とりいきよみつ
当ブログで浮世絵と言えば「歌川何某」という絵師たちが大活躍だが、「鳥居何々」も「清長」などたびたび登場している。鳥居派は歌舞伎と結びついて、芝居絵、役者絵などの版画だけでなく芝居のちらしや看板も手掛け、現在も仕事をしている息の長い一派である。ところで、「とりいきよみつ」と仮名やローマ字で検索すると「鳥居清満」として以下のような画像が並ぶ。一段目は左から将棋・囲碁・双六・・・あやとり・百人一首のゲームを楽しむ子供達。二段目は深川の美人娘や芝居の女形、あぶな絵。三段目は上二段の女性とは顔つきは違っており、菊川英山描く美人に似ている。注意してみると署名が「清満」「清峯」となっている。実は上二段は初代「清満」で、下三点は孫の「清峯」が二代目「清満」となったための混乱である。孫と言っても半世紀程の開きがある。初代は18世...とりいきよみつ
2021/03/01 16:18