ぼっちが管理人をやっている長野市飯綱高原の大坐小屋。地球温暖化のせいだろうけど、昨冬は屋根の雪下ろしをすることがなく終わってしまった。今冬は、久しぶりに降雪の多い年になったので、1月11日〜13日の三連休は、雪下ろしに行ってきました。朝早く
「中央分水嶺高島トレイルは、古い山道を活かし整備した各地の登山道をつないだものであり、中央分水嶺の豊かな自然を活かしたネイチャートレイルです。鯖街道をはじめ若狭越の峠道が主なものだけでも12箇所あります。歴史の道としても味わい深いものがあり
目下2022年から2026年の5カ年計画で取り組んでいる「『円空の冒険』追跡」。北海道の洞爺湖観音島観音堂にあった円空作の観音菩薩坐像(現在は有珠善光寺安置)の背中に「うすおくのいん小嶋 江州伊吹山平等岩僧内 寛文六年丙
5月17日(金)、18日(土)は、日本山岳会が創立120周年の記念事業として取り組んでいる全国の岳古道調査の全国大のイベント「熊野古道集中山行」に参加。ぼっちの所属する東海支部は、熊野古道のうちでももっとも山岳古道の要素を持つ大峯奥駈道を担
5月10日、11日は、「円空の冒険」追跡で、天川村〜大峰山(注1)へ。(注1)大峰山という用語は、現在では広義には大峰山脈を、狭義には山上ヶ岳を指す。歴史的には、山上ヶ岳の南にある小篠から熊野までの峰々の呼び名だった。ここでは山上ヶ岳周辺と
5月5日〜8日は、「『円空の冒険』追跡」の取り組みとして、埼玉県に遠征し、円空像の残された場所を、あちこち回った。ただし、山岳修験僧であり、各地の山岳霊場に登っている円空が、埼玉県については、秩父など山岳地帯には足を延ばしていない。というこ
2024年ゴールデンウィーク、地元の山の会の計画は、紆余曲折があり、テント泊ではなく、3日4日と唐松岳頂上小屋利用のこじんまりしたものに。12名の参加者で、5名が4日五龍岳に登頂し遠見尾根で下り、残る7名はそのまま雪上訓練をしながら下ること
昨年4月、滋賀・福井県境の三十三間山に登った時、遥か西に、とても目立つ円錐形の山に目を引き付けられた。それは、福井県・京都府にまたがる青葉山という山だと聞き、その名のとおり、ぜひ青葉の頃に訪れてみようと狙っていた。5月2日、青葉の季節、天気
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ぼっちが管理人をやっている長野市飯綱高原の大坐小屋。地球温暖化のせいだろうけど、昨冬は屋根の雪下ろしをすることがなく終わってしまった。今冬は、久しぶりに降雪の多い年になったので、1月11日〜13日の三連休は、雪下ろしに行ってきました。朝早く
南宮山は、濃尾平野の西端、岐阜県不破郡垂井町に位置する、標高419mの低山。南の養老山地・鈴鹿山脈、北の伊吹山地に挟まれている低山なので、その北麓を令時代の東山道、江戸時代の中山道が通る交通の要所にあたる。かつて東山道には、不破の関が置かれ
2025年 新年あけましておめでとうございます。本ブログの管理人・山馬鹿岐阜県民 ぼっちです。日本最大の山岳辞典、日本山岳会編著『新日本山岳誌』に掲載の約4000山を対象に、東西南北気の向くまま登山する本ブログも、2011年に開設して、はや
2025年 1月1日は、初日の出を拝みに、恒例の金生山へ。例年は、地元の山の会の皆さんと登るところ、今年は無理をしないよう、独り自分のペースでゆっくり登ることに。いつもより出発もピッチもゆっくりなので、山上にある明星輪寺に到着する手前の坂道
2024年も残すところあとわずか。9月に腰部脊柱管狭窄症を発症するという想定外の出来事もあったけど、恒例の総集編をやってみたいと思います。2024年の目標は、次の3点。その達成具合も最後にまとめます。目標1:行けるところから「WALKあばう
この12月5日から今日17日まで、腰部脊柱管狭窄症の手術で、入院しておりました。去る9月のとある日、突然腰痛に見舞われ、初めて世の中は痛みで満ちていること、登山者には腰痛持ちが多いことを知らされた。そんなことで、登山者の皆さまのご参考になれ
今回の「お山の勉強室」は、遭難リスクを減らす「登山計画」の立て方、「登山計画書」の読み込み方です。まず最初に質問。あなたは「登山計画」と、「登山計画書」の違いが分かりますか?「登山計画」とは、登山に関する情報を収集し、リーダー・メンバー・登
茨城県の中央部に、八溝山地から南に派生する筑波山地が横たわる。筑波山地の最高峰は、その南端に近い筑波山(877m)で、これに次ぐのが北端に近い加波山(709m)。加波山は、筑波山と同様、古くからの信仰の山で、山上には、本宮、中宮、親宮の三宮
茨城県は、山が少ない。日本百名山の筑波山(877m)、日本三百名山の八溝山(1,022m)は登ったし、もう来ることないかな。ーというのが、山馬鹿ぼっちにとっての茨城県でありました。県庁所在地の水戸市さえ行ったことがなかった。ところが、円空追
10月27日(日)〜30日(水)は、『円空の冒険』上野国踏査として、群馬県を次のように巡ってきた。 10月27日(日) 自宅4:00−甘楽町歴史民俗資料館9:50〜10:10—長厳寺10:20〜10:35—10:45〜11:05
10月19日(土)〜20日(日)は、連れ合いと孫ぼっちと大坐小屋に。そろそろ、年一回の恒例大作業、小屋敷地全面の草刈りをしなくてはならないけれど、腰痛が完治していないので、連れ合いが19日、代わりに2時間30分ほどかけて全面刈ってくれた。ぼ
今年の夏は、果てしもなく暑かった。9月も全部夏だった。ようやく今日は、10月1日。 1週間ぶりに、金生山への朝の散歩を再開。1週間のブランクは、実は日光で、夜21:30から翌日11:00まで山中修行し、午後は火渡り、夜は修験道の話題で盛り上
14日〜16日の日光秋峰修行を無事終え、17日は15時から輪王寺宝物館で、最近発見された円空に秘法を伝授した高岳が造った仏像を拝見させてもらう予定が。ということで、16日夜は古峰神社(ふるみねじんじゃ)の宿坊に泊り、翌朝は神社から近い関東百
「円空の冒険」追跡で、ゆかりの社寺や山岳などを巡るだけでなく、窟(いわや)籠りや、厳冬期の冬籠りの体験もやってきた。しかし、何か物足らない。どうも、それは行に伴う「音」や「動き」が伴わないからではと思い至った。やはり、修験といえば、祈祷の読
9月8日(日)は、岐阜県の県民スポーツ大会で都市対抗の山岳競技として、今年初めて「ロゲイニング」競技が実施された。会場は、瑞浪市釜戸町の竜吟湖周辺で、大垣市の代表を応援するためぼっち地元の山岳会も選手を出したのでその応援に行ってきました。&
車中泊2泊後に泊った、鹿角市の大湯温泉ホテル鹿角。素泊まりだったけれど、大きな池のある庭が見下ろせ、樹々に包まれた露天風呂が快適で、洗濯も無料でできて大変よかったです。 翌8月26日は、午前中は晴れ間もありそうな予報。クマのためマ
今回、せっかく山形・秋田・新潟県と円空踏査に行くので、東北の山にも登りたかった。中でも、十和田湖周辺の秋田・青森県境部に、白地山(1,034m)、戸来岳(三ツ岳:1,159m)、十和利山(991m)と、東北百名山がまとまってあるので、これを
山形・秋田・青森・新潟県への円空踏査に合わせて、東北の山を巡る計画。まずは、山形県の葉山へ。葉山は、山形県のほぼ中央部に位置する、中世から続く修験の山で、江戸時代以前は、月山、鳥海山とともに出羽三山(羽州三山)の一つに数えられていた。ちなみ
8月22日夜出発し28日まで、円空踏査をメインに、登山も突っ込んだ東北ツアーを計画。天候も不透明な中、出発前の計画は次のとおり。8月22日(木) 自宅17:30−長野・大坐小屋(泊)22:0023日(金) 大坐小屋3:00−見政寺<山形県唯
「山の日」を含む8月10日〜12日の三連休は、ぼっち地元の山の会で、黒毛川源流部の赤木沢へ沢登りに。一昨年も、昨年も天気に恵まれず、3度目の正直で、今年は好天の予報。10日3時に大垣を出発、7:45 Nリーダーはじめメンバー5名で折立の薬師
1月の3連休最終日の8日は、恒例の京都への初詣で。その恒例が、昨年は新型コロナにかかってできずじまい。その結果かどうか、直後、大きなトラブルに見舞われた。今年こそは、わくわくドキドキはしつつも、平穏無事に過ごせますように、ということで雪の伊
能登半島地震で明けた2024年、長野市北部も震度5弱、善光寺の石灯籠も倒れたとのニュース。1月6日(土)〜7(日)、長野市の飯綱高原に位置する大坐小屋も被害はなかったか確認に。おかげさまで、倒木もなく、ひと安心。それにしても、1月でこれだけ
2024年1月1日、登り初めは、ぼっち地元の山の会恒例の、金生山でご来光を仰ぐ小登山。標高200mあまりで、「続ぎふ百山」になっている。ぼっちの家の文字どおり裏山。山上に役行者が持統天皇の勅命で開いたとの言い伝えがある古寺:真言宗の明星輪寺
新年あけましておめでとうございます。本ブログの管理人、山馬鹿岐阜県民のぼっちです。ぼっちの名は、伝説の山の巨人 ダイダラボッチから頂いたもの。しかし、日本300名山など全国的に有名な山はほぼ登りつくし、日本最大の山岳百科事典「新日本山岳誌」
新型コロナウイルス感染で明け、円空追跡で暮れた、2023年の「WALK あばうと4000山」総集編、反省も兼ねていってみます。2022年年末登山の折に新型コロナに感染、臥せりながら立てた2023年の登山目標は次の三点。さて、実際はどうだった
岐阜県に一等三角点は17カ所ある。乗鞍岳、恵那山など有名な高山ばかりでなく、ほとんど知られていない低山にもあったりする。岐阜市と山県市の境に位置する、如来ヶ岳(にょらいがたけ:276m)は、後者の典型といってもいい山。「続ぎふ百山」にもなっ
12月2日(土)3日(日)、長野市飯綱高原にある大坐小屋へ。もう、紅葉も果て、根雪になりそうな雪が数センチ積もっていた。前回10月に来た時、薪づくりなど冬支度を一通り完了しているので、今回は凍結防止のため、水道の水抜きをすればいいだけ。いつ
著者木下喜代男氏は、1965年に飛騨山岳会に入会されて以来、飛騨山脈を中心に活動され、1969年1月の錫杖岳前衛フェース1ルンゼ冬季初登攀など、錫杖岳、笠ヶ岳の岩場で初登攀の輝かしい記録を数々残された飛騨山岳界きっての岳人で、飛騨山岳会の会
5年計画で進めている「円空の冒険」追跡のうち、前半最大の難関、蝦夷地往復の踏査は追跡2年目の本年、無事終了。しかし、次なる難関が控えている。それは、「大峯山(注)での冬籠り追体験」。(注)大峯山(大峰山)は、奈良県の南部に位置し、現在では広
11月3日(金祝)〜6日(月)は、「円空の冒険」蝦夷からの帰還ルート踏査の第2回目として青森・秋田・山形・宮城各県を巡った。そのダイジェストをご紹介。 2日(木) 名古屋16:50−大坐小屋(泊)22:003日(金祝)
ぼっち地元の山の会の先輩Sさんは、名古屋の方ながら奥美濃に代表される道なきヤブ山を愛され入会、エキスパートだった。病に倒れられ、いったん山にも復帰されたものの、ついに帰らぬ人となられ、その追悼登山が10月29日(日)に計画された。当初赤兎山
『播隆院一心寺と播隆上人』展が、揖斐川町歴史民俗資料館で、2023年10月13日(金)〜11月26日(日)開催されている。播隆(天明6(1786)年〜天保11(1840)年)は、江戸後期の浄土宗の念仏行者であるとともに山岳修行を行い、槍ヶ岳
秋も深まると、山形県民でなくても芋煮会をやってみたくなる時候。10月21日(土)、22日(日)、ぼっちの地元じゃない方の山の会で、鷲ヶ岳にあるYさんの山荘にて恒例の芋煮会を開催。今回は、7月28日にクマに襲われ重傷を負ったTuboさんの快気
10月14日(土)〜15日(日)は、長野市飯綱高原の大坐小屋に管理人をやりに出向。前回9月の第1週に草刈りを完了したので、さっぱりしております。今回のミッションは、冬に向けて薪をつくること。実は、秋山が忙しくて10月に小屋に来ることは珍しい
10月7日(土)〜9日(月・スポーツの日)三連休は、ぼっちがリーダーで地元の山の会で北岳に行く計画(だった)。気象庁JPやてんきとくらすなど、それぞれ天気予報が違い迷ったけれど、後半崩れることを想定し中止。大体案として、天気の安定した7日、
9月15日(日)未明、満天の星空が夜明けの藍に染まっていく。室堂にとまった多くの登山客がご来光を見るために4時台から列をなして御前峰山頂に向かっている。5:00、ヘッドランプを点け、御前峰に向け室堂を出発。途中、ぜひ拝んでおきたかったのが、
都から最も近い高山である白山は、古くから霊峰として信仰の対象となり「禅定道」といわれる信仰の登拝路が山麓の越前・加賀・美濃から通じていた。『白山之記』によれば、天長9(832)年には、禅定道の起点となり、信仰の拠点となる三馬場が開かれたとさ
17日夜は、由利本荘市の羽後本城駅前にあるビジネスホテルに投宿。由利本荘市は、秋田県南部に位置し、2005年本荘市と由利郡矢島町・岩城町・由利町・西目町・鳥海町・東由利町・大内町が合併してできた。合併によって人口は7万人余あるけれど、神奈川
米代川の河口に位置する能代市。最近ではバスケットボールで有名だけれど、秋田県北部を代表する都市で、古い湊町でもある。円空の十一面観音立像のある龍泉寺は、能代湊に近い日和山(ひよりやま)の山裾、今は能代公園の一角(北端)にある。日和山とは、北
矢口峠を越え、秋田県に入る。かつての出羽国、江戸時代には久保田藩(秋田藩)領だった土地。円空像は、北から大館市宗福寺の十一面観音立像、北秋田市綴子の阿弥陀如来坐像、同市鷹巣阿弥陀如来坐像、能代市龍泉寺十一面観音立像と残されている。その分布は