アバド&CSO マーラー交響曲第5番嬰ハ短調
クラウディオ・アバドが亡くなってからすでに十年になる。2014年の1月20日過ぎ、ネットニュースで訃報に接した。享年80歳。アバドも80歳にもなっていたのか…そのとき、まずそう思った。ぼくが音楽をせっせと聴きだした70年代中盤には、次世代を担う若き旗手だった。そんなイメージからぼくの中でのいつまでも「若手」だった。 カラヤン亡きあとのベルリンフィルのシェフをなり、近代化と国際化を推し進めたアバドだが、同時にベル...
2024/02/29 22:20