ノーフォーク州に住むヒルトン・キューピットから、依頼状とともに送られてきたのは奇妙な「踊る人形」の絵だった。1週間ほど前から自邸の窓下や庭の日時計に現れるようになったこの落書きを見て、彼の妻エルシーが異様に怯えているのだという。ヒルトンとエルシーは、1年前にロンドンで出逢い結婚したのだが、エルシーは自らの過去について口をつぐんでいた。それでも夫婦仲はとても良好だったが、ひと月前にアメリカからエルシ...
その日、ユーストン発マンチェスター行き列車の発車直前に、車掌のパーマーは、列車に駆けてくる2人の男女を目にした。2人は一等車を希望するが、最初に案内した客室には葉巻を燻らす黒髭の男がおり、2人がタバコの煙を嫌ったため隣室に移動することに。列車がラグビー駅に到着した時、一等車のドアが開き放しになっていることに、駅員が気づく。当の車室は黒髭の男がいたはずだが、空っぽになっていた。しかも隣室では2人の男...
ホームズの原作小説を時系列順にご紹介しているホームズ鑑賞録。ベアリング-グールドの考察に従うと、先週更新した「悪魔の足」は1897年3月16〜20日の事件で、次は翌1898年7月27〜8月13日の「踊る人形」となりますが、ここでまた寄り道をしてみたいと思います。1898年7月に発表された「時計だらけの男」を取り上げます。シャーロック・ホームズシリーズの作品ではないドイルの推理小説なのですが、以前ご紹介した「消えた臨時列車...
過労と不養生により健康を害したホームズは、コーンウォール州で静養することになった。ところがある日、ホームズたちが滞在している小屋に、2人の男が血相を変えて飛び込んできた。静養生活の間に顔見知りになっていた地元の牧師ラウンドヘイと、牧師館に下宿しているモーティマー・トリジェニスである。トリジェニスの3人の兄弟たちが、恐怖の表情を浮かべたまま、死亡あるいは発狂したのだという。トリジェニスと兄弟たちは、...
2ヶ月ほどブログを放置していました🙇♂️前回の記事で不定期更新にすると書いていたのですが、予想以上に忙しく全く更新できませんでした💦すみませんようやく落ち着いてきたので、来週から更新を再開したいと思います。まず17日(火)にホームズ鑑賞録を更新します。また読書記録も2、3、4月の3ヶ月分溜まっているので、随時更新していきたいと思っています。お楽しみに!...
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