかわからないし、飼い主にだって断言できない。まあ、気にしない人は気...

  • 「戦艦武蔵」「黒猫館・続黒猫館」「デルタの羊」「鳩の栖」「少年アリス」

    「戦艦武蔵」吉村昭著市場から棕櫚が消えた。買い占めたのは極秘で建造される戦艦を隠すためだった、という意外な冒頭が面白く、引き込まれる。情報を隠し周囲に隠し様々な犠牲を払い完成した戦艦武蔵。意気揚々と出航したのに沈没するまでを克明に描く。その場面にふさわしい人物に視点を変えながら群像劇として描いている。客観的歴史の記述ではなく人間のドラマとして描く。しかし沈没シーンは見てきたかのように克明で残酷。建造はプロジェクトXなのに沈没シーンは無惨でグロいという2面の面白さ。少ない資料を綿密に調査し、当時を知る証言者に聞き、描かれたそうで。触れるのは「熊嵐」「星への旅」に続き3作目。巨匠だけど読みやすい。人間ドラマと残酷が同居する無常観のある書き方も、資料を調べる作品への姿勢も、飽きさせずどこか美しい文章も好きなタイプ。もっと読んでみようと思うがいっぱいある。「黒猫館・続黒猫館」作家・稲葉真弓さんが...

  • 読書「我々は、みな孤独である」「女たち三百人の裏切りの書」「アーモンド」「理系」『ジェノサイド』

    「我々は、みな孤独である」貴志祐介著。探偵は前世で自分を殺した犯人の捜索というおかしな依頼を受ける。報告をでっち上げようとするが、探偵自身も前世を夢に見るようになり。霊能力者やヤクザやメキシカンマフィアが絡み暴力の世界に。探偵物から始まり思想的SFに。著者短編「呪文」に少し近いかも「女たち三百人の裏切りの書」古川日出男著。女性達は紫式部が憑依したとして曰く本物の宇治十帖を流布させる。その目的とは。紡がれる宇治十帖の物語と海賊たち、蝦夷たち、武士たちの話が平行。女たちの思惑と裏切り。それぞれのパートは比叡山の僧兵との戦いに結集してゆく。謡のような文章が美しい「アーモンド」ソン・ウォンピョン著。先天的に感情のない少年と乱暴で感受性の高い少年の物語。失感情症の主人公は母と祖母を事件で失い、転校生の暴力的な少年に虐められる。しかし彼は主人公の症状と境遇を知り度々訪ねて来るようになり仲良くなるの...

  • 「ひとよ」『ロマンスドール』『劇場版 おいしい給食 Final Battle』と舞台

    「ひとよ」15年前にDV夫を殺し服役した母親が家に戻る。親族経営のタクシー会社は迎え入れるが、3人の子供達は母親に感謝もあるが犯罪者の子供としての苦労もあり複雑。優しい絆の再生の物語。長男の妻、元ヤクザのタクシー運転手はキーパーソン。監督白石和彌、脚本髙橋泉、原作桑原裕子『ロマンスドール』主人公はドールの会社に職人として入社し、パイモデルを頼んだ女性と職を隠して夫婦になる。年月が過ぎ妻は癌を告白。職を明かした夫に妻は自分をモデルにするよう頼む。原作脚本監督タナダユキ。ドールの職人技術がもうすごい。素材やデザインや拘り競争相手と戦い。趣味や芸術ではない商品だから力をいれるんだとも。高橋一生も蒼井優も魅力的。純愛映画。『劇場版 おいしい給食 Final Battle』市原隼人演じる給食好きの中学校教諭と男子中学生の給食を巡るバトル。市原隼人のモノローグとオーバーアクトが面白い。テレビドラマ...

  • 臨時子育て日記と『ジョジョ・ラビット』「ミッドサマー」『エジソンズ・ゲーム』

    『ジョジョ・ラビット』2時大戦中のドイツで当時の感覚で普通にヒトラー信奉者の少年。母親がユダヤ人少女を匿っており、ユダヤ人を知るため彼女と交流するが。冒頭から総統の名を連呼する攻めてる映画。でも優しいブラックコメディ。監督・脚本・主人公の脳内ヒトラーはタイカ・ワイティティ監督。マセガキで可愛い少年と年上お姉さんなユダヤ人少女と愉快なお母さん。ファンタジーな喜劇と少年の目線の高さでさらっと描かれる悲劇。途中で娘帰ってきたけど、丁度ナチスと少女が対面し誤魔化せるかハラハラする場面で、一緒に最後まで見た。今娘は丁度WW2を授業でしてるらしい。WOWOWでこのタイプの捻った作品が吹き替えなのは珍しい。字幕だと娘も見てくれなかったと思うし、吹き替えを増やして欲しいところ。「ミッドサマー」倦怠期の男女含む大学生はスウェーデンの留学生に誘われて彼の故郷のホルガ村を訪れるが、そこは閉鎖的なカルト共同体だっ...

  • 「天国と地獄」「俺の家の話」「モコミ」「死との約束」「山本周五郎ドラマ さぶ」「ポルノグラファー」

    「天国と地獄」聞くに耐えない拙い声であってもそれは兄の声だ。奪われ続けた弱者から強者への怨嗟と警告。若い刑事でなく叩き上げの刑事が言うからこそ沁みる。端役までキャラが立ってたのは森下脚本ならでは。サスペンスで始まったけどヒューマンなハピエンで終わるとは。キャラに愛着がわいてくる作りだったので、そうあってほしいと思う展開。ただ、作中の漫画をしっかりラストまで見たかったなと。中盤までは殺人鬼ミスリードに生き別れの兄弟に怪しい絵本と浦沢直樹の「モンスター」を彷彿とさせてた感。最終的には貧富の落差の物語と黒澤明の天国の地獄だそう。ところで、彩子←陸←日高の三角関係、ありましたよね。入れ替わったときに多分陸と関係持ったし日高の好みのタイプだったのかも。「俺の家の話」能の舞台に寿一がいない。父親が焦るが家族は慌てない。実は彼は死んでいた。葬式もしたのに父親は忘れ、寿一の幽霊を見ていた。能の舞台上で父...

  • バラエティドキュメンタリーフランケンシュタインの誘惑プロファイラー

    「彼女は漫画を読まない」漫画紹介番組。今週は「怪獣8号」を紹介。見開きの使い方が上手いと。アクションだけでなく遠景に感情や設定への説得力を含ませる。ところでジャンプ+は海外への展開も視野に入れてたのね。紙のジャンプをwebにするなら+も海外なら同じ土俵か。紙のジャンプでやっても良さげなコンテンツだけど+にいるなと思う作品もあるけど、敢えての+なのかも。アニメやドラマの映像化の話も日本だけでなく海外からの話も来そう。しかも海外のが高額かもね。スパイファミリーもだけど、おじさん主人公だと海外の映像化の話が来やすいかも。「アナザーストーリー」「“北斗の拳”誕生?舞台裏のもう一つの“格闘”?」北斗の拳を作り上げた作画、原作者、編集者の三つ巴の記録とインタビュー。皆さんまだまだ現役で漫画の仕事をしている。ところで編集者の堀江信彦さんは「アオイホノオ」で佐藤二郎が演じた強烈なキャラクターMADホーリ...

  • 2021年冬ドラマ

    V6解散!ブルータスお前かと思いつつも6人でこそV6。25年ありがとう。思えばジャニーズの連続ドラマやバラエティやライブや舞台やその他色々な世界の入り口でした。個人的に劇団新感線の舞台とか剛くん出演作をWOWOWで放映してくれると嬉しいなと臨時子育て日記ツイステ実況娘に巻き込まれ視聴。ペルソナみたいでいい意味で思ったのと違った。でも娘共々に腐にはいかない感。爽やかだからかな。「ツイステッドワンダーランド」原作キャラデザともに「黒執事」のやなさん。「俺の家の話」そろそろキャラ全員愛しくなってきたね。先週は前代未聞抱腹絶倒の能で描く過去回想。能自体、過去回想の語り芸術ようなものだから合ってるところがまたおかしい。今回も新作能が。プロレスと能がマスク繋がりだったこと、元は能は大衆芸術だったと思うとまたぴったり。池袋のシーンが出たところで懐かしいIWGPのBGMが。同じ長瀬くんらクドカンドラマ...

  • 映画「生理ちゃん」『前田建設ファンタジー営業部』「引っ越し大名!」「一度死んでみた」「初恋」

    「生理ちゃん」生理を擬人化した原作から3本をチョイスした映画。子持ちの男性と交際する女性、SMSでドラマに毒を吐く清掃員に来たチャンス、高校生の恋愛。それぞれ生理チャンスの他に初潮ちゃん、性欲くん、童貞くんら愉快なキャラが登場するからかな。監督品田俊介、脚本赤松新、原作漫画小山健。「生理ちゃん」娘も漫画を知ってるから楽しく見ていた。あるあるわかる生理ちゃん。大きかったり小さかったり、眠くさせたり、色々な形での存在感。女性同士でも他人の重軽はわからない。ましてや。優しい気持ちになる映画。映画『前田建設ファンタジー営業部』脚本はヨーロッパ企画の上田誠さん。建設会社の広報のとんでも企画の奮戦記。「マジンガーZ」の地下格納庫を実際に受注し今の技術および材料で建設するという体で見積作成するが、リアルを追求する拘りが面白い。実在の前田建設のweb企画が元。「引っ越し大名!」姫路藩は豊後国日田藩に減...

  • 2021年冬ドラマ

    「おちょやん」撮影所から舞台に転属になり道頓堀に戻った主人公。なんと成田凌演じる天海一平の一座に入ることに。撮影所時代は大部屋女優から始まり、恋の練習父の襲撃と色々波乱あり、中堅女優になっての凱旋。芝居茶屋の面々や元天海一座の面々とも再開するが、早速座長と役者陣に波乱が起こる。今週はメンバーが集合するまでの熱い話。方向性が違うから起こる対立と和解。出来事がシリアスだからこそ、合間の笑いが効いてる。いつもカメラ目線の女優、ほっしゃんの回想の地震コント、天岩戸よろしくほっしゃんを笑わすコント、本家芝居茶屋は業種変えて愉快なジャズ喫茶。シリアスの中にある笑いこそが喜劇。服を着替えさせる板尾さんの大物感というシュールな笑いもある。回想はよかった。板尾さんとの対立と初代との出会いでほっしゃんの役がアドリブ得意だと同時に示す。鶴亀家庭劇のモデルは渋谷天外(2代目)の松竹新喜劇。松竹の話をよしもとがして...

  • 2021年新ドラマ

    『青のSPー学校内警察・嶋田隆平』アメリカでは実在するスクールポリスが日本にあったらというif。ドライで腹に一物ありそうなスクールポリス役の藤原竜也さんがピッタリ。ネットに投稿した人間も復讐される可能性と守る価値。脚本大石哲也さん、原案小説佐々木充郭さん。娘が音楽の菅野祐悟さんの名前を見た事あるとチェックしてジョジョの音楽の人だと喜んでたね。娘にとっては代表作がジョジョのようで。かっこいい緊迫感のある音楽が上手いねと。「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」北川悦吏子脚本。恋愛物で昔当てて贅沢暮らしの作家が連載打ち切りに。自虐ネタかな。娘と母子家庭で父親が不明で生死も不明。周囲には母子の彼氏候補の男性がいっぱい。主役キャラに作者を投影した「半分、青い」の匂いが。北川さんには娘がいるそうで今回も自分を投影した感。だからかな感情移入が難しい。そのまま書いてご自由に思って、ではなく視聴者の感情を誘...

  • 「刑事モース~オックスフォード事件簿」「ドラマ「教場II」「JOKE~2022パニック配信!」

    ハワイの情報誌「Lighthouse Hawaii」掲載イラスト「刑事モース~オックスフォード事件簿~ Case 28 愛の序曲」運河沿いの道で起こる連続殺人が起こり、捜査に協力した透視研究室の女性研究者が殺される。同一犯の犯行かと思われたが。モースとサーズデーの意見は食い違う。運河沿い連続殺人とモースが不倫した人妻と夫が今回のシリーズを通して絡む。「刑事モース~オックスフォード事件簿~ Case 29 望郷の調べ」インド料理店の配達人の失踪、殺害された。アジア人を刺した差別主義者の青年に疑いがかかるが。真相と結末は人種問題の難しさに絡む。一方で運河沿い連続殺人の容疑者逮捕を巡りモースとサーズデーは仲違い。「刑事モース~オックスフォード事件簿~ Case 30 永遠のアリア」運河沿い連続殺人事件を巡る対立でサーズデーとの仲はさらに悪くなり、モースは移動を求める。自宅での連続死亡事件が続出...

  • 「フランケンシュタインの誘惑」「満勉」「100分de名著萩尾望都」

    「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿」「ナチスとアスペルガーの子どもたち」オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーは自閉症の子供に特別な子供達を見つけ研究する。ナチスの政権下で彼は子供達を選別するのだが。見初めと終わりで印象が変わる。ゲストはリモート含め3人。初っ端からメイドインアビスのBGMが流れたのでボンドルドみたいなサイコパス博士かと。しかし戦後は自閉症研究は止めナチス下での研究も出さず。死後に研究者により論文が発見され脚光を浴びそれに加えてナチス下の過去も知られることにという順番。自閉症の子供達に本をよく読んでいた博士。サイコパスなのか普通の人だったのか。子供達を選別せねばならない「ソフィの選択」やアイヒマンをただの小役人と分析した「ハンナ・アーレント」を思い出す視聴感。思考停止し想像をやめると普通の人も残虐になり得る「満勉」西炯子さん回貴重な顔出し。職人さんの趣。...

  • 「パラサイト 半地下の家族」「ニューヨーク 最高の訳あり物件」「パピヨン」2017年版

    「パラサイト 半地下の家族」全員失業中の一家の息子は金持ちの家庭教師に入り、使用人達を追い出して家族全員雇わせることに成功。しかし豪邸の地下室には元家政婦の夫が棲んでいた。洪水で半地下の自宅は水没するが高台の豪邸はなにごともなく、手伝いに来たパーティーの場でカタストロフが起こる。カンヌ・アカデミー賞W獲得も納得の作品。娘も最後まで見てた。面白くて先が読めず問題意識もある人間ドラマ。フェリーニとかケン・ラッセルの悲喜劇を思い出す。監督脚本のポン・ジュノ監督は色んなジャンルを撮ってて割と見てるけど、どれも人間描写が細やか。富豪は無神経なところはあるが基本はいい人で運転手にも打ち解けてゆく。臭いは気になるらしい。貧富の差による悲劇。父親は富豪の夫に好感を持ち始めていたからこそ、彼の臭さへの生理的嫌悪が許せなかったんだろうなと。豪邸の地下に潜伏する父からのモールス信号を見て、息子はあの豪邸を買うこ...

  • ドラマ「岸辺露伴は動かない」「おちょやん」その他

    ハワイの情報誌「Lighthouse Hawaii」掲載イラスト ドラマ「岸辺露伴は動かない」原作は荒木飛呂彦の漫画「岸辺露伴は動かない」からだけでなく、別作家達による「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」所収「くしゃがら」からも。漫画も小説もOKにしてシリーズにする予定かも。脚本はアニメジョジョの小林靖子さん。12月28日(月)から30日(水) 3夜連続。「第一話 富豪村」富豪村に不動産を買いたいという編集者に同行するが。高橋一生くんの露伴先生は神経質でマイペースな雰囲気がよく出ていていい感じ。富豪村の話に上手くちょい足しされていて、流石小林靖子脚本。富豪村の子供もあやしくてもぴったり。「第二話 くしゃがら」くしゃがらなる言葉に取り憑かれた漫画家を案じた露伴は。前半の2人の噛み合わない会話と森山未來のダンサーな動きが見どころ。原作は北國ばらっど著の小説だが、荒木的不条理ホラー風味で面白かっ...

  • 『カツベン!』「メランコリック」「愛がなんだ」「劇場版架空OL日記」「AI崩壊」「トーキングヘッド」

    ハワイの情報誌「Lighthouse Hawaii」掲載イラストイラストは去年の1月のものですが、今年も新しい地図の3人は笑ってはいけないに出演していたので、丁度いい感じかしら。去年は半沢直樹にはじまり鬼滅の刃に終わった、エンタメ界の社会現象がすごかった『カツベン!』周防正行監督。大正時代、少年時代から活動弁士に憧れていた主人公は、10年後いかさま興行師に騙され偽弁士に。稼ぎを持って逃げ出した芝居小屋で下働きから人気弁士となり、幼馴染とも再会するが、ライバル小屋やいかさめ興行師の嫌がらせが。伏線細やか。活動写真への愛溢れる作品。活動写真のフィルムの扱いかたの雑さ。海外はサイレント映画で説明はなく音楽のみ。日本は弁士つきで言葉で説明する。日本には落語や浪曲などの語り文化があるからかな時には映像をネタにして語りで面白くする。今も映像に言葉をつけて面白くする文化は続いてるね「メランコリック...

  • 2020年秋ドラマつらつら

    wowow ドラマ「夜がどれほど暗くても」記者の息子が殺人容疑者になり死亡。記者は弁明記事を書くが炎上。追い出し部屋に左遷されるが。被害者に関わり反省するも、どうやら別の真犯人がいそうで主人公は調査を始める。高嶋政伸が「セイレーンの懺悔」に続いてまた刑事役で出てると思ったら、やはり同じ中山七里原作。続いて放映とは。「おちょやん」大正時代、主人公の家は貧しく弟の世話で学校にも行けないが元気いっぱい。ある日飲んだくれの父が新しい母だと言い女を連れてくるが働かない彼女と主人公は対立。主人公は奉公に出ることに。脚本八津弘幸。メタから始まりかなりコメディタッチかつエネルギッシュ。今期割と恋愛ドラマがあるね。一番かわいいのは#リモラブの波留。今時であるところが面白くて娘も楽しみにしてる。他は従来のテンプレでまあ鉄板かな。ここに「エール」もはいっちゃうのかな。脇役の恋愛ドラマが多いし長い。女性脚本メ...

  • イラストと「世にも奇妙な物語 '20秋の特別編」

    「世にも奇妙な物語 '20秋の特別編」今回はルーキー特集な感.「コインランドリー」何でも出せるが出したものは1日で消えるコインランドリー。主人公は女性を出すが。原作はジャンプ+掲載『ロッカールーム』鈴木祐斗。漫画にはドラマのオチのその後がある。なるほど毎日自分を召喚するわけね。。「タテモトマサコ」主人公の恋人が自殺し周囲で記憶喪失が頻発。主人公は大竹しのぶ演じる怪しい女性社員に問いただす。「黒い家」なコワイ大竹しのぶが再び!」主人公が反撃するヒーロー物的な印象のオチ。原案荒木哉仁、脚本山岡潤平。おや、脚本のがベテラン。平穏を望み対人を望む故に記憶を弄るマサコの設定が荒木さん、ヒーロー的オチが山岡さんというブレンドかと思うのだがどうかな。「イマジナリーフレンド」主人公のイマジナリーフレンドのウサギのぬいぐるみの声優は「まどマギ」のキュウベエの加藤英美里さん。脚本は荒木哉仁さん。夏の特別編で...

  • 映画「決算!忠臣蔵」「屍人荘の殺人」『凪待ち』「愚行録」

    「決算!忠臣蔵」大石内蔵助は赤穂浪士の討ち入りの潜伏から決行までの予算記した帳簿「預置候金銀請払帳」の書籍『「忠臣蔵」の決算書』山本博文著が原案。映画では金額を全部現代に換算して総予算約七百両が9500万円に。金勘定に無頓着な家臣たちに悩まされる勘定方という喜劇。テレビドラマでもいい。というか、テレビドラマがあってる。映画「屍人荘の殺人」大学のミステリ愛好会の明智&葉村は剣崎に誘われ合宿に参加するが、何故かゾンビが発生。閉じ込められた山荘で殺人事件が。神木隆之介と中村倫也のコンビ+浜辺美波と思いきや中村くんは即退場。外はゾンビに包囲された中で2人は事件を推理する。原作今村昌弘、演出木村ひさし。原作は変わったクローズドサークル物として聞いたことある。シリーズは葉村剣崎コンビ。おそらく原作のゾンビは密室設定のためで描写には力を入れてないと思うけど、映画は映像なのでがっつりゾンビ襲撃描...

  • 2020年秋ドラマ感想2

    「共演NG」今期の本命かな。破局してから25年共演NGの男優と女優で主演ドラマが企画された。仕掛け人により制作発表から波乱が起こる。他にも共演NGの大御所俳優と元付き人の俳優、元アイドル、戦隊ヒーロー出身と2.5次元俳優と、控室から火花が散る。監督・脚本大根仁。主演中井貴一と鈴木京香。秋元康企画。『閻魔堂沙羅の推理奇譚』原作木元哉多著。閻魔大王の娘が死者に自分を殺した犯人を推理するゲームを課す。当てれば生き返り、外れれば地獄行き。事故死かと思っていた主人公は状況から推理し、犯人だけでなく周囲の人々の自分への感情を知る。短い時間なので世にも奇妙な系のストーリー重視になりそうなんだけど、意外にちゃんと人間ドラマ。2話目の父と娘の話なんて連ドラにもできそう。各話謁見室の舞台が違ってて凝ってる。2話目は温室、3話目は刑務所かな。さすがNHKの贅沢さ。「タリオ 復讐代行の2人」元弁護士の浜辺美波...

  • 『フォードvsフェラーリ』「プロファイラー エンツォ・フェラーリ」と「フランケンシュタインの誘惑」の再開

    『フォードvsフェラーリ』監督: ジェームズ・マンゴールド。フォードがル・マンに参加し3台並んで優勝した実話が元。マット・デイモン演じるシェルビーは元レーサー現カーデザイナー。クリスチャン・ベール演じるレーサーをテストドライバーにチームを組むが社内の軋轢に紆余曲折。2人の友情が軸。レース中にブレーキを丸ごと交換したのかとか、3トップはぶっちぎりでトップの者をあえてスピードを落とさせたのかとか、実話ならではの裏側。ハッピーエンドよりちょいほろ苦いのが昔のハリウッド映画みたいな懐かしさ。裏側の人間ドラマと開発とカーレースがいい塩梅。2時間30分余。「プロファイラー エンツォ・フェラーリ」生涯スポーツカーとレースに拘り勝利のため邁進し作り続けた仕事運に恵まれた実業家。「フォードvsフェラーリ」はフォード側の話だったのでフェラーリは敵役。丁度いいタイミングでの特集。後半は映画のその後ともいえる。...

  • 読書と臨時子育て日記

    「我々は、みな孤独である」貴志祐介著。探偵は前世で自分を殺した犯人の捜索というおかしな依頼を受ける。報告をでっち上げようとするが、探偵自身も前世を夢に見るようになり。霊能力者やヤクザやメキシカンマフィアが絡み暴力の世界に。探偵物から始まり思想的SFに。著者短編「呪文」に少し近いかも「女たち三百人の裏切りの書」古川日出男著。女性達は紫式部が憑依したとして曰く本物の宇治十帖を流布させる。その目的とは。紡がれる宇治十帖の物語と海賊たち、蝦夷たち、武士たちの話が平行。女たちの思惑と裏切り。それぞれのパートは比叡山の僧兵との戦いに結集してゆく。謡のような文章が美しい臨時子育て日記いろんなテストが終わって娘が中断していた「スーパーマリオ 3Dコレクションをウキウキと再開。『スーパーマリオ64』『スーパーマリオ サンシャイン』『スーパーマリオ ギャラクシー』を一つにまとめた本作。本命のギャラクシーの...

  • 2020年秋ドラマ出だし感想

    「DIVER-組対潜入班-」福士蒼汰、安藤政信に新人野村周平が入って3人がメインね。信頼のない、価値観が違い、意思の疎通のない、お互いに相入れない、歩み寄ろうともしない、ただ利害が一致する。そういう関係なのに面白い。福士蒼汰くんは狂気に満ちた目を作ることができて危ないサイコな役が似合うね。「光秀のスマホ」NHKの数分ドラマ。戦国武将たちがスマホを持っていたらという設定のもと、スマホ画面のラインや通話や記事だけでドラマが展開。スマホ画面作り込んでる。面白すぎて娘にも紹介。ぶつぶつ言いながら返事をする光秀の声と手は山田孝之さん。文字打ちはや!『35歳の少女』少女の頃事故で昏睡状態になり、目覚めたら25年経っていた。母親は白髪で、他の家族も同級生も歳を取り意地悪に。モノローグは子供の声で回想も多く中身は子供だと示す。彼女により問題ある周囲の人々が変化していくかなと。ミヒャエル・エンデのモモが...

  • 映画「宮本から君へ」「鉄人28号」「激動の昭和史 沖縄決戦」

    映画「宮本から君へ」「鉄人28号」「激動の昭和史 沖縄決戦」宮本の結婚を前にして傷害事件の話があり、遡ったその経緯。彼との別れに利用されたが、その後すぐ付き合い始めた彼女が宮本の知人に乱暴される。彼女に罵倒されてもよりを戻したい宮本は相手に立ち向かう。主演池松壮亮くんと蒼井優さんの熱演と怒鳴り合いがすごい。言いたいことを言い合う気持ちよさとラストの宮本と暴漢男との容赦ない戦い。泥臭さがいい。監督真利子哲也。宮本は彼女にも怒っているという。彼女にとって宮本は告白されたから恋人になったのでタイプではない。まだ付き合い始めでよく宮本を知らない時期に、彼女を守れず自分の気持ちばかりの人間とわかった。もう暴行も含めその期間ごと忘れたくなるのは自然。もし惚れてた付き合いの長い元カレならば別れてないかも知れない。実際前半は彼女の気持ち的にもう無理だろ感がすごい。しかし、それに対して宮本は必死で考え、暴漢...

  • 舞台「新 陽だまりの樹」星組公演 『阿弖流為 ATERUI』 「熊沢パンキース03」

    舞台「新 陽だまりの樹」伊武谷万二郎役を上川隆也。脚本中島かずき。原作は手塚良庵と伊武谷の二人主人公で侍側と庶民側をそれぞれ描く構成だったかと。舞台ほぼ伊武谷視点にして丑久保陶兵衛との因縁を軸にしてうまくまとめてた。全11巻。昔の漫画は密度が濃いので今の2、3倍のボリュームはある星組公演 『阿弖流為 ATERUI』 宝塚歌劇。国家統一を目指す大和朝廷と阿弖流為率いる東北の蝦夷達の戦いが舞台の話。仲間や征夷大将軍の坂上田村麻呂との友情もあり。原作の高橋克彦著「火怨」を読んだので見た。宝塚なので歌や踊りに、役者は美人揃いね。「熊沢パンキース03」クドカンの舞台。木更津キャッツアイの原案だそうで、どの辺かと思ったら、喫茶店でだべる。元球児達というシチュエーションね。舞台はみんなが伝染病に感染してゆく中でも、ダベり続けるというブラックな話。どんちゃん騒ぎの裏にある死の影。お笑いのためのお笑いで...

  • 「平家物語 犬王の巻」「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」「富豪刑事」と筒井康隆短編集

    「平家物語 犬王の巻」古川日出男著。室町時代、海底から引き揚げた宝物により父と己の視力を失い、琵琶法師となった友魚と、醜怪な姿で生まれ瓢箪の面をつけた犬王が出会う。二人は友となり、犬王は友魚に「俺のことを曲にしろよ」と持ち掛ける。犬王を語る新曲は続々と作られ評判になり、二人とも成功してゆくが。歌うような文章が美しい。会話もあるけれど地の文が主。能を舞うごとに犬王は本来の美しい身体を取り戻してゆく、その様はどろろの百鬼丸のよう。何者かの存在に唆された父により殺された琵琶法師たちの霊、彼らの歌う平家物語、醜く生まれた犬王が彼らを浄化し能を極める。しかし足利義満に寵愛され平家物語は世阿弥本以外禁止。友魚は死の前に自分が視力を失ってからこれまで、平家の霊や琵琶法師の霊も、何かにそうさせられていたのだと悟る。語られないが芸能の神かもしくは鬼のようなものだったんだろうなと。アニメ映画になるそうで楽し...

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