敬老の日
黄金に実った稲田を囲むように真っ赤な彼岸花が咲いた。 我が家は六十軒くらいのこじんまりした団地で、もう半世紀余りが過ぎ人も家も老いた。 それでもそれなりに皆さん元気で平穏な日々を有難いと思っている。 昔はここも田舎だったが、今は歩いて十分以内に生活に必要な商店、病院はすべてある。 市の中心に出るのもバスでも二十分。シルバーさん?でも快適な日常生活は維持できる。 それに団地の北は市街化調整区域とやらで、かなり広い田圃が残っている。 三分の一しか稲作はなくて後は休耕田。よくわからないが田圃もそう簡単には売れないらしい。 ここがまた素敵で夕方薄暗いところに子供くらいの鷺が座っていていてギョッとしたり。 小さな鳥も沢山いるし、草花も色を添え、セミや虫の声も、季節の風も嬉しい。 彼岸花をみていて、あれっもしかして敬老の日かもと思った。この頃の祭日は分かりにくい。 ..
2018/09/20 15:26