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就職活動に不安や不満を抱く学生さんにプロのキャリアコンサルタントが情報提供します!

就職情報会社出身で何百社の企業の人事・採用担当者と接した経験による「企業目線」の採用情報と、千人規模で学生さんの模擬面接やエントリーシート添削を行った経験から見えてきた就職情報を、プロのキャリアコンサルタントが客観的な視点でお伝えする就職活動応援ブログです。

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2011/09/06

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  • 2026年卒学生の希望する就職先について考えたこと

    皆さん、こんにちは。 先日、今年度の新語・流行語大賞が「ふてほど」に決まって物議を醸していますね。ドラマは面白かったですけど「ふてほど」が日常会話だったかというとビミョーですね。皆さんはどうですか? さて、師走に入り世の中があわただしい雰囲気ではありますが就職活動中の学生も何かと忙しい日々を過ごしていると思います。そこで2026年卒の現大学3年生はどのような就職活動をしているのかという就職戦線の序盤戦について調査した資料が発表されていました。データを参照しているのは毎度おなじみキャリタスさんのものです。HPに掲載されているので関心がある方は詳細をご確認ください。 私が着目したのは11月後半時点の志望業界という調査データです。これによると全体、文系男子、文系女子、理系男子、理系女子 とカテゴライズしてデータが掲載されていました。 全体1位:情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト(19%) 全体2位:情報・インターネットサービス(18.6%) 全体3位:銀行(18.5%) このような結果になっていました。ここで銀行が3位になっているのはフィンテックを推進する銀行が理系学生の興味を高めて志望度を高めさせたのかと勝手に思っていたらそうではないことがわかりました。 文系男子1位:銀行(30.8%) 文系男子2位:調査・コンサルタント(19.5%) 文系男子3位:情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト(18.9%) 全体3位に押し上げるほど文系男子1位の銀行の志望度が高いということがわかりました。世の中的には銀行の店舗が統廃合され、窓口業務の人員が営業に振り向けられ、フィンテックを活用してスマホやPCで手軽に金融サービスが受けられるようになってきているのに未だに銀行を志望する文系の学生は何を求めているのか聞いてみたいと思いました。 おそらく安定していてエリートが行く業界というステレオタイプなイメージが就職戦線の序盤ということもあり反映されているのだと思います。しかし、ちょっと街を歩くだけで気付ける変化だと思うしTVやネットの広告でもネットバンキングという言葉を聞くはずですからもう少し世の中の変化に気を配ってもいいのではないかと感じました。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 人材の多様性が声高に叫ばれているが実際のところはどうなのか?

    こんにちは。 野球のプレミア12をご覧になっていますでしょうか?私は野球が好きなので欠かさずTV観戦しております。しかし、侍JAPANは強いですね。若手でのチーム編成なのでWBCの時と比べると1.5軍という感じではありますが十分強いです。カープファンの私としては「ここぞの小園」でおなじみの小園選手が大活躍をしているので大喜びです。20代の若手の選手が所属チームを問わず侍JAPANに結集して力を発揮しているのは実に頼もしいですね。 さて、冒頭に侍JAPANの話を持ってきたのは選手個々の所属や能力の違いが組み合わさり力を発揮する、ということから発想を飛ばし多様性について考えてみようと思ったからです。私も採用の仕事に関わっておりましたので以前からダイバシティ(多様性)という言葉がバズワードとして飛び交っていました。しかし個人的には外面だけダイバシティで内面は???と思うことが多々ありました。 具体的には大学の偏差値で足切りをしてテストの点数やマークシートを塗りつぶす能力だけで採用するというやり方が正しいのかという疑問です。頭がいい人を取るのは大事なことではありますが絶対条件ではないはずです。それ以外にも体力がある人とかリーダーシップを発揮してきた人とか外国生活が長い人など、それこそ多様性に富む人材を企業の人事担当者が目利きして採用してこそ多様性のある組織を作ると思うのですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか? これって人を評価する尺度が昭和の時代から1つしかないから学歴偏重主義になってしまうのだと思います。こうなってしまう背景も理解できます。どういうことかというと偏差値は客観的データで容易に判断がつきます。しかし、リーダーシップであるとか気配りができるとかはアピールする人の主観であり評価する人の主観なので偏りが出てしまうので採用の決め手にしづらいということです。 長年、このような業界に携わって思うのは「偏っていても別にいいんじゃない」ということです。偏差値が高い順に採用したからと言って上手くいっているわけではありません。失敗した時の言い訳として「あの人は東大出身なんですけどね」とか「慶応出身者はあまり外れないと思ったんですけど今回はダメでしたね」みたいなことは多々あります。これも高偏差値大学の偏りですよね。だったら毛色が違う人を積極的に採用したら新たな何かが見えてくる可能性はあります。本当の多様性を求めるのであればこ

  • 大学のキャリアセンターに聞いたアンケート結果を見つけました

    皆さん、こんにちは。 11月中旬に入ったのにとても11月の陽気とは思えない暖かさですね。昨日ゴルフに行きましたが暑いくらいでした。体調にはくれぐれもお気を付けください。 さて、本日は「大学の就職・キャリア支援活動に関する調査」という今まで見たことがない調査を発見しましたので共有したいと思います。データの参照元は株式会社キャリタスの調査結果に拠ります。今まで就職支援の業界に長く身を置いていますがこのような調査結果は初めて見ました。ある意味斬新でした。今までの価値観であれば企業が大学生に対して何を求めているのかがわかる調査であるとか、その逆で学生が企業の採用活動に対して何を思うかを調査するのが通例でした。 これに対して大学が学生指導に対して何を考えているのか、企業の採用活動に対して大学は何を思っているのかがわかる調査だったので興味深くデータを拝見しました。私の考えはありますが、皆さんもこのようなデータは初見だと思いますのでご自身のフィルターでこのデータに接していただければと思います。 リンクはこちら 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 採用直結型のインターンシップを実施済みの企業が4割に

    皆さん、こんにちは。 やっと秋を感じる気候になってきましたね。朝夕が寒くなったので紅葉もこれから色づいてくるのだと思います。そんなタイミングで日経新聞の10月25日付朝刊にこんな記事が掲載されていました。 インターン、採用直結型が4割に ルール変更で定着 これは日経新聞が独自に2025年度採用状況調査を実施して、2024年夏に採用に直結するインターンシップをすでに実施済みとした企業が39.6%と前年比で5.1ポイント上昇したと報じていました。詳しい情報は日経新聞のWeb版などで読むことができるのでご覧ください。 業種別にみると機械、建設、自動車、電機など理工系学生の採用をするために採用直結型のインターンシップを活用しているのがわかりました。学んでいることが仕事に直結しやすいので採用直結型のインターンシップを活用するのが合理的なのだと言えるでしょう。これに対して文系の場合は事務系総合職という括りで大雑把に仕事を提示されるのでなかなか採用直結型は難しいということでしょう。 しかし近年、ジョブ型雇用を導入する大手企業が出てきたので事務系職種でも職種別インターンシップを導入しているところがあります。例えば日立などはかなり細分化しているようですので興味のある職種に応募しやすくなっていました。 今後もこのトレンドは変わらないのかなと思います。懸念材料としてはまだ働いたことがない学生が妄想を膨らませて夢や希望に満ち満ちて確証バイアスに陥ることです。実際に働いてみたら大したことできないじゃん、と失望するところまでは今までもありました。そこからが問題なのですがジョブ型雇用で就職したら原則そのポジションの仕事しかできないので我慢してやり続けるか転職するしかないということです。総合職のようにジョブローテーションという概念がないということです。 ということで学生さんは選べる時間が長くあるので将来の自分にとって何がいいのかをしっかり検討して働き方を選んでみてください。その最初のきっかけがインターンシップでの情報収集だと思います。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2026年卒現3年生の就職戦線序盤戦

    皆さん、こんにちは。 10月中旬だというのにまだ暑いですね。今日は小雨が降る天気なので寒くなるかと思いきや湿度があって蒸し暑さがありますね。体調にはくれぐれもお気を付けください。 さて、今回の話題は現在大学3年生である2026年卒の就職戦線がどのようになっているかを確認したいと思います。データはキャリタスリサーチのものを参照させてもらっています。 昨年からインターンシップが細かく定義されております。その説明をしてから現状をお伝えしていきます。 タイプ1:オープンカンパニー(いわゆる1Dayインターン) タイプ2:キャリア教育(大学の授業としての教育プログラム) タイプ3‐①:汎用的能力活用型インターンシップ →職場における実務体験(5日以上) タイプ3‐②:専門活用型インターンシップ →職場における実務体験(2 週間以上) タイプ4:高度専門型インターンシップ (高度な専門性を有する大学院生限定) いかにもお役所がつけそうなわかりづらくお堅い表現ですが、粗製乱造された名ばかりインターンシップを整理して定義づけした意味はあったと思います。これらの各タイプごとのインターンシップ参加率をキャリタスリサーチさんが調査してくれています。その結果が以下の通りです。 タイプ1:92.6% タイプ2:32.5% タイプ3‐①:39.7% タイプ3‐②:15.7% タイプ1は1日であったり半日で業界や会社の雰囲気をつかむのが目的なので企業側としてはより多くの学生を効率よく集めることが目的となります。学生としては何となく企業の雰囲気をつかみたいという程度でハードルが低いので参加しやすいです。だからこそ100人いたら93人くらいが参加するという結果が出ています。それ以外は5日以上(土日休みで1週間が5日)のプログラムとなるので企業側の受け入れ態勢も大勢を相手にすることができません。限りある枠に意欲のある学生を受け入れたいと思いますからESや適性テスト、面接など多くのハードルを設けることになります。なので参加率が4割を切るということになります。 今はインターンシップから採用に直結させて良いというルールに変わったので企業側も真剣に学生に自社のことや働き方を知ってもらいたいということで手間暇をかけてインターンシップを充実させる方向に舵を切っています。この結果が本採用が始まる前の早期内定ということにつながります。 もう一つ面白いデータがあった

  • 昨日は内定式、あと半年で新入社員

    皆さん、こんにちは。 昨日は内定式という会社が多かったのではないでしょうか?私も今から27年前に内定式に出席しました。私のころは就職氷河期だったので手厚いフォローも何にもなく会場に集められて人事担当役員の話を聞いて頑張ってください、と言われて終わったと記憶しています。それくらい質素で特に印象に残るものではありませんでした。これから同期となるメンバーと酒を飲みに行ったことくらいしか記憶にありません。 皆さんはどんな内定式でしたか? さて、今回は世の中にどんな内定式があるのかを今日読んだ日経新聞を基に考えてみたいと思います。私の就活生のころと違って今は売り手市場ですから企業もあの手この手でフォローして内定辞退を防いで来春の入社式に無事入社して欲しいという気概を感じます。 個人的に面白いと思ったのはZoffの内定式です。内定者がサングラスをかけて内定式に臨むというものでした。自社の商品で販売強化しているものがサングラスということでこのような内定式だったそうです。自分が社員になった時にこの商品をお客様にお届けする価値があるものだという認識を高める狙いもありますし、利益率が高い商品だから収益の柱にしていきたいという会社の方針を理解するのにも良いと思いました。 内定式後の研修もいろんなものがあるそうです。例えばJTBは希望者を対象にJTBが開催を支援する「ホノルルフェスティバル」に参加する体験研修を用意しているとのことです。全員タダで参加させていたバブル時代のようにはいきませんが会社でどのようなことをするのかを体験できて同期との親睦も図れるのであればお金を払っていく価値があるかもしれません。個人的にはニトリの取り組みが一番現実的で好きなフォロー体制です。どのようなものかというと12月までには配属先が知らされて入社までに必要なスキルを強化するためのプログラムが用意されるのだそうです。卒論も終わって暇を持て余している時期に入社までに必要な力を身に付けられれば入社時に同期に差をつけることができるので真剣に取り組むと思いました。 このように少子高齢化で若手人材が少なくなる今後はいかに会社の仕事に主体的に取り組んでもらいお客様に満足を差し上げてそれを自分の喜びに帰るかが重要になってきます。ただ楽しいイベントに参加させて何となく会社の一員になったような温い飲み会程度の内定者フォローでは優秀な学生は危機感を感じてそのような会社には入社しな

  • 自民党総裁選に見る雇用政策

    皆さん、こんにちは。 自民党の総裁選の告示が始まり9月27日の投開票まで政策討論をしていくことでしょう。でも今日の新聞やネットのニュースを見ていると支持を伸ばしている高市氏潰しが見られ、泥仕合の様相を呈していますね。 さて、そんな自民党総裁選で小泉進次郎氏が提唱していた「解雇規制の緩和」が日本の雇用に影響する政策論点だと思いますので取り上げてみます。 そもそも日本は高度経済成長期に優秀な人材をつなぎとめるために日本的経営スタイルを確立しました。その代表例が終身雇用と年功序列です。経済が右肩上がりのころは生活を安定させるための終身雇用は企業が従業員に与えられるインセンティブとして従業員のやる気を引き出すものでした。家族を形成し子育てしていく過程で生活費が増大することに対応して年功序列の賃金体系にすることも非常に合理的な仕組みでした。 しかし、バブルが崩壊して経済が低成長期に入ると終身雇用をするための原資となる利益が減っていき維持できなくなっていきました。日本はその当時、世界で有数の解雇規制が厳しい国だったので、まずは新卒採用の抑制を行ないました。まさに我々の世代が割を食ったわけですが人件費の抑制には寄与しました。これだけでは足りず中高年層の給与水準の高い人を整理する必要が出ました。これがリストラという名の退職勧奨、実質的な解雇につながりました。 この当時は不良債権問題とデフレの発生など社会情勢が混乱していたので、まずは経済の成長というよりは固定費を抑えて売り上げは上がらなくても利益を確保する経営が主流となっていたので採用抑制とリストラが行われていました。しかし、こんなことばかりしていても企業は成長せずグローバル競争に勝てなくなってきたというわけです。少子高齢化も加速してきているので生産性の向上とDXの推進、人手不足による若手人材の積極採用の時代に変わってきました。これが令和の雇用状況と言えます。 このような時代背景もあり、昭和型の雇用慣行を見直し令和型に変革しようというのが、どうやら小泉氏の主張のようです。解雇規制の緩和というと解雇の自由化ということにつながるイメージがあります。でも平成デフレ時代にリストラという名の実質解雇と人件費抑制のための非正規雇用社員の登用を行なったことで大っぴらにクビにしなくても人員調整をできるような環境は整っているのです。 なぜ今更、解雇規制の緩和などと主張したのかがよくわかりません。し

  • 内定式まで1か月を切った学生の状況はどんな感じか?

    皆さん、こんにちは。 9月に入り日中はまだ暑いですが夜になると涼しくなってきて過ごしやすくなってきましたね。こういった時期は私だけの感覚なのかわかりませんが寂しい気持ちになります。夏が終わってしまったんだなと感じるからなのかもしれません。 さて、2025年卒学生の採用戦線も落ち着き10月1日に行なわれる内定式までの時間をどのように過ごすか、というのは大事なことだと思います。私が学生の時は8月下旬から9月下旬の1か月間を使ってヨーロッパ大周遊の卒業旅行に行ってました。学生のうちしかできないことを全力でやろうと思っていたのだと思います。皆さんはどのように過ごしているのでしょうか? 昨今は採用戦線も大幅に前倒しされて3年生の夏休みから始まるインターンシップを皮切りに早い人では年内に内定が出ます。半分弱の学生は採用が本格的に始まる3月より前に内定が出ている状況です。GW前には半数以上が内定を獲得する状況になってきています。そうすると内定を承諾してから内定式までの時間が非常に長くなるので学生側は不安に感じることが増してくるかもしれません。それを解消すべく企業側は懇親会を開いたり入社前研修を受けさせたりと様々な策を講じています。 毎回こちらで引用させていただいているキャリタスリサーチの調査で「入社に向けた内定者フォロー」というのがありました。このデータで学生に取ったアンケートで内定者フォローや企業に対しての要望というのがありました。読んでみると「学業の負荷は人それぞれなのに入社前研修の負荷は全く同じなので不公平に感じる」であるとか「学生時代にできることを謳歌してくださいという割には課題が多くて大変です」などの不満があるようです。その一方で「入社前に取得しておくべき資格や知識の習得を早く教えて欲しい」という入社後を見据えて戦力になりたいという前向きなコメントもありました。 これに関して私が思ったのは企業側が学生に気を遣ってる一方で社員としてこれくらいはやってもらわないと困る、という半社員としての内定者の扱いに慣れていないということが原因なのではないかということです。強気にやり過ぎると学生が内定辞退をすると考えるし、甘やかしすぎると入社して使い物にならないということを危惧するのです。 これは完全に私見ですが、学校にお金を払って入学する立場ではないと学生は理解してるはずなので、会社のスタンスを明確にすべきだと思います。学生時代には

  • 就活沼にはまる学生が増えているようです

    皆さん、こんにちは。 お盆が過ぎ夕方から夜にかけてはだいぶ涼しくなりましたが日中の酷暑は相変わらずですね。日本の気候も亜熱帯化しているので局地的な豪雨が降るようになりました。昨日の東京都心の雨はマンホールが吹っ飛ぶほどの豪雨だったようで危ないですね。気を付けていきましょう。 さて、本日は就活沼について書いていきます。 この「沼」って言葉はいろんなところで使われるようになりました。要は何かにはまるということです。今までは好きなことに夢中になるなどポジティブな要素から結果として抜けられなくなって沼にはまる、という表現をされていました。私はカメラが好きなんですけど一眼レフでレンズが交換できるので良いレンズを探し求めて購入するとキリがなくなってしまいます。それを評して「レンズ沼」などという言葉があります。 それでは「就職沼」って何なのか?これは日経新聞の記事で取り上げられていました。記事を読むと昨年からインターンシップのルールが変わって企業側は採用に直結してよい、ということになったのでインターンシップを大幅に強化しました。学生側は行きたい企業のインターンシップに参加することで採用につながる確率を高めたいと考えるので積極的に参加します。大学の指導もインターンシップには参加するように、大っぴらに指導するようになりました。 このような状況で本来の就職活動年次だった大学4年ではなく大学3年の夏休みから実質的な就職活動が始まり学生が忙しくなりました。企業は夏休みを活用してインターンシップを実施するので大学3年生のの夏休みは旅行に行くなどの趣味に費やすことができず、アルバイトにも行けずひたすらインターンシップのスケジュールをこなすことに時間を費やすことになりました。それが就活の沼から抜け出せないという意味の一つとなりました。 もう一つ意味があるらしく採用の長期化がキーワードになります。どういうことかというと大学3年生から活動して大学3年の春休みには内定が出ます。厳密に言うと内定は10月1日に出すものなのでこの段階では内々定です。内定をもらうような学生はたくさんの企業から内定をもらうので自分にとってどこがベストなのかを考える時間が極端な話9月30日まであるということです。内定をもらっても内定をキープしておけば選べるし、まだ次を探すこともできるということで就活が終わらない、という沼にはまる学生も増えているようです。 そうならないためにも

  • 終戦記念日に思ったこと

    皆さん、こんにちは。 本日は79回目の終戦記念日ですね。日本が戦争に負けて焼け野原から復興を果たし今に至るわけですが、悲惨な戦争のかけらなど普段の生活ではこれっぽっちも感じられません。 しかし、79年前に玉音放送が日本中に流れたとき日本は戦争に負けたことがわかるような悲惨な状況だったのです。英霊の御霊に日本がここまで発展できたのはあなたたちのおかげですと感謝の念を捧げたいと思います。 さて、今回書きたいと思った内容は自分の考えをしっかり書いて伝えるということはどういうことなのか、ということです。私は靖国神社に参拝に行った時に遊就館という博物館に足を運びます。そこでは明治政府誕生以降の殉職者を祀っているわけですが、太平洋戦争の時の殉職者が多いので遺書などの展示も多くあります。そして今年の2月に鹿児島県にある知覧特攻平和会館に行きました。ここは沖縄戦の特攻基地として太平洋戦争末期に使われていたところに戦後できた施設です。ここでもたくさんの遺書が展示されておりました。 どちらの施設に訪れた人たちはみな同じことを思うことでしょう。19,20歳の若者が親や愛する人々に対して実に立派に感謝の念や国の行く末に対して自分の考えをしっかりまとめているということです。とても自分にはできないな、と思うようなことをしっかり自分の言葉でまとめています。必ず死ぬ特攻隊の隊員として覚悟を決めて現世に言葉を残した凄味というものを感じます。 このような文章を見てしまうと就職活動のESは小手先のテクニックに走り心が感じられないものばかりです。自分の時代にはESはありませんでしたが、やはり今の学生と同じような感覚で小手先のテクニックに走っていたと思います。つまるところ命を懸けた「覚悟」があるかないかの違いなんだと思います。 平和な時代に生まれたことに感謝して、これから取り組む仕事は他の人の幸せに貢献しているかを考えながら有意義な職業人生を歩んで欲しいなと思いました。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • インターンシップに対する企業と学生それぞれの思惑

    皆さん、こんにちは。 8月に入り学生の皆さんはインターンシップの参加で忙しく過ごしているのではないでしょうか?今年は近年類まれなる酷暑で命の危険を感じるような異常気象です。学生さんも体調管理にはくれぐれもお気を付けください。 さて、今回お題にした「インターンシップに対する企業と学生それぞれの思惑」ですが、どういうことなのかを書いていきます。 まずは学生側の思惑についてポイントを上げます。 ①どのような企業なのかを知りたい、理解したい ②仕事ってどんなものかを体験したい ③選考に直結するので参加せざるを得ない 他にもあるでしょうが主なものはこの3つと言っていいでしょう。 これに対して企業側の思惑についてポイントを上げます。 ①自社や自業界に少しでも興味のある学生と接触したい ②優秀な学生に接触したい ③働くことをイメージできている学生と接触したい だいたいこんな感じです。インターンシップは就業体験なので働くことをイメージできるように企業が学生に教えてあげる、というのが今までの大学生のインターンシップのイメージでした。しかし、企業はボランティア団体ではないので実利のないことはしません。採用につながらなければ意味がないのです それぞれの思惑のポイントを挙げました。 学生側は「してもらう・教えてもらう」ことを期待してインターンシップに参加します。 企業側は「戦力の見極め」のためにインターンシップを実施します。 それではどんな学生が希望のインターンシップに参加できるかと言えば「目的が明確で働くことをイメージできている」学生です。 この辺のことはキャリタスリサーチが7月29日にリリースした調査データにも書いてあります。「接点を持った学生に対して感じたこと」という項目を読んでみるとこんなことが書いてありました。 仕事内容よりも条件を聞きたがる 仕事そのものよりもワークライフバランスに興味を持ってる 業界研究・企業研究が足りない 知名度重視で大手志向 丁寧に教えて欲しいなど学校の延長で考えている学生が多い 企業で働いて給料を稼ぐ人になるという自覚を持って欲しいというのが企業の本音なんだということを理解したうえで学生独自の主張をしてみたら印象がポジティブになるのではないかと思います。他人に対する配慮というのは大事ですし企業に入ったら気を配りまくるので学生のうちからやっておきましょう。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • エントリーシートや面接もAIで対策する時代

    皆さん、こんにちは。 関東地方は昨日梅雨が明けたそうです。梅雨入りは遅く梅雨明けは早い。梅雨っぽい梅雨を感じることなくこれから猛暑日と戦い続けるのかと思うと気が滅入ってしまいますね。 さて、今朝の日経MJ1面で取り上げられていた 「就活AI VS 採用AI」 という記事に目が行きじっくりと読んでしまいました。 簡単に言ってしまうと企業が学生に課すエントリーシート(ES)をChat-GPTやGemini などの生成AIを活用して作成する学生が増えてきている。それに対応すべく企業も生成AIを活用してESを判定したり面接で活用したりと、どちらの側も生成AIを活用している現状を取材したものが掲載されていました。 以前であればAIを活用するなど言語道断という雰囲気が企業側にはありましたが、現在では自分が職場で生成AIを活用しているので「使うな!」とは言いづらいという後ろ向きな肯定派が増えてきているそうです。 学生の方も本命企業はしっかり自分で考えてESを一生懸命作成するけど、滑り止め企業には生成AIを活用しているという心情も掲載されていました。 このような便利なツールが出現したのに使うな、というのはおかしいと思うし規制したところで絶対活用するはずです。そうであれば生成AIが活用されることを前提とした新たな採用手法が模索されることでしょう。それによって学生の側もまた対策を講じるといういたちごっこが今後も果て無く続くということでしょう。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 7月1日現在の就活生の現状はどうなってるの?

    皆さん、こんにちは! 猛暑続きで気候と体がうまくアジャストできませんね。特に就活生はスーツ姿で活動しているので熱中症や脱水症状には気を付けて活動していただきたいと思います。私もこの猛暑続きで今までの社会人人生で初めてぼーっとしすぎて朝の髭剃りを忘れて仕事に行ってしまいました。 さて、本日は7月1日現在の就活生の現状についてシェアしたいと思います。インターンシップが採用直結にしてもいいとなってからますます活動が早期化しています。その状況を反映して昨年以上に動きが速くなっていました。調査データの参照元はキャリタスリサーチから取っております。 ・7月1日現在の内定率:89.7%(昨年は86%) →うち就職活動を終了した学生:79.7% ・活動継続者(内定+未内定学生合わせて)20.3%の状況 →採用選考に進んでいる企業に絞って活動:26.8% →新たな企業を探しながら幅広く企業を広げる:28.5% この結果を見ると8割の学生は就活を終了している一方、内定を保持している学生も未だに活動をしています。未内定の学生に関しては内定保持者と内定獲得競争をしなくてはいけないので心理的なプレッシャーもあるでしょう。内定保持者でも今の会社よりさらにいい会社があるのではないかとすでにある内定を保険により良い会社を探しています。 夏採用とか秋採用という形で内定辞退者の穴を埋めるべく意外な会社が追加募集をするタイミングでもあるのでもう少し活動してみたいというのが本音なのかもしれません。新卒の就職に関しては一生に一回のことなのでじっくり考えて納得のいく活動をしてもらいたいと思います。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 高卒採用が活況を呈している!

    皆さん、こんにちは。 今日の日経新聞1面にこんな記事が出ていたのをご覧になられましたでしょうか? 「高卒採用、27年ぶり大卒上回る伸び」 これの何が1面に掲載されるほど重要なの?と思われた方もいらっしゃると思います。ひと昔であれば就職するために大学を出ないといい会社に勤めることができないよ、と呪文のように言われていました。 だからこそ大学進学率が上がり今では6割近くの高校生が大学に進学するようになりました。言い方は悪いですが猫も杓子も大学に行くと大卒という価値が目減りしているのは否めません。 逆に言うと余程の上位大学を選ばなければ大学に行くことはできるのに進学せずに就職を選ぶというのは働くことへの覚悟ができていると言えます。働くことへのモチベーションが高いので戦力化したいという企業の思惑とも合致します。 このような状況の中でAIやロボットでは代替できない人の作業が求められるような職種、いわゆる現場作業系の仕事で人手不足が起こっているので高校生に企業の熱視線が向けられているということです。今までホワイトカラーへの就職を目指して大学に進学した人たちもAIやロボットで代替できるようになってきてしまったので単純に知識があるとか事務作業が速いというだけでは採用できなくなっています。 そうすると大卒も現場作業系の仕事に就く人たちが増えてくるのです。しかし、給料の問題で考えると年功序列の日本においては高卒採用の方が給料が安いので現場作業系であれば高卒採用で賄いたいという企業の気持ちが出てきます。みんなが同じようなことを考えるので高卒採用が今後熾烈を極める可能性が高くなるのです。 これからは進学するのか就職するのかを真剣に考えないとチャンスを逃すことが出てくると思います。大学に行けばいい会社に入れる。資格を取れば就職できると安直に考えるのは危険です。何のために学ぶのか?何を学ぶのか?どのように学ぶのか?をしっかり考えることが大事です。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 6月1日時点での就活生の内定状況はどうなっているのか?

    皆さん、こんにちは。 真夏のような陽気ですね。梅雨入りはどうなっているのでしょうか?梅雨がなく即夏ですね。どちらにしろ嫌な季節です。就活生はスーツを着るので不快なことこの上ないと思います。 さて、6月1日から面接が解禁になったという建前で就職活動は進んでおります。その6月1日時点でどのくらいの就活生が内定を獲得しているのか?キャリタスリサーチのデータがUPしていましたのでご紹介します。 内定率 85.2%(前年同時期は81.3%) →3.9ポイント上昇しています。 他にも内定は保持しているけど未決定の学生に調査したデータがありました。決めきれない理由は1位が本命の企業から内定をもらえていない状態だから。2位が複数内定の中で優劣をつけられない。3位は内定は得たが自分に合っているかどうかわからない、でした。 いざ内定をもらってもいろいろ悩むことが多いと思います。就職活動が初めての経験なので当然だと思います。社会人の先輩としていえるのは一発で自分にとって最高の会社を見つけることはできないということです。ほとんどが自分にとって100%都合のいいことが起こらないので妥協して合わせていくか、諦めて次を探すかということになります。確実に言えることは力を身につけて認められて会社に残るor転職するという選択肢を持てるようにするということです。 ということで今のベストを探しすぎない方がいいのではないかと思います。会社や仕事は時代に合わせて変化していくものです。今は良くなくても将来良いかもしれませんし、その逆もまたしかりです。まずは現時点で納得した会社で覚悟を決めて働いてください。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 6月1日から選考開始という虚しい響き

    皆さん、こんにちは。 昨日は台風のような雨風が夜にやってきましたね。びっしょびしょになった方も多かったのではないでしょうか?ちなみに私はびっしょびしょになってしまいました。 さて、本日取り上げるのは6月1日から採用の選考が開始されるというトピックです。一応建前上は現在の大学4年生のスケジュールとして3月1日から採用広報が開始されます。平たく言うとリクナビなどの就職サイトがオープンする日ということです。ここから会社説明会が始まるということになっています。筆記試験などの選考や書類審査(ES)を経て6月1日から採用選考、つまり面接が開始されるということです。 実際にこのルールを建前上守ろうという会社はあります。経団連に加入しているような日本を代表する会社はこのルールを守っていますよ、という姿勢をみせます。でも実際のところはすでに内定を出しています。この件については以前のブログで内定率の紹介をしていますのでこちらをご覧ください。 以前からこの違和感についてこのブログで書いています。なんでみんな守っていないのを知っているのに守ろうとするのか不思議です。この偽善を日本を代表するような大企業がやっていることが問題だと思います。これらの企業は最近JTCと言われています。 Japanese Traditional Company(伝統的な日本企業) これってイノベーションを阻害して日本の成長力を下げている企業と私は見ています。外圧に押されて重い腰を上げる企業で企業版の老害だと私は思います。採用も同じで外資系企業だとかIT企業だとかが形骸化したルールを無視して優秀な人材をどんどん採用していきます。それに泡を食ったJTCがルールを守っていますよという偽善で裏でコソコソ学生に接触しています。本当に優秀な人にはこの光景が虚しく愚かに見えているはずです。だからJTCはそっぽを向かれて優秀な人材が採用できずにいます。 採用現場が責任を問われないように上位校の学生をとりあえず採用しました、ということをずーっと繰り返しています。採用された学生は「なんだ、この生産性もなく目的もよくわからない仕事は!」と仕事をしていくうえで気付いてしまい、安い給料で使われるのがアホくさくて外資系企業に転職するということなのでしょう。 こんなバカな制度は一刻も早く辞めて欲しいと私は就職会社にいたころから考えていました。その会社を辞めて10年以上たちますがまだ同じことを

  • 2025年卒就活生の5月1日時点の活動状況はどうなっているのか?

    皆さん、こんにちは。 5月に入って暑い日が続くのかと警戒していたら、意外と涼しい日が続いていますね。大気が不安定で風が強く雨が降るのが困ってしまう点ですね。就活生にとっては面接も説明会もオンラインが多いのではないかと思いますので、そこまでの影響は受けていないかもしれません。 さて、本日は5月1日時点の現大学4年生の就職活動の状況がどうなっているかについてお知らせします。データの参照元はキャリタスリサーチからご紹介します。 ◆内定状況(カッコ内は昨年の数字) 全体:76.9%(70.2%) 活動終了学生の割合:46.2%(40.4%) 内定社数:2.3社(2.2社) やはりといった感じで内定率は上がっております。活動を終わらせた学生の数も昨年と比べて6ポイントほど上昇しています。採用に直結させてもよくなったインターンシップの影響をうけたのでしょう。 ◆内定を得た企業の業界 こちらは全体でも文理でもすべてで情報処理・ソフトウェアが1番人気でした。IT人材が足りない、足りなくなるということは以前から言われていたことなので企業側も積極的に採用しているのが見えてきますね。。学生の側も将来有望で高収入を見込めるので積極的にチャレンジしているのだと思います。 最後に毎年思うことですが内定出しが年々早くなっています。大学2年生の春休みくらいに就職どうしようかな?って考えていないと大学3年生の夏休みに行なわれるインターンシップの準備もできないでしょう。そうしたら就活に縛られない大学生活は2年あるかどうかといった感じです。個人的には大学行って勉強して遊んだ経験、先輩や後輩と過ごす時間が経験になって社会で活用できると思っているので何のために大学に行ってるのかが正直わからない、というのが感想です。皆さんはどのようにお考えですか? 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 面接官ガチャという言葉を初めて聞きました

    皆さん、こんにちは。 本日は憲法記念日です。 日本の平和が維持されているのも平和憲法のおかげ、という見方もできますが私は個人的に制度疲労しているので改憲した方がいいと思っています。北朝鮮や中国やロシアの脅威にさらされている現実があるのに立場があやふやにされている自衛隊の扱いはひどいとしか言いようがないと思います。 さて、今回の話題は5月1日付の日経MJ1面に取り上げられていた 「面接官この方で」学生に指名権 という記事によります。記事を読みますと面接官ガチャで第一志望に落ちてしまった、というXの投稿を見た企業の人事担当者が「面接はフェアではない」という考えに至ったから面接官のプロフィールを紹介して学生に面接官を選んでもらおうということになったんだそうです。 試みとしては面白いし確かにフェアだと思います。ここで学生に勘違いして欲しくないのはフェアな対応を企業側がして採用したのであれば、求める成果をその社員が提供しなかった場合の報いを得なくてはいけないということです。自分にとって100%いいことが起こるわけではないので必ずトレード・オフの関係になるということです。 これからジョブ型採用も増えるでしょうから企業側も任せる仕事をきっちりと定義して適材適所で人材を確保するでしょう。そういう時代になれば採用の仕方もこのような面接官指名制度など増えてくるのでしょう。どんどん時代が進み制度もアップデートされています。そこで求められているものが何かを汲んでパフォーマンスで評価される時代なのである意味応募者には今まで以上に相手に対する品質保証が求められる時代に入ったということなのでしょう。今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 留学生の就職意識はどのようなものなのか?

    皆さん、こんにちは。 今日の大谷選手の活躍は素晴らしかったですね。3本のツーベース・ヒットってすごくないですか?今日は6打数3安打2打点で打率が371となりました。もちろんチームNo.1の打率です。日本人が海外で活躍をしていると鼻が高いですね! 今回は就職に関する面白い調査データがあったので紹介します。データは株式会社キャリタスが本日4月25日に公表した「海外留学⽣のキャリア意識と就職活動調査」です。この調査データは日本人が海外に正規留学あるいは交換留学など長期の留学をしている学生に調査したものです。調査結果を日本の大学に通っている学生と比較してあるので考え方の違いに触れることができます。この中から個人的に興味を引いたものを抜粋して紹介します。ご関心のある方はこちらからご覧いただけます。 ①就職先企業を選ぶ際に重視する点 日本人留学生 1位:給与・待遇が良い 2位:将来性がある 3位:大企業である 4位:社会貢献度が高い 5位:有名企業である 国内学生 1位:給与・待遇が良い 2位:将来性がある 3位:福利厚生が充実している 4位:社会貢献度が高い 5位:職場の雰囲気が良い 日本人留学生はとにかく大手、給料が良くて有名であることを求めています。日本国内の学生は雰囲気であるとか福利厚生に興味があります。同じ日本人でも学ぶ環境で違いが出ています。 ②企業に評価してもらいたいこと 日本人留学生 1位:コミュニケーション能力 2位:異文化対応力 3位:語学力 4位:協調性 5位:リーダーシップ 国内学生 1位:コミュニケーション能力 2位:協調性 3位:熱意 4位:明るさ 5位:信頼性 こちらは日本人留学生は自分の持っている力を具体的にアピールして評価してもらいたいことがわかります。対して国内学生は情緒的で抽象的なものを評価してもらいたいことがわかります。 ③就職先企業選びへの影響度合い(とても影響するのみを記載) 1.仕事を通して成長できること 日本人留学生:70.8% 国内学生:48.9% 2.多様性のある職場環境であること 日本人留学生:44.0% 国内学生:27.0% 3.柔軟な働き方ができること 日本人留学生:45.7% 国内学生:48.0% 仕事を通して力を身につけるとか刺激を得ようと手段としての仕事ととらえている日本人留学生に対して国内学生はバランスよくそこそこの充実感を得たいのかなと私は感じました。 同じ

  • 2025年卒新卒採用戦線の4月時点の内定状況

    皆さん、こんにちは! 今年は桜の開花が遅く、やっと咲いたと思ったら先日の暴風雨であっという間に散ってしまい葉桜になってしまいました。刹那的で一瞬の出来事でしたが記憶には残りました。皆さんは花見はできましたでしょうか?私は富山県に出張に行っていたのですが世界で最も景観の綺麗なスタバというところに行ってきました。桜が咲いていてライトアップされていたので、それが私の花見となりました。 さて、今日のお題は現4年生である2025年卒の方の4月1日時点での内定率はどうなっているかについてお伝えします。データ参照元はキャリタス就活のものから紹介します。 4月1日時点の内定率62.8% 昨年同日は52.9%だったのでおよそ10ポイントも増えたということがわかります。ちなみに昨年インターンシップに参加した企業から得た内定という方が67.5%と数字としては大きな数字ではあるのですが、昨年は同じ条件で70.1%ということで2.6ポイント低くなっています。ということはインターンシップ経由でなくても企業側は早期に学生と接触して早めに内定を出しているということがわかります。 建前上の採用戦線の序盤ではありますが、実際はかなり早い段階で内定出しが行われているのでゴールデンウィークで大勢が決するとみて良いのではないでしょうか?また次回5月1日の状況がどうなっているのかを見てみましょう!今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 新年度が始まり気持ちを新たに仕事に臨む新入社員の方へ

    皆さん、こんにちは。 本日は4月1日で新年度の始まりです。気持ちを新たに仕事に臨むスイッチが入るそのタイミングが4月1日だと思います。特に新入社員の方は初めて仕事に臨むので希望と緊張が入り混じっていることだと思います。 毎年この日になるとサントリーの新聞広告に新社会人向けのメッセージ広告が掲載されます。このメッセージを執筆されていたのが昨年11月に亡くなられた伊集院静さんです。このメッセージの始まりは2000年4月からだそうです。私が社会人になったのが1998年だったので私の時にはなかったのですが、毎年新聞でお目にかかるメッセージ広告だったので自分の時はどんなだったのかな、なんて思っていました。 それくらいこのメッセージ広告は綺麗ごとではなく実際に働いて辛苦を味わった伊集院さんの味わい深いメッセージが心に響くのです。深い味わいは職歴を経るごとに深まっていきます。まるでウィスキーの熟成のようです。さすがサントリーさんですね。 そんな伊集院さんのメッセージ広告ですが今年のものは第1回の2000年4月に掲載されたものが掲載されています。今読んでも大変味わい深いものです。自分の新社会人の頃を思い出して読んでみると確かにそうだよな、と49歳になる今の自分は理解できるようになりました。皆さんもぜひ新聞に目を通してこのメッセージ広告を読んでもらいたいと思いました。今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 配属ガチャについて考えてみた

    皆さん、こんにちは! サクラの開花予想ではすでに咲いているはずなのですが近頃結構寒いのでまだまだ開花にはほど遠いようですね。でも入学、入社のタイミングで咲いてもらった方が雰囲気が出ますので良いと思います。 さて、今日のお題は配属ガチャです。近年よく言われていたことですが、自分が希望する部署や働き方ができないとモチベーションが上がらないだけならまだいいのですが、辞めてしまう方もいるということで話題になっておりました。 たまたま今日の日経MJのトップ記事で 「なくせ配属ガチャ一歩づつ」 というのが取り上げられていました。 日経MJという新聞の性格上、小売り・サービス業の採用と配属のことが取り上げられていました。全国に店舗網を巡らしている大手企業が多いので希望しない勤務地であるとか職種に配属される可能性が今までの総合職採用では当たり前でした。しかし、それだと採用が上手くいかないので今時の企業は勤務地を限定するとか職種を限定する採用方式に切り替えるなどで対応しているのだそうです。 これは自分の進みたい方向性だとか将来のキャリア像が明確な人にとっては最高の仕組みだと思いいます。しかしながら学生と接する機会が多い立場の人間から見ると、そこまで自分の将来像を明確に思い描いている人はいないかなといった印象です。 メリットは大きいですがデメリットもあります。どういうことが考えられるかというと「あなたの言うことを聞いたのだから期待以上のパフォーマンスはマストで出してくださいね」とトレードオフの関係になります。自己主張をするということはこういうことです。しっかりリスクを負う覚悟が必要です。勤務地に関しても本来であれば総合職はどこにでも行くことを拒否しない代わりに出世や昇給とトレードオフになっていました。 つまり自分の価値観やライフスタイルに応じて働き方を選択していく時代になってきたのだと思います。企業側もみんながみんな幹部にできるわけではないのでインセンティブを与えることで出世したい人、地元に残りたい人、時間外労働を極力したくない人、現場の専門職になりたい人など多様な働き方を実現できるようになるのだと思います。いずれにしても自分でしっかり考えて自己責任で行動することが求められる時代になったということだということですね。今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • インフレと賃上げについて

    皆さん、こんにちは! 花粉症の方にはつらい時期ですが特にこの2~3日は風も強かったのでひどかったですよね。私は比較的症状が軽い花粉症なのですが、目は痒くくしゃみが止まらず、夜寝ていても鼻水が止まりません。皆さんはいかがですか? さて、3月も中旬となり就活も順調に進んでいると思います。そこで就職をする際に気になることの最も大きな部分は賃金が占めるのではないでしょうか?やりたい仕事があっても賃金が安すぎたら敬遠しますよね。そこで今日のお題がインフレと賃上げについてということを取り上げます。 最近賃上げのニュースが盛んに取り上げられています。なぜかというと平成時代の失われた30年で賃金は上昇せず雇用を守るということに主眼があり、結果として経済が成長しませんでした。いわゆるデフレの時代でした。賃金が上がらないので物価は上がらず、経済規模が拡大することもなかったということです。これがデフレスパイラルで消費をしなくなりますから企業活動も低迷してさらに景気が悪くなってしまいます。そんな時代が一昨年くらいまで当たり前のように続いていました。 しかしコロナが明けてから経済活動が活発になると需要が旺盛なのに供給がひっ迫して物価が上がるようになりました。ウクライナ戦争の影響もありますが諸外国のインフレの影響や為替の事情もあり日本でもインフレが起こっています。現状はコスト・プッシュ型と言われるインフレで原材料の高騰を価格に転嫁したインフレです。 これだと物が買えなくなり消費活動が減退していってしまいます。これに加えて現在の日本は少子高齢化で労働者不足で困っています。そこで人を雇うには人件費を上げて優秀な人材を確保しなければという機運が高まっています。人件費が上がることで労働者の賃金が上がり消費行動にポジティブに働きます。これが経済活動の好循環で良いインフレとされています。しかし、現状はまだ途上だと思います。日本を代表するような大手企業は積極的な賃上げをしてますが、中小企業まではまだ回っていないのが現状です。 大手企業から中堅~中小企業まで賃上げが浸透すると日本の経済的な活力は増して働く意欲も向上して心が豊かになる生活の質も向上していきます。こんな状況がやってくるのが望ましいのですが、途上段階の現在で日銀の金融政策決定会合が行われ、経済を引き締める政策に舵が切られる可能性があります。本日の夕方に記者会見があるのでそれを見てみないとわかりま

  • 3月1日時点の内定率ってどんな感じなのか

    こんにちは。 今朝は雪が降って電車が遅延して大変なことになるなんて言ってましたが大したことにならずによかったです。皆さんは大丈夫でしたか?就活生は東京の都心に出ることが多いので電車の遅延は致命的ですからね。 さて、本日は3月1日から就職課ts動画解禁された中ですでに内定を持っている学生ってどれくらいいるのかを調べてみました。データはキャリタスリサーチの調査資料を基にしています。 ①3月1日時点の内定率 43.2%(昨年対比で10.8ポイント上昇) ②内定を得た企業のうちインターン参加企業の割合 72%(昨年対比で1.9ポイント減少) ③内定取得者のうち活動を終了した学生の割合 11.5% ④エントリー状況 一人当たりエントリー数は平均21.2社(昨年対比2.1社増加) まず内定率で見てみると昨年対比で10ポイント以上の上昇って異常な数字が出ています。インターンで早期接触して、そこから内定を出す採用直結型のインターンシップを企業が行っていたということでしょう。これは②のデータが裏付けになるでしょう。 次に内定を獲得したものの活動を継続している学生が88.5%いるということです。まだまだ色んな企業を見てみたい、比較検討してみたい、とりあえず保険として内定キープといったところでしょう。 まだまだ就職活動は序盤戦なので焦ることなく納得の活動をしていただきたいと思います。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 本日3月1日は就職活動の解禁日

    皆さん、こんにちは。 本日3月1日は就職活動の解禁日ですね。新聞やTV、ネットニュースでこのことが取り上げられています。何も知らない一般の大人たちは「へぇ~、そうなんだ。学生もたいへんだな~」くらいに思っていることだと思います。 しかし、実態は昨年の夏休みに行なわれたインターンシップに参加することで就職活動の第一歩が始まり、そこからマッチングした学生に内定を出すという流れが出来上がっています。 実際に2月1日時点の2025年卒学生(現3年生)の内定率はキャリタスリサーチで33.8%と出ています。3月1日以前に活動が行われないとこういう数字は出ませんよね。とは言えども一応ルールはルールなので形式的に3月1日から会社説明会の告知をしてインターンシップ組の採用学生とは別で新規の優秀な学生に接するというのが就職解禁日の実情でしょう。 まだ内定をもらっていない学生が大半だと思いますがこれからでも十分に間に合いますのでしっかり企業のことを調べて会社説明会で追加情報を得て筆記試験や面接に臨んでいただければと思います。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 理想の上司ランキング2024が発表されました

    皆さん、こんにちは。 今日は天皇誕生日で今月2度目の3連休です。あいにくのお天気で非常に寒いですね。今日は家にこもってHDDに貯めたドラマやバラエティを一気見するに限りますね。 さて、2月21日に明治安田生命が発表した理想の上司ランキングが発表されました。この結果は以下の通りです。 実際はTOP10なのですが上位5名をピックアップします。 【理想の男性上司TOP5】 ①内村光良 ②大谷翔平 ③ムロツヨシ ④安住紳一郎 ⑤栗山英樹 【理想の女性上司TOP5】 ①水卜麻美 ②天海祐希 ③いとうあさこ ④新垣結衣 ⑤アンミカ これを見ると男性部門の2位に入った大谷翔平はWBC以前は理想の部下で1位だったんじゃないかなと記憶しています。昨年のWBCで「憧れるのはやめましょう」というメッセージやチームを鼓舞するプレイなどリーダーとしての風格を感じますよね。この辺を若手社員は評価しているのかもしれません。それにしても大谷の上司の栗山監督が5位というのは皮肉ですね。大谷がごぼう抜きしてしまいましたね。 女性部門は安定の水卜麻美と天海祐希です。ちょっと前は強くてかっこいい天海祐希が1位でしたが部下に寄り添う優しいイメージの水卜麻美が昨年も1位だったので時代のトレンドなのかなと思います。3位のいとうあさこや5位のアンミカあたりは常に笑顔でポジティブで優しく寄り添うイメージが強いですね。個人的に意外だったのは4位の新垣結衣です。結婚してから俳優の仕事は大幅に減らしてCMメインで活動していますので露出がだいぶ減っています。その少ない露出に上司をイメージさせるものがないので何を根拠に上司としているのかがわかりませんでした。年齢的に上司の年齢ということなのでしょうか?だとしたら年功序列なイメージで決めているということなのでしょうかね。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2月1日時点での就職活動状況はどうなっているのか?

    皆さん、こんにちは。 今週中ごろから4月の陽気で着るものとか体調管理などいろいろ大変ですよね。春一番も吹いて風が急に強くなったり、花粉が舞って私は目のかゆみとくしゃみに苦しんでいます。皆さんもお気を付けください。 さて、2月も半ばになりましたので2月の就活状況がどうなっているのかという概要を皆さんと共有していきます。データの元はキャリタスリサーチのものでご紹介します。一応就活解禁は3月1日なのですが実際にはかなりの学生が本格的に動いております。 ①インターンシップの参加状況 1日のものは90.9%の学生が参加済です。5日未満のものが59.2%で5日以上のものが38.8%という結果になっております。昨年と比べると5日以上のものが10.3ポイントも増えているということで企業側がインターンシップを重要視して採用に直結させたいという気概が伝わります。 ②本選考を受けた割合 2025年卒の学生は2月1日時点で71.3%です。昨年が68.2%だったので3.1ポイント増えています。早期化が加速していますね。 ③内定の有無 2025年卒の2月1日時点での内定ありという学生は33.8%です。昨年が23.8%だったので10ポイント増えています。上記①と②から企業が採用直結のインターンシップを増やして早期に活動する学生が増えたので内定が大幅に増えたということが言えるでしょう。 ④就職先候補として判断するために知りたい情報上位3つ 1.福利厚生63.8% 2.仕事内容・職種62.4% 3.勤務地54.9% 妥当と言えば妥当かもしれませんが仕事内容より福利厚生が最重要視されているというところが気になりました。福利厚生って仕事の対価として得られる権利だと思います。仕事をする前から福利厚生を重視するということは対価を提供する前から権利を主張しているような気がしました。たまたま最近「働かない日本」という本を読んだので余計にそう思いました。仕事の楽しさややりがいが見出せない社会なので主体性がなくなり受け身の体質になってしまい、新たなものが生み出しにくい体質になっているといった内容ですが、若者にも伝播してしまっているのかなと感じました。 データから概要を私なりにまとめてみました。確実に言えることは今年も就職戦線は大幅な早期化であるということです。そして早期化する理由は企業が優秀と認めた学生を囲い込むということです。そうすると重複内定する学生が増える

  • 企業のオヤカクについて考えたこと

    皆さん、こんにちは。 2月に入り寒さが本格的になると思いきや東京の予想気温が17度ということで温暖化がシャレになっていないことを身をもって感じる今日この頃です。 さて、今回取り上げたのは企業の「オヤカク」についてです。一昨日Yahooニュースでこの言葉を見たときに何のことかさっぱりわかりませんでした。これの意味は学生に内定を出した企業が内定受諾の意思を学生だけでなく親にも確認する、ということだそうです。こういったことは最近に始まったことではないのは自分が現場にいる時からあったので知っていました。しかし、業種としてはパチンコ屋さんとか外食産業とかサービス業の中でも不人気業種と言われる会社が親向けに「安心してくださいね。うちはしっかりしてますよ」をアピールするためのものでした。 最近は事情が違うようで子供の将来設計も親が仕切りたいらしいです。子供はその会社に行きたいと言っても親がNGを出すことで内定辞退されてしまう企業からすると親の承諾も得なければいけないと考えるのは当然なのかもしれません。最近はニュース報道でブラック企業のことなどを取り上げることもしばしばなので親が不安に思うのも理解できなくはないです。 しかし、子供がその会社で頑張ると言っているのだから親は見守っていればいいんじゃないかと思います。自分の人生を自分で決められないような人が会社に入社したら意思決定も人任せになってリスクを負わないんじゃないかと私は思います。失敗することで学ぶこと、痛い目に合うからこそ学ぶことは多いので学習機会を失うことは成長を阻害することだと私は思います。皆さんはどのようにお考えでしょうか?今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 安定を求めるためにはチャレンジしなければいけない

    皆さん、こんにちは。 今週は大規模な寒気の影響で冬らしい寒さが到来しましたね。特に日本海側の方は大雪による交通・物流網のマヒで困難な思いをしてらっしゃると思います。 能登半島の被災者の方の生活がままならず大変な思いをしていることと思います。 さて、今回は就職先に安定を求めることについて書きます。特に今まで本格的に働いたことがない学卒での就職は他人から聞いたことや自分が思い描く性善説に基づく想像の産物で理想の就職先を思い描くはずです。そこで失敗したくない、安全策を選びたい、将来にわたって安定した仕事に従事したいというのは当たり前の発想です。 しかしながら企業で働いている側からすると目標を達成したからこそ利益が増えてそれが分配されることで給料が増えて、その結果が安定した生活が送れるということになります。つまり「安定」は何もしなくてもそこにあるのではなく、安定させるために様々なチャレンジをした結果の産物であるということです。 ということで安定したところに何も努力をせずタダ乗りすることは許されません。一緒に苦労を共にしてくれるメンバーを期待して新卒採用をしているということを念頭にESや面接でアピールしてください。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 年明け早々に内定をもらっている学生がいる現実

    こんにちは! 昨日今日と温かくて過ごしやすいですが、明日から関東で積雪を伴う雪の可能性があります。寒いのは嫌ですね。体調にはくれぐれもお気を付けくださいね。 さて、本日はキャリタスリサーチが公表したデータで1月1日現在の就職意識調査から内定の状況をみてみます。1月1日時点での調査ということは12月中に活動をして面接を受けて内定をもらっていた、ということを意味します。そのデータを見てみます。 内定を得たと回答した学生の割合 今年:23.6% 昨年:14.9% 8.7ポイント増えています。 内定を得ている学生の平均社数:1.4社(前年も1.4社) このうちインターンシップ参加企業から内定をもらった社数は0.9社(前年は1.1社)となっております。昨年と比べるとインターンシップ経由でなくても新規で会社説明会などに参加して内定を獲得している学生が増えているということでしょう。 いずれにしても就職活動の早期化はどんどん進んでいる現実が見て取れます。焦らずに活動してもまだ問題のない時期なので情報にあおられることはないと思いますが、着実に就活をして内定を獲得するための努力をしている学生もいるということは理解しておいた方がいいかもしれません。今日はこんな感じです。

  • 資格取得は就職するのに万能なのか

    こんにちは! 年末年始は大学の授業が終わるタイミングが多く、学生のプレゼンテーションを聞く機会が多いタイミングです。そこで学生が大学で何を学び、経験し、将来どうなりたいかの話を聞いていると驚くほどほとんど同じことしか話しません。今年だけの特徴ではなく10年前くらいからこの傾向が見られます。 それではこの傾向とは何かということなのですが、時代の空気を反映していることと親の考え方をもろに反映した夢のない将来像です。 ①安定した公務員になる。 何がやりたいかではなく、そこにいれば給料は安定し一生安泰である。 おそらく親が「公務員になって安定した仕事でくいっぱぐれがないようにしなさい」と言われてその教えを忠実に守っているのだと思います。 ②パソコンや英語の資格を取れば就職できるのでこの資格を取りたい。 今時パソコンをいじれたから就職できるって、まさか若者から聞くとは思わなかったです。こんなことを言っているのは50代以上の世代だけではないでしょうか?パソコンが珍しかった世代だと使いこなせることが就職の近道という時代でしたが、今はスマホの時代ですしPCは大学の授業で当たり前のように使っているので教わらなくても使えるものではないでしょうか。英語に関しても今や普通に仕事でつかえる人も増えているので珍しくもなんともないですよね。インドネシア語が話せるとかベトナム語ができるのであれば重宝されるでしょうが、英語ができたところで就職に多少有利に働くかもしれませんが絶対就職に必要なものかと言えばそんなことはないと思います。 このように学生から発せられる言葉の端々にバブル世代の親の考えが反映されていると推測できます。学生さんには今の時代を自分のフィルターを通して見たうえで何が必要かを自分で考え、自分なりの将来予測に基づいて行動してもらいたいと思います。 今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 本年もよろしくお願いいたします

    新年あけましておめでとうございます。 2024年は能登半島での大地震から始まり今でも救助活動が続いており安否不明の方がいらっしゃる状況です。無事避難できてもインフラが破壊され生活に支障をきたす方が多数おられます。その翌日には羽田空港で日航機と海保機が衝突する事故があり、海保の職員の方が5名なくなられる惨事がありました。1年のスタートしては過去に記憶がないくらい厳しいスタートになりました。そんな中、昨日あたりから仕事始めの会社が多かったと思います。これからの1年をどのように過ごしていくかをしっかり計画立てて実践していき、都度改善行動をすることで自分の願う理想像に近づけることでしょう。そんなこんなで私も昨日から仕事始めで動いております。本年もよろしくお願い申し上げます。 にほんブログ村

  • 今年1年大変お世話になりました

    皆さん、こんにちは! 今年も今日明日で終わり、新たな1年を迎えるタイミングとなりました。皆さんは部屋の大掃除をしたり、このタイミングに帰省したり、地元に帰って同級生や先輩後輩と飲みに行ったりと楽しいことが目白押しでしょうね。 今年一年色々あったかと思いますが来年が今年よりもより良い年になるように新たな目標を設定して日々精進していきましょう。 それではまた来年も宜しくお願いいたします。 にほんブログ村

  • 就活生のSNSの裏アカウントを調べるのってどうなのか?

    皆さん、こんにちは。 日曜日はクリスマス・イブであと10日もすると今年が終わってしまいますね。皆さんは充実した1年をお過ごしになられたでしょうか?私個人としては年男だったのですが特に何かを実感することもなくいつも通りに過ごしておりました。一番記憶に残っているのは誕生日の日にエスコンフィールドに野球を観に行ったら新庄監督プロデュースのユニフォーム初日だったことです。 さて、今回取り上げるのは就活生のSNSの裏アカウントを調べるのってどうなのか?についてです。SNSについては仲間や友人同士の横のつながりが作りやすいなどコミュニケーションツールとして誰もが利用する便利なツールです。しかし、使い方によっては誹謗中傷で人を傷つけ、場合によっては自殺に追い込むこともあるなど諸刃の剣という面もあります。 スマホが当たり前の時代になると情報を発信するツールとしてのスマホとカメラとしてのスマホが1つのデバイスで利用できるのでおふざけ写真や動画を投稿して世の中を騒がせる事件も多発しています。 このような事態を踏まえて企業側が採用した学生にトラブルの目がないかどうかを調べるサービスとして裏アカウント調査というものが生まれたのだそうです。このニュースは1か月ほど前にリリースされたものです。あれから大きな騒ぎにはなっていないのでそこまで大きな問題だという認識がないのでしょう。 これが怖いなと思ったのが問題を起こした当事者を特定して採用しなかったとします。しかし、実はよくよく調べてみると特定された人物は問題を起こしていなかったということがあり得ます。シロだった人がクロにされてしまい、その人の人生が狂ってしまいます。これに対して企業側としてはトラブルを未然に防いだのだから何が問題なのかと開き直れます。これだと就活生側の支払う代償が大きすぎます。これは怖いですよね。裏アカの調査も100%万能というわけではないのでクロにされてしまう学生が出てこないことを祈るばかりです。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2025年卒の就職戦線はどうなるのか?

    皆さん、こんにちは。 2025年卒の現3年生は夏休みのインターンシップを皮切りに企業訪問や懇親会などと称して企業の方と早々に接触していることでしょう。就職活動の早期化を防ぐ目的で3年生の3月から採用広報が始まって6月から面接が始まり10月に内定という決まりは一体何なのか?と思ってしまうことが多いと思います。 とは言え大多数がそのスケジュールで動く以上は追随しないと後手に回って不利益を被ってしまいます。動き出しが早いとその分負荷も高まりますが体調には気を付けて日々を過ごしていただきたいと思います。 さて、2025年卒の就職戦線を考えると以下のポイントが挙げられます。1つづつ確認していきます。データはキャリタスリサーチを参照しています。 ①就職戦線は昨年以上に早期化する。 →これは企業がエントリー受付を開始する時期が昨年以上に早まっています。10月以前からエントリーを受け付けている企業は昨年が5.3%だったのが今年は15.4%と10.1ポイントも上昇しています。12月までの年内でも前年を上回っています。これは皆さんの方が実感していると思います。 ②面接開始時期 →昨年は3年生の3月が最も多く30.5%でした。今年は10月以前が6.1%、11月が7%、ここから先は予定の数字ですが12月が9.5%(昨年は9.2%)、1月は12.7%(昨年は8.8%)、2月は14.6%(昨年は13.2%)となっています。2025年卒の面接開始予定は2月までで49.9%とほぼ5割です。昨年の同じ条件だと31.2%ですので18.7ポイントも増えています。 ③内定出しの時期 →まずは2025年卒の予定を見てみます。12月は11.9%(昨年は5.6%)、1月は8.2%(3.9%)、2月は10.1%(8.8%)、3月は22%(20.9%)となっています。 2025年卒の3月までの内定出し:52.2% 2024年卒の3月までの内定出し:39.2% 予定段階ではありますが13ポイントも早期化が進むということになります。このように企業は早期に学生と接触して早めに内定を出して内定辞退を防ぐための対策を考えているということなのだと思います。数年前に「オワハラ(就活終わらせろハラスメント)」という言葉が流行語大賞にノミネートされていましたのであからさまで高圧的な内定辞退の防止はなさそうですが、なんか仕掛けてくるんでしょうね。 今年もあとわずかなんて世の中の雰囲

  • 10月時点での大卒の内定率

    皆さん、こんにちは。 今日11月25日は憂国忌です。作家の三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊で決起演説後に自害した日です。当時の人々は何を馬鹿なことをしているのだと否定的な意見を持つ人が多かったようです。あれから53年たった今の視点で見てみるとアメリカの言いなりになって自己主張もせず経済だけが繁栄する日本を三島は憂いていたのに、いよいよ経済の発展が止まりデフレに苦しみ、挙句の果てに日本の国際的地位が低下し、国民の視点が後ろ向きになるなど考えもしなかったのではないでしょうか? さて、今日は10月時点の2024年卒大卒の就職内定率について見てみます。文科省と厚労省が今月11月17日に発表した10月1日時点のデータによると74.8%の内定率でした。コロナ前よりは2ポイント低いのですがリーマンショック後では4番目に高い数字なんだそうです。コロナ後ということもありサービス業やインバウンド関連業種の人材採用意欲が高いことが窺えます。 今回私が着目したのはエリアごとの内定率です。関東は82.8%、中部は77.2%、近畿は73%と三大都市圏の内定率が高いことは当たり前です。これに対して北海道・東北が60.7%、九州は66.8%と結構な差がみられるということです。コロナ禍でテレワークでも仕事ができることは証明できました。一方で対面で仕事をすることの意味や価値が高まったこともわかりました。これらをハイブリッドして一部地域に仕事が集中することのリスクを考えて分散していくことが必要ではないかと考えています。 選択と集中などという言葉がはやって久しいです。効率化と成果最大化に必要名考え方ですね。私はこの考え方に共感しています。しかし、日本は自然災害が多くこれから関東大震災級の地震が関東や中部、近畿地区で起こっても不思議ではありません。一極集中が過ぎると被害は甚大になり混乱が最大化するはずです。アフターコロナで仕組みを変えるチャンスなのだから働く場所や生活する場所を分散化してクオリティー・オブ・ライフを高めることも必要だと思います。憂国忌の今日だからこそ昭和的なものと令和的なものをしっかり検討して直すべきところと改善すべきことを考えてみました。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • ESを課さない企業は何を見ているのか?

    皆さん、こんにちは。 11月に季節外れの夏日が来たかと思えば秋を通り越してもう冬になってしまいましたね。おしゃれを楽しみたい人は秋らしい服を着ることもなく冬物になってしまい残念だったのではないかと思います。いずれにしても異常気象だということを身をもって体感している今日この頃です。 さて、本日のトピックは「ESを課さない企業は何を見ているのか?」について考えます。日経新聞電子版で就活探偵団という企画があります。その記事を見ていたらESを課す企業が68.3%あるそうです。このデータのネタ元はディスコという会社のもので私が毎回引用しているキャリタスリサーチを提供している会社です。このデータを見るとESを課さない企業が3割ほどあることがわかります。 そもそもESは就職ナビを利用して就活をする学生がオープンに企業に対してエントリーできるようになってから企業が最初の関門として設けたものです。20年以上の歴史があります。このESも自己PRや学チカなど決まった質問をするものですから学生が対策をしてきます。その内容が巧妙に「盛られている」ので上手く表現できない学生が落とされてしまうことがあるのも事実です。ESさえうまく書けば次のステージに行けてしまう可能性が高いので実は優秀な学生が落ちてしまっている可能性があります。 この問題を解決するためにESを廃止して採用をする会社が出てきたということです。就活探偵団では2社の事例が紹介されていました。詳しくはちゃんとお金を払って日経新聞の電子版をご覧ください。取り上げられていた会社はUSENとチームラボの2社です。端的に言うとUSENはとりあえず自己PR動画を提出すれば最終面接の一歩手前まで必ず進めるというものです。最終面接にチャレンジすると宣言したらそれまでのプロセスを評価して合格と不合格が言い渡されるというもので本人の納得感が得られる点がよいということです。チームラボはプログラミング技術や数学的思考能力など仕事に活かせる能力を評価するということがポイントです。 昨今の就活は儀式のような定型のカタチがあり作法通りにやっていると内定が取れるという方向に落ち着いている感は否めなかったのでこのような取り組みは面白いし企業が必要な人材を確保するには有効な手段なのではないかと思ったので情報を共有しました。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 経団連が指針を出した新卒通年採用について考えてみた

    皆さん、こんにちは。 昨日の爆弾低気圧は凄かったですね。 風は強いし雨も降ったおかげで今日は以上に蒸し暑かったですよね。国連事務総長のグテレスさんが言って言うように地球沸騰化ですね。笑い事ではなく危機感を覚えます。 さて、今朝の日経新聞の5面にこんな記事が出ていました。 「新卒も通年採用を」 経団連指針案、留学経験者を念頭 この記事の概要としては以下の通りです。 ①経団連会員企業に新卒も通年採用や職務内容を明確にしたジョブ型採用を促す ②留学生の採用なども念頭に多様な人材を確保する観点から通年採用を新卒にも活用することが有効である ③社員が知人・友人を紹介するリファラル採用を新卒でも実施・拡充することが望まれる 中途採用で一般的に行われていることを新卒にも広げていきましょう、ということかなと私は受け止めています。しかし、そんな簡単にいくものなのかなと私は考えています。 なぜならばジョブ型採用は日本においてはまだ緒に就いたばかりで成果がはっきり見えているわけではありません。経団連の中でも大手中の大手であるとか職務が明確に分けられるIT企業では導入しやすいかもしれませんが、ゴリゴリ日本型の重厚長大産業やインフラ企業など経団連の中心にいるような企業にはジョブ型を浸透させるのにかなり時間がかかると思います。 留学生採用を視野にということであれば、既に採用実績のある会社は通年で採用しています。これから留学生を採用する企業もあろうかと思いますが日本の常識は世界の非常識なので人から言われてジョブ型始めようとか通年採用始めようとか悠長なことを言っていたら人材獲得競争で確実に負けます。日本は年功序列だし成果を出しても年齢で給料が決まるので外国人は見向きもしないでしょう。日本人ですらバカバカしいと愛想をつかして外資系企業に就職している現状からもわかります。 リファラル採用に関しては既に新卒でも行われています。一番有名なのは三田会ですよね。経団連に加盟しているような超有名企業はほぼ学閥で採用するし経営者はほとんど慶応や早稲田の私立勢と東大・京大などの旧七帝大と一橋や東工大あたりです。これこそリファラル採用じゃないですかね。スキルでつながった仲間を採用するというリファラルではないかもしれませんが昔から学閥採用を当たり前のようにやっていて成果を出しているのだから今さらカッコつけてリファラル採用とか言わなくてもいいと思います。 この記事を見

  • 採用する企業側がChat-GPTについてどのように考えているか

    こんにちは。 昨今、業務のDX化が叫ばれていますが業務を効率化するためにChat-GPTなどの生成AIを活用する動きが出てきています。この技術を学生が学業や就職活動に活用することを企業はどのように考えているのかというデータがありましたので共有します。 データの参照元はキャリタスリサーチの企業調査「2024年卒採用 内定調査動向調査」です。詳細はこちらのリンクからご覧になれますので興味がある方はチェックしてください。この調査データの中で私がひときわ興味を持ったのが「エントリーシート作成時の生成AI利用への考え」という項目です。この調査結果によると 学業に関して:肯定派36.1% 否定派41.3% ES作成に関して:肯定派16.5% 否定派61.1% となっております。なぜ学業はいいのにESに活用してはいけないのかと私は疑問に思いました。おそらくは自分の頭で考えていないのでダメだ!ということなのでしょう。その論法であれば大学の授業で提出するレポートは自分の頭で考えなくても要領よくやってるから良しとしましょう、ということなのでしょうか?会社の業務で活用するときも同じような理由なのでしょうか? これって活用の仕方だと私は思います。生成AIを活用しても指示の仕方があいまいだと生成される文章のクオリティは低いですし、生成されたものをそのまま使うような間抜けはいないと思います。ちゃんと自分自身で推敲して完成形を提出するはずです。どこまでをAIに任せてどこから自分でやるかの匙加減だけだと思います。それを否定されるとなると昭和型の根性主義で働かなくてはいけないのかなとその会社のことを勘ぐってしまいます。 新しいテクノロジーが出ると保守的な思想を持った人たちは否定から入りますが使えるものは有効活用して自分にとってメリットがあって人に迷惑を掛けなければいいのではないかと私は思いますが皆さんのお考えはどうなんでしょうか?そんなことを今回のデータから感じました。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 就職を考える際に重視すること

    こんにちは。 昨日はラグビーW杯のアルゼンチン戦を観戦しましたが燃えましたね。力は拮抗していたかと思いますが惜しくも勝利とはなりませんでしたね。今朝のニュース番組もラグビーの振り返りでもちきりでしたね。次回のオーストラリア大会の出場権は獲得できたので次に期待したいと思います。 さて、今日は就職を考える際に重視することについて検討してみます。各種調査資料にはだいたい「社風」であるとか「働く人々の雰囲気」であるとか「時代のニーズにマッチしている」などといったことを重視しているといった感じでしょうか。しかし、学生と話していると「給与」「休日・休暇」「福利厚生」の方が優先順位が高いように感じます。自分が就職活動していた時も重視していたのでいつの時代も変わらないのだなと思います。これ自体は働くうえで重視するのは当たり前です。私がちょっとそれは違うんじゃないかと感じることがあります。それは条件ばかりを重視して、その対価としてどんな仕事を提供するかという気持ちが感じられないことです。 なぜこんなことを言うかというとやたらと「安定したい」という学生が多すぎるということです。不安定になりたい人はいないので当たり前です。しかし、黙っていて安定するわけではありません。安定するために不安定なことにチャレンジして安定させていくものではないでしょうか?最初から安定することはないのです。たまたま組織が成熟して安定しているかもしれませんが油断するとすぐに不安定になります。組織に依存して安定を求める学生ははっきり言っていらないのです。安定を求めてリスクを負って一緒に汗をかいてくれる人が欲しいのです。 ということで条件面を重視するのは構いませんが、その利益を享受するために対価としてどんな価値を会社に提供できるのかも考えないと期待するリターンは得られないということを意識して就職活動をしていただければと思います。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 10月1日は日曜日、明日2日に内定式の会社が多いことでしょう

    こんにちは。 2024年卒の学生さんの内定式は通常10月1日に行われるものですが、今年は日曜日なので明日2日の月曜日に内定式が行われる会社が多いと思います。来春の4月1日入社の内定を正式に出すということで内定式ということなのですが、ここから学生の皆さんもいよいよ社会人へのスイッチが入りますね。残りの学生生活を悔いなく過ごしていただき、新たな気持ちで就職して欲しいと思います。おそらく卒業旅行に行かれるでしょうからたくさんお金を稼いで卒論を書き上げて時間がたくさんあるうちに海外旅行など学生時代にしかできないことに積極的にチャレンジしてください。 さて、内定式の話を書きましたが2024年卒の企業側からの採用戦線ということで見てみるとなかなかうまくいっていないようです。9月29日の日経新聞朝刊5面にこんな記事が掲載されていました。 売り手市場の来春新卒採用、延長戦 東芝・日立建機は募集継続 「通年」移行も視野 若年層の人口減で人手不足という理由があります。それ以外にもインターンシップが始まる大学3年生から4年生の3月~5月くらいにはメインどころの内定出しが終わります。採用の早期化と長期化問題というのがあります。内定を貰った学生がもっといい条件の会社を探して応募して複数内定を貰ったうえで最終的に1社を選びます。そうすると選ばれなかった企業が追加募集を行うことになります。その比率が上がってきているので企業は採用で苦戦しているということが今回の新聞記事で見て取れます。 このように企業側もいい学生を採用するために色々と計画を立てて作戦を実行していてもなかなかうまくいかないということです。学生さんも大変だったとは思いますが、企業も大変なんだなということがお分かりいただけたことでしょう。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • あと2週間で内定式ですが皆さんの心境はどんな感じなのでしょうか?

    こんにちは。 先週からの流れでジャニーズ事務所の問題が大きく取り上げられていましたね。ジャニーズ人気にあやかってあれだけTVやCMに使いまくっていたのに事務所が正式に謝罪して創業者の過ちを認めたとたんにCM起用やTVの起用を取りやめるということが報じられています。日本人って嫌ですね、右に倣えで。事務所所属のタレントには非がないのに一律無条件でダメ、ってどうなんだろうと私は思ってしまいます。タレントの収入にも直結するから結構シャレになってないんじゃないかと思います。 さて、今日は来月10月1日の内定式まで残り2週間となりましたが内定を持っている学生さんの心境ってどうなのかなということについて書きます。キャリタスリサーチのデータで「入社に向けた内定者フォロー」というものがありましたので、そこから紹介します。 ①入社前の心境 A:入社予定企業に迷いや不安はない 74.2% B:迷いや不安を感じる 25.8% A:入社意欲は現在の方が高い 70% B:内定取得時の方が高い 30% A:入社予定企業で活躍できる自信がある 61.1% B:活躍できる自信がない 38.8% このデータを見ていると選んだ企業に対する迷いや不安と比べて実際の仕事に対しての不安が高いということがわかります。入社してもパフォーマンスを発揮できないと期待外れになってその後の職業人生にも関わるので不安が募るのだと思います。やってみなければわからないので何とも言えませんが自信なく行動する人と自信満々に行動する人では最初からモチベーションが違うのでハッタリでも自信を持って行動することが重要です。この辺の不安を表すデータもあったので紹介します。 ②内定後から入社までに感じた不安(便宜上、上位5つまで紹介します) 1位:仕事についていけるのか 57.7% 2位:入社後、人間関係がスムーズにいくか 55.3% 3位:社会人の生活リズムに慣れるのか 53.6% 4位:希望しない部署や地域に配属されないか 39.0% 5位:自分の能力を発揮できるのか 33.1% 今までやったことのないことにチャレンジするのだから不安があるのは当然です。内定を貰ってその会社のメンバーになるわけですから「やらなきゃダメ」なんです。お金をもらうわけですからね。なのでできるためにはどうすればいいのかを考えてベストを尽くすことでしょう。それでも結果が出なければ力が足りなかったということであきら

  • ChatGPTで自己PRを作成してみた

    皆さん、こんにちは。 9月に入ったというのにまだ猛暑日ってあり得ないですよね。暑すぎて働く気力がわかないのは私だけでしょうか?なんだかんだ働いていますがイライラするし、頭が回らなくなってしまいますよね。 さて、今回はChatGPTに自己PRを作成してもらいました。条件はこんな感じで設定しました。 エントリーシートの自己PRを作成してください。私の性格は協調性があり、人と敵対することを好みません。達成することを好みます。例えばサークル活動では副代表を担い、意見調整やサークル費の会計担当をしていました。応募する企業は地元の地方銀行です。200文字以内で私の魅力が伝わります自己PRを作成してください。 それに対してのChatGPTの作成した文章が以下の通りです。 協力性とチームワークを大切に、人と協力しながら共通の目標を達成することが得意です。サークル活動での副代表経験から、意見調整と会計事務リーダーシップと責任感を養いました。貴行で働き、地域社会への貢献と協力を重視し、成長し続ける企業文化に貢献したいと考えております。 (131文字) 文字数が少ないのでやり直しをお願いしたら以下の文章が出てきました。 協調性とチームワークを大切にし、積極的に意見調整や課題解決に取り組むタイプです。サークル活動で副代表を務め、チーム全体が協力して目標を達成するためにリーダーシップを発揮しました。留意管理にも貢献し、効果的なリソースの使い方を学びました。地元である貴行での就職を希望しており、地域社会に貢献し、お客様のニーズに真剣に向き合いたいと考えて協力しています。と共感の精神を持ち、チームと協力して優れたサービスを提供し、地域発展に関心を持ちたいと考えています。 (225文字) 今度は文法と意味がおかしいですね。結論から言うとありきたりで個性のない文章なのでそのまま使うのはいかがなものでしょうか?という印象です。つまりベースはChatGPTで作成してもいいと思いますが、最終的には自分で推敲して表現したい内容に変更することが大事だということです。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 就職活動について感じること

    こんにちは。 お盆が明けても相変わらず暑くて参ってしまいますね。昨日、家庭菜園で秋野菜向けの土づくりをしていたのですが熱射病一歩手前までいってしまいました。頭痛がして手足がつってしまい危険を感じました。無理をせず活動しなければいけないなと感じました。 さて、今回は大学生の就職活動について感じることについて書きます。これは今年に限ったことではなくこの10年以上感じていることです。最近出た資料でキャリタスリサーチの8月に出た理系に特化した就職意識調査なのですが、私が気になったのは就職決定企業に決めた理由です。 1位:給与・待遇が良い 2位:大企業である 3位:有名企業である そりゃそうだよなとまずは思いましたし、自分たちが就職活動しているときも重要な要素の一つでした。でも時代が令和になっても昭和と同じマインドなんだなということに驚きました。つまり偏差値の高い大学に入って大企業に就職すれば高い生活水準を得ることができて一生安泰、という思考です。今は日本だけで経済活動が完結するわけではないので消費も労働市場もグローバルに展開しているのだから競争が激しいということです。戦いに勝ち続けるためには競争を強いられるしストレスも半端じゃないはずです。それなのにこんな悠長なことを言ってていいのかと心配になってしまいました。 自分が高い給料と安定した地位を獲得するためにどんな仕事をするのか、提供できる価値は何なのかを考えていくことの方が重要だと思います。力を磨き続けることで必要としてくれる人から十分な対価を貰えるからです。それができたときに給与た待遇がよく大企業や有名企業で働けるということになるのだと考えます。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • エントリーシートをChatGPTで書くのはアリ!?

    こんにちは。 台風の影響が関東にも来ているらしく雨が降りそうなはっきりしない天気となっております。すごく蒸し暑く不快な陽気で困っています。皆さんの住んでいるところはいかがですか?大変な地域もありますのでくれぐれもご注意ください。 さて、今日取り上げるのはエントリーシートをChatGPTで書くのはありかどうか、ということです。最近何かと話題に出てくるChatGPTですが皆さん活用していますか? 実は私はどういうものかは使っていますし、学生がレポートやESで活用するだろうことを想定してChatGPTで文章を作ったこともあります。 私の考えは結論から言うと「アリ」だと思います。なぜならばESは1社分をしっかり書き込むことが大切だとは理解できますが、複数社に同時にアプローチしないと時間にも限りがあるので非効率です。業務を効率化するために便利なツールを使うことに関して全く悪いとは思いません。社会人だってChatGPTを活用してメールの定型文を書いたりしているわけで「心がこもっていない!」と喝を入れられてもお互い様なんじゃないかと思うからです。 これが重要だと思うのですがChatGPTが作った文章をそのまま使うのは良くないというかアホなんじゃないかと思います。文章に違和感を感じる言葉遣いがあったり、内容が一般的過ぎて個人の見解が全く入っていないケースが多いです。活用法としてはベースとなる文章をChatGPTに作成してもらい、そこに肉付けをするアレンジは自分自身でやらないとまずいでしょう。そこに自分の考えを反映させて文章を練りなおすのは全く問題ないでしょう。 なんか万能なソフトと思われがちなChatGPTですが、使うのは人間なのでどこまでをChatGPTに任せ、どこからが人間の力の発揮のしどころなのかを見極める力が求められると考えます。社会に出て仕事をするようになれば効率を考えるようになるし、提供するサービス(仕事の成果やお客様へのサービスと考えてください)の質を向上させなければいけません。所詮はそのために使う道具なのですから自分の補助としてうまく活用していきましょう!今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 人手不足で採用戦線は活況っていうけれど

    こんにちは。 連日の猛暑日で嫌になりますね。集中力もなくなり仕事をしようという気力がなくなってしまいますね。就活を継続している学生さん、お疲れ様です。 さて、今日取り上げる話題は人手不足で採用戦線は活況というテーマです。これは少子高齢化で若い働き手のパイが減っているので積極的に採用しなければいけない事情とリンクしています。団塊の世代が退職したあたりから人手不足の話は出ていたので10年前くらいからでしょうかね。理想は即戦力を採用して売り上げを上げたいのですが、日本は転職市場がそこまで活性化しているわけではないのでどうしても戦力になるまで時間がかかります。新卒採用がメインなので仕方がない一面はあります。 そこで人手不足を補うために新卒の採用が企業にとって重要事項になっているのです。そうすると新卒で就職活動をしている学生さんは9割以上の人が内定を獲得できるという恵まれた環境にあります。しかし考えなければいけないのは人手が足りなくて採用した場合、人数合わせの側面もあり必ずしも優秀というわけではないケースが多いです。そうすると不景気、例えばリーマンショックやコロナショックのような不測の事態が起きて経営的に厳しくなった場合にどうなるかを考えてください。 日本では解雇規定が厳しいので簡単にクビにすることはできません。しかし辞めさせるようにあの手この手で社員を追い詰めて最終的に自主退職に追い込まれていきます。1990年代後半からのデフレ経済の時にリストラが流行してメンタルを追い込まれた会社員がうつ病などを発症することが多くなったのもこのせいです。こうやって書くとみんな大変だな、となりますが会社に残って活躍する人の方が多いのも事実です。 結局のところ元々が優秀で経験を積んでさらに成長していく人は戦力として期待されているということです。これから就職する皆さんが意識しなければいけないのは会社から内定がもらえて嬉しいと喜んでいるだけではダメだということです。たまたま採用されやすいタイミングに生まれただけです。入社してから成長するための努力をして成果を出さなければいけないのです。会社にしがみつくのではなく、どこでも通用するくらいの実力をつければキャリアアップの転職も可能になります。だからこそ今の採用戦線の活況に浮かれることなく将来の自分のために努力することを忘れないでください。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2024年卒の就職戦線の現状は?7月の状況

    こんにちは。 今日は体温より暑い37℃予想です。暑すぎですね。今日は仕事がオフだったのでゴルフに行ってきました。夏は気温が暑いので早朝スルーというプレースタイルでゴルフをしてきました。朝4:50スタートなので2:00に起きて準備をしてゴルフ場に4:00到着。そこからゴルフを18ホールプレーして8:30にすべて終了し、家に帰ってからこのブログを書いています。不思議と眠くはないですね。 さて、今日のお題は2024年卒の現大学4年生の就職活動状況はどうなっているのかをキャリタスリサーチのデータを基にご紹介します。 〇7月1日現在の内定状況:86%(昨年は84.9%なので1.1ポイント上昇) →内定保持者で活動継続中の学生は11.7%いるそうです。未内定学生との競争が発生しますよね。 〇活動継続中の学生(内定保持+未内定者):25.7%の学生が活動中 →未内定者は持ち駒を増やすべく応募する企業を増やそうとしているようです。 →内定保持者は志望度の高い企業に絞って活動しているようです。 皆さんはいかがでしょうか?内定式がある10月1日まで時間はまだありますので納得のいく就職活動をしていただければと思います。 今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 言語力って大事ですよ

    こんにちは! 湿気が凄い!蒸し暑い!イライラする!皆さんいかがですか?私は今日この思いが募りましてとても不快でした。1年の折り返しがこの不快さだというのは最悪ですね。 さて、今日は「言語力は大事ですよ」ということについて書きます。何でこんなことを書こうと思ったのかということから書きます。私はキャリア教育の講師をしているのですが、そろそろ前期授業が終わりに向かうこのタイミングでプレゼンテーションをしてもらっています。3校の大学で似たような内容のプレゼンテーションをしてもらっているのですが、ことごとく言語力が足りないと感じました。理由は以下の点です。 ①主語・述語と目的語の関係がはっきりしていない。 →結局何を伝えたいのかがわからない。 ②語尾をあいまいにしてしまう。 →日本語は最後まで聞かないとどうなるのかがわからないのでしっかり言い切らないといけません。 ③前提条件や前振りがないので自分がわかっていることだけを話しても伝わらない。 →プレゼンは誰のためにしているのか?相手目線がない。 以上のことは相手が感じ取ってくれる、という甘えがあるからやるのでしょうね。小中高と教育を受けて先生が忖度してくれたのでしょう。家庭でも親御さんがあれこれやってくれるので自分の意思を伝えなくて良いのでしょう。でも社会に出たらそんな面倒臭いことを相手方はしてくれません。しっかり自分の意思を伝えて相手目線で理解してもらえるように伝えることが大事です。 これが上手くいかない学生は内定を貰うことはないでしょう。現時点で未内定の学生さんがいらっしゃれば自分の伝えている内容が自己満足になっていないかをいま一度見直してみましょう! 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 大学3年生のインターンシップについて

    こんにちは。 梅雨の中休みで天気のいい日が続いています。しかも湿気が少ないので過ごしやすい陽気です。最高ですね!私は超暑がりなので梅雨の時期は汗でべちょべちょになるのが大嫌いです。でもすぐに雨がシトシト、湿気でジトジトな天気に戻って梅雨が明けると猛暑が続くんですよね。気合を入れて頑張っていきましょう。 さて、今日は2025年卒の大学3年生のインターンシップ事情はどうなっているのかについて書きます。今年から1Dayインターンシップがオープンカンパニーと名称を変えたり建前上のことをちょこちょこと変えていますが、採用につながる第一歩という認識で各種インターンシップに参加されると思います。現状の認識を調査したキャリタスリサーチのデータを引用しながらご紹介します。 ①インターンシップに参加したい時期 8月が94.4% 9月が81.9% 7月が58.2% となっています。7月中下旬までは大学がありますので8月にやって欲しいというのが本音ですよね。 ②インターンシップの新定義について 冒頭お話ししたインターンシップの4分類についてどれくらいの学生が知っているかという調査がありました。詳しく知っている+ある程度知っているの合計は47.4%と大半の学生は知っているようです。正直私は先月初めて知りました。 ③参加したい内容について 1位:業界や企業の概要を理解できるもの 87.8% 2位:実際の職場を見ることができるもの 78.3% 3位:実践的な仕事を経験できるもの 71.4% 当たり前と言えば当たり前ですが企業と仕事の理解を深めることができる内容を期待しているということですね。参加する学生も手取り足取り何でもしてもらえることを期待するのではなく、自分で事前に調べられることはしっかり調べておかないと悪目立ちしますので注意したほうがいいですよ。 今日はこんなとこです。皆さん頑張ってください! にほんブログ村

  • 2024年卒新卒採用の6月1日現在の就職活動状況はどうなっているの?

    こんにちは。 いよいよ関東も梅雨入りしましたね。ジメジメして蒸し暑い最高に不愉快な時期に突入しました。皆様いかがお過ごしでしょうか?私は今年から菜園を借りてプチ農作業をしております。4月から借り始めて2か月たったのですが順調に育っているものもあればなかなか育たないものもあります。うまく育っていないオクラをテコ入れするために新たな種を蒔き、育ちが良かった枝豆の第2弾も種まきをしました。 さて、今日は「2024年卒新卒採用の6月1日現在の就職活動状況はどうなっているの?」ということについてまとめてみます。データはキャリタスリサーチの最新調査データを参照しています。この調査結果によると6月1日現在の内定率というものが出ていて、81.3%の学生が内定を保持しているとのことです。昨年同日が76・9%だったので4.4ポイントの増ということになりました。このデータを見るにつけ6月1日から面接解禁というのが全く体を成していないということです。嘘っぱちも甚だしいですね。こんなことを信じている学生はいないとは思いますが、純粋で人の言いつけをしっかり守る学生は馬鹿を見ることになります。こういうのは正直やめた方がいいですよね。 6月のデータで内定保持者の未決定理由で市場の多かったのが「本命の企業の選考がまだだから(あるいは選考中)」でした。もし本命企業の内定が出たら当然辞退されることになるので企業としては気が気じゃないと思います。せっかくここまで大事に育ててきた内定学生がいなくなってしまうんですからね。もし辞退されたら追加募集をすることになるのでしょうが、抜けた穴と埋めた穴で能力に差が相当あるのでムリして取る必要があるのだろうかと企業は考えます。 人手不足の世の中なので多少は下駄を履かせてでも採用は継続するとは思いますが、未内定の学生はあまり楽観視しないほうが良いでしょう。自分が希望する業界にもし落ち続けているとしたら、その業界のお眼鏡には適わなかったということなので路線変更を早めにすることをお勧めします。いつまでも固執していても進展はないので可能性のある方に進んだ方がいいということですね。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2025年卒向けインターンシップサイトがオープン

    こんにちは。 まだ梅雨ではないですが蒸しっとする日々が続いてましたね。今日は珍しく気持ちの良い晴れた天気ですね。でもこれもすぐに曇って雨になり、そして梅雨に入るんですよね。気持ちが沈んでしまいますね。 さて、今日6月1日は就職サイトが現3年生である2025年卒新卒対象学生向けにインターンシップ募集の就活プレサイトをオープンする日です。今時はこのようなサイトを頼らなくても色んなルートでインターンシップに応募したりすでに参加したという学生もいらっしゃいますね。いずれにしても大学3年生にとってはこの夏のインターンシップの活動状況が来年の内定に多大な影響を及ぼすので真剣に取り組むのだと思います。 企業は現4年生の採用をしつつインターンシップの準備もしなければいけないので大変な時期になっています。キャリタスリサーチのデータによると、今まで主流だった1Dayインターンシップはオープンカンパニーという名称に変わりましたが、相変わらず実施するメインとなっていて65.8%の会社が実施予定だそうです。言い分としては仕事理解を深めるために複数回実施するということです。実質は名簿集めといったところでしょう。 汎用型能力活用型インターンシップというこちらを経由した場合は内定に直結させることができるということらしいのですが、こちらは5日間以上と手間も時間もかかるので実施予定企業は3割程度ということです。 現大学3年生はインターンシップを経由して次年度の就職戦線を迎えるわけですが、企業の2025年卒採用の計画は現段階では(景気が急に変わってしまう可能性もあるので現段階ではという言い方です)採用を24卒と比べて増やす見込みが12.7%、減る見込みは4.1%、変わらないが60.7%だそうです。今まで既に採用増で動いていたのでこれ以上増やすというところはそこまで多くないのだと思います。現3年生の就職序盤戦はこのような状況です。 今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 2024年卒新卒就職戦線で内定を得た業界の動向はどうなってるの?

    こんにちは。 今日は涼しいですが今週中ごろは完全に夏でしたね。私は5月16日~17日に北海道旅行に行ってました。メインイベントはエスコンフィールドでの野球観戦です。野球もさることながら午前中に開催されているエスコンフィールドの球場ツアーが最高でした。グラウンドにも入れますしベンチにも入れますしバックネット裏の年間シートにも入れました。1,800円で1時間程度のツアーですがお値段以上の価値はありました。 さて、今回のお題は現大学4年生の就職戦線で内定を貰っている学生がキャリタスリサーチ調べだと70.2%ありますが、その中身はどうなっているのかについて調べてみました。内定を得た業界ベスト5というデータをご紹介します。 内定者全体 ①情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト ②建設・住宅・不動産 ③調査・コンサルタント ④電子・電機 ⑤人材サービス・人材紹介・人材派遣 文系 ①情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト ②建設・住宅・不動産 ③調査・コンサルタント ④専門店 ⑤銀行 理系 ①情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト ②電子・電機 ③建設・住宅・不動産 ④自動車・輸送用機器 ⑤素材・化学 やっぱり情報系の就職は人気ですね。給与水準も高いですし時代のニーズにマッチしていますから文系も理系もトップでした。意外なのが建設・住宅・不動産です。少子高齢化で経済が縮小していくのは確実で業界としても今までのような発展は考えづらいかなと思うのですが学生には人気なんですね。望みとしては公共事業でしょうか。今のインフラは50年前に一斉に作られたものが多いので補修や作り変えなどの需要はあるかもしれません。とは言えども個人的には今後厳しい業界だと言わざるを得ないかなと考えています。 今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • GW明けの就活生の状況はどうなっているのか?

    こんにちは。 今年のGWは最後の週末は天気が悪かったですが概ね好天で絶好の行楽日和だったのではないでしょうか?コロナも落ち着き行動制限のないGWだったので多くの人が旅行やライブなど様々に楽しんでいたようですね。私は混むところと混み合う時期が嫌いなので仕事をしていました。来週2連休を取って北海道に行きエスコンフィールドで野球を観に行きます。 さて、GWも明けて就活生の動きも終わった人もいればまだまだ継続していますよという人もいますよね。それでは現在の就職活動の状況はどのようになっているのか? 毎回このブログで紹介しているキャリタスリサーチの5月1日時点の就職活動調査からデータを見ていきます。 まず5月1日時点の内定状況は70.2%です。昨年同日調査が65%だったので5.2ポイント上昇しています。 一人当たりのエントリー社数は23.2社です。昨年同日調査が24.7社だったので1.5社減少しています。 このデータを見ていて感じたことは ①企業が早期から優秀な学生と接触して早めに内定を出す傾向が強まっている。 ②学生も大学3年生からインターンシップに参加しているのでやみくもに企業にエントリーをしない。 ③コロナも落ち着き人材投資に積極的になっているので人手不足を補うために今までより多めに人を採用している。 ということなのだろうと思います。 また新たな情報が入ったらシェアしていきます。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 人手不足で求人倍率が上がっているということの意味は?

    こんにちは。 5月に入りました。今日からクールビズが役所などで始まりました。私はネクタイが嫌いで暑がりなので早速クールビズで仕事をしています。でも夕方は結構寒いですね。体調管理には気を付けましょう! さて本日は求人倍率について取り上げてみました。2023年4月26日付日経電子版で取り上げられた記事によると2024年卒の大学・大学院生の求人倍率が1.71倍になったとのことです。昨年から0.13ポイント上昇したということで企業の採用意欲の高まりを表しています。コロナ前の19年卒では1.88倍だったのでその水準に段々と近づいてきているということが言えます。 求人需要で言うと従業員300人未満の中小企業の求人倍率は6.19倍で従業員5,000人以上の求人倍率が0.41倍です。これは学生1名に対して何社分の求人があるかという風に見るのですが中小企業は6.19人分の求人が出ているのに対し大企業では0.41人分の求人しか出ていないということです。学生は大手志向で少ないパイを取り合う構図になっており、たくさん人材を求めている中小企業には見向きもしていないことがわかります。 まだ採用戦線は序盤から中盤というところですのでいかに早めに中小企業のいい会社を早めに見つけるかが就職を成功させるポイントかもしれません。実際に企業の説明を聞いて理解を深めるのにはいい時期だと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 世の中人不足だとは言うけれど実際どうなのか?

    こんにちは。 4月と言えば春だと思うのですが日中の気温が25℃とか以上ですよね。夏の陽気ですよね、もうすでに。春を楽しむことも許さない温暖化ということでしょうか。私は暑がりなので気温が18度くらいがちょうどいいなと思っていますが、そんな機関もほんの少ししかありませんね。 さて、今朝の日経新聞に「中途採用比率が最高37% 7年で2倍」と記事になっていました。日本は伝統的に新卒一括採用の国だったので中途採用はそこまで熱心にやることはなかった国です。そんな日本でも中途採用比率が高まってきているということに今回は注目しました。 いつもこのブログで新卒向けの情報を多く配信しているのも採用のメインストリームが新卒採用だからです。そんな日本の採用の実情ですが少子高齢化に伴い今後の若手人材が先細っていくことは確実です。そこで経験値や専門性が高い人材を即戦力として採用し組織を活性化させようというのが中途採用です。 では、現状の人材需要はどうなっているのかということが今朝の日経から読み取れます。まず、コロナ禍でサービス業が大打撃を受けました。アフターコロナの状況になりサービス業が活況を呈し人材不足が深刻化しています。そこで即戦力の中途採用を増やそうという機運が高まっています。しかし、有事に弱い業種ともいえるので二の足を踏む応募者という構図もあります。 一方で全ての仕事を人に頼るのではなくITの力を活用して業務の効率化や仕事の属人化を防ぎ誰がやっても高いパフォーマンスが実現できて生産性を上げようというDX化を促進するための高度IT人材を新卒・中途に関わらず採用しようという動きが活発です。しかし、そのような人材が世界的に不足しているので人材獲得競争が熾烈を極めています。 要するに仕事はあるけどニーズも明確になっているということです。誰がやってもできる仕事にはニーズはないということです。これはDX化というキーワードで解消されるので簡単な事務仕事やルーチンワークを人間がやることはなくなっていくことでしょう。それに対してサービス業のような人間の生活に欠かせないものを提供する仕事、エッセンシャルワーカーなんて言ってましたが、この仕事のニーズは高いです。しかし、応募者の観点から「きつい、汚い、かっこわるい」という平成時代の3K職場的側面が強いので不人気で需給のミスマッチが起こっています。 今後はジョブ型労働だとか今まで聞いたことがなかったような新

  • 2024年卒新卒就職戦線4月1日現在の内定率は?

    こんにちは。 日中は暖かいですが朝晩はまだまだ寒いですね。寒暖差が激しいので体調管理にはくれぐれも気を付けてくださいね。 さて、今回は4月1日現在の就職内定率について見ていきます。データはキャリタスリサーチ調べのものをご紹介します。 内定率:52.9%(昨年は46.5%)6.4ポイント上回っています。 エントリー数:21.9社(昨年は22.6社)0.7社下回っています。 →エントリー者数は減っているのに内定率が上回っているということはインターンシップで企業と学生が早期に接触しているからでしょう。たくさんエントリーするのではなく厳選しているのが学生側の動きであり、企業側もその方が望ましいということです。 現状はこんな感じですがマリッジブルーならぬ内定ブルーになる学生が今後多く出てきて内定辞退が増えることでしょう。そもそも内定は優秀な学生に集中するので、どちらにしろ1社に絞らなくてはいけないので辞退が増えることは確実です。 まだ内定がなくてもまだまだチャンスはあります。しかし、高望みは禁物です。現状第一希望に落ちていたということはそのレベルに到達していなかったということです。ここからは現実的な選択をすべきでしょう。高望みしすぎて執着して結局は自分の中の第7希望とかその辺まで落ちていく可能性もあります。明確な意思をもって選択できるように準備しておきましょう。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 4月1日は新入社員にとってはじめの一歩

    こんにちは。 今日4月1日、関東は初夏を思わせるようなちょっと汗ばむ陽気でしたね。新入社員の方にとってはこの日は社会人生活を始めるはじめの一歩ですね。期待に気持ちが高ぶっている方もいれば先輩や上司の期待に応えられるか心配だという方もいるでしょう。いずれにしてもスタートを切ったわけですから良い結果が出るように努力を重ねて一刻も早く一人前になれるように頑張ってください。 先程、期待や不安の話をしましたがこればかりは考え方ひとつですね。この先々何が起こるかわからないからこそリスクを押さえて失敗しないように慎重にやろうとする方がいます。一方で新人のうちはミスしてもそれほど大事にならないから積極的にチャレンジしようという人もいます。どちらが正解かは正直わかりません。ミスを嫌う上司もいればリスクテイクせずに安パイを狙う部下をひどく嫌う上司もいます。 どんな上司につくか、どんな先輩につくか、どんなお客さんにつくかで成長の方向は変わります。とは言え自分自身が何を考え、どこに目標を置き、達成するために何をするかが一番自分の成長に影響すると思います。 やってやれないことはない、やらなきゃできるわけがない これは日経新聞「私の履歴書」で元野村証券の会長さんが書いた言葉でした。 この言葉は確かにその通りだと思いますが、実行できないものです。だいたい言い訳してやらずに終わるのが関の山です。新入社員の皆さん、まずはやってみましょう!そうすればできないことはないはずです。結果を恐れずにチャレンジすることが大事です。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2024年卒新卒採用の3月時点での状況は?

    こんにちは。 皆さんWBC観てますか?私は第1回からずーっと観ていますが今回は過去最高のメンバーが集まったと思うので今まで以上に気合が入ってます。だって大谷やダルビッシュはもちろん日系人初の侍ジャパンメンバーのヌートバー、令和の怪物佐々木に令和初の三冠王村上、NPB最高のピッチャー山本と役者が揃ってるんだから盛り上がらないはずはないですよね。明日がメキシコとの準決勝で22日はおそらくアメリカとの決勝戦となるでしょう。14年ぶりの世界制覇を皆さんで応援しましょう! さて、今日は2024年卒の採用戦線は一体どうなっているのかについて見ていきます。 3月1日に採用広報が解禁となりましたが、その3月1日時点で学生がどれくらい内定を獲得しているのかという数字が出ているのでご紹介します。キャリタスリサーチのデータからご紹介します。 内定率:32.4%(昨年は28.6%)3.8ポイントUPしています。 就職先を決定して活動終了:22.7%(昨年は19.0%)3.7ポイントUPしています。 ここまでは想定通りでした。活動が早期化しているのだから昨年よりも数字が上がるのは当然ですね。面白い数字があったので紹介します。 活動終了して複数内定保持(カッコ内は昨年データ) 全体:3.2社(2.1社) 文系男子:1.8社(2.9社) 文系女子:0.9社(3.7社) 理系男子:4.3社(0社) 理系女子:7.9社(1.9社) 複数内定を獲得するということは需要があるということです。文理で比べると理系需要が高いことがわかります。さらに言うと昨年対比で文系は複数内定獲得者が減少していますが理系は数字が飛躍的に伸びています。ここから見えてくるのは今までは理系の学生は就職活動に積極的ではなかったのだが、インターンを通して主体的に就職活動に参加するあるいは組み込まれたことによって早い段階で内定を獲得したということが言えるでしょう。 企業側の動きとして生産性向上とセットでDX化を推進しています。そこで特に情報系の人材やデータサイエンスを学んだ学生に需要が傾倒しています。そういった学生に内定が出ているのだろうなと推測されます。今朝の日経新聞に大手企業の2024年度人員採用計画が出ていました。今まで文系の人材を大量に採用していたメガバンクが大幅に採用を減らしていました。みずほ銀行は以前だと2000人くらいは採用していたのに計画では500人程度と1/4まで減

  • ESや面接で求められる自己PRってどういうことなんだろう?

    こんにちは。 今週は5月初旬の暖かさということで汗ばむような陽気でしたね。花粉も絶好調で鼻水は止まらないし目はかゆくなるしで散々な日々を過ごしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか? さて、今日のお題は「ESや面接で求められる自己PRってどういうことなんだろう?」ということについて書きます。今や大学では授業などでもキャリア科目で就職に関わることを教えています。その中でなりたい自分はどういう自分か。その目標に到達するためにギャップをどのように埋めていくか。そのためにどのように取り組んで、何を学んで、それを社会でどのように活かしたらよいか。これらのことを自己PRにまとめていきましょう。大体こんな内容だと思います。 これ自体は全くその通りだと思うのですが、私は少し違和感を感じます。どこに違和感を感じたかというと全て「I」メッセージだということです。「私は」という目線で自己主張全開なところに違和感を感じます。なぜそう思うかというと自分だけではなく相手も存在するのに相手のメリットになるようなことよりも自己主張が優位になるとお仕着せがましくありませんか?これが私の違和感でした。 この違和感にわかりやすくメッセージを残してくれた人を見つけました。テレビプロデューサーの佐久間宜行さんです。彼が何を言っているかというとこんな感じです。 Q:会社が若い人に求める自主性とは何なのでしょうか? A:自主性は大事ですが、会社が使う「自主性」は若い人たちへの解像度が低いと感じます。企業はやはり「辞めずに組織でうまくやれる前提の上で、勢いがある若者」というのを重宝するんです。その中で、仕事に自分だけの行き過ぎたこだわりを持ち、無意味な自己主張や不満を出せば、現場で信頼されず、裁量も与えられない。長い目で見ると、どんどん自分の時間を失います。周囲と信頼関係を築いて少しづつ「任される」範囲を増やしていった方が、間違いなく自分の働き方を確立しやすくなる。会社と折り合いをつけながら自主性を発揮していけば、いずれ自分らしく働ける環境が整うということです。 長い引用になりました。これは日経新聞新卒広告特集のインタビュー記事に掲載されているものの一部を紹介しました。良い記事ですのでバックナンバーでご覧いただきたいなと思います。自分と相手がいて相手の信頼の下に裁量は広がっていくというのはごもっともだと思います。この視点を持って学生生活の中で培った力をアピ

  • 2024年卒採用戦線がスタートしました。

    こんにちは。 今日は4月の陽気化というくらい暖かかったですね。朝夕は冷え込みますが日中はすっかり春ですね。そんな3月1日は就活生にとって採用広報が解禁になる初日なので意味合いが他の人たちとは違う人いえるでしょう。実際、日経新聞の二部刷りで新卒広告特集が組まれています。 とは言えども採用戦線がスタートしたその日の日経新聞本紙2面に 「新卒採用内定はや2割」 という見出しとともに現状の内定率が記事になっていました。この記事によると2017年卒の学生は2月時点で内定率が2.9%だったものが2024年卒の現3年生の2月時点の内定率は19.9%と2割に達していると報じています。 この結果が何を意味するのか?すぐにわかる事実としてはルールなんかあってないようなもの、つまりは形骸化しているということです。なぜ形骸化するのかと言えば外資系企業やIT企業などが早めに動いて優秀な学生を確保してしまうからそれに追随して他社も活動を早期化するからです。こんなことは言うまでもなく見たまんまの事実です。 もっと根本的な理由を私なりに考えたのですが大学での経験や勉強などこれっぽっちも重視していない企業の考えが表れているということです。24卒の学生は入学の時点でコロナの影響でオンライン授業でキャンパスライフを謳歌することはありませんでした。昨年あたりから対面式の授業が大幅に増えてやっと大学生らしい生活が始まったのもつかの間インターンシップが始まり就活モードに突入します。そこからは大体皆さんが経験している通りの流れでうまくいけば現時点で内定を貰っているということになります。 ロクに学生っぽい生活をしているわけでもなく大学生らしい勉強の代表と言ってもいいと思いますがゼミ活動など始まったばかりだろうにその成果をアピールすることもなく就職戦線に組み込まれます。そしてエントリーシートで学チカは何ですか?などと聞かれてそれらしいことを書くと次のステージに行けるわけです。要は企業が気に入りそうなことを書くか、もっと言ってしまえば企業のお眼鏡に適う大学に通っていればそれでいいわけです。大昔からこんなことを大手企業はし続けているわけです。その結果、日本の会社にイノベーションが起こらず経済が停滞している一因なんだろうなと思います。 これからの時代を担う皆さんは安定を求める気持ちもわかります。しかし、安定は黙っててもみんなに与えられるものではありません。努力の上に結

  • 現3年生が就職活動に関して持つ不安

    こんにちは。 今日は季節外れの暖かな日になるということで気持ちの良い1日となりそうです。しかし、その分花粉の舞う量も増えそうなので花粉症の私としては複雑な気持ちです。皆さんはいかがでしょうか? さて、今日は2024年卒の現大学3年生が就職活動に関して抱く不安はどのようなものかについて書いていきます。ここ数年の傾向として大学3年生の夏休みにインターンシップが始まり学生側は企業理解や業界理解を深める期間を過ごすことになります。そして年が明けた3月に就職サイトがオープンになり一斉に活動が始まるイメージです。ということで就職サイトの本サイト(インターンシップ用のサイトはプレサイト)があと10日でオープンするので心がざわつくタイミングかもしれません。 それでは現3年生の不安なことはどんなことなのか?キャリタスリサーチのデータをもとに紹介していきます。 ①希望する企業から内定をもらえるか ②(そもそも)内定をもらえるか ③面接に通過することができるか 上位3つは内定に関わる内容でした。当たり前と言えば当たり前ですが少子化で若手人材が人不足の世の中なので楽勝ムードがある中でもこのような不安を抱えているということです。勝負は下駄をはくまでわからない、ということですね。 そんな中、内定は貰えるかもしれないけど自分が希望する会社や自分の適性にしっかりあった会社から内定を貰えるか心配と考える学生も多いようです。この悩みを抱える人は今後多くなるかもしれません。いざ内定を貰ったものの本当にこの会社でいいのか悩むはずです。転職が容易になった時代とはいえ、相応の力を身に付けないと希望する転職もできなくなる不安はあります。だからこそ新卒で就職するときに将来を見据えて企業を選ぶことが重要ですし、自分が思っている仕事に就けるか、自分はできると思っていたのにレベルが高すぎてついていけないので仕方なく辞めるということもあるでしょう。 だからこそ新卒の就職活動は特に実績がなくても皆さんのポテンシャルを評価して採用してくれる企業があるのだから、先入観を持たずに幅広い会社を見て比較検討したうえで最適解を見つけていただきたいと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2024年卒(現3年生)の2月1日現在の就職状況

    こんにちは。 昨日は久しぶりに雪が降りましたね。私は神奈川県民ですが多摩地区に接したところに住んでおり仕事に行くときは雪が降っておりましたが都心はそうでもなかったですね。安心して家に帰ったらそこそこ積もっておりました。雪かきをしたら汗をかいてしまいました。朝起きたら暖かいし綺麗に晴れておりますが雪は凍ってしっかり残ってますね。早く溶けて欲しいものです。 さて、今日は現3年生である2024年卒の新卒学生の就職状況について書きます。いつもはキャリタスリサーチのデータをご紹介しておりますが今回はリクルートの就職みらい研究所のデータが早かったのでこちらを紹介します。そんなに大きく差はないと思います。このデータは昨日発表されたほやほやのデータです。結果としては2月1日現在の内定状況が19.9%だそうです。前年同期に比べて6.4ポイントも高いとのことです。3年生の夏休みから始まるインターンシップを経て何回かの企業との接触からの内定なのでこのくらいの数字にはなるだろうと予想はしていましたが結構高いですね。 これが何を意味するかというと内定を出した企業は学生に対しての引き留め工作に力を注ぎつつ根家落ちる学生を想定して新たな内定を出すための活動を今後も継続していきます。学生側も「内定をもらって保険が効いているのでもっといい企業を探そう」となるはずです。結局お互いにとって時間ばかりが過ぎていきエネルギーも使うので良いことがないということですね。学生さんはたった1回の新卒就職なので納得がいく就活をして欲しいと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 仕事をすることの覚悟について考えてみた

    こんにちは。 早いものでもう2月になりました。ちょっと前に「今年もよろしくお願いします」なんて挨拶をしていたのに時が過ぎるのは早いですね。就活生も来月には就職サイトの本サイトがオープンするのでいよいよ就活が本格化するのだなと意識していることでしょう。 今日は仕事をすることの覚悟について考えたことをまとめます。1つ目に新卒の就職でも転職でも同じだなと就職相談を受けていて感じたことです。何かというと「自分がやりたいこと」「自分が求める条件」を一生懸命考えて仕事選びをしていると思います。当たり前のことですよね。視点を変えて採用担当者の目線で考えてみましょう。「うちの会社で足りない戦力を補おう」「すぐに辞めない覚悟のある人を採用しよう」「素直で物覚えが良くて一を聞いたら十を知る人を採用しよう」とか思うはずです。働きたいと思う人と採用しようと思う人で視点が違うし求めるものが違うのです。 そこで2つ目なのですが片一方がすべての条件を独り占めすることはできないのです。何かを得ると何かを捨てなくてはいけません。だからこそ自分の中で譲れるものと譲れないものをしっかり優先順位付けしなければいけません。これが学生もベテラン社会人もできないのです。すべてを手に入れたいと考える人が実に多いのです。 はっきり言いましょう。 そんなことは無理です。100点狙いでいっても100点は取れません。ペーパーテストとは違うのです。より高い点数=満足度を得るためにも何を得て何を捨てるかをシビアに検討することが大事です。世の中に絶対の正解がないので最適解を見つける努力を自分なりに検討してみてください。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2024年卒(現3年生)向け就職戦線はどうなっているのか?

    こんにちは。 今日は寒いですね。雲一つない青空で気持ちのいい天気なのですがとにかく寒い。ごみ捨てにちょっと外に出ただけですが寒いの一言です。これが冬では当たり前なのですが温暖化で暖かい日が多かったのでたまに寒いときついですね。 さて本日は2024年卒の就職戦線がどうなっているのかについて書きます。データはキャリタスリサーチの調査データを参照しています。皆さんもよかったら基データをご覧いただきたいと思います。 ①志望業界 全体順位で1位が情報・インターネットサービス、2位が情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト、3位が素材・化学となっています。1位と2位は理解できますが3位がなぜ素材・化学なのだろうと思いました。よくよくデータを見てみると志望業界が明確に決まっている割合を文理と男女別で取っているのですが理系は男女とも4割が明確に決まっているのに対し文系は3割ということでこの差が出たのかなと思います。文系男子で銀行が志望業界1位になっていて相変わらず銀行人気はあるのだなと感じました。でもフィンテックを強化する業界なので理系採用が強化されているので従来通りの業務で考えていると厳しいかもしれません。 ②インターンシップの参加状況 ここ数年はインターンシップから採用につながる流れになってきているのでまずはインターンシップに参加しようということのようです。1日インターンシップは89.1%の学生が参加したそうです。2~4日以内のプログラムで59.5%、5日以上のプログラムが29%の参加となっています。やはり期間の長いプログラムは企業の手間もかかりますし受け入れ人数も少なくなるので参加したくても難しいという現実が数字に出ています。 ③1月1日現在の内定状況 4年生でもまだ未内定で就職活動をしている人がいる傍ら3年生で内定を獲得した人が現時点で14.9%いるそうです。昨年の同じ時期が13.5%だったので1.4ポイント上昇しています。ますますの早期化が加速しているようですね。早ければいいというものでもないですが、やりたいことが明確になっていて内定をとれたのであれば残りの学生生活を充実させることができるのでメリットが多いですね。 今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 賃金引き上げをお願いする総理について考えた

    こんにちは。 年明けて早10日が過ぎ11となりました日に本腰を入れて書いていきます。エンジンがかかるのが遅いのはご勘弁ください。今日のお題は「賃金引き上げをお願いする総理」について考える、というものです。色んなことを考えたので以下にまとめます。 ①そもそも賃金は自然に上がらないといけないのではないか? 1月4日の年頭会見の際に賃上げ要請を岸田総理はされました。「いいぞ、いいぞ!」と思う方もいるとは思います。しかし、お願いしないと賃上げってしてもらえないのでしょうか?景気が良くて人が足りなくて採用が上手くいかないから他所よりも給料を上げて優秀な人材を採用しようと自然発生的に賃上げは起こるものだと思います。これって大学で経済学を勉強しないとわからないことではないと思います。 ②コロナが落ち着き(感染者は増えていますが恐怖の度合いは大幅に減っていると思います)人や物が活発に動き、景気が上向きそうな雰囲気があると思います。物価上昇率は昨年対比で4%増だそうです。デフレに悩んでいた日本にインフレの動きが出てきているのに防衛増税など隙あらば増税をしようとする岸田さんは何か確固たる信念を持って政治に向き合っているのでしょうか? ③日本経団連の日本を代表する錚々たる会社が賃上げを表明しています。1月11日付日経新聞1面にユニクロを運営しているファーストリテイリングが年収最大4割増と出ていました。大変いいことだと思います。しかし大手企業だけの話です。日本の企業のほぼ全てと言ってもいい中小企業にその恩恵は来ないと思います。大手が人件費を挙げるということは下請けや取引業者に無理を強いるということですから貧富の格差はもっと増えるでしょうね。中小企業まで賃金が上がることを政策面で実行するのが総理の仕事だと思います。しかしながら、その気配が全く感じられないと思っているのは私だけではないと思います。 なんか愚痴っぽくなりました。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 仕事始め

    こんにちは。 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年は私、年男でございましてウサギは跳ねるということで飛躍の年にしたいなと思っています。今日が仕事始めだったので朝起きて仕事に向かいましたが、正月はほぼ家を出ることなく寝正月だったので外に出られることが逆にリフレッシュになりました。皆さんはいかがでしょうか? ところで箱根駅伝はご覧になられましたでしょうか?今年は駒大の大学3冠がかかった箱根だったので見どころが満載でしたね。3冠達成おめでとうございました。そして古豪中央大学や法政大学の復活も嬉しかったですね。青学の3位も意地を見せてくれて面白かったし、東洋大学も意地を見せてのシード権獲得で強豪の強豪たるゆえんを見せつけられました。 今年がどんな年になるかはわかりませんが自分次第で良くも悪くもなると思います。どんな目標を設定してそのギャップを埋めるために「何を」「どれくらい」やるのかを意識することが重要でしょう。そして「何のために」やるのかという目的意識をしっかり持つことが重要です。私もこれを意識して1年取り組みたいと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 今年1年大変お世話になりました。

    こんにちは。 今日は暖かく穏やかの日になりそうですね。私は昨日が仕事納めで今日は朝一から大掃除をして午後から落ち着くので映画でも観に行こうと思い、ネットでチケットを取りました。 今年1年皆さんにとってどんな年でしたか?私はコロナに罹ったり、仕事が万事順調だったかと言えばそうでもない部分もあったのでもどかしい1年だったなと思っています。人それぞれいろんな1年があったことと思います。 そうこうしているうちに時間はどんどん過ぎて新たな1年が始まります。そして新たな1年が始まると「一年の計は元旦にあり」ということで一旦リセットして新たな年の始まりにスタートダッシュをかけることと思います。すごく便利なシステムですよね! 何はともあれ1年を無事に過ごせたことを神様に感謝して新たな年を迎えたいと思います。今年1年大変お世話になりました!今年はこんな感じで終わります。 にほんブログ村

  • 2024年卒の現3年生は就職戦線をどのように見ているか?

    こんにちは。 サッカーのワールドカップも佳境に入ってきました。決勝戦はアルゼンチンVSフランス戦です。どちらも過去2度優勝している強豪国でフランスに至っては今回勝つと史上2ヶ国しかいなかった(イタリアとブラジル)連覇達成国となります。面白そうですね。 さて、今回は現在大学3年生である2024年卒業の新卒採用における就職戦線がどのようになっているのかを見ていきます。情報源はいつもの通りキャリタスリサーチからです。出典は「11 月後半時点の就職意識調査 」です。 ①現3年生は就職戦線を厳しめに見ている。 理由として世界経済が後退していくという観測がありそれに伴って採用数を絞ったり面接で厳選されるだろうと思っているようです。 ②11月時点での志望業界 男女文理分けずに集計した結果では1位が「情報・インターネットサービス」これはサイバーエージェントとか楽天とかそういった会社だと思われます。2位は「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」です。これはそのまんまですね。上位2つがいわゆるIT系で時代の流れを象徴しています。3位は銀行でした。10年前だったら間違いなく1位が銀行でそれに続くように総合商社とかコンサルといった順位でした。いまや銀行も文系をあまり採らなくなったので順位が下がってきたのでしょう。 ③インターンシップの参加状況 現3年生は91.4%が参加したとのことです。過去最高の数字です。インターンシップから採用選考に移行するパターンが定着してきたので当然の数字と言えるでしょう。参加時期は8月が一番多く9月がそれに続きます。1Dayインターンシップの参加が多いようです。これは実質会社説明会のようなものですが学生の参加意向でも1日のものが望ましいというデータが出ております。会社を深く理解するというよりはどんな会社があるのかというきっかけづくりとして参加される方が多いのだと思います。 現時点ではこのようなデータが出ております。詳細は冒頭のリンクからご確認ください。 今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • あきらめない気持ちは大切だと学びました

    こんにちは。 今朝の日本VSスペイン戦は燃えましたね!私は目覚ましを3:30にかけたのですが2:30に起きてしまいました。やはり自分の国の代表が戦うのだからリアルタイムで見たいという気持ちがあるのでかなり高ぶっていたのかもしれません。かといって勝てるとも思ってはいなかったので引き分けで終わって裏のドイツVSコスタリカも引き分けて欲しいなという後ろ向きな気持ちだったのが本音です。 しかし、試合が始まると開始10分くらいで先制点を取られて「やっぱりだめか」という気持ちが出てしまいました。挽回できる時間だから頑張って欲しいとは思っていたのですが「あのスペインから点を取るのは難しいよな」とも思いました。裏の試合もアベマで見ていたのでドイツが先制した時は半ばあきらめていました。 後半に入り選手を入れ替えるいつものパターンで若干期待値が上がりました。私はサッカーは詳しくないので戦術面とかは正直よくわかりませんが、動きが良くなった感じは受けました。後半10分くらいですかね、堂安がゴールを決めて同点に追いついたときは興奮してでかい声を出してしまいました。このままうまいこと引き分けで終わってくれ、とこの期に及んでもまだ後ろ向きな発想しかできていませんでした。 そんな後ろ向きな発想をしている日本人は結構いたんじゃないかなと思います。そんな我々のひがみ根性を叩きなおす刺激的なプレーが三苫から田中碧につながるシュートでした。アベマの解説をしていた本田も「これは出てますね」と言っていたプレーでしたがVARの結果ゴールが認められて逆転に成功。そこからはドキドキしながら最後までゲームを見ていました。 ここまでで思ったことですが「あきらめない気持ち」というのは本当に大事なんだということが日本代表のプレーを見て一番感じたことです。前回のブログで固定観念は「悪」先入観は「罪」というヤクルトの野村克也元監督の言葉を紹介しました。決めつけや諦めがいかに愚かかということを改めて思い知らされました。皆さんも日本代表からいろんなことを学ばれたことでしょう。仕事も勉強も就職活動もあきらめず最善を尽くすことが大事なので頑張っていきましょう! 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 固定観念は「悪」、先入観は「罪」

    こんにちは。 ワールドカップが開催され先週の水曜日は日本対ドイツ戦が行われ2対1で日本が勝利しました。日本中が湧きに湧き渋谷のスクランブル交差点などは大変なことになっていたようですね。その気持ちはすごく理解できます。私は高校3年生の時にドーハの悲劇を目の当たりにした世代だったので、かの地で何とドイツに勝ったということが驚きで、まさに「ドーハの歓喜」となったんだなと感慨もひとしおでした。 さて、今回のお題は固定観念は「悪」、先入観は「罪」についてです。これは私が敬愛する野村克也監督の言葉です。要は決めつけや思い込みでことに挑んではいけないということです。「どうせ自分なんか」とか「相手が強すぎるから絶対無理」といった考え方がまさに固定観念は「悪」、先入観は「罪」ということになりますね。 今回冒頭にワールドカップの話を持ってきたのは固定観念は「悪」、先入観は「罪」という考えを私が持っていたからです。ドーハの悲劇を目の当たりにしているというのはあると思います。そしてドイツはワールドカップで4回優勝する強豪で勝負強さに定評があり「サッカーとは最後にドイツが勝つゲーム」という言葉があるほど勝負強い国です。ゲルマン魂と言われる絶対あきらめない強いメンタリティを持つ国です。これだけ情報が揃いすぎていると引き分けでしのげたら御の字、と初めからあきらめてしまうのもお分かりいただけると思います。 そんな状況は古い世代の考えなのかもしれません。日本代表は怖気づくことなく勇敢に戦い、その結果ドイツに勝ったということです。ラグビーのワールドカップで南アフリカに勝ったぐらいの衝撃を受けました。とても気分が良かったです。これって日々の仕事でも学生さんの就職活動でも必要な考え方だと思いました。「どうせ自分なんか」とか「相手が強すぎるから絶対無理」といった考え方を持っていると本当にそんな結果になってしまうということです。決めつけや先入観なしに積極的にチャレンジすることの重要性を今回の戦いを見て感じました。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • やりがいのある仕事に就くためにはどうしたらよいのか?

    こんにちは。 今日はやりがいのある仕事に就くにはどうしたらよいか?ということについて書きます。これってなかなか難しい問題だと思います。お金をもらって雇われている以上自分の好きなことだけをすることは不可能です。会社が求めること、会社の利益を優先することに付随することでやりがいがあると私は思います。やりがいの定義は人それぞれなので異論もあると思います。それはそれで構わないと思っています。 仕事のやりがいについてアメリカのギャラップ社という調査会社が「仕事に熱意をもって取り組んでいるか」という問いを日米独のビジネスパーソンに聞いた回答結果があります。それによると日本は5%、アメリカは35%、ドイツは16%なんだそうです。日本が際立って低いです。何でこうなるのかということを推測してみたいと思います。 日本では仕事をするということは「やらされるもの」というイメージが強いと私は思っています。経営陣から降りてきた売上目標を上司が部下に割り当ててノルマを達成することを求め数字の管理をする。大体どこの会社もこんな感じで売上向上を図っているはずです。そうすると会社の思いや目先の売り上げが重視されるので顧客の喜びや満足度、働いている労働者個人の喜びにつながらないのだと思います。 決められた手順やルールに則って寸分違わず速やかに処理することが仕事で貴ばれています。だからこそ窮屈さがあるのでやらされている感が増幅すると思います。自分の頭で考えるのではないから仕事の喜びも見つけづらいと思います。こういった働き方をする仕事は大企業だったりすることが多くあります。公務員とか参入障壁の高い規制が強い業界も多いと思います。 本当に面白い仕事をしたいのであれば今まで当たり前だと思っていた昭和的価値観(安定している、会社がすべて面倒を見てくれるなど)を否定するところから始めるといいでしょう。会社に依存する生き方が自分の行動を制約するから息苦しくなるのだと考えます。ご自身の判断で最適解を見つけて欲しいと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 企業側から見た2023年卒採用戦線

    こんにちは。 今週はずーっと秋晴れで気持ちのいい日が続いて気分が良くなりますね。昨日の皆既月食もきれいに見ることができました。皆さんもご覧になりましたか?秋を満喫しているな~と実感する今日この頃です。 さて、今日は現4年生の就職活動を企業側の目線から考察します。というわけで2023年卒採用戦線というタイトルにしました。データの出所はキャリタスリサーチの「2023年卒内定動向調査/2024年卒採用計画調査」です。 まずは採用活動を終了した企業の割合についてです。2023年卒の採用活動を終了した企業は47.7%です。データは2017年卒から掲載されていますが5割を切ったのは今年のデータだけです。それくらい企業側にとっては厳しい採用戦線だったと言えるでしょう。これは内定辞退者が想定以上に多かったので終了できない事情があるようです。 次に内定者に対する満足度を見てみます。採用した学生の質と採用予定人数に対する充足率という量で図っています。このデータによると質・量ともに満足と答えた企業は25.5%で昨年の37.2%と比べると11.7ポイントも大幅に下がっていいます。質・量ともに不満が昨年は14.1%だったものが今年は21.7%と7.6ポイント増加しています。 最後に内定辞退の実情についてのデータを紹介します。今年の内定辞退者は昨年に比べて41.4%の企業が増えたと回答しています。逆に減ったという企業は16.6%です。増えた企業が減った企業の2倍以上もあったんですね。これは企業にとっては痛手なはずです。次年度の2024年卒の採用戦線では今までと同じことをしていてもいい結果が出ないのでやり方を変えてくることも想定されます。いずれにしても自分がいきたい業界をしっかり固めて自分が働きたい会社を定めて行動することが大事です。そこで企業側と相思相愛になれることが望ましいですね。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 就活にかかるお金っていったいどれくらいなの?

    こんにちは。 今日は秋晴れでとても良い天気でした。暖かく過ごしやすくこんな日にゴルフが出来たらよかったのにと思った1日でした。皆さんはどのようにお過ごしでしたでしょうか? さて、今日取り上げる話題は就活にかかるお金はいったいどれくらいなのか?というものです。コロナ禍の就活では説明会から面接までほとんどがオンラインだったのであまりお金がかからない2年間でした。さすがに最終面接は対面でやったようですがほとんどのことがオンラインで済むことが企業側も学生側も気付いたということです。では今年の4年生が活動していた就職戦線ではどれくらいお金がかかったのかを見ていきましょう。 データはキャリタスリサーチの「2023年卒 10月1日時点の就職活動調査」を参照していますので詳細はご自身でリンクからご覧になってください。この調査データによると今年の就活生の活動費用の平均は70,007円だったそうです。これが高いのかどうかということですが一番高かったのが2011年卒の就活生で167,116円でした。なんと半分以下になっているということがわかります。昨年の就活生が61,212円で過去最低金額でした。昨年よりは若干増えたけどコロナ以前から比べればはるかにお金がかからなくなったということがわかります。 これがまさにオンライン化による影響と言えます。交通費がかからないし、遠方の説明会に行く場合は宿泊費もかかります。リクルートスーツも1着着回しだと暑い時期だと汗をかくので2着あったほうがいいしクリーニングにも出しますよね。このように諸々のお金を積み上げると10万円オーバーが当たり前でしたがオンライン化の恩恵として交通費と宿泊費が劇的に削減できるようになりました。 その代わりにオンラインで見栄えがするようにスペックの高いPCを買ったり見栄えを良くするために4K対応カメラを別に買ったり音声がクリアに聞こえるように単一指向性マイクを購入したり照明器具を買ったりするとお金はかかります。そういう学生さんもいると思います。対面が減ることでオンライン上の自分をどのように表現するかというのがWithコロナ時代の就活のポイントになりそうですね。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 大学3年生の就職活動の状況ってどうなっているのか?

    こんにちは。 昨日と一昨日の日本シリーズを見ていて一筋縄にはいかない勝敗の行方を楽しみました。私の世代は野球を家族で当たり前のように見ていた世代なので長くなっても耐えられる方ではありますが昨日の試合が5時間を超えたのは辟易してしまいましたね。若者はタイムパフォーマンスの時代を生きているので短縮して楽しませるコンテンツにしていかないと野球は見てもらえなくなってしまうのではないかと危惧しております。 さて、2024年卒の新卒採用戦線=現3年生の就職活動は一体どうなっているのでしょうか?このブログで毎回データを紹介しているキャリタスリサーチの調べから現状を皆さんにご紹介したいと思います。 ①インターンシップへの参加状況 →1日以内のプログラムだと88.9%の学生が参加。1週間(土日休みで5日)以上のプログラムに参加した学生は25.2%いました。1Dayインターンシップは会社説明会のようなものでそこに参加して次のステップの案内をもらうイメージと言って良いでしょう。 ②志望業界について →現時点で明確に決まっている学生は22.9%でした。ということは前々から憧れていた業界かあるいは独自に業界研究をしたりニュースを常にチェックしていて有望な業界を見つけたなどの行動が伴っているから明確になっているのでしょう。決まっていなかったとしての焦る必要はないでしょう。 ③就職活動についての不安 →とても不安に感じている学生は現3年生(2024年卒)で44.8%、現4年生が3年生だった時の調査(2023年卒)では48.3%、社会人1年生(2022年卒)では52.8%でした。 インターンシップを採用に直結しても構わないという方針になった頃は今後どうなっていくのだろうという不安が大きかったのかもしれませんが、段々先輩たちの情報が耳に入ってきて少しづつ緩和していったのかなと私は思います。 このように2024年卒の採用戦線も本格的に動き出しています。タイミングを逃さずゆっくり時間をかけて準備し、本番では素早く行動をして欲しいと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2W1Hで考えることの重要性

    こんにちは。 先週末は全国旅行支援が実施されて最初の週末でしたね。実は私、JR東日本の「鉄道150周年記念パス」と全国旅行支援の両方を活用して青森、岩手、宮城=仙台と2泊3日の旅行をしていました。はっきり言ってありえないくらい人がいました。ホテルも満室だったそうです。アフター・コロナの生活に変わっていく現場を目の当たりにした今日この頃です。 さて、今日は2W1Hで考えることの重要性についてまとめます。面接の際に抽象的な表現や自分しか理解できないことを話しても面接官は理解できません。なので面接官が話を聞いて映像が思い描けるように具体例を交えて説明してほしい、と私がアドバイスします。そうすると「どうすればいいですか?」と必ずといっていいほど聞いてきます。私はそういった学生に「それは君が考えること。就職という人生の大事な岐路に自分で最適解を見出さないと必ず悔いが残る。」とアドバイスします。 何でもかんでも聞けば答えが出てきます。今はスマホがあるのでググればすぐに答えがわかります。なんでも便利にできるからだと思いますが、安易に答えを見つけようとする方が多いのかもしれません。 ここで 「なぜ?」「なにを?」「どのように?」 を自分に対して自問してみてください。 なぜこの会社を受けたのか? 何をしたいのか? どのようにアピールすれば自分の強みをアピールできるか? 手間はかかりますが自分で考えて相手に伝えることで、面接官に説得力を持たせるアピールができます。仕事においても自社の商品やサービスの強みをアピールする機会が出てきますが、2W1Hを活用する場面が多々あります。だからこそ面倒くさがらずに考えてほしいと思います。人間には「意思」「意志」と「感情」があるのですから積極的に相手に伝えましょう。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 内定は貰ったけど来年入社して何がやりたいですか?

    こんにちは。 内定式も終わり最後の学生生活を満喫すべくエンジョイして欲しいと思います。くれぐれも卒業できないということがないようにほどほどにエンジョイしてください。 来年の入社式までの間に内定者研修などをする企業も多いと思います。そうすると来年の仕事もいよいよ現実のものとなってきます。そうすると、これでいいのかなという不安も増してきてる方も多いと思います。果たして期待に応える仕事ができるのかな、という不安もありますよね。 とはいえ来年4月には新入社員としてその会社の一員となります。入社したらモヤモヤするとかそんな言い訳は通用しません。お金をもらって働く身分になるのだから当たり前ですよね。そこで入社して自分は何をしたいのか?どんな仕事をして、どんな力を身に付けて、将来はどんな自分になっていたいのかを改めてイメージすることが大切です。腹を決めて入社しないと長続きしないと思います。 残り半年弱ではありますが考える時間としては十分ではないでしょうか?入社前に慌てて「どうしよう」と考えるのではなく、このタイミングで考えてみてはいかがでしょうか?今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 配属ガチャが外れたらどうしますか?

    こんにちは。 今日は正に秋晴れで気持ちの良い日ですね。10月1日は内定解禁日で今年は土曜日ですが各社は内定式をしているのでしょうかね。企業によってまちまちかもしれませんが儀式としてやる会社が多いのだろうと推測します。そんな日に私はラグビー日本代表とオーストラリアの試合を観に秩父宮ラグビー場に行きます。残念なのはこんなに天気がいいのに19:00キックオフなので暗いんですね。本当に残念です。 さて、今日は恐らく内定式で来年4月に入社する同期と交流する場が設けられるので関係性を気付いて欲しいと思います。このメンバーで会社を支える一員となり切磋琢磨しながら個人的にも会社的にも成長して欲しいと思います。 とはいえども昭和から平成そして令和となり時代は変わっていくのですが働き方は依然として昭和を引きづっているのも現実です。令和を生きる若者が昭和臭のする会社に入ったときに拒絶反応を起こして早期退社する方が出るのは想像に難くないです。そんなエピソードを想起させるニュースを見つけました。 その名もズバリ「配属ガチャ、外れたら…」という日経MJ1面の記事です。内容の詳細は新聞をご覧いただきたいのですが、私が驚いたのは配属ガチャが外れたら会社を辞めるという内容です。まだロクに働いてもいないのに希望と違うからということで辞めるんだという驚きですね。そもそも正社員として総合職で採用されたら会社の指示命令に従わないといけないのです。いわゆるメンバーシップ型の社員で年功序列と終身雇用の枠組みに組み入れられたら、うまみを享受する代わりに不利益も分配されるのです。 最近だとジョブ型雇用が促進される世の中にはなってきていますが、まだまだ少数派です。ジョブ型であれば職務が明確に規定されているので年功序列と終身雇用ではないけど給料はペイフォーパフォーマンスでできる人はより多くの給与を得ることができますが、その力がないとなったらその職務から外されます。つまり解雇と隣り合わせの緊張感が出てきます。 どちらがいいのかは人それぞれなので何とも言えませんが、日本の圧倒的多数の会社はメンバーシップ型雇用なので、その条件で入社したのならば自我を通すことができないということとトレードオフになっています。私個人としては転勤経験者で地方勤務を経験することで世の中いろんな人がいるなという知見も増えましたし、地域による文化の違いも学べたので人生の一部として転勤経験は人を育てる

  • 企業も人間のような寿命があることを理解する

    こんにちは。 今日は企業研究的な内容になります。 学生さんは志望企業を選ぶ際に大手企業に目をつけます。私もそうでした。 ここで大手企業でも比較的新しい企業と100年以上の歴史を有する企業では中身がだいぶ違うことが多々あります。 例えば三井物産は明治新政府が誕生したころにその前身の会社が発足しています。 創業事業は世界各地で物資を調達し、手数料を乗せて販売する事業です。 今でも同じようなことはしていますが、1980年代あたりから斜陽になり総合商社は何をしたかと言うといわゆる「投資会社」になったのです。有望な産業に投資して人材を供給することによりその事業を成り立たせ、リターンを得るビジネスモデルに変わってきました。 同じことをやっていると寿命がきて死んでしまうので新陳代謝を図って新たなことに取り組み脱皮していくという訳です。 それに対して例えば家電メーカーはその名の通り家庭で使う電気機器を作って販売しています。テクノロジーの進化で新しいものはドンドン生まれていますが基本的には三種の神器と言われた頃の商品が進化しただけで全く新しいものに生まれ変わったわけではありません。そうするとそこそこの品質で安価につくる新興国メーカーが台頭し苦しんでいるのが現状です。あのシャープも台湾資本の鴻海傘下になったのが象徴的なことといえるでしょう。 このように同じことをずっと愚直にすることは重要ですが、時代のニーズに合わせて変化することも重要です。そのままだと人の寿命と同じで動脈硬化などの生活習慣病を患って死んでしまいます。 なので企業研究をする場合は会社の歴史やコア事業が何かなどを辿るとその会社の強さも見えてきて企業研究も楽しくなると思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 仕事におけるポジショニングの重要性について

    こんにちは。 今日は残暑だったので暑いのはかないませんね。そろそろお彼岸も近いので暑さも落ち着いてくるのを祈るばかりです。 さて、今日は自分のポジションがどこにあるかを意識することの重要性について考えます。ポジションってなんだと思いますか?集団の中の個の役割とでも言えばいいですかね。宴会の仕切り役、盛り上げ役、幹事などどの役割かと例えればわかりやすいでしょうか。つまり自分の個性と能力を発揮できる場所を正しく認識できていますか?ということです。それが意識できていればチームのために「何を」することが貢献なのかがわかっているので他のメンバーから戦力として期待されます。 このポジションについて若手社員や学生を見ていると「無難」に役割をこなそうとするので無個性になり、誰がやっても同じということになっています。「あなたでなくては駄目なんです」という気持ちにならないということです。バランスよくまとまった能力というのは学校教育で平均的なことを叩き込まれるから出っ張ったところがなくなってしまっているのです。工業製品であれば不良品がないことが望ましいのですが、工芸品だと多少の誤差が味になったりします。昭和の時代の経済成長期であれば一定の品質の人材が求められたかもしれませんが、令和の時代は多様性の時代なので個性をもっと出したほうが目立つはずです。 そこで他の人がやらないニッチな市場を見つけて自分をアピールできる場、活躍できる場を探したものがパズルで言うところの残りのピースとなり、なくてはならない存在として異彩を発揮できるのです。そこにはリスクが伴いますが、何もせずに埋没するよりはよっぽどマシだと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 仕事は志事か私事か

    こんにちは。 今日は仕事について考えてみます。なんかダジャレのように当て字で「しごと」を漢字に変換しましたがそれぞれ仕事をする上で意味があると思います。 まずは仕事は志事について考えてみます。その仕事は何のためにやるのか?自分の思いや社会に対する影響力や貢献など様々な思いを込めて仕事をすることが志事と言えるでしょう。これは非常に重要なことです。単純にお金を稼ぐだけではなく働くことに意味を持たせることでモチベーションを高めて世の中のためになるという自己肯定感を高めることになります。 次に私事について考えます。通常であれば「わたくしごと」と読みますね。ここではあえて「しごと」と読みます。仕事は人のためにやるものですが自分のためにもするものです。自分を成長させたり、欲しいものを買うために働いたり、家族を養うために働くなど動機が「私」にある場合は私事と言えるでしょう。これは自己中心的に見えるかもしれません。しかし私はまず最初に自分のことを考えます。その次に周りの人々や世の中のことを考えます。人それぞれ考えはあるでしょうが自分のことがしっかりしないと周囲のことを考える余裕はないはずです。 いずれにしても仕事をするにあたって何がしかの動機があるということです。言われたからやる仕事をロボットのようにこなしていても楽しくないですよね。サービスを提供されるお客さんも嬉しくないですよね。つまり働いている人の思いは提供されるサービスに反映されます。だからこそ志でもいいですし自分のためでもいいのですが仕事をする上でのモチベーションが何かを意識して取り組むと周囲にも好影響があるということです。この気持ちをもって仕事に取り組めるといいですね。今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 内定者ブルーを感じるころ

    こんにちは。 暑さ寒さも彼岸までとはいいますが、まだまだ暑いですね。一雨ごとに気温が下がることを切に願っているのは私だけでしょうか?お盆も明けて企業も10月1日までに何とかいい学生を採用しようとまだまだ動いていますね。未内定学生はこの暑い中、気力を振り絞って就活を頑張っていることでしょう。 さて、今回は内定者ブルーについて書きます。昨今の就活は3年生の夏休みにインターンシップに参加してそこからOB/OG懇談会とか会社見学会とかいろんな名称でちょこちょこと会社に呼ばれて会社との関係性が縮まって2月とか3月に内定をもらうというパターンが多いようですね。このタイミングで活動を終了する方は少なく、まだまだ活動している企業があるのであれこれ物色して比較検討してゴールデンウィーク明けには本命1本に絞って就活を終了するというのが最も多いパターンかもしれません。 結構吟味したはずなのですが10月1日の内定式まであと1か月のタイミングで「本当にこの会社に入社するということでいいのかな?」という不安が出てくるのが8月末のタイミングです。企業も最後の追い込みで会社説明会をやっているのでふらっと参加してみたら魅力的な会社に見えることもあるようです。 最終的にはご本人の意思決定なので何が正解かはわかりませんが「隣の芝生は青い」ものです。よく見えちゃうんですよね。会社勤めをしていた先輩として言えることは「自分の興味関心があるのであれば多少の違いは誤差の範囲」だと思います。業種を思いっきり変えるとかであれば別の話ですが、同じ業界とか近しい業界で待遇や勤務地の違い程度であれば最初に内定をもらったところで頑張ったほうがいいと思います。どうせ一生同じところで働くわけではないでしょうから、入った会社で成果を上げて自由に働く権利を得ることに注力すべきでしょう。成果が上がらなければ徹底的に管理されて奴隷のような働き方を強いられます。 つまり「どの会社で働くか」よりも「入った会社でどのように働くか」が重要なのです。成果を上げればある程度のフリーパスがもらえるので仕事が楽しくなります。成果を上げれば自信もつきますしステップアップの転職も可能になるでしょう。その方が職業人生を充実させることができます。ということで内定者ブルーな方は一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか?今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 未内定学生が今すべきこと

    こんにちは。 お盆も明け気候も心なしか涼しくなった気になっているのは私だけでしょうか?暑いことは暑いですが耐えられないほどの暑さではなくなってきているし夜も寝苦しいこともなくなっていると思います。これからどんどん過ごしやすくなって欲しいですね。 さて、今日は未内定学生が今すべきこと、について考えてみます。今時の就活は大学3年生の夏休みからインターンシップに参加するところから始まっているので1年近く就活をしている学生さんもいれば4年生になってから活動を開始して就活は3~4か月くらいやってます、という人たちもいるでしょう。いずれにせよ未内定であればこれからも活動を続けなくてはいけません。しかし、就職サイトを見ても求人や説明会情報も少なくどうしようかと途方に暮れてしまっているのではないでしょうか? このタイミングで未内定学生がすべきことは大学のキャリアセンターを活用することです。就活生のほとんどは自分の大学のキャリアセンターを積極的に活用していません。どこにあるのかもわかっていない学生も多いようです。でもこれってもったいないことなんです。大学に4年間で500万近く授業料を払っているのですから活用しない手はないです。 ではどのように活用するか?ずばり追加募集情報をゲットしてください。企業側もこのタイミングで動いている学生は未内定学生だと認識しています。広く網を張って獲物を撮ろうとしても無駄が多いとわかっています。見込みのある学生をピンポイントで狙いたいのです。そのためには活躍しているOB/OGが多い大学に直接お願いしに行った方が効率がいいのです。そこで説明会と面接が一体となった活動を企業側が仕掛けているので、その情報にリーチするためには大学のキャリアセンターを学生が活用したほうがいいのです。 上手くいっていないなと思っている学生はまず自分の学校のキャリセンターに行きましょう。説明会情報をゲットして10月1日の内定式までに内定をゲットしましょう。それ以降も活動はできますが卒業論文を書いたり、卒業旅行の資金を貯めるためにアルバイトをしたりと他のこともやらなくてはいけないから早め早めに仕掛けることは大切です。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2023年卒の新卒採用で企業が思ったこと

    こんにちは。 猛暑日が続きうんざりしますね。これからお盆休みに入る企業も増えるので観光地や行楽地と言われるところは混雑しますね。体調にはくれぐれも気を付けてください。 さて、今回は現4年生である2023年卒の新卒採用について企業が思っていることはどんなことだったのか?ということについてまとめます。データはキャリタスリサーチを参照させてもらっています。 ①学生の就業意識が低い学生が増えた。 →これは説明会や面接などで企業が学生に接した時の印象について答えたものです。業界や企業に対する知識が少ないとか企業に対する興味関心が希薄といった内容です。でもこれって3年の夏休みくらいからインターンシップに参加しないと就活やばくなるよ、と脅されて何となく就活をしているんだからしょうがないですよね。受かるためのテクニックを学校やOB・OGが教えてくれるんだからその通りにしてるまでだと学生は言うんじゃないでしょうかね。 ②内定者に対する満足度は「質」に関しては満足度が高い。 →これはインターンシップを通じて早期に優秀な学生に接触できたことの表れでしょう。意欲が高くて興味を持っている学生に出会えた結果、良い学生に内定を出せたからだと言えます。しかし、企業側の悩みとして良い学生はよその企業でもいい学生なので辞退されるリスクが高いのです。そして辞退されたらその穴を埋める学生を今から採用することはほぼ不可能なので量的な満足度が減ってしまうというジレンマに陥ります。 今回は企業目線で書きました。学生の皆さんのうち内定をもらっている学生さんは10月1日の内定式まで最後の夏休みを堪能してください。未内定の学生は企業の本心がわかったと思うので戦略を練り直して現実的な作戦を考えてください。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 時間とお金について

    こんにちは。 8月に入り猛暑日で大変な日々を過ごすことになりそうですね。とにかく熱い!の一言です。昨日ゴルフに行ったのですが日中のゴルフは地獄の暑さです。軽く熱射病になりました。皆さんも気を付けてくださいね。 さて、今日は時間とお金について考えます。Time is Money って言葉がありますよね。時は金なり、ってやつです。これはベンジャミン・フランクリンの言葉だそうです。時間とお金を等価に考えた初めての言葉ではないでしょうか?私はこの言葉が子供のころから好きで時間に対するこだわりを強く持ちました。 なぜ好きかというと時間をお金に換算して考えると無駄に使うことができないという考えになったからです。よくよく考えるとお金は無くなっても稼げばいいのですが、時間は無くなったらおしまいです。稼ぐことができません。できるとしたら節約です。時間を無駄に使わずに余剰時間をうまく活用することができます。そう考えるとお金より時間が大切という考えに至りました。 このような時間の概念を持つと自分がしたい仕事にこだわり就職浪人することに意味があるのかと思います。時間の無駄遣い以外の何物でもないのではないでしょうか?やりたくはないけれどもお金を稼ぐことが出来たら時間をお金に変換することもできるし、仕事の習熟度を上げて経験値を高めることもできます。 ということで自分のこだわりや自分のプライドや世間体のために時間を無駄に過ごすことに意味があるのでしょうか?何でもいいから仕事をして経験値を積んでお金を稼ぐことの方が生産性があります。もしこの暑いタイミングで就活をして気持ちが萎えている方がいらっしゃったら、まずは仕事をするということを第一優先に考えてみてください。 きょうはこんなとこです。 にほんブログ村

  • 7月に入っての就職活動の状況ってどうなのか?

    こんにちは。 今週は梅雨の戻りなのでしょうかね。雨がしとしと降るような天気です。私としては涼しく過ごしやすいので嫌いではありません。 さて、今日のお題は7月の就職活動の状況がどうなっているかについてまとめます。データはキャリタスリサーチの「7月1日時点の就職活動調査<速報>」をベースにしております。 まず内定率ですが84.9%と昨年より4.8ポイント上回っているそうです。このうち活動終了した学生が74.6%で活動をいまだ継続している学生が25.5%とのことです。まだ活動している学生が3割弱もいるということはとりあえず内定は取ったものの納得していないということの現れですよね。個人的にはある程度のところで妥協しておかないと入社した時にもやもやが残った状態で仕事をしてもパフォーマンスは上がらないと思います。どこに入るかではなく、何をしてどんな力をつけるかをそろそろ考えたほうがいいと思います。 次に就職環境への考え方という調査がありました。これによると売り手市場(学生に有利)と考える学生が43%いたそうです。前年調査より18ポイントあまり上昇しているんだそうです。内定を取るということにおいては良いのかもしれませんが入りやすかったということは、入社後に激しい競争があって振るい落とされるということと表裏一体だということを肝に銘じておいた方がいいと思います。バブル入社組がこれで苦労しています。人生は振り子のようなもので「楽ありゃ苦あり、苦ありゃ楽あり」です。帳尻が合うようになっているので先程の段落でも書きましたが、どこに入るかではなく、何をしてどんな力をつけるかを考えたほうがいいと思います。 今日はこんなところです。 にほんブログ村

  • 緊張すると早口になってしまう人の心理について考える

    こんにちは! 今日7月4日はアメリカの独立記念日ですね。7月4日に生まれて、というベトナム戦争を題材にした映画もありましたね。トップガン マーヴェリックが流行っているようですがトム・クルーズがどちらも主演の映画です。このブログをきっかけにご覧になっていただくのも良いかと思います。 さて、今日は面接で緊張した時に早口になってしまう人が多いのですがその心理について考えてみたいと思います。そもそも面接でなぜ緊張するのでしょうか? ①その出来不出来で合否が決まり自分の運命を左右するから ②ある程度は想定できても何を聞かれるかがわからないから ③普段しょっちゅうやっている訳ではないので不慣れだから 大体こんな感じではないでしょうか。緊張するとその緊張から解放されたいという心理が働きます。防衛反応として緊張する時間を少しでも減らしたいという気持ちが早口にさせてしまうのだと私は考えます。 それでは解決策はあるのでしょうか?そんなものがあったら誰も苦労しないでしょう。しかし緊張を緩和することは可能です。場慣れしていないときや成果を求められるときは誰もが緊張するのです。いわゆるプレッシャーってやつですね。プレッシャーが大きいほど得られるリターンも大きいのです。視点を変えれば「これだけ緊張しているということは成功したら大きなリターンを得られる。」ということです。誰もが成果を得たいのだから緊張を敵視せず味方として採り入れてうまく付き合った方が得ですよね。 ということで緊張するのは当たり前。面接の緊張から解放されようとして早口で話したところで相手は理解するのに苦しむだけです。理解されなければ不合格になってしまいます。合格するためには相手が理解しやすいように要点を絞ってゆっくりと自分の言葉で語らなければいけません。相手がどう思うかという視点で考えれば自分がやるべきことがわかるので自ずとゆっくり話せるようになるのです。 今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 面接での話し方のコツ

    こんにちは。 今日の関東は異常な暑さですね。6月なのに真夏の陽気で困ってしまいます。体調管理には気を付けてください。 さて、本日のお題は面接での話し方のコツについてです。勘違いしていただきたくないのはこれさえやれば大丈夫という勝利の方程式がある訳ではありません。面接官の修正を理解したうえで何をしたら良いかということについて書きます。 ①面接官に聞かれたことを意図を汲んで簡潔に話す。 →面接は自分が話したいことをべらべらと話す場ではありません。面接官が聞きたいことを話さなくてはいけません。だから、想定問答を暗記して自分のペースで話しても意味はありません。「何を」聞かれているのかを正しく理解しましょう。 ②面接官が質問をするのはエントリーシートに書かれた内容の確認 →面接官は自己PRや学チカや志望動機についてあの手この手で質問をしてきます。そのベースにあるのがエントリーシートに書かれた内容の確認です。限られた文章だけではイメージが湧かないことについて深掘りをします。つまりエントリーシートに質問をしてもらいやすくなる情報を提供すれば、面接官はその内容を確認してくるので対策が立てやすくなり不安を減らすことができます。 ③質問パターンは2W1H →質問の仕方は、はい/いいえで答えられるクローズドクエスチョンと5W1Hで答えのバリエーションが幾通りもあるオープンクエスチョンがあります。面接官は基本的にオープンクエスチョンで質問してきます。その中でも「何を」「どのように」「なんのために(なぜ)」という2W1Hをメインに聞いてきます。常にこの2W1Hを意識しながら行動したり発言したり思考すると相手の意図を汲むのが楽になります。 以上のことを参考にして面接対策をしてみてはいかがでしょうか?今日はこんなところです。 にほんブログ村

  • 6月1日現在の内定状況はどうなっているのか?

    こんにちは。 梅雨に入りジメジメしたりめっちゃ晴れて暑かったり寒暖差が激しいですね。体調にはくれぐれもお気を付けください。 6月は建前上は新卒採用における面接の解禁日です。ここから大手が面接を開始し内定出しをするタイミングと言えます。そんな状況の中、6月1日現在で内定を保持している学生がどれくらいいるのか気になりますよね。そこで毎回ご紹介しているキャリタスリサーチが発表している6月1日時点の就職活動調査から最新の内定率を見てみます。 6月1日時点の内定率:76.9%(昨年は71.8%)5.1ポイント上昇 内定保持者のうち活動終了者:54.3%(昨年は47.5%)6.8ポイント上昇 なかなかの数字ですね。インターンシップから続く早期化と長期化の影響で数字が上がっているのでしょう。しかし、早くに内定をもらってもまだ活動を続ける内定保持学生が多いのも事実です。内定保持学生が就活をやめない理由というデータもあってその第1位の理由が「本命の企業がまだあり選考中」で43.9%(昨年は46.2%)あります。 なぜこのようなことが起きるのかというと6月から大手企業がルールを守って面接を行うのでその結果が出るまで内定を保持するということだとみて間違いないでしょう。この状況を見るとそんなに建前上のルールを守る必要があるのか考えてしまいますね。大手から早々に内定を出してくれれば中堅中小企業も本腰を入れて採用活動できるのではないかと思ってしまいました。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 雇用調整助成金がまた延長することについて考えたこと

    こんにちは。 今日は長々しいタイトルになりましたが雇用調整助成金について書きます。そもそもこの助成金はコロナ禍初期で緊急事態宣言が発出され街に人が出歩かなくなったときに打撃を被る企業に対して雇用を維持することを条件に助成金を出したものです。落ち着きを戻したら当然助成金の役割は終えるのですが、この国ではずーっと続いて終わりが見えません。アメリカは昨年5月にこれと似たような制度があったのですが終了し、イギリスは昨年の9月に終了しているんだそうです。 では、なぜ日本は延長に次ぐ延長を繰り返すのでしょうか?一応6月に制度終了の予定だったものを9月まで延長すると5月31日に表明しました。一見、国民目線で優しい政策と思ってしまいます。しかし、雇調金の財源は雇用保険でありその財源は枯渇しています。しかもコロナ禍で雇用が不安定になっている従業員の雇用維持が目的のはずなのに原油高・物価高などの影響でコロナ禍から経済がいまだ復調していないので延長するということを言ってるのです。もはやコロナと関係ないじゃないですよね。 それでも雇調金を延長するのはなぜか?考えるに私は参院選が6月22日に公示され7月10日投票という政治日程から国民に一生懸命やってるよ、アピール以外の何物ではないと思います。効果は二の次で何かやっているということを見せたいのでしょう。こんな国が雇用を守るという一見良さそうなことも、実はゾンビ企業を増やしてしまう副作用もあるのです。ただでさえ経済が停滞して久しく新たなイノベーションも起こらないのにさらに国からの助成金で延命してもいいことは何もないのです。 雇用や経済成長のことを考えるのであればもっと根本的な何かを変えるメッセージを首相として発信して欲しいものです。前任の菅さんは人気はなかったですが生産性向上のための施策を打とうと動いていました。道半ばでしたが方向性は間違えてはいなかったのではないかと個人的には思っていました。岸田さんは言葉は立派に聞こえますが本質が見えてきません。新しい資本主義っていったい何なんですかね?愚かしいリーダーの下、益々日本が変な方向に行くことで世界から取り残されるのだろうなと悲観している今日この頃です。今日はこんなところです。 にほんブログ村

  • 企業側から見た採用戦線

    こんにちは。 5月もそろそろ終わろうとしております。学生の皆さんの内定状況はいかがでしょうかね?私が接している学生からも内定報告を受けておりますが複数内定を保持していて悩んでいる学生が多いように感じます。キャリタスリサーチの調べによると5月1日時点の内定率が65%で昨年よりも6.6ポイント上回っているそうです。私の体感と符合しているので納得感のある数字です。 では企業側から採用戦線を見たときにどのように感じているのか?について考えてみたいと思います。こちらもキャリタスリサーチの「2023年卒採用活動の感触等に関する緊急企業調査」からデータを見てみます。 ①採用に苦戦している企業 42.2% →かなり苦戦しているようです。一人の学生に複数内定を出すので辞退者が多いのでしょう。企業のお眼鏡に適う学生が限られているので仕方ないことではありますね。 ②本エントリー前(インターン~3月まで)に学生に接触した企業の割合 71・9% →毎年早期接触が増えてきて7割以上の数字が出ました。こんなことをしているから上記①のように学生が複数内定を保持して振られる確率が高まっているのでしょう。 ③インターンシップなど学生との早期接触の強化を検討 64.4% →なんだかんだ言って早期接触の機会を設けることで優秀な学生には接することができたようです。1000人以上の大企業に限っていると80.4%が実施予定だそうです。課題として内定出しした学生をつなぎとめる対策を考えているようです。 ということで24年卒新卒採用に該当する現3年生はこのデータを参考に動いてみると良いでしょう。現4年生に関してはまだ採用が上手くいっていない企業はあるのであきらめずに頑張ってください!今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 事前準備の必要性

    こんにちは。 何だか梅雨のような雨で嫌な天気ですね。気持ちもモヤモヤするのは私だけでしょうか?カラッと晴れた気持ちのいい日にお出かけしたい気分です。さて、今回は準備の重要性について書きます。 なぜ、この話題に触れたかというと面接などの場面で「自己PRしてください」「学生時代に力を入れたことは何ですか」「当社の志望動機を教えてください」という三大質問パターンがあります。100%聞かれることがわかるので事前準備をすると思います。その準備が話す内容を完全に準備して、それを丸暗記して、一言一句間違えずに諳んじる人が非常に多いからです。 丸暗記して諳んじることが悪いのはなぜか?それは定型の質問に対しての準備であって、面接官は質問の仕方を多少変化させて応募者の本質に迫ってきます。単純に自己PRを求めているわけではないし、学チカもそれを当社でどのように活かせるかをその面接官が知りたいシチュエーションに置き換えて質問するはずです。その場の瞬発力というかアドリブ力を試しているのです。 丸暗記する学生は決まりきったことをロボットのように話すので魅力を感じることはありません。つっかえながらでもその人のパーソナリティが見える話し方や内容のほうが魅力的なのです。だからこそ事前準備をする際は大まかに準備して面接官がその時に求めている材料を引っ張り出して、自分が最も話しやすいパターンに当てはめて思いを伝えるようにしてみましょう!今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 将来性を求めて仕事を探すことの是非について考えてみた

    こんにちは。 ゴールデンウィークも中盤になりまして晴れていて陽気も暖かくどこかに出かけたいという気持ちが増してきますね。実際、まん防などの制限がないので昨年や一昨年に比べて人手が凄いことになっていますよね。私は込み合う時期が好きではないので家でじっとしているか出かけても近所に買い物程度です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか? さて、今回は将来性を求めて仕事を探すことの是非について考えてみたいと思います。 学生モニターに向けた就職先を探す決め手とかの結果を見るとほぼ間違いなく「将来性がある」が1位に出てきます。その次が給与待遇、仕事のやりがいはその下かさらに下かなと思います。それぐらい将来性というものが重要だということです。この気持ちはよくわかります。自分が就職活動していた時も長く務めることを前提に将来安泰という会社を求める気持ちはありました。 しかし現在において将来性のある会社がどれくらいあるのかを考えてみましょう。昭和の時代は欧米に追い付き追い越せを合言葉にがむしゃらに頑張って高度経済成長と安定成長がありました。そういう時代には将来性を考えることなく「将来をよくしよう!」と能動的に動いていたので、結果として成功の果実を手にできたということです。 翻ってバブル後の失われた30年と言われる衰退が常態化した日本で暮らしていた現代の若者は「良い時代の日本」を知らないのでかつてはよかった日本に憧れるよりも人並みの生活を将来にわたって安定的にできる生活を理想とするのだと私は考えます。だからすぐに潰れない、急にリストラしない会社が良いのでしょう。事態が急変することの怖さをリーマンショックや東日本大震災で体験していることも影響しているかもしれません。 そこで将来性について学生が求めることはわかりました。ところがグローバル競争の中にいる日本は他のライバルと競争を強いられるわけで日本人の価値観や求める要望だけで社会が回せません。人材獲得競争も日系企業だから日本人を必ず採用するというのも崩れてきています。今絶好調でも数年後に転落することも多々あります。そう考えると将来性をどう捉えるかが重要です。1社に忠誠を尽くして一生自分の面倒を見てください、という将来性や安定はこの世からなくなったと言えるでしょう。公務員は国が滅びなければ潰れないので安定はしていますが、仕事がDX化すれば人があまり必要なくなるので採用数が絞り込まれる可能性は高いで

  • インターンシップの今後はどうなるのか?

    こんにちは。 まもなくゴールデンウィークを迎えますが就職戦線はまず一つのピークが収束に向かうタイミングです。忙しく活動されている学生さんも多いことでしょう。皆さんはいかがでしょうか? 今回はインターンシップについて書きます。例年だと6月から現3年生向けのインターンシップ情報サイトが解禁されます。そこで情報収集をして夏休みを活用してインターンシップに参加するというのが一般的です。 実際現在の就活生である4年生がどのように活動していたのかというデータがキャリタスリサーチに掲載されていましたので共有します。この調査データによると半日参加や1日参加の座学中心、グループワークをやる程度の内容がほとんどです。就業体験というにはほど遠い内容で学生の名簿集めという実態がわかります。 このような現状はインターンシップ≠採用直結のはずなのに採用に直結しているのでルールが形骸化されています。4月19日付の日経新聞の記事で政府見解としてインターンシップ=採用直結に見直すと報じられました。背景としては優秀な学生が外資系企業のインターンシップを経由して採用される事例が増えたり、日系の企業でもルールを守っていない現状があるからです。それであればしっかりしたインターンシッププログラムを通して就業意識を高めるという本来の趣旨に修正しようということでしょう。 この見解から2024年卒の現3年生から適用していくようなのでインターンシップの意味が変わってきて、企業も堂々と採用直結をうたったインターンシップを実施するはずです。これは今までと大きく変わることはないでしょうが大手企業は内容の充実を図ったプログラムを用意するので定員を絞り込むので間口が狭まります。今まで半日や1日でやっていた企業も真剣に採用に直結させたいと思っていれば内容を充実させて定員を絞るはずです。 つまりインターンシップが本来の意味で運用されることにより参加できる学生が絞り込まれていきます。目指す方向が決まっている学生には朗報ですが、ふわふわしている学生は今まで通り1日のインターンシップもどきに参加して方向性を決めていき、そこから企業を探していくことになるでしょう。3年生になってから方向性を模索するのか入学当初からある程度方向性をイメージするのかでスタートダッシュが変わってくるということです。今日はこんな感じです。 にほんブログ村

  • 4月時点の内定状況ってどうなってるの?

    こんにちは。 すっかり春の陽気になってコートもいらなくなり過ごしやすい季節になりましたね。そんなタイミングで入社式からの新入社員研修とフレッシュマンが溌溂と街を闊歩しているのが何とも頼もしいですね。 さて、そんな新入社員が希望に満ち溢れて新社会人生活をスタートする中、就活生は内定獲得に向けて熾烈な競争を強いられていることでしょう。これを勝ち抜いて来年侵入社員として頑張っていただきたいと思います。今回もキャリタスリサーチのデータを基に内定の状況がどうなっているかを見ていきます。 キャリタスリサーチ4月1日時点の就職活動状況<速報版> このデータによると4月1日時点の内定状況は46.5%で昨年同時期と比べて8.3ポイント高いとのことです。先月比で見てみると1か月で17.9ポイントも上がっております。3月に建前上の企業による採用活動が解禁になったことで堂々と活動をした表れでしょうかね。それまではインターンシップに来た学生とコソコソ会っていたのとは違いますし、接点のない学生もネットで興味を持った企業にアクセスしてセミナーに参加しそこから内定につながった人も多かったということでしょう。 結果として企業も学生も活動を早期化させたことで昨年同月比、同年先月比でも数値は大幅に高く出ております。ここからがポイントですが、内定を複数持っている学生が多いのがこの時期です。つまり辞退者が続出します。それを見越して2次募集がまだあります。GW前後までは集中力を切らさずに前向きに活動していただければと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 新年度が始まりましたね

    こんにちは。 4月1日は新年度の始まりということで会社では入社式が執り行われて新入社員はもちろん既存の社員も気持ちを新たにする日です。そんな今日ですが東京の街を移動していたら就活生と思しき人やスーツを着慣れていない新入社員の方、大学の入学式なんかもやってました。スタートの日だということを実感しました。 私もそうだし他の皆さんも恐らくそういう気持ちだと思いますが、新年度のスタートということは気持ちを新たにすることです。今までうまくいかなかったこともあったと思います。気持ちを切り替えるために一旦リセットして新たな気持ちで取り組むと物事がうまく回るきっかけになります。切り替えがうまくいかずに、ズルズルと流されてしまうことがあると思います。このタイミングをきっかけに物事がうまくいくように気持ちを切り替えようと前向きに取り組むとうまくいくはずです。 就職活動に関しては前半戦の山場がゴールデンウィークに向けてやってきます。序盤で出遅れた人も気持ちを切り替えるきっかけとしてこの4月1日というスタートの日をうまく使ってみてほしいと思います。 今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • コロナ禍が常態化してきて社会に出るとき不安に感じること

    こんにちは。 ワクチン3回目接種も3割を超えて新規感染者数も落ち着いてきました。3月22日からは蔓防も解除されアフターコロナに向けての動きが始まります。そんなシーズンに卒業式があり、入学式や入社式など新たな生活が始まります。 昨日たまたま高校で授業をする機会がありその学校の先生と話し込みました。そこで出てきた話題が「今年送り出した卒業生は入学の時はコロナではなかったけど、来年送り出すこれからの卒業生が今と同じようにマスクをして行動制限されたまま卒業して社会に出たらちゃんとやっていけるのか心配です。」という内容でした。 これは確かにその通りだと思いました。今までであれば高校生活であったり大学生のキャンパスライフはマスクもつけず密にコミュニケーションをとることが多かったはずです。その生活の中でコミュニケーション力を高めたり、協調性を身に付けたり、いろんな子t歩にチャレンジしたりと教科の勉強以外も学べたはずです。しかし、コロナ禍で授業がオンライン化したり部活が制限されたりと不自由なことが多々あったわけです。 そのような学生生活を送った新入社員がいきなり高度なコミュニケーション力を求められても混乱してしまうかもしれません。迎え入れる会社側の社員は考慮する必要があるでしょう。新入社員側も会社側が求める人材像はわかっているでしょうから研修などで自主的に学ぶ姿勢をもってどんどん吸収して欲しいと思います。お互いがお互いの状況を慮って前向きに行動することが今まで以上に求められていると実感したのでまとめてみました。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 就活序盤戦、学生はどのように動いてどのような結果が出ているのか?

    こんにちは。 先日のブログで就職サイトが3月1日にオープンし就職活動が始まりました、と書きました。ニュースでも学生の就活事情について報じていました。今まさに会社説明会だとか面接だとか、エントリーシートの締め切りがどうだとか、わちゃわちゃと忙しい日々を過ごしていると思います。 そんな状況の中、学生はどのように動いてどんな結果が出ているのかというのが気になりまして調査データを調べてみました。データはキャリタスリサーチ「3 月 1日時点の就職活動調査〈速報〉」を参照しております。皆さんも興味があったらオープン情報なのでご覧いただければと思います。 この調査データによると3月1日時点での内定獲得率は28.6%です。昨年が21.1%なので大幅に増えています。このブログでも何回も取り上げていますが、インターンシップから選考に進む流れができているので早期化が進んでいます。この調査では内定を得た会社がインターンシップに参加した会社か、というデータもあり74.1%の内定者がインターンシップに参加した企業から内定を獲得した、と答えています。 さすがにこれで就活を終えますという学生は内定獲得者の19%に留まるようですが、昨年の15.3%から比べると結構増えているのも事実です。データはこのような数字が出ていますが圧倒的に就活の真っ最中の学生が多いということはわかりました。早く内定をもらうことが目的ではなく、自分が来年入社し力を身に付けられる会社かどうかが大切です。時間はまだありますのでじっくり取り組んでください。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2023年卒就職戦線が開始されました

    こんにちは。 昨日3月1日は2023年卒の就職戦線が本格的に始まりました。とはいうもののこのブログでもいろいろと書きましたが実際には水面下で活動がなされているので厳密な開始とは言えません。しかし、昨日の夜のニュースでは就職戦線が開始されたことが報道されていました。 とはいうもののルールを一応は守っていますよ、という会社が大々的に告知を開始し説明会を本格的に実施していくのは間違いないですし、学生側も就職情報会社が開催する大規模合同企業説明会に参加して志望する会社に応募をして就職活動を成功させたいという気持ちとうまくいくか不安という気持ちが混ざり合って悩むタイミングです。 ニュースを見ていて私が感じたことは今まで水面下で行われていた活動がオンライン中心だったんだな、ということです。確かに大っぴらに活動するわけにもいかないでしょうからオンラインで面談やグループワークをやっているのは想像に難くないです。合同説明会の会場で取材を受けていた学生のインタビューで「対面で話をするのは初めてなので緊張します。」という映像があったのでそのように考えた次第です。 企業側もオンラインのメリットを十分すぎるほどわかっているのでオンラインを活用しないという選択肢はないと思います。しかし、採用した新入社員はオンラインだけで仕事をするわけではないので対面でのコミュニケーションスキルも評価するでしょう。コロナ患者が日本で初めて見つかってから3年目になるということは過去2年の採用はほぼオンラインで実施され、研修もオンラインが中心だったわけです。企業側も採用した社員がその後どのようになったのか、何が課題かというのは見えてきたはずです。 そうすると学生側もオンラインの面接はもちろん対面コミュニケーションスキルをアピールする場面が今までよりも多くなることは想定しておいた方がいいでしょう。要はバランス感覚ですね。会社員になって社内外でオンラインと対面のコミュニケーション双方がちゃんとできないといけません。考えられるのは初期段階の面接は人数を絞り込む面接なのでオンラインで実施するでしょう。内定に近づくにつれて今までも対面の面接をしていましたが、もっと掘り下げた応答能力を見定めるのではないでしょうか。昨日のニュースを見て感じたことをまとめてみました。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

  • 2月の就職戦線ってどうなっているのか?

    こんにちは。 北京オリンピックの連日の戦いを見て日本選手が活躍しているので熱が入りますね。スピードスケートの高木美帆選手が1000mで金メダルを取りましたね!おめでとうございます。カーリング女子もなんとか決勝トーナメントに進みました。まだ観られる喜びを一ファンとして感じております。 さて、本日は2月の就職戦線はどうなっているのかについてまとめていきます。データはキャリタスリサーチによる「2月1日現在の就職意識調査」を基に書いていきます。このデータによると就職活動解禁1か月前の就活生の気持ちについての調査がありました。それによると希望する企業から内定をもらえるか、そもそも内定をもらえるのか、といった不安が多いようです。そのための努力としてインターンシップに参加するという具体的な活動をした学生は1Dayインターンシップで90.7%参加しているそうです。1週間以上のインターンも2割超の学生が参加しているそうです。 これだけ見ているとまだ内定をもらっていないから不安に思うのは当然ですが、やるべきことをしっかりやっておこうという前向きな学生が多いこともわかります。それでは実際の内定状況はどうなっているのかを確認します。2月1日現在で本選考を受けている学生の割合は65.7%で平均3.5社の選考を受けているそうです。そこから内定を獲得した学生は20.2%いるそうです。驚くべきことにこの時期であるにもかかわらず複数内定を持っている学生がいて内定者数の平均が1.5社だそうです。内定をもらった会社のインターンシップに参加したかというデータは1.1社となっているのでインターン経由で本選考があってそこから内定をもらっているということがわかります。 ここまで見てわかったことはインターンに参加した後に何がしかの接触(社員との懇談会とかそんな名称のもの)を何回か経て面接に通ると内定をもらう、という流れがあるということです。冒頭に紹介した不安も「まだ内定が出ていない」からであって、もう少し時間が経つと大勢が決するのでより具体的な悩みが出てくるものと思われます。今日はこんなとこです。 にほんブログ村

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