2023-1-12 Yura彼は早稲田で死んだ(文藝春秋 2021/11/10)樋田 毅1972年11月8日に早稲田大学構内で起きたリンチ殺人、荒れる大学で何が起こっていたのか、当時早大生であった著者によって克明に綴られているノンフィクションです。 1972年は怒涛のように変化や事件のあった年でした。 1月にあさま山荘事件が起き、5月にはテルアビブ空港乱射事ありました。 札幌オリンピック、沖縄返還、日中国交回復でパンダが上野動物園にや...
2024-3-21 Yura(公演パンフレット、オンマウスで、芸術劇場のロビーにあったポスター)東京芸術劇場で段田安則のリア王を観ました。リア王って、こんなにエグくてグロい話だったの、と、衝撃を受けて帰ってきました。 まるで現代人がそこにいるような演出だったので、実はストーリーも新しく変更されているのでは、と思いましたが、甘かった。 シェイクスピアの4大悲劇は、「ブーフーウー」や、「長靴をはいた猫」のように、末...
2024-2-28 Yura色味が似ているので、三人官女に親近感を持つゆらちゃん昨年は、菱餅風に作られた和菓子を雛壇に置いてみましたが、今年は桃の花を買った例のスーパーで菱餅をワゴンに発見。 「おお、これは!」と思って買ってきました。 もちろんこれまでも、ちゃんと菱餅は売られていたに違いないのですが、自分があまり関心をいだいていなかったから気づきませんでした。お正月の鏡餅みたいな感じで真空パックになっているとこ...
2024-02-28 桃の花を見上げるゆらちゃん (クリックすると大きくなります)文鳥のぎんちゃんが生きていた頃にうちにやってきた、花桃は昨年すっかり枯れてしまいました。 それで、今年はひな祭りの1週間くらい前に、スーパーで桃の花を買ってきました。 別のスーパーで見た時は一束700円でしたが、400円(消費税込み)だったので大喜び。 つい「安さ」に走る今日この頃。 とは言え、この蕾は果たして開くのか、安物買いの...
「ブログリーダー」を活用して、natuno07さんをフォローしませんか?
2023-1-12 Yura彼は早稲田で死んだ(文藝春秋 2021/11/10)樋田 毅1972年11月8日に早稲田大学構内で起きたリンチ殺人、荒れる大学で何が起こっていたのか、当時早大生であった著者によって克明に綴られているノンフィクションです。 1972年は怒涛のように変化や事件のあった年でした。 1月にあさま山荘事件が起き、5月にはテルアビブ空港乱射事ありました。 札幌オリンピック、沖縄返還、日中国交回復でパンダが上野動物園にや...
大学生の頃に見た夢(眠っていて見る方)の話です。 午後からの講義を受けるため昼過ぎに登校して、友達を探しに学生食堂に行くとバリケードが出来て騒然としています。 何でも武装集団が学内に入り込んで乱射しているとのこと。 下手に逃げると凶暴化するから注意した方がいい、などと言いながら学祭準備みたいな感じで、みんながわらわらしていました。 夢に出てきた食堂は、図書館のある建物の半地下にあって旧キャフェと呼...
早春の海大河ドラマ「光る君へ」にはまっています。 2月の終わりの第7回に、少女まひろ(のちの紫式部)が、山の向こうの海のある土地へ一緒に行くかと聞かれて、「行っちゃおうかな」と答えるシーンがありました。 それで思い出したのが「鎌倉殿の13人」のりくさん(北条時政の継室)の台詞です。 「みやこ(京)でなければ、鎌倉だろうが、伊豆だろうが(同じこと)」 鎌倉殿源実朝暗殺未遂で、時政とともに伊豆に流される...
2024-3-20 Yura(世界の亀山モデルなテレビに止まるうちの文鳥。あらためて、何でこのシール貼ったままにしていたのだろうと15年以上たった今思います。 もう全然「世界の」じゃなくなってしまいました。 映っているのは「平成細雪」の冒頭、しずこころなく花の散るシーンです。)「この娘売ります!」を久しぶりに読んだあと、ドラマの「平成細雪」を見たくなりました。 カメラマンの板倉とこいさんのやりとりが可愛かったのを...
善福寺公園。まあまあ晴れていると思ったけれど、けっこう暗く写ってしまいました。 オンマウスで公園わきの並木道。暑過ぎず、風もそよ風でよいお花見日和でした。今年は予報よりだいぶ遅れた桜でしたが、日曜日にいい感じに晴れてくれたので善福寺公園までお散歩に行ってきました。 画像は人が写っていませんが、実際はお花見を楽しむ人たちでいっぱい。 お弁当を持ってきて楽しんでいたり、とてもおだやかな光景が広がってい...
2024-3-21 Yura(公演パンフレット、オンマウスで、芸術劇場のロビーにあったポスター)東京芸術劇場で段田安則のリア王を観ました。リア王って、こんなにエグくてグロい話だったの、と、衝撃を受けて帰ってきました。 まるで現代人がそこにいるような演出だったので、実はストーリーも新しく変更されているのでは、と思いましたが、甘かった。 シェイクスピアの4大悲劇は、「ブーフーウー」や、「長靴をはいた猫」のように、末...
2024-2-28 Yura色味が似ているので、三人官女に親近感を持つゆらちゃん昨年は、菱餅風に作られた和菓子を雛壇に置いてみましたが、今年は桃の花を買った例のスーパーで菱餅をワゴンに発見。 「おお、これは!」と思って買ってきました。 もちろんこれまでも、ちゃんと菱餅は売られていたに違いないのですが、自分があまり関心をいだいていなかったから気づきませんでした。お正月の鏡餅みたいな感じで真空パックになっているとこ...
2024-02-28 桃の花を見上げるゆらちゃん (クリックすると大きくなります)文鳥のぎんちゃんが生きていた頃にうちにやってきた、花桃は昨年すっかり枯れてしまいました。 それで、今年はひな祭りの1週間くらい前に、スーパーで桃の花を買ってきました。 別のスーパーで見た時は一束700円でしたが、400円(消費税込み)だったので大喜び。 つい「安さ」に走る今日この頃。 とは言え、この蕾は果たして開くのか、安物買いの...
2023-7-30 Yuraこの娘うります!(小学館 1977/6/20)萩尾 望都先日阿佐ヶ谷の「書楽」で、トーマの心臓プレミアムエディションをついに買いました。 B5サイズ。 夢中で雑誌を読んでいた時の記憶がふわっとよみがえり良きです。 ただ、ちと重いのですね。 その「ずっしり」が連載当時の漫画誌を手に取る感触とは違います。 とはいえ、やっぱり粗い印刷の絵じゃない、きれいな印刷の絵の方がうれしい。初めて読んだ萩尾望都...
(テーブルのアンティーク時計。時刻はあってません。オンマウスで、ウィンナーライス)鎌倉のミルクホールというカフェへ行ってみました。 平日の昼をちょっと過ぎたあたりなのですぐに入ることができました。カレーを頼むつもりだったのですが、ランチメニューにはなかったので、ウインナーライスというのを頼んでみました。 「ウィンナー風ライス?」「はて、いったいどんな?}と思っていましたが、やってきたお皿を見て、あ...
2024-2-7 Yuraセクシー田中さん 7巻(小学館 2023/10/15)芦名 妃名子去年の年末は忙しいだけじゃなくて、かなりブルーでした。 業績が思わしくないため、みんなギスギスしちゃって大変。 パワハラ的な人も多数。 久しぶりに不眠症気味、鬱ってこういう感じかしらなどと思うこともありました。 そんなわたしにとって、「セクシー田中さん」は、笑えるし、しっとりするし、癒されるドラマでした。 何といっても木南晴夏演じ...
2024-2-3 Yura今年も豆源の福豆です。 お店の人に「赤鬼でいいですね?」と言われて、何のことか良くわからず「はぁ」と気の抜けた返事をしましたが、去年の画像を見て鬼は青鬼もいるのねと思ったのでした。 早速、先月京王デパートの文鳥博でゲットしたジュウシマツコーポレーションさんの文鳥トリオも一緒に記念撮影です。 うちのゆらちゃんも混ざってみんなおんなじ顔をしてくれました。 頭に恵方巻を載せてる子と鬼の鬘か...
阿佐ヶ谷駅南口の本屋さん「書楽」は電車の窓からも見えていました。 ずっと「しょらく」と読むのかと思っていましたが、正しくは「しょがく」、その本屋さんが閉店してしまうという。 「ああここもまた」と肩を落としていたら、まるでなくなってしまうわけではなく八重洲ブックセンターが場を引き継いでオープンということで明るい気持ちになりました。 オープンは1981年だそうで、荻窪駅にルミネができた年です。 その荻窪ル...
2024-1-21 Yura2014年にAudubon Songbirds Calender を使い始めて早10年です。 今年11冊目のカレンダーを壁にかけました。 小鳥たちの姿をこうして10年眺めてきたのでした。 新しい1年に期待がある1月のカレンダーっていいなと思います。うちの文鳥ゆらちゃんは去年の暮れに4歳になり、もうだいぶ中年。 嘴のつけねのお禿が気になる今日この頃です。 やんちゃだけど無邪気なオスの可愛さ、しっとりとして甘えん坊のメスの...
2023-7-7 神宮外苑 昨年の夏、夕方になっても暑さがひかない灼熱の青山一丁目から千駄ヶ谷まで歩きました。 外苑の樹木が伐採されるというので、風景を見納めておこうかなと思ったのでした。 銀杏並木を抜けて、球場の傍を通って、国立競技場前の広場に来ると、スカーンと開けた空に、一機通り過ぎたかと思うと、すぐまた上空に新たな飛行機が現れます。 飛行機好きなもので、そのうちに樹木そっちのけで飛行機ばかり見上げて...
新年あけましたが、能登の地震で寒い中、孤立地帯に取り残されている人たちに一刻も早く救援の手が届きますように。 そして一人でも多くの方が助かりますように。昨年、ゴジラマイナスワンを見て、日本三大深湾が、相模、駿河、富山であることを知りました。 相模と駿河には富士山、富山には立山と、いずれも火山が見下ろす湾です。 深い二つの湾にかこまれた伊豆半島は阪神淡路大震災以前から、群発地震があり、いずれ大地震が...
先日ゴジラが出てくる、怖い夢の話を書きましたが、若い頃に見た変な夢の話です。大学の裏にとても曲がりくねった危険な道があり、その道にボーリングの玉のような爆弾が次々に転がってくるのです。 漫画みたいな丸い爆弾で、チリチリ導火線が燃えています。 車が走ってくるだけでも危険なのに、なぜ爆弾を転がすなんてことをするのだろうとわたしは実に冷静に怒りを感じています。(怒っている場合でもないですが、夢なので、逃...
ゴジラマイナス1を見に行くちょっと前に悪夢を見ました。 なんだろう、あの悪夢は映画を見なさいという「お告げ」だったのか?(そんなわけはない)夢はゴジラから逃げているところから覚えています。 獰猛で情け容赦なく、「えげつない」殺戮の様子に、これは危険すぎると、駆け込んだのは何故か子供の頃住んでいた家の姉の部屋。 姉と息を殺しドアを押さえていると、すぐ近くをゴジラが通り過ぎていったようです。(何故か身...
10月の半ばに明治座で「浅草キッド」を見ました。 ビートたけしの若き頃のお話。 たけしは林遣都、師匠の深見千三郎は山本耕史が演じていました。 ちょっとかっこよすぎではないだろうか、という気がしますが、ともかく二人ともかっこよかったです。1972年のひょっこりひょうたん島みたいな「学生運動」の風景から、たけしが流れ着いたのは浅草のフランス座。 ストリップとコントを見せる劇場です。 そこにエレベーターボーイ...
(オンマウスで昔の表紙)2023-10-9Yura 今年の5月末で休刊となった週刊朝日の最終号は、一昔前のドラマにありそうな、てんやわんやの編集部風景が表紙でした。 そういう場面をわざわざ作ったそうです。 編集室を取材したNHKの「サラメシ」ではその撮影の様子を放映していました。 実際には在宅勤務が増えた昨今、オフィスに来るひとはまばら。 わたしにはその静かな編集室を表紙にするほうがずっとインパクトがあるよう...
2023-3-26 Yura(クリックするとちょっと大きくなります)これまで、うちにいた文鳥はみんなカナリアシードが大好きでした。 食後に餌入れの中を覗くとカナリアシードの殻ばっかり。 ところが、ゆらちゃんの餌を交換しようとすると、他の殻もいっぱい。 「ゆらちゃんはいろんなシードを食べてエライねえ」とほめていました。 ところが、最近気づいたのでしたが、むしろ「カナリアシードを食べていない」。 あれれ、嘴になんら...
2023-5-5 Yura憲法記念日から日付の代わった深夜にNHKで放送された「ノーベル賞の旅(1995年放送)」という番組を見ました。 大江健三郎のノーベル文学賞授賞式をドキュメントした番組です。 受賞式の講演は川端康成が「美しい日本の私」だったのに対して、「あいまいな日本の私」いうタイトルだったそうです。 どちらも日本語に翻訳されたものが本になっているようなので、読んでみたいと思っています。 大江健三郎がゆっ...
2023-4-27先週に引き続き、またポレポレ東中野で映画を見てきました。 チェルノブイリ原発事故後、避難勧告の出ている村に残留して生活している人たちの日々を追った2002年のドキュメンタリー。 監督は本橋成一、音楽は坂本龍一です。冒頭、雪の森に入っていく車の中から見た風景が映し出されます。 静かにかぶってくる坂本龍一の音楽に、どこかから、ピピ、ピピとアラーム音が割り込んできます。 映画館にいる誰かがアラーム...
2023-4-9 Yura芽むしり仔撃ち(新潮文庫 1965/5/31)大江 健三郎感化院から疎開地に向かっていた少年たちが、疫病の発生している村に取り残されるという物語です。 短編「死者の奢り」や「奇妙な仕事」をさらに展開させたような作品で、そこに「洪水は我が魂に及び」のジンのように無垢な弟の存在が加わることで、残酷さや痛みがより際立つようでした。 弟は感化院に入っているわけではないけれど、親が兄と一緒の疎開を希望し...
2023-4-17 Yuraおとといの日曜日に、東中野のポレポレ座で「袴田巌 夢の間の世の中」というドキュメンタリー映画を見ました。 今年の3月16日に再審開始が決定したのを受けて、急遽再上映が決まったそうです。 この日は上映後に金聖雄監督と袴田さんの姉、秀子さんのお話を聞くこともできました。 映画は2014年3月27日に釈放された袴田さんが、お姉さんの家で送る日常を静かに見守っているものです。 釈放された当時「認知症」...
2023-4-9 Yuraニナリッチの香水L’AIR DU TEMPSのデザインは変化していますが、ベースは黄色に鳩です。 終戦直後のパリで、平和な空気をいっぱいに吸い込むような気持ちをこめて名づけられたのだとか。 検索していたら「羊たちの沈黙」(1991年)でジョディ・フォスターが演じた捜査官クラリスが使っている香水なのだそうです。30年近く前、「推す映画に外れなし」の友が大絶賛だったので、レンタルビデオで(まだビデオでした)見...
2023-3-26 Yura鳥と人間と植物たちー詩人の日記―(主婦の友社 1979/9/28)田村 隆一1977年頃から1979年くらいまでの詩人の日々を語るエッセイです。 鎌倉の稲村ケ崎に住む詩人は、アル中気味です。 エッセイに引用されている「家内」の日記は泥酔しては迷惑をかけるR(田村隆一)のことを、プンプンしながらも愛とユーモアのある言葉でつづっています。 3年日記という日記帳に書かれているのだそうで、たぶん奥さんの個人的な...
先日、鎌倉円覚寺に行った時、帰りに「オチビさんぽ」に載っていたお菓子屋さん、レ・ザンジュにも行きました。 紹介されていた、プティ・フール・サレの白い缶に魅かれたのでした。 地図を見ると、場所は鎌倉駅西口(江ノ電口)を出て、線路沿いに横浜方面に行ったところなのですが、西口を出てどうやって線路沿いに横浜方面に行ったらいいのか、広場のようなところを右手に見ながら線路をくぐる道のあたりを、しばしうろうろし...
2023-3-25 Yura(オンマウスで、中表紙にオオバコ出現。)花神 1巻~4巻(新潮社1972/5/25~ 8/25)司馬 遼太郎「鎌倉殿の13人」にはまり、鎌倉を彷徨う今日この頃のわたしですが、その昔、姪っこたちが三谷幸喜の「新選組!」にはまり、京都へ旅行に行ったのを思い出します。 母の本棚になぜか、「幕末の志士がよくわかる本」という文庫があったので、(もしかすると姪っ子が置いていった本か) 電車の中でちょいと勉強しよう...
2023-3-20 円覚寺 こぶし (オンマウスでズーム)お彼岸の休みの前日にまた鎌倉へ行ってきました。 平日ですが、ここを休んで連休にしようと思った人も多かったのかやはり混んでいました。 「オチビサンポ」を見たところ、しだれ桜に、こぶしに、椿といろいろお花が期待できそうなので、円覚寺と浄智寺へ行ってみようと北鎌倉下車。 円覚寺は駅からすぐのところにあり、観光客が多く訪れるお寺の一つなので、ちと躊躇する気持ち...
2月の末に鎌倉に行ったとき、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館に行ってきました。 開催中の 「美しい本ー湯川書房の書物と版画」では、湯川書房から出版された限定本の数々を見ることができました。 柄澤齊の版画が10点くらいあり特に肖像画に惹かれました。 わりと最近展覧会があったようなので行きたかったな。 図録を探そうかなと思っています。 上の画像で看板に小さく映っているのが柄澤齊の作品です。 版画が載って...
2023-3-4 Yuraすみません。 「センチメンタルジャーニー」という本について書いた記事ですが、自分の言いたいことが明確に言えていない気がしたので削除しました。 要は恋について、60年安保について、ことば遣いや文章が変だと思ったけれど、そうした文章は本人の最終的な承諾がないものなのだから、「自伝」として、死後に出版するのはおかしい、と書きたかったのです。 「あとがき」において、 詩人北村太郎の自伝であると...
2023-3-4 Yuraセンチメンタルジャーニー ある詩人の生涯(草思社 1993/9/30)北村 太郎詩人の自伝ですが、執筆中に担当編集者が急死、さらには著者も亡くなってしまったため、半分弱の自筆原稿にテープおこしの原稿を加えてまとめたのだそうです。 先日、三浦哲郎の「師 井伏鱒二の思い出」を読んだ時も少し思ったのですが、著者が亡くなったあとに、著者の名で本を出してもいいものなのか。 三浦哲郎の場合は、井伏鱒二全集の...
2023-2-25 Yura(クリックすると大きくなります)梅を見にいくなら安国論寺と思ったのは、文具と雑貨の店 コトリにも行けるからでした。 若宮大路を海の方へ向かって、線路の下をくぐり、その先をちょっと曲がったところから、もう一回線路を踏切で超える、という道順で歩いていきました。 中に入ってみるとめくるめく小鳥三昧の文具の数々。 しかもなんだかお茶目。 大喜びで楽しい鎌倉土産を買ってきました。 なかでも「吾...
2023-3-2 Yuraジジイの台所(集英社 2022/11/30)沢野 ひとしウグイスの声をこの春初めて聞きました。 いい鳴き声のウグイスでした。さて、ここのところ男の料理というか家事というか、そんなエッセイをちらちらと読んで、ふうむ、と思ったりしていましたが、清水邦夫や、蜷川幸雄はご存命なら90歳近い方々。 終戦の頃に10歳くらいの少年だった人たちで、父親とか長男とかが別格で、「男子厨房に入らず」的雰囲気の中で育った...
安国論寺 鎌倉で梅を見ました、ということを書こう思いながらぐずぐずしていたら、来週は桜が開花するかもしれないという温かさです。 2月の終わりでしたが、「オチビサンポ」に紹介されていた安国論寺というところへ行ってみました。 ほかに用事があったので鎌倉駅から徒歩ですぐ行けるお寺にしました。 途中踏切があって、若干低い位置から横須賀線を見上げる感じに、すごくはまってしまいました。 夜見たら、銀河鉄道感が...
(お内裏様に寝癖がついてました)2023-2-22 Yura母が生きている時は、「五段雛を出そうか」などと言おうものなら、あれを片付けてとか、あれを買ってきてとかほかの用事が増えるので、シーンとしていましたが、亡くなってからはなんとなくそういう面倒くささが懐かしいように思いながら出しています。 そしてこれまでしまい込んでいた自分のお雛様も飾ります。 上の木目込み人形です。 この昭和な雰囲気の立ち雛は、昭和な人形...
季節が春の方へ勢いをつけて進んでいくように、ここのところ強風が吹き荒れています。 外で風が強いとなぜかムカデや大きな蜘蛛のみなさんが家の中にやってきます。 帚で追い出したのに翌朝、玄関の隙間にまた戻ってきていたりします。 何か御用でも? といってどうぞどうぞ、とも言えないし。さて、今年もお雛様を出してきました。 電気料金高騰につきお砂糖菓子は果物かごのみ。 菱餅は木のおもちゃを飾っていますが、これ...
2023-2-22 YuraBGMはあなたまかせ(サンケイ出版1982/12/20)蜷川 幸雄日生劇場で「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」が上演された1982年暮れに出版された本です。 先日清水邦夫のエッセイを読んだあと、本棚から出してきました。 ジャックナイフというタイトルの文章を読む限り、このお芝居は必ずしも評判が良かったわけではなく、観客によっては、「ケーキを食べに来たのに、キムチを口にいれられたような感じ」と...
2023-2-19 Yura白梅の花が枝で光り、沈丁花が香る2月。 日影茶屋に行くと、今年もまた金柑大福が並んでいました。 はじめて食べた時はただただ美味しさに感動していましたが、普段も売っている大福「ひかげ」の焼き印を見て、おおそういえば。 この金柑大福は日陽と書いて「ひなた」と読む大福。 オレンジ色の金柑がまるで太陽のようにふんわり包まれています。 2月末から3月中旬の季節限定、太陽のぬくもりがありがたい季...