【冷凍・冷蔵食品の輸送用・配送(運送)用ケースの課題】茨城乳配の冷凍・冷蔵食品物流ブログ
茨城県・栃木県の冷凍・冷蔵食品物流なら茨城乳配にご相談を!! ブログ更新2832回目。 食品輸送・配送用ケースは、各メーカーや業態によって様々な大きさや形のものが存在します。その統一化が進むことで、物流の効率化も大きく前進する可能性があることは以前もこのブログでお話させていただきました。 その食品用の輸送・配送ケースに関して今後課題としてクローズアップされることになりそうなのが衛生管理です。ほとんどの食品メーカーについては、高額な専用の洗浄・消毒機を導入して、製品を直接入れるケースの洗浄・消毒をしっかりと行い、食の安全を確保しています。しかし、食品物流の中間に位置する食品卸売業や小売業、また共同配送センターなどでは、十分な衛生管理ができていないところがまだまだ存在しています。特に、細かい出荷を余儀なくされる小売り業や外食企業のセンターから店舗への配送や共同配送センターでは、製品の詰め替え作業が存在します。 メーカーからセンターに入ってくる製品の中には、出荷数量が少量の物が多く、それら少量のもの同士を一つの食品用の輸送・配送用ケースに詰め替えるからです。これは、ケース内に入れる製品が少ない場合、輸送・配送中に製品がケース内で暴れて破損することを防いだり、無駄な容器を極力減らすことで積載効率を上げることを目的に行われています。 しかし、オリコンのように折り畳みができるものなどは複雑なつくりのため十分な洗浄が行い辛く、また詰め替えるためのケースは回転率が高いため洗浄するタイミングが難しいというのが現状です。また洗浄が可能な設備を備えていないセンターは思いのほか多く、そのようなセンターでは水洗いか、または洗浄されないまま使用されているケースもあります。 これらの対策として考えられる手段はいくつかありますが、もっとも簡単で安価にできる方法の1つとして、人体に対する悪影響が無い微酸性次亜塩素酸水溶液のような即効性のある除菌・消臭材を使用することが挙げられます。
2021/05/31 06:25