ある朝食の席、ホームズが突然ワトソンに言った。「僕ならきっとそうするね」ワトソンはエディンバラ大学のクリケット競技場のバザーに協力するか迷っていた。ワトソンがまだひと言も話していないのに、なぜホームズは協力すべきだと助言できたのだろう。果たしてホームズの推理とは?〈原題:The Field Bazaar、1896年初出〉〈作中年代:1896年?〉§お馴染みの推理ドッキリを描いた掌編「ワトソンの推理法修業」と同様、商業誌以...
本日も当ブログをご覧いただきありがとうございます。今年に入り、更新頻度を増やしてきた当ブログですが、下記の通り変更します。①読書記録5の倍数の日更新→毎週木曜日に変更②ホームズ鑑賞録毎週火曜日に更新(今まで通り)③運動記録8月1日より毎週日曜日に更新正直読書記録をまとめるのに、かなりの時間を取られていました。元々将来への勉強として始めた読書習慣だったのに、読書記録更新のために、スキルの勉強に回す時間を削...
霧の深いある朝、ベイカー街をホームズの兄マイクロフトが訪ねてきた。兵器工場職員カドガン・ウエストが地下鉄の線路脇で死んでいた件について、調べてほしいという。ウエストは政府の最高機密である「ブルース・パーティントン型潜水艦」の設計に携わっていた。設計書は工場外への持ち出しが禁じられているはずだったが、遺体の胸ポケットからそれが発見されたのだ。しかも、重要箇所の設計書がなお3枚行方知れずとなっていた。...
これならわかるよ!経済思想史 - Amazon〈ダイヤモンド社、2015年〉前回、前々回とティモシー・テイラー『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門』をご紹介しましたが、今回は経済思想についての入門書です。新古典派経済学、ケインズ経済学、マルクス経済学といった主要経済思想は『経済学入門』(特にマクロ編)でももちろん登場しており、ざっくりとした内容は知ったのですが、より詳しく知りたいと思って本書を手に取りま...
今週のホームズ鑑賞録をお休みしたばかりですが、読書記録の更新も1回お休みしようと思います。先週末からの忙しさはすでにひと段落しているものの、また来週から来月末までかなり忙しくなりそうです😅その期間中も、それ以降も安定的に記事を更新していけるように、今週は準備に充てたいと思っています。読書記録の次回は20日20時に更新予定ですので、どうぞお楽しみに。...
毎週火曜日更新のホームズ鑑賞録ですが、仕事で根詰めすぎて体調が優れないため、今週分はお休みします。その代わり、来週は「ブルース・パーティントン型設計書」と外典「競技場バザー」の2回分やりたいと思います。お楽しみに。...
ティモシー・テイラー『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編 - Amazon〈かんき出版、2013年 ※原著初版は2012年〉今回もティモシー・テイラー氏の『経済学入門』をご紹介します。前回もご説明しましたが、原著では1冊だったものを、日本語版では『ミクロ編』と『マクロ編』に分冊しています。前回ご紹介した『ミクロ編』が原著の前半部にあたり、今回ご紹介するのは後半部の『マクロ編』です。よって、本書は『ミクロ編』を読んでいるこ...
ある日の朝食の席。ワトソンはホームズをじっと観察して、言った。「君の推理法は上っ面だけだ。誰にでも身につけられる」「全くだ」と笑うホームズ。「君自ら、推理法を実践してみせてくれるんだろ?」「喜んで」そして、ワトソンの推理が始まった。——ホームズにずっとおちょくられてきたワトソン。ついに推理力開眼か?まさかの主人公交代か?!〈原題:How Watson Learned the Trick、1920年初出〉〈作品内の年代:不明〉§王妃の...
ティモシー・テイラー『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編』
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 - Amazon〈かんき出版、2013年〉財政赤字は…量的金融緩和はいつまで…貿易収支が…設備投資が…格差の拡大が…失業率は…貧困の人は…老後の備えには…インフラは…ニュースを見ていると、経済政策や企業の方針、個人の備えについて、今日も様々な意見が飛び交っています。しかもコロナ禍によって、経済の状態もビジネスのあり方も大きく変わっています。今がどういう状況になっている...
ホームズの原作小説を時系列順にご紹介している、ホームズ鑑賞録。ベアリング-グールドの考察に従うと、次は「ブルース・パーティントン型設計書」ですが、ここで少し寄り道をしてみたたいと思います。ドイルは1920年に執筆したショートショート「ワトソンの推理法修業」を取り上げたいと思います。これも、以前ご紹介した「消えた臨時列車」同様、「ホームズの原作小説」の枠には入らない作品です。ホームズとワトソンは登場しま...
藤𠮷豊、小川真理子『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 - Amazon〈日経BP、2021年〉文章が上手い人と下手な人。その違いはなんでしょうか?たくさん読書する人は、やっぱり文章が上手い?しかし、日々大量の活字を読んでいるはずの研究者が、必ずしも分かりやすい文章を書くとは限りません。生まれ持った文才が違う?確かに文才に優れ、芸術的な文章を書く人は存在するのかもしれません。しかし、あなたが日常で文章を書...
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