今の日本SFを知るためには この「創元日本SF叢書」シリーズは必読だなと昨年気付いて 2022年以降に発刊された作品は読んできました もともと 10年以上前に 宮内悠介氏の『盤上の夜』と 酉島伝法氏の『
グレッグ・イーガンの短編集も5冊目に到達 今回は 版元が河出書房新社で 「奇想コレクション」の一冊として出版されたので 編者の山岸真さんの選択も 今までにないテイストのものになってますね ホラー
《Drama》『時をかけるな、恋人たち』 (2023) 全11話 鑑賞しました。
放送開始前にタイトル見て うさんくさいなって警戒はしてましたが・・・ タイトルバックのイラストといい チープな造作のセットといい あきらかに昭和レトロ しかも1960年代あたりの 雰囲気漂わせて
【讀書録】『暗約領域 新宿鮫 XI』大沢在昌 著 読了しました。
11年ぶりに読んだ『新宿鮫』シリーズ。 最初に読んだのが 1990年の刊行の直後ですから もう30年以上のなが~いお付き合いになりました ということで 久しぶりに読んだ本書 少しでも大きな文字がいいと思
【讀書録】『最後の三角形 ジェフリー・フォード短編傑作選』ジェフリー・フォード 著 読了しました。
先日読んで面白かった『言葉人形』に続く ジェフリー・フォード短編傑作選の第二弾 期待にたがわず 本書もとても面白かったです おそらく 翻訳者の谷垣暁美さんの丁寧な翻訳のおかげもあって とても読みや
【讀書録】『食をめぐるほんとうの話』阿部尚樹、上原万里子、中沢彰吾 著 読了しました。
最近 生物学関係の本を読めば読むほど 生物の細胞のなかで さまざまな物質が 高度な関連性をもって働き 生命というものを成り立たせている その 精緻な仕組みに驚かされるばかりなのですが 本書では
《Drama》『ワカコ酒Season7 第12夜「外飲みの幸せ」』 (2023) 鑑賞しました。
『ワカコ酒Seasin7』もいよいよ最終回 オープニングはいつもの会社のシーン ワカちゃんは新規事業の立ち上げにあたって はりきるために 自分にカツを入れる何かを求めて夜の街に・・・って 何で?
【讀書録】『ウは宇宙ヤバイのウ! [新版] 』宮澤伊織 著 読了しました。
このところ ヘビーな読書が続いていたので つぎはライトなラノベでもと思って 今年春に読んだ『神々の歩法』が面白かった宮澤伊織氏の新刊をチョイス しかし 表紙イラストを見て 少々不安になったのですが
【讀書録】『生物の中の悪魔 「情報」で生命の謎を解く』ポール・デイヴィス 著 読了しました。
いやいや なかなかハードな一冊でした しかし 生命はどのようにして存在するようになったのか という 現代の科学が解き明かすことのできていない超難題にたいして 「情報」という切り口で 進むべき道を
《Drama》『ワカコ酒season7 第11夜「幸せループのマリアージュ」』 (2023) 鑑賞しました。
オープニングでいきなり オフィスの真ん中で 腰に手をあてた仁王立ちで 渋い顔して 野菜ジュース一気飲みするワカちゃん 定番の「ぷしゅ~」じゃなくて 「ヴ~~ ぶしゅ~」って・・・ お肌の調子が悪く
【讀書録】『言葉人形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』ジェフリー・フォード 著 読了しました。
今年8月に 第二弾の『最後の三角形 ジェフリー・フォード傑作選』が出版されたので 5年近く未読放置だった 第一弾の本書から読むべきだろうなと 読みました 元来私は 「なんで?」に拘る 屁理屈親父な
【讀書録】『宗教と科学のせめぎ合い 信と知の再構築』水谷周 著 読了しました。
図書館の新刊コーナーで発見した一冊 宗教と科学というのは 私の学びたいテーマのひとつなので タイトルだけで 借りてしまいました 開いてみて まず驚いたのが 著者が日本人のイスラム教徒だということで
【讀書録】『日本SF誕生 空想と科学の作家たち』豊田有恒 著 読了しました。
普段 読む本を探すのは もっぱらネットの検索になってしまいましたが それでも 時々は 大型書店や図書館の書架を ゆっくり眺める時間を持つようにしています そこには 検索という手段では見出せない書物
【讀書録】『大阪SFアンソロジー OSAKA2045』正井 編 読了しました。
私の暮らす大阪が舞台のSFアンソロジーということで 興味津々でした 実際に慣れ親しんだ街々が登場し(夢島はまだ行ってませんけど) 年代的にも よく知ってる出来事が描かれたりして いつもの読書では味
《Drama》『ワカコ酒season7 第10夜「母と南房総の旅へ」』 (2023) 鑑賞しました。
今夜のワカちゃんは お母さんに旅行をプレゼントした 親孝行娘 そのお母さんを演じていたのは 同じく「わかこ」の島崎和歌子さん たまたまなのか狙ったのか どっちなんでしょうね ということで 今
【讀書録】『天冥の標Ⅵ宿怨PART1』小川一水 著 読了しました。
『天冥の標』もようやくⅥ と思ったらなんと3分冊 どれだけアイデアが出てくるの小川先生 いつもは上下とか最後まで読んでから 感想を書くのですが 本書は4章それぞれが独立したエピソードで それが繋が
【讀書録】『天冥の標Ⅵ宿怨PART3』小川一水 著 読了しました。
PART1からPART3まで 1200ページ越の大長編でしたが 興奮の一気読みでした しかし ここまで綿密かつ壮大に描かれた ディストピア小説が いまだかってあったでしょうか 背後に異星人の陰謀が存在していたと
【讀書録】『天冥の標Ⅵ宿怨PART2』小川一水 著 読了しました。
PART1でも 25世紀末の太陽系の複雑な政治状況が語られていましたが 未来に希望を抱かせるような出会いがあったりして 穏やかな展開かなと思っていましたが PART2の冒頭から 反体制派の蜂起が描かれたと思っ
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今の日本SFを知るためには この「創元日本SF叢書」シリーズは必読だなと昨年気付いて 2022年以降に発刊された作品は読んできました もともと 10年以上前に 宮内悠介氏の『盤上の夜』と 酉島伝法氏の『
それこそ 一昔前のシリーズ第一作『新宿鮫』から マイペースではありますが読み続けてきた この新宿鮫シリーズも とうとう既刊分としては最後の一冊を読み終えたのは 感慨深いです このシリーズの魅力は
日本庭園が好きで 本書で紹介されている平等院など 京都のお庭も何箇所か訪ねていますが まだ訪れていない名庭もたくさん残っているので また庭園めぐりに行きたいと思っています そんな折に書店で見つけた
やっぱり 量子は解らない どこかで 光は粒子であり波なんですと 教えられて ふーんそうなんだと憶えましたけど それが どういうことなのかは 皆目解ってはいない 高等数学を駆使して 量子力学を研究
最初に衝撃を受けたのは300年!ということでした なんとなくⅦの続きがあるものと思っていたので たしかに続きではありますけど・・・ しかし 300年でこれほど自分たちの住んでいる世界の認識が失われるのでしょ
この「共立スマートセレクション」というシリーズは 初めて読みました てか 共立出版さんの出版物を読むのが たぶん初めてだと思います 巻末の「スマートセレクション」の既刊リスト眺めたら 面白そうな
『最強の恐竜』と聞いて まず「最強のアイドルさま」のフレーズが 頭に浮かんでしまったのは なんとも情けない話ですが かつて この地球上で反映した恐竜への興味は 子供の時から変わらず持ち続けています
表紙を見て いかにもおどろおどろしい ホラーSFの予感でしたが 実際は 正統的な 宇宙怪物との ファーストコンタクトSFでしたね 主人公たちが ある殖民惑星に送り込まれるが 実は隠されたミッション
いやいや 手強い作品でした そもそも 酉島伝法氏は デビュー作の『皆勤の徒』で出会ったものの 当時の私は その奇怪な世界に馴染めず 円城塔氏とともに 苦手作家と位置づけ その後 二度も日本SF大
昨年読んだ 第12回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作の 『そして、よみがえる世界。』が 面白かったので 調子にのって いつもなら読まないこの賞の受賞作なのですが 第13回優秀賞受賞作の本書を読んでみま
K-POPのガールズグループが好きで(少女時代から New Jeansまで はばひろく) 韓流ドラマや映画が好きで 韓国SF小説が好きになって その流れで 韓国の文藝作品にまで 辿りついた次第です 本書を選ん
昨年『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』を読んで 高野史緒さんが好きだ~ってなってしまったのですが 考えたら SFマガジン等に掲載された短編ぐらいしか読んでなくて どっちかというと 中世と
先日読んだ『ミステリ・ハンドブック』に続いて 本棚の奥で埃をかぶっていて 最近は開くこともないし 読んでないパートのほうが多いよね ということで 終活の一環という意味でも まるっと読んでみました
気象学という学問の書物は 初めて読ませていただきました 日頃テレビの天気予報のコーナーで解説されている 気象に関するお話は興味をもって聞いてはいるのですが 本書では 非常に広範囲に しかも かな
先日『赦しへの四つの道』読んで感銘を受けたので 今まで ル・グィン作品を 難しそうだなと 一作も読まずに来てしまったことを後悔しました それで 代表作であり オールタイム・ベストにも選ばれる本作を
書き下ろし日本SFコレクションNOVA 第1期全10巻やっとこ読了しました 1巻2巻を読んだのは 10年以上前なのですが サイエンス派・ハードSF派である私には 文学派や幻想派だったりする変格派S
最新の遺伝子研究の成果をもとに 生命の謎に迫ろうとする一冊です しかし 私には遺伝子というものにこだわって展開される 著者の説にはかなり違和感を抱きました まず 最初の生命は RNAから始まったとい
今まで 地球の歴史や 地球の構造に関する本は かなり読んできましたが 本書は「化学」という切り口で 地球史や地球の構造を解説しているのが新鮮で 新たな知見を数多くいただきました といっても「化学
特集は「ミステリとSFの交差点」 なんでいまさらと思いますが それより 問題作は 第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作 間宮改衣 作の『ここはすべての夜明けまえ』の 一挙掲載でした 大賞受
私にとっては未知の作家さんで 事前情報もまったくなかったのですが タイトルの「パラレル」という言葉に 私のアンテナが反応してしまい 版元が河出書房新社ということもあり ひょっとしたらSFかな・・・な
番組は視聴したので 復習と詳細の再確認のために読みました 番組は このキャスティングと 謎のコスチュームが 意味不明でしたが 日曜日午後9時放送の 本格的なNHKスペシャルよりも わかりやすい
先日読んだ『アナベル・アノマリー』に広告が載っていて 面白そうと思って 図書館で調べたら 広告の文庫版ではなく オリジナル版の在庫があったので 借りて読みました 購入しなくて申しわけないけど・・・
前に読んだ『ダイダロス』がなかなかハードだったので 次は軽めのSFにしようと思い 今年の『SFが読みたい!』のサブジャンル別ベスト10のライトノベルSFで紹介されていて たまたま目に付いた本書を手に
一昨年 TV放送されたのを 何気なく視聴してちょっと気になったので録画しましたが 時々思い出しては視聴するという適当な鑑賞で 最初に録画してから二年かかってしまいました このドラマのオリジナルは
大賞受賞作の『標本作家』に続いて 2022年第10回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作の本作もトライしました あえて「トライ」と書いたのは なかなか読み応えたっぷりの ハードな読書体験だったからです
SHOWROOMの配信者さんにお薦めいただいて 読んだ前作がなかなか面白くて 次もって思ったけど なにしろ 読みたい本のリストが どう考えても死ぬまでに読めないだろうという量を越えているので 放置して
あいもかわらず 積読在庫処分のための読書です 本号の特集は「ラリイ・ニーヴン特集」 以前『リングワールド』はじめ何冊か読んだはずですが なにぶん遥か昔のことで記憶が・・・ 掲載の著作目録眺めれば
1ヶ月放置してしまった『今夜すきやきだよ』の鑑賞再開しました あいこちゃんとゆき君の結婚式も終わり 別居婚生活も始まり ともこちゃんの絵本「たびするふたり」も出版されたようですね あいこちゃんが
できるだけ書評などの事前情報に触れずに 読む本を選ぶことにしてるので ほんとうに偶然なんです 2冊続けてひとりの人物によって大都市が殲滅されるSF小説を読むことになったのは いきなり破壊され砂漠
ABIKILUの空飛ぶ車の開発が進むにつれ 人材不足が問題に・・・ そこで舞ちゃんが思い出して誘ったのが あの星が大好きだった朝陽君 今は浪花大学で「惑星探査ドローン」の研究をしている かなり強力な助っ人に
2001年に 第二回日本SF新人賞を受賞した著者が 2001年と2003年に「SF Japan」誌に掲載された2作品に 書下しの2作品を加えて 20年の歳月の後に完結させた 連作短編集です そして 著者10年ぶりの復帰
先週の最後で 久しぶりに登場した刈谷先輩と玉本先輩 彼らが開発しているのは「空飛ぶ車」 なるほど 来週の最終回のクライマックスは この空飛ぶ車になるってことですか 大阪では 2025年の万博で空飛ぶ
先日読んだ『標本作家』では 文学の知識も教養も持ってないことを 思い知らされましたが 本書では 数学の知識もセンスもまるっきりないという現実を 突きつけられました つまり 文系も理系も どっちもダ
第10回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作ということで手に取りましたが お気楽な読書ばかり続けてきて 文学の素養などない私が 感想を書く資格があるとは思えません なにしろ登場する文豪達のモデルとなっ
事前情報でハリウッドで映画化が決まっていると知ってたし ミッキーマウスを連想しちゃう 軽いタイトルから ライトなアクションSFを想像して 軽い気持ちで読み始めたのですが・・・ たしかに主人公の言葉
先週までのお仕事ドラマから一転 今週は家族の物語でしたね といっても 大変であったであろう妊娠と仕事の両立の期間はあっさりスルーして いきなり出産の当日って 端折りましたね 貴司くんのお父さんの
相変わらずの 未読S-Fマガジンの断捨離読書が続いております さて今号の特集は・・・って 何なの「特報」って? 巻末の塩澤編集長さんの編集後記でも なんだか照れてるようなお言葉 「UFO編隊、本誌編集
アイドルが好きで 読書が好きですから 当然の帰結として本書に辿り着きました 高山一美さんの『トラペジウム』 阿部若菜さんの『アイドル失格』に続いての第三段は 松井玲奈さんの『カモフラージュ』です
先月 『SFのSは、ステキのS+』を 「+」の意味もわからずに先に読むという失態を犯し そこで 池澤春菜さまに 惚れてしまったという 取り返しのつかない大失態を重ねて犯してしまい あわてて本書を読
著者の日本オリジナル短編集第2弾です 収録の9作品は どれも刺激的で傑作でした そして 読みながら考えさせられることが多かったです そのことは 巻末の坂村健氏の解説で 「Philosophy Fiction : 哲